こちらは、中古ワンルーマンションのご入居前リフォーム事例。
都内の一等地にある古い1kマンションをアトリエとして購入されたお客様から寄せられたご相談を具現化したものです。
6帖の洋室を「プチトリアノン」風に演出
するためのこだわりの提案。
ご相談当初、お客様からいただいたご要望と基礎資料がこちら。
約6帖のアトリエを、お客様の世界観に寄り添う華麗な内装に再生できないかというもので、具体的には全体のバランスを考えて可能な範囲での装飾モールディング、壁、室内ドアの交換、シャンデリア照明で演出する憧れの「プチ トリアノン」(※ロココ様式の最高峰とも評される内装)の雰囲気を演出したいというものでした。
現地調査を活かした内装材のご提案
こちらは現地調査時の様子。
ヒアリングと併せて間取りと構造を細かく確認しながら実行可能な提案内容の模索と最適なアイテムの選定を行っています。
現地での採寸と打合せを経て、天井面と腰壁のベースは塗装下地専用の壁紙で貼りあげ、「白の塗装」で仕上げることになりました。
腰上の壁装にはフランス製・ダマスク柄の「輸入壁紙」を組合せ、天井見切り材としての「モールディング」や照明装飾材としての「シーリングメダリオン」、壁装見切り材としての「チェアレール」、腰壁の額物を構成する「ケーシング」を効果的に組み合わせることで、お客様の希望を汲み取った天井と壁廻りの仕上げを実現しました。
装飾性を考慮した建具とサッシの提案
続いては、プチトリアノン風を意識した室内ドアと窓サッシの提案です。
玄関、キッチン側の出入りドアは居住者の専有部分にあたるため交換することができましたが、バルコニー側の屋外ドアと窓はマンション共用部分にあたるため、交換ではなく既存の有効スペースを最大限に活用した2重ドアと2重サッシの増設をご提案させていただきました。
室内ドアは、既存の建具を残してしまうとこだわりに妥協が感じられてしまうため、腰壁と同じ塗料を使用した造作扉を組合わせることで内装との調和を図りました。
お客様のご要望である「プチトリアノン」風リフォームを考えるうえで一番のポイントとなったのがバルコニー側の出入りドアとコーナー窓の納まりです。
居室に入るとまず目に入ってくるビューポイントとなるため、ここの提案次第でリフォーム全体の完成度が左右されると言っても過言ではありません。
既存の屋外ドアは外開きの左勝手でしたが、増設する装飾室内ドアは内開きになるため右勝手で製作しました。
L字コーナー窓は左側を引戸タイプ、右側を開き戸タイプにする必要がありましたが、限られたスペース内に装飾窓を増設することができました。
左側の装飾引戸は、既存のアルミブラインド設置スペースに造作したため、既存サッシの左側のみに最小限必要なフロストガラス調のガラスフィルムを貼ることで隣戸とのプライバシー調整を行っています。
装飾建具の持つ存在感が最も発揮されたと感じたポイントがこちら。
既存エアコンのダクト(配管)までが何となく装飾的に見えて、目立たなくなるという騙し効果が得られました。
通りに面する右側のFIX窓には装飾開き戸を増設し、窓の中間に15mm幅のアルミブラインド(ツヤ消し・ホワイト)を用意することで意匠の中に日照調整、プライバシー調整機能を内包させることができました。
プチトリアノン風6帖間の完成
この様にも問題となっていた屋外ドアとサッシの意匠性をクリアすることで、室内に入った瞬間の視覚を満足させるプチトリアノン風6帖間のリフォームを完成させることが出来ました。
ゴージャスな天井周りの装飾。
シーリングメダリオンのゴールドに合せてるために、今回モールディングのゴールドは1つずつ丁寧に筆塗りで仕上げています。
腰壁と一体化させた美しい室内ドア。
腰壁のフレーミングも既存のコンセントに配慮して仕上げました。
パノラマで部屋全周を見るとこの様になります。
以上、本日は中古ワンルームマンションの入居前リフォーム事例を、こだわりポイントと併せてご紹介させていただきました。
資産価値の高い都内一等地の中古ワンルームマンションをお客様好みの極上の一室にすることで更なる価値を上積みすることができました。
◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm
◆当社・「モールディング」の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/sub7tokushu-14.htm
◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https//www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/
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