Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

月別アーカイブ: 2017年12月

「インテリアペイント」と「装飾モールディング」でLDのセンスアップ・リフォーム。

2017年12月29日

本年、ミツワインテリアの「リフォーム」部門は、継続的に大型物件の施工に携わっておりまして、これらは残念ながらブログで紹介できないもばかりです。
業界内のインテリア・セミナーなどでは発表が出来たのですが、大型物件のお仕事は制約が多いため、事例紹介が滞っており申し訳ございません。

 

「インテリアペイント」と「装飾モールディング」施工で
リビング・ダイニングのセンスアップ。

 

その様な状況の中、本日のブログでは、お問い合わせから施工まで2か月お待ちいただいたお客様宅のリフォーム事例をご紹介させていただきます。

こちらのお写真は、お打ち合わせ時のもので、既に洗練されたインテリアが出来上がっていたのですが、奥様が得意とされるインテリアディスプレイの演出効果を引き立てるために、「インテリアペイント」「装飾モールデイング」の施工をご依頼いただきました。

リビング・ダイニングをより欧米テイストにセンスアップさせるインテリア・リフォームのはじまりです。

 

 

壁装を上品に色付ける「インテリアペイント」は、居室全体をまとめ上げるお化粧の様な役割を持っています。

インテリアにほどよいメリハリをもたらし、上質、洗練、優美、格調といったエッセンスを加えることができます。

採用色は、シャーウィン・ウィリアムスのペイントカラーよりSW6057 ・ 「Maited Milk」
飲み物の「麦芽乳」をイメージした、茶系の淡色です。

 

天井と壁の境界を格調高く区分する、プレーンタイプの「装飾モールディング」は、居室のネックレスの様な役割を持っています。

これが入るだけで、天井・壁、それぞれの魅力が引き上げられて、居室全体の表情が冴えてくるのです。

こちらの「装飾モールディング」は、艶消し「ホワイト」の塗装で仕上げました。

 

 

 施工後の様子。

 

インテリアペイント リビング マンション

装飾モールデイング マンション リビング

「リビング」エリアのAfterイメージ。

「Maited Milk」仕上げの壁装色と純白の「装飾モールディング」が、家具や小物の表情を豊かにしてくれています。

居室で最も白いモールデイングは、上品な天井フレームの役割を果たしつつ、淡色系の家具が持っている控えめな表情を引き出します。

「Maited Milk」仕上げの壁装は、窓辺から射し込む自然光の表情に暖かみを持たせ、アクセントとなるパープル系のラグやクッションの色調をマイルドに包み込みながら、居室全体の優美さ整えています。

 

 

装飾モールデイング ダイニング マンション

装飾モールデイング マンション 事例

「ダイニング」エリアのAfterイメージ。

間仕切り折戸でセパレートできる「洋室」エリアを「ダイニング」に置き換えて、リビングをダイナミックに使う居室レイアウトが、装飾的なリフォームにより、更に美しさを称えながら演出されました。

重厚な「茶系の家具」やフレームを、淡い「Maited Milk」のブラウンが柔らかくまとめ上げ、白く輪郭線のハッキリとしたインテリアを、純白の「装飾モールディング」がすっきりとまとめ上げてくれました。

個性を持った、ペイントやモールディングではありますが、実は、インテリア全体の「まとめ役」として作用する能力が非常に高いのです。

 

インテリアペイント ダイニング マンション

雰囲気良くダイニングテーブルを照らし、居室を装飾的にまとめあげるコーディネート効果の高い「シャンデリア」も加わって、お客様の求めていたセンスアップ・リフォームがイメージ通りに完成しました。

以上、本日は、お部屋が既に持ちあわせている魅力を更に引き立てる、インテリア・リフォームの実例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

◆ 当社・「モールディングの特集」ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub7tokushu-14.htm

 

ミツワインテリア:  https://www.mitsuwa-i.com/

 

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ナニック「ウッド・バーチカルブラインド」の特注色を使った、こだわりの納品事例。

2017年12月25日

ナニック ヒノキ ウッドバーチカルブラインド     

ナニック ウッドバーチカルブラインド 特注色

本日のブログでは、ナニック 「ヒノキ・ウッドバーチカルブラインド」の特殊納品事例をご紹介いたします。

築40年・リノベーション マンションの「壁装」に合せて調色したオートクチュールの「特注色」ルーバーに、取付補助金具を駆使して取付対応外の「正面付」で設置した特殊施工。「特注」のこだわりが満載の納品事例となりました。

 

 

ナニック「ヒノキ・ウッドバーチカルブラインド」
「特注色」オーダーについて。

 

お客様からのご依頼は、『ヒノキ』 ウッドバーチカルブラインドに自由な組合せのカラーコーディネートを加えたいというもの。

 

ナニック「ウッドバーチカルブラインド」では、『バスウッド』材で73色展開『ヒノキ』材で10色展開の対応色がありますが、各展開色で使用している色成分の組合わせ範囲内で「特注色」を調色し製品化するオプションを用意しています

調色オプションによる製作は、1色当り+38,000円(2017年12月現在)の価格加算となるため、採用実績の多くは、店舗や商業施設など、特注色で複数台製作するケースが主流です。
要は、1台の製作であっても10台の製作であっても、特注価格は一律のため、製作台数が少ないほど割高感が強まるオプションです。
その様な理由で、小ロット製作傾向の個人宅での採用実績は少ないのですが、特注色対応のオプションを持つメーカーはナニックだけであることと、特注色により「オンリーワン・カラー」が我が物になる魅力を考えると、潜在的な需要はある知名度の低いオプションかもしれません。

 

特注色オーダーの流れと注意事項

 

① 特注色のオーダーにあたっては、製作前にお客様よりご提供いただく色見本(※必須)をもとに、ナニックの工場で調色とルーバーサンプルへのテスト塗装を行い、実際の仕上がりをお客様に確認をいただきます(製作目安:7~10日)
特注サンプル色の確認は、実際に製品を使用する現地の「自然光」や「照明」を当てて、光の照度、陰影、反射を含めた確認をおすすめします。
また、特注色にコーディネートする家具や造作物、機器、小物などがある場合は、調和の確認もおすすめします。

 

② お客様ご提供のカラーイメージを、木部に着色した製品として反映する作業は難易度が高く、特に塗り潰しではない木目や木肌も見せる着色で仕上げる場合、必ず、木目や木肌に着色の濃淡が生まれるため、それが全体イメージに影響します。
そのためナニックでは、初回の調色内容に調整を加えたい場合は、具体的な指示のもと、割増料金無しで再調色の依頼を受け付けています(製作目安:7~10日)
なお、3回目以降の調色は有料(※別途見積り)となります。

 

③ 2回目までの調色サンプルで、希望通りの色味が出ていないと感じられた場合でも、オプションの初期費用は発生します。
木部への塗装は、紙や布へのプリンター印刷とは異なり、あくまでも天然素材である木材(木肌と木目)の持つ特性と影響をご理解いただく必要のあるオプションとなり、そのためにサンプル製作が2回まで用意されています。
ご依頼者の主観に偏った精度を求める調色依頼については、メーカー非対応となる場合があります。

④ 調色依頼後に、標準色での製作に変更する場合や、製作自体を取り止めた場合でも、特注費用は請求されます。

 

以上が、「特注色」オーダーにあたっての流れと注意事項となります。

 

 

アメリカン・カントリー調の「ブルー」。
『ヒノキ・バーチカル』で特注製作。

 

アメリカン・カントリー調 インテリアを意識した「ブルー」の腰壁塗装にコーディネートする特注色リクエストの様子。

特注色の依頼にあたっては、原則として現物サンプルの提供が必須となりますが、腰壁の塗装から、数年の時を経ている状況では、ナニック(工場)に現物提供できるサンプルが無いため、今回はメーカーが共有できるスラットを使った比較イメージの画像を送って交渉の基礎資料としました。

ヒノキ・バーチカルブラインドの対応塗料には「ブルー系」の成分がないため、特注色の依頼にあたっては、バスウッド材対応色の「31C (ラバンドゥ)」を濃いめに調色してヒノキ材に塗装して欲しいというリクエストを行いました。

 

ウッドバーチカルブラインド ブルー

メーカーからの事前回答。
バスウッド対応色で使用される塗料は、ヒノキシリーズで使われる塗料と成分が異なるため、ヒノキ材に着色した場合、ヒノキの木目に不規則なにじみ(色ムラ)が出たり塗料が強く染み込んで、全体像が少し濃いめに仕上がる可能性が高いという、納品実績に基づいたアドバイスがありました。
つまり、「バスウッド」材に塗装するよりも、濃淡が強く濃い、個性的な印象に仕上がるということです。

今回、お客様が求めるインテリアは、「アメリカンカントリー」調であるため、木目の色ムラや強い濃淡はむしろ歓迎とのこと。
その後依頼したサンプル製作色も、居室のインテリアにマッチするとのことで本採用となりましたが、色ムラや濃淡を抑えたいインテリアテイストを求められる場合は注意が必要です。

 

ナニック ウッドバーチカルブラインド 正面付

ナニック ウッドバーチカルブラインド 人気

 「ヒノキ・バーチカルブラインド」にバスウッド対応色塗料を使った「ブルー」系調色事例の施工ギャラリー。

ルーバーの開閉に応じた調光と色調の変化が美しく、お客様も大満足の窓辺ができあがりました。
 
 
 

大型TV側は、
アメリカン・カントリー調の「赤味」で特注製作。

 

ナニック ヒノキシリーズ ウッドバーチカルブラインド 特注色

75インチ・大画面テレビが置かれているエリアの壁装は、「赤煉瓦」赤味の強い「羽目板」壁と「建具」の組合せ。

 

お客様からのご依頼は、ヒノキシリーズの展開色『721(ベンガラ)』のベースに赤味を加えて、バーチカルブラインドと対面する「建具」に近い色調に仕上げて欲しいというリクエスト。

 

アメリカンカントリー ウッドブラインド

調色サンプルの製作と確認を経て、お客様のご希望通り、バーチカルブラインドに対面する「建具」と色を揃えた特注色で納めることができました。

 

ちなみに、2017年12月時点のカタログではアナウンスされていませんが、ナニック・ウッドバーチカルブラインドの「チルト操作(=ルーバーの回転)」が、ループコードから画像のような「タッセル仕様」に切り替わりました。

部品色近似色で塗装された木タッセルの上下操作でルーバーを回転させます。

旧仕様のループコードが、ルーバー開閉用ループコードと区別しにくいため、これは視認性の高い仕様変更となっています。

 

 

***特注施工***
ナニック ウッドバーチカルブラインドを「窓枠・正面付」で設置。

 

こちらは、現地お打合せ時の様子。
窓枠にカーテンレールが設置されていますが、ウッドバーチカルブラインドも、オプションバランスも窓枠「正面付」でのみ設置できる下地状況でした。

 

 

「煉瓦」仕上げの梁には不陸が多く、ウッドバーチカルブラインドとバランスを天付できないため、設置するためには窓枠「正面付」しか方法がないのですが、ナニック・ウッドバーチカルブラインドには、「正面付」対応の設置部材(ブラケット)が存在しないのです。

 

 

 

通常はこの様に、カーテンボックス内や窓枠内に、本体とオプションバランスが「天付」で設置できるスペースが必須の取付部材仕様となっているため、今回は、「取付補助金具」を駆使した特殊対応を考える必要がありました。

 

 

シュミレーション模型を使った、設置イメージ確認の様子。

スペースの余裕がない状況ですが何とか設置できることが確認できました。

 

当社オリジナルの「取付補助金具」を併用して組み立てた、「本体ブラケット」と「バランス金具」の正面付設置の様子。
取付補助金具の厚みは3mmと充分な厚みがありますが、純正の天付用ブラケットを固定するための4mmネジ穴が2箇所必要でしたので、鉄板にネジ穴を追加しています。

苦心の甲斐あって、製品全体の納まりイメージは、ほぼオリジナル通りになりました。

 

正面付用金具の設置にも順番があります。

最初に、取付補助金具を併用して「正面付」用にカスタマイズした本体用ブラケットを窓枠に設置します。
次に、本体ヘッドレールをセットする前に、バランスを「正面付」するためにカスタマイズしたアングル金具を窓枠に設置します。

 

本体・ヘッドレールを設置した後ではバランス金具を設置できないため、先付する必要があるのです。

 

設置完了。
一見、煉瓦仕上げの梁下にウッドバーチカルブラインド本体とバランスを直付けしているかのような自然さで納まっていますが、実はこの納めこそ本事例の最大の難所でした。

 

ナニック ウッドバーチカルブラインド 窓枠付け

「カーテンボックス」風に仕立てたオプション・バランスには、ヒノキ・シリーズ標準色の『723(コゲチャ)』を別注して、天井周りの内装色との調和、2色使いのウッドバーチカルブラインドとの調和を図っています。

 

本日のまとめ

 

ナニック ウッドブラインド 特注色

ナニック ウッドバーチカルブラインド 施工 東京

ナニック ウッドバーチカルブラインド 事例 東京

今回のような特殊施工事例は、お客様の希望を形にした記念撮影でもありますが、提案者である我々の、今後につなげる「忘備録」でもあります。
凝らした工夫を記録した作業日報としてお読みいただければ幸いです。

 

◆  ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆  当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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上質なナチュラル・モダンを演出する、FUGA・調光ロールスクリーン他 納品事例。

2017年12月24日

FUGA 調光ロールスクリーン 2分割

リビングエリアのフロアを挟んで正対している2つの横長窓に、2種類の「ロールスクリーン」を設置させていただいた事例紹介です。

淡いブルーグリーンの壁装で囲まれた横長窓には、調光ロールスクリーン『FUGA』のホワイト(ベーシック)色を、ウッドデッキに面した白い壁装仕上げの掃出窓には、青磁色のロールスクリーンを組合わせて、上質なナチュラル・モダンのインテリアシーンを引き立たせました。

 

プライバシー対策が必要な窓には
『FUGA』調光ロールスクリーンを。

 

屋外駐車場に面した窓には、昇降過程での自由度の高い調光と、一日を通してのプライバシー調整に優れる『FUGA』調光ロールスクリーンを2分割設置で採用いただきました。

 
前後2枚のシースルー生地を通して、透明感あふれる日中の眺望を楽しむ、水平調光時の窓辺。

 

そして、不透明スラットでシースルーを閉じたプライバシーモードでは、駐車場側からの光りを抑えつつ、ウッドデッキ側の窓から注がれる木の温もりがブレンドされた光の影響を受けて、時折、「秘色(ひそく)」さながらの緑味がかった表情が生み出されました。
秘色とは、「青磁」の世界では貴重とされる冬空の透明感をもった水色です。

 

 

ウッドデッキ側の窓には
『青磁色』のロールスクリーンを。

 

続いて、リビングより広い大解放ウッドデッキに面した出入口窓。

ウッドフェンスもあり、外部からのプライバシーが余り気にならない窓のため、一番コンパクトな窓周り品をコーディネートしたいというお客様のご要望。

全開できるダイナミックな4枚折戸の意匠と機能を邪魔せず手軽な出入りを可能とする製品として、チェーン式操作の「ロールスクリーン」をご提案させていただきました。

 

ご採用いただいた生地は、今年6月にトーソーからニューリリースされた、『ルノファブ(全20色)』より、TR-3278(セージブルー)

白い壁に組み合わせたセージ(青磁)ブルーのロールスクリーンは、対面する壁と窓の関係をバランスよく反転させる視覚効果があります。

 

『ルノファブ』は、近年のトレンドとなる生地の質感と色合いを徹底研究して、上質なナチュラル・モダンにターゲットを絞った、メーカーの自信作で、既に業界内でも高い評価を得ています。
ルノとはフィンランド語で『詩』を意味することば。
心地良い窓辺とインテリア演出を通して、日々の暮らしにそっと寄り添いたという作り手の思いが込められ、ざっくりとした質感の中に、カーテンを思わせる柔らかな手触りを感じていただける、新しいファブリックとなっています。

 

『ルノファブ』は、スモーキーな「グレー」を絶妙な割合でブレンドしたカラーバリエーションが特徴。
大開口窓でも、主張を抑えた透明な空気感も感じていただけるよう、淡めの色使いでニュアンスカラーを作り上げています。

上質と洗練に重きを置いたファブリックは、小窓はもちろん、広幅の窓でも上品さを失いません。

ウッドデッキ側の窓は、開口5㎡の大開口でしたが、この生地なら、「アクセントウォール」の様な役割を果たしてくれそうです。

 

 

5cmの窓枠にどう設置するか?
「スクリーン逆巻き」仕様で障害物を回避。

 

W2500☓H2000の大開口窓の窓枠の奥行きは、僅か5cmでした。

左右にスライドして納める「プリーツ網戸」に窓枠の半分を使われているため、残り5cmのスペースにロールスクリーンを設置する必要があります。

 

 

ロールスクリーンを窓枠内に天付で標準設置する場合、生地の「巻き径」部分が、網戸の開閉に干渉しないことと、生地を完全に巻き上げた際に、スクリーンのボトムバー(筒状ポール)も網戸に干渉せずに製品の真後ろに納まるスペースを考慮する必要があるのですが、それを考えると、最低でもD:80mm以上の奥行きが必要となります。

 

 

トーソー ロールスクリーン スクリーン逆巻き仕様

そこで、今回の納めでは、トーソーがオプションでの用意を始めた『スクリーン逆巻き仕様』を採用して、ボトムバーが室内側のヘッドレールとスクリーンの巻径の隙間に埋まって納まる設置方法をご提案させていただきました。

 

スクリーン逆巻き 仕様 TOSO

『スクリーン逆巻き仕様』の場合、スクリーンを完全に降ろした状態では、当然ですが巻径が細くなっています。

つまり、スクリーンの位置が細くなった分量だけ窓側に寄って納まってくれるメリットが利用できます。

 

FUGA 調光ロールスクリーン 湘南

こうして、仕上げられた2つの窓と壁面の組合せは、配色が反転していますが、分量のバランスも良くお客様にもご満足をいただくことができました。

 

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

 
◆ 当社・『ロールスクリーンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/roll&roll.htm
 
 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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五洋インテックスの人気「ダマスク柄」カーテン。ご採用事例と裏話。

2017年12月12日

「カーテンボックス」の奥行き寸法。
一般的な目安と、状況に応じた特注サイズ。


カーテンボックス 奥行き マンション

日本最大のインテリア総合内装材メーカーとして知られる、サンゲツのWeb・Q&A集に図説がありましたので、本日のブログでは、この紹介から入りますが、マンションで設けられている「カーテンボックス」の奥行き寸法は、概ね15ommが主流で、この数値が、カーテンレールのダブル付けに必要サイズの目安とされている場合が多いです(※カーテンレールのシングル付けの場合は、90~110mm程度)。

あくまで参考値ですので、150mm内での数値内訳が異なる場合もあり、実際にはもう少し全体が小さく仕上げられている場合もあるかもしれません。

 

また、設計段階から自由な窓プランが検討できる注文戸建て住宅などであれば、もう少し奥行きにゆとりを持たせたD180~200mmとしたり、モーターの大きな「電動カーテンレール」や、畳み込み幅の大きい「ローマンシェード」との併用を考えている窓であれば、ボックスの幅をD300mm程度まで広げるるなど、設置環境や製品の組合せ、意匠性、お客様の要望に応じて決まるサイズは様々です。

 

 

「バーチカルブラインド」が設置されている、
奥行き15cmのカーテンボックス。

 

こちらは、今回ご相談いただいた窓辺。

マンションの大開口窓(W5400☓H2400)に、「連窓片開き」という中央2分割で設置されているのはシースルー「バーチカルブラインド」
窓辺の眺望と解放感を最優先にした製品です。

カーテンボックスの奥行き寸法は15ommですが、バーチカルブラインドの専用レールの中心が、ボックスの中心より15mmほど窓寄りに設置されている状況です。

奥行き150mmのカーテンボックスの中心に、ルーバー回転半径50mm(直径:100mm)のバーチカルブラインドを設置する場合、ルーバーの前後に25mm程度のクリアランスが取れ、バーチカルブラインド単体の設置には全く問題がありませんが、将来的に厚手のカーテンや別の製品を付け足す余裕はありません。

通常、バーチカルブラインドと厚手のカーテンの組合せを採用したい場合、カーテンボックスの奥行寸法は20cm以上が推奨となりそうですが、こちらの窓では、あらかじめバーチカルブラインド専用のレールをカーテンボックス後方ギリギリまで下げることにより40mm程度のクリアランスを確保しており、ここに冬用に使う「カーテンレール」をつけられないかというのが、今回のご相談内容です。

 

 

「バーチカルブラインド」手前の隙間を使って
冬用カーテンレールを取り付ける。

 

カーテンボックス バーチカルブラインド カーテン

ダマスク柄 カーテン おすすめ

結果的には、製品選定の工夫と、バーチカルブラインドの使い方の工夫をお客様にご理解いただいたうえで、40mmのクリアランスにカーテンレールとカーテンを納めさせていただきました。

 

 

バーチカルブラインドの開閉と注意点。
カーテンを開閉する。

 

こちらは、今回ご採用いただいたカーテンとカーテンレールを当社のバーチカルブラインド展示品の前に掛けてシュミレーションしている実験の様子。

 

バーチカルブラインドのルーバーを室内に対して垂直に立てた状態のままカーテンを閉じようとすると、ルーバーがカーテンの後方に干渉してしまうため、カーテンを閉じる場合は、事前にルーバーも閉じておく必要があります。

 


カーテン開閉の際に、バーチカルブラインドのルーバーを「逆撫で」しない向きに傾けることにより、クリアランスが広がり、またカーテンを開閉し易い道筋ができます。

 

奥行き15cmという限られたスペースでの併設のため、この様な特殊施工では、製品の持つ僅かな特徴を理解している必要があります。

 

次に、カーテンレールの選定にあたっては、レールの左右をキッャプストップで固定するタイプでなく、磁力で簡易固定できるものを選びました。

左右のカーテンを自由に動かせる環境をつくることにより、バーチカルブラインドのルーバーが乱れた時でも速やかに直せる環境を用意できる機能も、こうした特殊環境では必須です。

 

カーテンレールは、滑走性の良いものを選ぶことが必須ですが、ランナーもそれ自体が横滑りに動くのではなく、回転しながら動くタイプのものを選び、カーテンの安定した開閉と、バーチカルブラインドのルーバーへの摩擦を軽減させる対策を考えました。

 

カーテンのヒダ倍率は、カーテンを畳んだ際に、生地のウェーブがバーチカルブラインドのルーバー側に張り出しにくい2倍ヒダとします。
更に、加工の過程で「真空釜」を使用した『形態記憶』と呼ばれる、より形態安定性の高いウエーブ加工を用いてスムースな開閉をアシストします。
 
以上の様な製品特性と取扱いの工夫を積み上げることにより、取付環境が厳しいなか、お客様のご要望に応えることができました。
 
 
  

五洋インテックスの『リシュブール』。
ベルギー製の「ダマスク柄」で
窓辺を豪華に装って。

 

 
 
本事例でご採用いただいたカーテン生地は、五洋インテックス取扱いの人気ダマスク柄・『リシュブール』より、ブラック色のIH415 04
 
お客様の相談内容は、「断熱対策」といった機能性だけでなく、「格調高い窓辺へのリニューアル」という意匠面でのご要望もありました。
「輸入壁紙」などで仕上げた壁の様な表情を持つクラシカルな柄物で、強めの色(黒や茶)を組合わせた生地をインテリアに採り入れたいという具体的なものです。
 
 
IH415 五洋インテックス カーテン
 
ダマスク柄 カーテン 人気
 
『リシュブール』は、ベルギー製の輸入カーテンで、クラシック・インテリアに映える35cmリピートの美しい「ダマスク柄」が魅力のファブリックです。
豪華な生地感の割には、比較的価格が手頃なため、当社ではH240cm丈の縫製品を全4色ご用意しており、現地お打ち合わせの際も窓辺に合せてご確認いだきました。
 
 

 
カーテンには、インテリアとの調和を狙って、同系色の「ロープタッセル」をコーディネート。
 
 
 
 
 
 
ブラック(IH415 04)色は、密度の高い黒糸をふんだんに使っているため、実質的に「遮光2級」レベル以上の遮光性が得られる遮光カーテンに相当することが納品時の納まりから実感できました。

遮光認定試験を受けた生地でなくても、濃色系の生地には、遮光1級・2級に相当するものがあり、その様な生地は、「寝室」の遮光カーテンとしてもお使いいただけます。
 
  
 
 
 
男前 インテリア カーテン 人気
 
以上、本日は、かなり特殊な納品事例のご紹介となりましたが、結果的に、お客様のご要望を満たすことのできる納品となりました。

施工を通じて「カーテンボックス」の奥行き寸法の有り方を改めて見直す良い機会となりました。
 
 

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

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人気のマットカラーで。タチカワブラインドの木製ブラインド納品事例。

2017年12月04日

フォレティアシェイディ タチカワ 事例

注文住宅のリビング・ダイニング窓に、タチカワブラインドの『フォレティアシェイディ』  高遮光ウッドブラインドを納品させていただきました。

 

 

タチカワブラインドの木製ブラインド。
『フォレティアシェイディ』とは。

フォレティアシェイディ タチカワ クチコミ

『フォレティアシェイディ』は、タチカワブラインドの標準品では目立っていた、ルートホール(リフトコードが通るスラットの穴)からの光漏れを大幅に低減させる目的で開発された最新機種で2016年6月にリリースされた製品です。

ルートホールの大きさを従来品の1/5程度に縮小させる技術と、上下のスラット同士が重なり合う位置に穴を移動させる技術を組み合わせることにより得られる遮光性は、スラット自体に穴を開けずに製品の昇降を実現させた『フォレティアエグゼ』との比較でも遜色ないレベルでありながら、製品価格帯が標準品寄りになっているため、コストパフォーマンスが高い製品としてお客様からも評価されています。

 

 

5年ほど前までは、ルートホール(リフトコードが通るスラットの穴)から漏れる光りの遮光対策は、布製の「ラダーテープ」で覆う仕様が一般的でした。

しかし、木製スラットに垂直で交差するラダーテープの存在自体邪魔と感じたり、製品の幅に応じて差異が生じるラダーテープ間隔の不統一が部屋全体の印象として美しくないという意見が多いことから、ラダーテープを使用しない「高遮光ウッドブラインド」が開発されました。

 

 

人気の『マットカラー』と、
便利な「ワンタッチ降下機能」を組合わせて。

 

ご入居間もないお客様宅での打合せ。

 

 

ご来店時に、製品モデルを絞り、現地でお部屋の内装や家具の色に合せて選定色を決めました。

今回ご採用いただいた製品は『フォレティアシェイディ50タッチ』という製品で、本体価格+5,000円のオプションで「ワンタッチ降下機構」が加えられる使い易い製品。

当社ご来店の際に、マットカラー、フォレティアシェイディ、ワンタッチ降下機能の全てをご覧いただいたので、お客様の迷いもなく製品仕様を絞り込むことができました。

 

 

タチカワブラインドの『フォレティア』シリーズ標準色は、20色のカラーバリエーション展開。

 

今回ご採用いただいたのは、光沢を抑えたマットカラー(5配色)より、居室全体との調和の良いマットライトブラウン(FT-3123)

タチカワブラインドのスラットは光沢が強めなのですが、『フォレティアシェイディ』の発売に合わせて登場したマットカラーは、光沢を抑えたトレンドカラーを厳選しており好評です。

 

 

納品後の様子。

 

フォレティアシェイディ プライバシー

「光沢」と「光漏れ」を抑えたスラットを組み合わせたウッドブラインドが、インテリアに調和しています。

調光はもちろん、外部からのプライバシーも自由に調節できます。

 

 

光りを採り入れながら、下からの視線をカットするスラットの向きはこちら。

 

光りを採り入れながら、上からの視線をカットするスラットの向きはこちらです。

 

フォレティアシェイディ ウッドブラインド おすすめ

水槽が置いてある、ダイニング側の窓も、遮光&遮熱コントロールに対応できる納めとなりました。

 

以上、本日はタチカワブラインドの『フォレティアシェイディ』  高遮光ウッドブラインドの納品事例をご紹介させていただきました。

 

◆  当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

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ロールスクリーンを使った、「間仕切り」の工夫と「断熱・空調」対策の裏技。

2017年12月03日

窓周りだけにとどまらず、空間の手軽な「間仕切り」や「断熱対策」として活用されることも多い『ロールスクリーン』

ロールスクリーンをこうした用途で使用する場合、「生地の表裏」や「生地の巻き上げ側(前後)」を特注製作することにより、より実用的で美しい納めができる場合があります。
 
当社ではカーテンやブラインドなど、メインとなる工事に併せてご相談をいただくことか多い作業メニューですが、設置希望場所が特殊な状況である場合が多いため、調査時のチェックポイントが多い作業メニューとなります。
 
過去のブログでも何度かご紹介しておりますが、お客様から好評のサービスのため、ごく最近の事例を、2例ご紹介させていただきます。
 
 
 

採用事例 ①
「ロールスクリーン」の『逆巻き仕様』。
「収納スペース」の間仕切りとして。

 

こちらは、調光ロールスクリーン『FUGA』をメインにご採用いただいた、物件での追加ご相談事例。

階段ホールに造作された、開口収納は、「書棚」、「衣類収納」を組み合わせた造りでしたが、開口部分の手前側をロールスクリーンで間仕切りができないかというご相談でした。

 

天井下地を探したところ、収納枠から前方5~9cmのエリアにビス止め可能な下地が入っていることが判りました。

赤丸で囲っている部分には、既にボード固定用のビスが打たれていることも調査用磁石の反応で判りましたので、この部分を避けてビス止めすれば、取付金具を設置できます。

 

今回講じた工夫の1点目。

天井下地のあるライン上に「取付補助金具」を使用して、「衣類」収納の張り出しを避けられる位置まで、製品付属の取付金具を前方に持ち出すアシストをしました。

オレンジの付箋の位置にロールスクリーンの生地が持ち出せれば、「衣類」収納にも対応した間仕切りとして成立しますが、その為には、第2の工夫が必要となります。

 

 

工夫の2点目。

ニチベイ製品の場合では、『逆巻き仕様』と呼ばれている、ロールスクリーン生地の「巻方向」「生地の表裏」を逆にした製作仕様をオプション指定することができます。

上の写真イメージの様に、小窓などの下に配備されている「開閉ハンドル」など、窓枠内で干渉している障害物を避けてスクリーンを降ろしたい場合などでこの『逆巻き仕様』を用います。

製品が取付位置のほぼ真下に降下する「ブラインド」などと異なり、巻径となるロールの後方から生地が降りる構造の「ロールスクリーン」では、その差異により障害物に干渉しやすくなりますが、『逆巻仕様』を採用することにより形勢逆転して、逆に障害物干渉しにくい状態に納められる可能性があるのです。

 

「取付補助金具」による持出しと、スクリーンの「逆巻き仕様」の組合せにより、2段階の持出しを行った設置後の様子。

ロールスクリーンを巻き上げている状態では、開口収納の機能性を阻害しない納めとなりました。

 

ロールスクリーン 収納 間仕切り

正面から見た、段階的な「間仕切り」の様子。

 

ロールスクリーン 衣類収納 間仕切り

既存下地位置からの2段階の持出しにより、最も張り出しの大きい衣類まで間仕切ることができました。

 

間仕切りにご採用いただいた生地は、綿(コットン)を意識した素材感が人気のロングセラー生地、『フェスタⅡ』より、N7489(ミルキーホワイト)をです。

 


 

採用事例 ②
「ロールスクリーン」の『逆巻き仕様』。
「階段」周辺の断熱と空調効率に配慮して。

 

こちらは、1階・ダイニングテーブルの背後にある階段から降りてくる「冷気」の遮断と、「暖房熱」を2階に逃がさないために講じた「ロールスクリーン」による断熱・空調対策です。

 

ロールスクリーン 階段 天井 間仕切り

意図的に設計されていたわけではありませんが、天井には程良い感じにロールスクリーンが設置できる取付下地が確認できたため、こちらでも、生地の「巻取り側」と「表裏」を逆にした仕様で製作することになりました。

採用された生地はタチカワブラインドのものですので、オーダーの際には、メーカーが定義している『逆巻使い(天井付)』という正式名称を使いす。

 

「側板」のある階段では、天井よりもフロア側の幅が狭くなっているため、この内寸に、ロールスクリーンの生地が通過する寸法を割り出してオーダーします。

 

参考までに、ロールスクリーンのオーダー幅は、上部ヘッドレールの幅が基準ですが、スクリーンの幅はそれより狭くできていますので、階段の採寸にあたっては、一番幅が狭い場所の特定と、選んだ製品の操作仕様に対応するスクリーン幅を製品ガイドブックで都度確認する必要があります。

 

階段の間仕切り「ロールスクリーン」も、生地の巻取り側を逆に指定することにより、「手摺り」「階段の最下段」に干渉することなく、最大限の空調対策を達成することができました。

 


ロールスクリーン 階段 おすすめ
間近に手摺りがある場合、操作チェーンを手摺内に収納するように納めると使い易いようです。

 

ロールスクリーン 階段 クチコミ

納品後に早速スクリーンを降ろすと、階段からくる冷気が効果的に軽減されました。

ご採用いただいた生地は、服飾デザイナーの監修のもと作られた、手触りの良い織地に全50色のトレンドカラーを組み合わせた、人気ファブリック『エブリ』収録の、RS-7133(ビスキュイ)

内装や家具とコーディネートしてお客様のご希望色で納品させていただきました。

断熱・空調対策用のロールスクリーンは「夏」「冬」など、必要とする季節にだけ設置して、それ以外の既設は本体のみ取り外して保管しても良いでしょう。

 

以上、本日は、「間仕切り」効果「断熱・空調」対策としての機能性をもっている「ロールスクリーン」の応用製作仕様を事例紹介を含めてご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『ロールスクリーンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/roll&roll.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

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『FUGA』調光ロールスクリーンを使った、応用施工事例。

2017年12月02日

当社で納品実績の多い、調光ロールスクリーン 『FUGA』を、築25年超の中古戸建住宅のご入居前に納品させていただきました。

両翼の幅が狭い『出窓』での部分設置と、『内開き網戸』のある窓でどう製品を納めるかがご提案のポイントとなる事例です。

 

両翼の幅が狭い『出窓』は、
他の製品との組み合わせでご提案。

 

お打ち合わせ当初のご相談は、出窓用カーテンレールが設置されている「3連出窓」に『調光ロールスクリーン』を3分割で設置したいというものでした。

 

リビング側に4連で並ぶ縦長窓に調光ロールスクリーンを設置することが決まっていたため、出窓もカーテンレールを撤去して、『FUGA』を設置したいというご要望です。

『FUGA』は、最少製作幅:W150mmから製作可能なため、「スリット窓」などでも検討しやすい製品ですが、出窓内の寸法を計測したところ、両翼コーナー窓の開口がW150mm未満になることと、設置個所の天板が窓枠より30mm上がった段差形状になっていたため、3連装で設置することがができないことがわかりました。

 

ちなみに、出窓の両翼が広く、フラットな天板で仕上げられている状況であれば、調光ロールスクリーンの両端角を窓枠外に出すことも可能ですが、これは奥行きの浅い特殊な出窓に限ります。
今回はこういった納めが出来ない出窓でしたので他の製品を組み合わせた折衷案をご提案させていただきました。

 

具体的には、出窓の両翼に、FUGAのご採用色に近い「アルミブラインドを組み合わせるといったご提案です。

アルミブラインドであれば、ヘッドレールの厚みがFUGAの半分以下となるため、組合わせの工夫により、すっきりと納められる状況でした。

 

実際の納品。

両翼のアルミブラインドで脇を固めてから、メインとなFUGAを正面から設置して全体を整えました。

 

FUGA 出窓 調光ロールスクリーン

両翼幅が狭さにより、「アルミブラインド」の主張を抑えて、「FUGAの脇役」として出窓を演出することができました。

 

FUGA オーバーサイズ 調光ロールスクリーン

また、キッチン側の縦長窓は、ご相談段階で「アルミブラインド」で決まっていたこともあり、違和感の少ないご提案となりました。

 

 

調光ロールスクリーン FUGA
「内開き網戸」の干渉を避ける応用設置

 

リビング側の4連窓は、各窓の壁面にビス下地が完全に用意されていない状況であるため、「窓枠・正面付」でまとめることになりました。

右側の2窓が「内開き網戸」仕様なっているため窓枠内付ができないのですが、かといって製品を純正部材のまま窓枠正面付で設置しても、網戸の開閉に干渉するため、「取付補助金具」を併用した設置を考えることになりました。

 

内開き網戸 ロールスクリーン

「スライド式取付補助金具」の併用により設置上の問題がクリアできました。

 

 

『FUGA』の魅力は、スラットを水平にした状態で、手動タイプであればスクリーンを120cm程度引き上げることができる使い勝手の良さにあります(※安定した昇降操作の「電動タイプ」であれば、完全巻き上げも可能)。

 

FUGA 調光ロールスクリーン 評判

日没間際に完成写真を撮らせていただいたため、画像が暗くなっていますが、日中は、スクリーンを通して、明るく柔らかい採光と調光をお楽しみいただくことができます。

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

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