昨年、他社に依頼されて、リフォームされた「和室(写真右)」の壁紙を、お子様からのある要望が強かったため、再度貼り替えたいとのご相談をいただきました。
当社が以前、出張範囲外対応でお受けした、ピンク・ストライプの壁紙施工に比べて、貼替え作業のクォリティの悪さ(壁紙のジョイントの比較的目立つ目隙や下地の不陸凹凸の目立ち)が気に入らなかったということも理由の一つであったそうですが、今回の「和・洋室・壁紙」リニューアル依頼の最大の理由は意外なポイントにありました。
色彩に対する「大人」と「子供」の感じるイメージの相違。
純粋な「和室」から「和・洋室」にリニューアルされた際に採用した輸入壁紙の、『赤い色柄』が子供達に怖いと不評だったとのことで、施工年数は浅いですが結局、リビング・ダイニングと同色のストライプに、まとまりを持たせたいということでリフォームが決まりました。
ただし、深みのある壁紙を変えるイメージチェンジを、別の演出表現で補完したいというご夫婦の希望にも沿いまして、今回の「和・洋室」のリフォームでは、「単なる壁紙の貼り換え」以外に、木目の木枠の塗装(ホワイト仕上げ)、天井周りの『モールディング』を施工、シャンデリアに合わせた『シーリングメダリオン』のトッピングさせて、別表現による、エレガントで高級感のある『洋室』へとリニューアル致しました。
今回のご依頼に携わらせていただく中で、家族全体の嗜好のバランスを取るためには、様々な観点からの提案が必要であり、そのためのお打ち合わせがとても重要であることを改めて学ばせていただきました。
結局のところ、相談のみならず、カウンセリングの要素も含まれるのだと思います。
今回の『輸入壁紙』リニューアルの様子。
「和・洋室」の時点で貼り替えられていた既存の壁紙には、強いボンド系の接着剤が使用されていた様で、壁紙に根が生えた様に全く剥がせない状況となっていました。
ただ、柄の部分以外は、フラットなテクスチャーであったため、今回の対応としては、「柄部分」のデザインの突起を削り落としたうえで、壁面全体を、『パテ処理』と、接着向上の『下地シーラー処理』を施したうえで、「ピンク・ストライプ」の輸入壁紙に貼り替えました
「リニューアル」後の『洋室』のイメージ。
手間は掛かりましたが、トータルバランスが整ったインテリア・コンセプトとなり、ご家族の皆様に大変ご好評いただけ何よりでございました。
◆当社 ・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/
- 「輸入壁紙」 施工事例
- Trackback(0)
- Comment(0)
- at 11:42 PM
- posted by 管理者