Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: カーテンレール(装飾)

「スワッグ&テール」バランスのこだわり納品事例。スワッグ側を手前か、テール側を手前か?

2025年02月01日

スタイルバランス 上飾り おしゃれ 人気

こちらは戸建住宅の寝室でご採用いただきました「スワッグ&テール」スタイルの装飾バランス納品事例です。

クラシックスタイルのインテリアにこだわりを持たれるお客様との綿密な打ち合わせを重ね、生地選びと細やかなスタイル提案をさせていただきました。

 

現地でのお打合せ

こちらは現地お打合せ時の様子。

新築住宅ご入居時に合わせ、クラシックスタイルの室内装飾と家具のセッティングは完了していましたが、この空間に合う2つの腰高窓の窓装飾が決まらないとのことでしたので、まずは当社にご来店をいただき、生地選びとおおよそのスタイルイメージの確認を経て現地でのお打合せをさせていただきました。

 

今回ご採用いただきました生地とアクセサリーの組合せがこちら。

ゴールドベースの4種類の生地と2種類のアクセサリーを組合わせたクラシック&エレガントイメージのコーディネートで、この素材をベースにしたスタイル提案をさせていただくことになりました。

 

バランス レール

次に、「装飾バランス(上飾り)」を使ったスタイルカーテンに対応するボックス状専用レールのご案内とこの形状をベースにしたスタイルのご提案。

すでに窓の上下左右で使用できる空間の余白は決まっておりましたので、これに合わせた最適サイズのスタイルを考えることになります。

 

「スワッグ&テール」の配置を考える

今回、最終的にご採用いただいたのは「スワッグ&テール」タイプの上飾りスタイル。

「スワッグ&テール」バランスの場合、専用バランスレールの正面を飾るスワッグボックスの脇を飾るテール(=カスケード)をパーツごとに製作して組み立てるのですが、スワッグとテールの上下配置をどちらにするかで印象が変わってくるため、今回は両方のスタイルの選択ができる特殊加工加工を行い、現地で最終決定をいだくことになりました。

 

スワッグ&テール バランス 上飾り 種類 選び方

こちらが本事例で最大のこだわり提案ポイントです。

今回は、同一サイズの窓が2つありましたので、それぞれの窓に「スワッグ&テール」バランスのテール(=カスケード)部分がテールの手前側に配置したイメージ(※写真左)と、スワッグ部分がテールの手前側にくる組立てを行い、どちらが好みか見比べていただくことになりました

 

スワッグ&テール バランス おすすめ

寝室 スワッグ&テール バランス 事例

最終的にご採用いだいたスワッグ部分がテールの手前側にくるタイプの納まり。

多少かっちりとしたクラシカル感を強めた印象の窓辺になりました。

カーテン生地もメインの柄物に遮光裏地を組合わせることで、上飾りとのポリュームバランスが取れ、窓と腰壁に対してのスタイル配分もイメージ通りになり、お客様からも大変ご満足をいただくことができました。

 

スワッグ&テール バランス 上飾り 事例

この様に、スタイルバランスの提案は突き詰めると奥が深く、間取りと空間の影響を受ける場合が多いですので、当社でも経験豊富な専門スタッフがご対応に当たらせていただいております(※要事前予約)。

以上、本日は寝室の窓辺を飾る「スワッグ&テール」バランスの納品事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com

 

 

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窓環境に応じた「スワッグ&テール」バランスの取付方と手順。

2023年02月25日

装飾バランス ゴールド ゴージャス

ダイニング 装飾バランス 事例 スワッグバランス

本日は築30年超、戸建てリノベーション物件でご採用いただきました「スワッグ&テール」スタイルの装飾バランス納品事例をご紹介させていただきます。

 

装飾バランス用・レールの取付け

装飾バランス(上飾り)を採用したスタイルカーテンのご提案で最初に確認するのが取付場所の状況です。

 

装飾バランス レール

今回の事例は壁面に取付下地が用意されている木造住宅の壁面でしたので、直角コーナータイプのバランス専用レールをカーテンレールの直上に設置いたしました。

一般的な壁面付では、カーテンレールを装飾バランスで「コの字」状に覆う様に設置するため、専用のバランスレールが必要となり、この場合、左右のリターン(※奥行き)を155mm程度で想定します。

 

カーテンボックス 装飾バランス

参考までに、造作カーテンボックスがすでに用意されている場合であれば、ボックス自体をバランスレールに見立てて、マジックテープで貼りつける納めも可能です。

 

マンション カーテンボックス スワッグバランス 装飾バランス

同様にマンションのカーテンボックスなどでもボックス側の壁面を利用して装飾バランスを設置する場合があります。

 

 

「スワッグ&テール」バランスの組立て工程

スワッグバランス 取付け方

続いてバランス専用レールに「スワッグ&テール」バランスを組み立てる工程がこちら。

製品は「cm単位」のオーダーメイドで仕立てますが、「スワッグ&テールバランス」の場合、「ストレートバランス」や「ギャザーバランス」の様に1枚ものではなく、スワッグとテールがパーツごとに分離された状態で製作されますので現地で組み立てを行います。

小さい方の窓は奇数個の3スワッグと両端のテールからなる5つのパーツで構成されており、マジックテープで連結しながら全体を整えます。
手順としては最初にバランスレールのセンターラインに合せて中央スワッグのセンターを装着し、続いて両端のテール部を固定、最後に中間を埋めるスワッグをバランス良く配置して完成させます。

 

スワッグバランス 5連

1間半サイズの掃出窓は5スワッグと両端のテール、合計7つのパーツで構成されていますが、組立の手順としては、中心→両端を決めてから残りのパーツを均等に取付けました。

 

人気 装飾バランス 事例

納品後の様子。

バランスの設置後にダイニングテーブルをシャンデリアの下に配置させて納品完了です。

実生活ではお気に入りの絵画や調度品をディスプレイされるとのことで、今後の楽しみが広がる土台ができあがりました。

 

今回、カーテン地には柄物を選ばず貴金属を想わせるシルク調の無地を採用しましたが、代わりに絵羽柄の刺繍レースで豪華な足元を演出しています。

タッセルは腰壁のチェアレールと調和する様にトリム付の共布タッセルで納めました。

 

スワッグバランスとは

以上、本日は「スワッグ&テールバランス」の納品事例をご紹介させていただきました。

装飾バランスは選定する生地の特性、スワッグの数や大きさ、テールの長さ、裏地の有無、装飾材の併用など、組合せ条件の変化で完成品の表情が大きく変わります。

窓辺の印象とインテリア全体の雰囲気に影響いたしますので、ご提案あたりましてはお客様とのヒアリングを大切にして潜在的なご要望を引き出せるように努めております。

 

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魅力的なファブリックとアクセサリーで表現する「コンテンポラリー&エレガンス」の窓辺

2020年08月17日

コンテンポラリー&エレガンス インテリア カーテン レース

現代的な個性の中にも静かにしっとりと佇む大人の空間を演出してくれる、コンテンポラリー&エレガンスの窓辺。

洗練を尽くしたモダンデザインの中に普遍的な美しさを持つ貴金属やジュエリーのニュアンスを落とし込むことで更なる上質を表現したミックススタイルです。

 

コンテンポラリー インテリア カーテン レース 組合せ

今回、お客様の目にとまったのがこちらの展示品。

カーテン、レースともにコンテンポラリー&エレガンスのコレクションを多数揃えている『FEDE RICCO(フェデリッコ)』のファブリックからお選びいただきました。

 

厚手の 「ROIZ(ロイス)」は、ポリエステル(72%)と綿(28%)の混紡生地で、シルキーな光沢とマットな綿素材の風合いが特長。
シンプルデザインの中に収縮糸で表現した凹凸感を落とし込むことで軽やかさの中にも程良いボリューム感が得られる仕上がりになります。

 

RC523 ロイス ROIZ フェデ

今回の採用色は、シルキーなクリスタルグレーが魅力の RC523-02です。

 

続いて、滑らかな質感のシアーが特徴の 「BACCARAT(バカラ)」は、ポリエステル100%の組成。

採用色は RC604-01です。

 

BACCARAT バカラ レース RC604

透明感のあるベースは多色効果による僅かな玉虫があり、その上にバックカットされたメタリカルな織物が浮かぶ上質な佇まいが人気です。

 

 

ジャクリーヌ 装飾タッセル 179

今回、コンテンポラリー&エレガンス ファブリックを引き立たせるアクセサリーには、ファブリックが持つメタリカルな素材感を引き立たせるシルバーのカーテンレール(「グレイスフィーノ19」)と、シックな表情を持つ厚地と同形状のジュエリー部を持つ装飾タッセル(「ジャクリーヌ 179」)を組合わせました。

 

RC523 ロイス ROIZ ローマンシェード

小窓は、生地の魅力を平面で表現するローマンシェードスタイルとしましたが、敢えてダブルタイプにはせず、レースを窓枠内での揺らぎが感じられるカフェカーテンにしました。

規則的なモダン表現の中にエレガンスの要素を落とし込むことでコンテンポラリー&エレガンスの窓辺をさりげなくひきたててくれました。

 

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm


◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。

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ウィリアム モリスの人気カーテン『Fruit(フルーツ)』。こだわりの納品事例。

2020年07月08日

ウィリアム モリス フルーツ Fruit カーテン

ウィリアム モリス フルーツ Fruit カーテン 価格 取扱店

中古住宅を購入されたお客様から、塗り壁と室内塗装のリフォームを終えたリビング・ダイニングにウィリアム・モリスのカーテンを採用したいというご相談をいただきました。

最終的にご採用となった作品はウィリアム・モリス、1862年の作品『フルーツ(Fruit)』

日本国内では、英国・Morris&Co.が扱うプリント・織物と、川島織物セルコンが2000年よりモリスのデザインを引き継いだサンダーソン社(現ウォーカー・グリーンバンク社)のライセンスのもと、デザインを織物として再現した「MORRIS DESIGN STUDIO」が販売されていますが、今回お客様お求めの生地はインポートのプリント版です。

 

輸入住宅の意匠を活かしたカーテン選び

今から25~30年ほど昔、シンプル&モダンやナチュラル&モダンを意識した住宅が流行する前に、英国クラシックスタイルのデザインを効果的に使った輸入住宅が住宅シーンのステイタスであった時代がありました。

住宅の流行は家具や照明の流行ともシンクロするため、5年単位、10年単位で流行を反映しながら変遷していますが、現在でもクラシックスタイルを嗜好する層は少なくありません。

 

こちらの物件はそのブーム時に建てられたものでしたが今回、室内の造作家具や建具に使われた輸入建材は塗替えと、壁・天井の壁紙を塗り壁にリフォームすることで新たな魅力で再生されました。

窓もクラシカルな印象のモールディング仕立てのカーテンボックスや太めのフレーミング、最近では余り見かけなくなった出窓からなり、装飾性の高いカーテンレールや柄物のファブリックが映えるベースが用意されています。

 

モリス フルーツ Fruit カーテン 販売店

今回ご相談をいただいた窓周り品の新調は、事前のお打ち合わせの中で指名されたモリスデザイン3作品の中から採用したいとのご要望を受け、現地確認を経て決まりました。

 

 

ウィリアム・モリスの『フルーツ(Fruits)』

ご採用生地の『フルーツ(Fruits)』は、1862年にウィリアム・モリスが初めてデザインした3点の壁紙の中の1つで、後にファブリックが加わりました。

デザインにおけるパターン構図は、「右斜め上」に伸びるフレームの中に、地紋柄とメインとなるフルーツのデザインを組み合わせた構成で、「枝と枝」は、モリス後期の作品にみられる、絡み合うパターンととせず、シンプルなパターンで描かれています。

写実性や規則性をやわらげた中でデザインの統一表現を目指し、天然果実の持つ本来の魅力を失わせないように注意を払ってデザインしたと言われています。

 

ウィリアム・モリス フルーツ ローマンシェード

もともとが壁紙のデザインということもあって、先月の事例でも紹介したように平面表現のローマンシェード仕立てとしても人気のある『フルーツ』ですが、ヒダを取ったドレープ仕立てでも果樹園の雰囲気を立体表現で楽しむことができます。

詳細は以下をご覧ください。

 

モールディング カーテンボックス

ウィリアム・モリス フルーツ マナトレーディング プリント

ウィリアム モリス Fruit フルーツ 人気

以下納品後の様子です。

装飾モールディング仕立てのカーテンボックスは、間接照明を中心に掃出し窓(右側)と2対の上げ下げ窓をシンメトリー表現でまとめました。

 

フルーツ カーテン コーディネート事例

ダイニングの出窓には造作収納とベンチチェアがあり、こちらはカーテンの代わりにチェアカバーに『フルーツ』をコーディネートしました。

 

リビング側の窓にはカーテンボックスがないためアンティークホワイトの装飾カーテンレールを組合せることになりました。

 

トーソー ラグレス33 事例

クローゼット側の窓は扉の開閉に支障があるため、壁面にはシングルの装飾レールを設置しています。

 

トーソー シエロミニ 事例

枠内の奥行きも狭いため、レース用のレールは極力コンパクトな機能性レールを組合わせることになりました。

 

窓枠内に採用したトーソーの『シエロミニ』

ミニマムデザインの薄型レールでありながら、滑走性、静音性に優れているこだわりのレールで、装飾性の高い窓枠を邪魔しない引き立て役となりました。

 

英国 輸入住宅 カーテン 人気

英国 リビング カーテン おすすめ

ちょっとした工夫を加えながら、もともと壁紙のデザインであった『フルーツ』が窓辺と空間を瑞々しく彩る素敵なリビング・ダイニングができ上がりました。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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◆ 当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
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高さ180cmの掃出窓を上品にまとめるティアラの様な「装飾バランス」。

2020年03月02日

装飾バランス ティアラ

こちらは上飾りに個性的な「装飾バランス」を加えた窓周りのリニューアル事例。

ファブリックの組合せは厚手無地の手前をドレスの様にレースで覆うフロントレース・スタイルで全体をまとめています。

 

高さ1800mmと低い掃出窓をできるだけ大きく見せたいというお客様のご要望に応えるために、エアコンの干渉を避けながら上品な上飾りとして納まるデザインを考えました。

バランス用の専用レールを小刻みにつなぎ合せて、窓の中央が最も高くなるティアラの様な形状にすることでこちらの窓ではトップの高さを300mm程度持ち上げることができました。

 

続いて、デザインに合わせてイメージしたファブリックの組合せがこちら。

 

ベースの無地には、壁紙とも相性の良いシルクの風合いを持つパープルのシャンタンを選び、フロントレースの裾柄で包んで上品にまとめています。

 

装飾バランス ティアラ 可愛い

装飾バランス フロントレース

日中はフロント・レーススタイルで幻想的な光が入る窓辺ですが、夜はドレッシーな絵羽柄とパープルの色調を楽しめるシックな表情も感じられる窓辺に生まれ変わりました。

窓の高さも感じられるリニューアルとなりお客様にもご満足をいただくことができました。

 

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トーソー『ヴィンクスシェルフ』カーテンレールがキャットウォークとして注目されている話。

2019年09月05日

カーテンレールの上を自由にディスプレイできる(toso)の『ヴィンクスシェルフ』

デッドスペースであったカーテンレールの上をインテリアスペースとして活用することができる新発想により、カーテンとディスプレイの両方を楽しむことができる製品です。

幅広いインテリアシーンに対応可能な装飾カーテンレール『ヴィンクス22』の上に専用の棚板を付けることで、カーテンレールの上をお好きなもので飾ることが出来る様になりました。

 

『ヴィンクスシェルフ』
展示品を
ご用意。

トーソー ヴィンクスシェルフ カーテンレール キャットウォーク 取扱店

当社では『ヴィンクスシェルフ』のダブルタイプ展示品を用意して、現地お打ち合わせ時に持参できるようにしています。

 

トーソー ヴィンクスシェルフ  キャットウォーク 猫 カーテンレール

製品の質感、重量感、堅牢度、立てかけに便利な溝・落下抑制形状の確認など、実物でご覧いただくことで、採用にあたってのイメージ確認にお役立ていただけます。

 

 

『ヴィンクスシェルフ』の特徴

『ヴィンクスシェルフ』は、造作家具をオーダーするような感覚で棚板のサイズを事前に決める受注生産品です。

 

堅牢な棚板はカーテンレールの様に現地でカットすることが困難なためオーダーの時点でサイズを確定させておく必要があります。

 

また、棚板の幅がW2110mmを超える場合は2分割に分けたジョイント仕様になるため、棚板サイズを窓の中心から左右非対称でオーダーしたい窓配置の場合は別注タイプ(※オプション)でオーダーする必要があることが注意点です。

 

 

『ヴィンクスシェルフ』の意外なニーズ。
「キャットウォーク」として使用できる?


ところで、『ヴィンクスシェルフ』が発売されてから数か月、メーカー(トーソー)に意外な問い合わせがあるそうです。

 

それは、「ヴィンクスシェルフはキャットウォークとしても使用できますか?」 というもので、この問い合わせ件数の多さがメーカーとしても想定外だというのです。

カーテンレールの上を直接猫が歩くことはメーカー見解として論外ですが、『ヴィンクスシェルフ』の場合、カーテンレール部分と棚板(シェルフ)部分の許容加重が分散されているため、猫が歩く場合はカーテンレール上の棚板を歩くことになります。

棚板の許容加重は140cm以内のブラケット間隔内に5kg(※文庫本30冊)程度の重量物を置ける構造になっているため、例えばそこまで幅広でない1間(いっけん)程度の窓であれば、90cm以内のブラケット間隔を想定しても間隔内の耐荷重が約7.7kgとなる計算で、机上では猫一匹程度が乗っても問題なさそうな強度がありそうです。

 

ブラケットの形状は壁面付けのみ可能。

窓枠に取付けたい方のニーズには合いませんが、しっかりとしたビス下地の用意されている壁面との相性を重視した設計になっています。

さらに、シェルフ素材が素材強度に優れるアルミニウム合金押出形材であること、引っ張り強度、硬度、耐衝撃強度にも優れる亜鉛ダイカスト製のブラケット素材を使用していることに着目した一般ユーザーからこうした問合せが多いとのことで、メーカー側では静止物を対象とした棚としての製品開発であることを強調しつつも、メーカーが推奨していない応用についてはあくまでお客様の自己責任で判断してくださいと回答を付け加えている実情なのだそうです。

棚としての性能を評価してもらえることは有難いことですが、キャットウォークとしての用途を尋ねられるとは「にゃんとも困りました」という冗談の裏に何があるのかは推し量れませんが、ディスプレイ棚としては優れているというメーカー側の自信の一端をうかがいとることはできました。

個人的にはこれまで、窓回りの上にある棚は、地震などの際に怖いのではないかという懸念があるため積極的な推奨を避けてきましたが、この話を聞いてインテリア性に優れたキャットウォークとしての応用価値はあるのかもしれないと感じた次第です(※とはいえ実際に相談された場合は、やはりお客様の自己責任で判断してください、と言ってしまいますが、、、)。

 

カーテンレール 猫 キッャトウォーク ヴィンクスシェルフ

今回の話を聞いたうえで改めてインターネットを調べてみると、カーテンレールの上に猫が登って困るといった話題や、カーテンレールを猫が持つ本能を満たすキッャトウォークとして使うことができないだろうかと考えるニーズが多いことに気付きましたが、やはり普通のカーテンレールの上に猫が直接乗ることはいろいろな意味で危険です。

カーテンレール本来の使用目的は、カーテン、レースをランナーに吊るすことですので、例えばレール自体に洗濯物を干したり、コートなどを掛けたりするだけでレールやブラケットが曲がったり折れたりする危険性があるため、仮にカーテンレールの上に板を乗せて加重分散を図ったとしても、キャットウォークとしての用途には耐えません。

 

以上余談の方が長くりましたが、本日はディスプレイ棚としての機能性に優れるトーソー『ヴィンクスシェルフ』の特徴についてご紹介をさせていただきました。
あくまでもインテリア性を演出するシェルフとしての長所に着目した製品ですが、想定外の用途にも注目されている製品です。

 

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「木製装飾レール」のロングセラー、『ラグレス33』を使った窓辺のスタイル事例。

2017年04月25日

近年のインテリアデザインの多様化、多国籍化に伴い、「カーテンレール」の「デザイン」、「形状」、「素材」も多種多様に展開されるようになりました。

反面、コーディネートの選択肢が広くなったため、昔の様にこれを選んでおけば無難といった「定番」製品は稀になり、コンセプトに合致した魅力を持っている製品のみがロングセラー品として残っているのが現状です。
 
 
 マナトレーディング ファーリー タッセル
 
その様ななかで、本日は、クラシック系統の本格『木製カーテンレール』のロングセラー品として知られている、トーソー・『ラグレス33』カーテンレールを採用した窓辺のコーディネート事例を、当社でご用意しているスタイルアクセサリーとの組合せを通じて事例紹介させていただきます。
 
 
 
 
存在感ある「ポール径:33mm」と魅力的なデザイン。
トーソー・『ラグレス33』カーテンレール
 
 
 
TOSO(トーソー)の『ラグレス33』カーテンレールは、国内市販されている「木製カーテンレール」としては最大級:33mmのポール径とキッャブの意匠、カラーバリエーションの総合評価で現在も、本格クラシックスタイルのインテリアで採用される事の多い製品です。
 
 ポールカラーは、ナチュラルな風合いを大切にしたアンティークホワイト・ライトオーク・ミディアムオーク・ダークオークの4色。
キャップは、ゴールドカラーやアンティーク調のデザインをアクセントに使った、4種類をラインアップしました。
デザインや色使いなど、全体を上品にまとめましたので、クラシックやトラディショナルなテイストのインテリアに合わせやすくなっています。
 
そこで本日は、最近の納品事例より、2つの「キャップタイプ」を使ったコーディネート事例をご紹介させていただきます。

 


 

事例①: 可愛いゲストルーム」
程よい甘さのコーディネート。

トーソー ラグレス Dキッャブ ダークオーク

室内ドアを隔てて、エントランスとリビングの中間に位置する「ゲストルーム」は、落ち着きある雰囲気の中にも、可愛らしい雰囲気を持たせた設え。

こちらの腰高窓に採用いただいたのは、ゴールドとアンティーク調のキャップと深みのある「ダークオーク」の組合せが美しい、「Dキャップ」を組み合わせたコーディネート。

 

マナトレーディング マルメゾン 5

「カーテンレール」に魅力があると、カーテンに組み合わせるその他の装飾コーディネートも引き立つのです。 

 

メインとなるカーテンには、使いやすい、ストライプとクラシック柄の組合せが人気の、マナトレーディングの『マルメゾン』の優美なピンクを使った5番色に合わせて、裾にカラフルなポンポンフリンジ・『ミリーポンポン(1322』を組み合わせて可愛らしいスタイルカーテンで表現しました。

 

 

そして、カーテンを束ねる「装飾タッセル」には、『マルメゾン』のピンク色と絶妙のコーディネートが得られる『ソワレ(1322)』のピンクを合わせて、ポンポンフリンジが甘くなり過ぎない装いでまとめました。

 

マナトレーディング ミリーポンポン

 


 

 

事例②:   寛ぎの「主寝室」
上質な美しさと優しさでコーディネート。

続いて、ご夫婦の「主寝室」でのコーディネート事例。

 

窓の片側が壁際に配置されている窓が複数ある寝室では、「ダークオーク」のレールとの組合せで、こぶりな納まりの「Dキャップ」を組み合わせたコーディネートをすることになりました。

 

マナトレーディング リエット 4259 カーテン

キャップの主張をおさえ気味にして、カーテンのデザインとカラーで遊ぶコーディネートです。

 

ご採用いただいたカーテンは、マナトレーディングの『リエット』より、壁紙と馴染みの良いブルーを使った4256番色。

インド製・刺繍ファブリック特有の、緻密で立体的なデザインとカラフルな色調が、落ち着いた英国スタイルの寝室の窓辺を上品に装います。

 

寝室の「装飾タッセル」にご採用いただいた、『ファーリー(1062)』は、『リエット』の刺繍カーテンとはもちろん、ゲストルームで使った、『ミリーポンポン』の装飾フリンジともコーディネートできる人気アイテム。

 

 

トーソー ラグレス Dキャップ ダークオーク

マナテックス リエット カーテン

マナテックス 刺繍カーテン

格調高い「寝室」の内装と造作の中にあっても上質な優しさの感じられる、ご夫婦お気に入りの窓辺になりました。

 

以上、本日は、木のぬくもりと豪華さを活かしたクラシックスタイルのお部屋で人気の高い、トーソー『ラグレス33』を使った窓辺のコーディネート事例をご紹介させていただきました。

 

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