Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

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「スワッグ&テール」バランスのこだわり納品事例。スワッグ側を手前か、テール側を手前か?

2025年02月01日

スタイルバランス 上飾り おしゃれ 人気

こちらは戸建住宅の寝室でご採用いただきました「スワッグ&テール」スタイルの装飾バランス納品事例です。

クラシックスタイルのインテリアにこだわりを持たれるお客様との綿密な打ち合わせを重ね、生地選びと細やかなスタイル提案をさせていただきました。

 

現地でのお打合せ

こちらは現地お打合せ時の様子。

新築住宅ご入居時に合わせ、クラシックスタイルの室内装飾と家具のセッティングは完了していましたが、この空間に合う2つの腰高窓の窓装飾が決まらないとのことでしたので、まずは当社にご来店をいただき、生地選びとおおよそのスタイルイメージの確認を経て現地でのお打合せをさせていただきました。

 

今回ご採用いただきました生地とアクセサリーの組合せがこちら。

ゴールドベースの4種類の生地と2種類のアクセサリーを組合わせたクラシック&エレガントイメージのコーディネートで、この素材をベースにしたスタイル提案をさせていただくことになりました。

 

バランス レール

次に、「装飾バランス(上飾り)」を使ったスタイルカーテンに対応するボックス状専用レールのご案内とこの形状をベースにしたスタイルのご提案。

すでに窓の上下左右で使用できる空間の余白は決まっておりましたので、これに合わせた最適サイズのスタイルを考えることになります。

 

「スワッグ&テール」の配置を考える

今回、最終的にご採用いただいたのは「スワッグ&テール」タイプの上飾りスタイル。

「スワッグ&テール」バランスの場合、専用バランスレールの正面を飾るスワッグボックスの脇を飾るテール(=カスケード)をパーツごとに製作して組み立てるのですが、スワッグとテールの上下配置をどちらにするかで印象が変わってくるため、今回は両方のスタイルの選択ができる特殊加工加工を行い、現地で最終決定をいだくことになりました。

 

スワッグ&テール バランス 上飾り 種類 選び方

こちらが本事例で最大のこだわり提案ポイントです。

今回は、同一サイズの窓が2つありましたので、それぞれの窓に「スワッグ&テール」バランスのテール(=カスケード)部分がテールの手前側に配置したイメージ(※写真左)と、スワッグ部分がテールの手前側にくる組立てを行い、どちらが好みか見比べていただくことになりました

 

スワッグ&テール バランス おすすめ

寝室 スワッグ&テール バランス 事例

最終的にご採用いだいたスワッグ部分がテールの手前側にくるタイプの納まり。

多少かっちりとしたクラシカル感を強めた印象の窓辺になりました。

カーテン生地もメインの柄物に遮光裏地を組合わせることで、上飾りとのポリュームバランスが取れ、窓と腰壁に対してのスタイル配分もイメージ通りになり、お客様からも大変ご満足をいただくことができました。

 

スワッグ&テール バランス 上飾り 事例

この様に、スタイルバランスの提案は突き詰めると奥が深く、間取りと空間の影響を受ける場合が多いですので、当社でも経験豊富な専門スタッフがご対応に当たらせていただいております(※要事前予約)。

以上、本日は寝室の窓辺を飾る「スワッグ&テール」バランスの納品事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com

 

 

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内装材にこだわったマンションリノベーションで人気の「リネン(麻)」カーテン。

2025年01月25日

マンション リノベーション リネン カーテン

本日ご案内するのは、中古マンションリノベ―ション時のオーダーカーテンとラグの納品事例です。

こちらはアトリエ エツコ一級建築士事務所様のお客様物件で、リノベーションと同時進行で窓回り品のご提案にあたらせていただきました。

間接照明が映える低光沢の塗装と表情豊かな無垢のフローリングなど、素材にこだわった空間では、窓回り品にもリネン(麻)やコットン(綿)などの天然素材をコーディネートさせていただくことが多く、今回も光沢を抑えた自然の発色と柔らかな質感が魅力のリネンをメインとした組合せをご採用いただきました。

 

リネッタ リネン レース マナトレーディング 事例

まずレースでご採用いただいたのが、マナトレーディング「マナテックス」収録の国内在庫生地より、75%リネン + 25%ポリエステル組成のスペイン製・混紡生地『リエッタ』です。

リネンの持つナチュラルな表情の中にポリエステルを25%混紡することで、ランダムなプリーツの意匠を組合わせた表情の豊かさが魅力の人気シアーです。

 

PF2560 ムク フジエテキスタイル 事例

そして厚手のカーテンには、フジエテキスタイル「PROFILE」収録の国内在庫生地より、ソフトな風合いが人気のリネン無地『ムク』をご採用いただきました。

こちらの生地は、タテ糸とヨコ糸、両方にフシがあるスラブヤーンを使用することで、リネン特有のナチュラルな魅力を存分に引き出していますが、スロベニア産のリネンを専用の柔軟剤に浸透、加熱、撹拌処理し、収縮したリネン繊維を膨張させるといった手間の掛かる工程を経て非常にソフトな風合いの生地に仕上げられています。

この難易度の高い加工は、イタリアの一大繊維産地であるプラトーの工場で行われているため、最終的な生産地はイタリア製となります。

近年、ヨーロッパから輸入する高級リネンは、世界的なインフレや紛争の影響、輸送コストの高騰により10年ほど前に比べて2倍以上値上がりしている場合があります。

特に在庫を持たない海外取寄せ品の場合、気に入った生地を選べるメリットはありますが、スポット購入の場合は更に仕入れが割高となるため、安定供給が約束されている国内在庫品の中からお選びいただく方が、高品質な商品をお客様のご予算に沿ってご提案しやすくなっております。

 

マンション リネン カーテン おすすめ

リネン カーテン レース コーディネート おすすめ

こちらは、「装飾タッセル」を組合わせたトータルコーディネート。

自然な風合いの中に高級感と優美さを感じられる素敵な窓辺になりました。

今回の窓形状は、L字形状の出入窓と直線の腰高窓にセパレートされていましたが、リビング・ダイニングの統一感とダイナミックな窓辺を演出するために、腰高窓も床までの長さで納めています。

 

 

マナトレーディング JAB ラグ 取扱店

なお今回の納品では、窓回り品に併せて、オーダーラグも納めさせていただきました。

リビングには、マナトレーディング取り扱いのベルギー【WIND】のウールラグより「MADISON」フラットタイプラグを、ダイニングにはナショナルインテリア取扱いのドイツ【JAB】のカーペットをご採用(※メーカーショールームにご来場いただき素材確認)いただきました。

海外取り寄せ品のオーダーラグ(カーペット)は、在庫がある場合でも、加工を含めた取寄せ納期が4~5週間掛かりますので、ご採用に当たっては早めに選定いただくことをおすすめしています。

 

以上、本日は海外製のリネンカーテン&レースとラグ&カーペットの納品事例をご紹介させていただきました。

 

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「ジョーゼット」レースカーテンの魅力と特徴。横使いジョーゼットのおすすめ生地。

2024年10月10日

レースカーテンで使われる
「ジョーゼット(Georgette)」について。

本日は、レースカーテンで使用される「ジョーゼット(Georgette)生地のお話です。

ジョーゼット(Georgette)とは、タテ糸・ヨコ糸の双方に強く撚りをかけた(強撚糸)平織りに、「ちりめん」状のシボ感(シワ)を出す収縮加工加えた、薄く、軽く柔らかな特性がある織物で、服飾用の生地として知られています。

20世紀初頭のフランスで、ドレスメーカーを営んでいたジョーゼット夫人 にちなんで名付けられたジョーゼットは、もともと絹を使った生地でしたが、現在は綿やレーヨン混紡、ポリエステル100%の合成繊維で作られる生地などが存在します。

 

レースカーテンで使用されるジョーゼットの場合、基本的には日光(紫外線)にさらされ、寒暖・湿度の変化が大きい窓辺で使用されるため、耐光性、耐久性、寸法安定性、ウォッシャブル性に優れるポリエステル100%素材が使用されます。

特に大開口の窓を覆う生地量を必要とする反物の製造過程においては、寸法安定性と生地精度は服飾用品以上にシビアになりますが、強撚糸の平織りに収縮加工を加える工程はより難易度が高く、製造技術上の理由で市場に流通しているジョーゼット生地の主流は生地巾150cm程度が限界(※ヨコ使い生地については後述)とされていました。

 

「ジョーゼット」に求める、風合いと機能。

ジョーゼットは、「ボイル」、「オーガンジー」との比較でよりも柔らかくドレープ性にみ、「ふわふわのレース欲しい」といったご要望にはうってつけの素材ですが、反面、透過性においては前者よりも透け感を抑えた印象になります。

当社では5社・7アイテムの縫製サンプルを実際の窓辺でご覧いただける展示をしておりますが、生地の厚み、手触り、透け感には結構違いがあるのがわかりました。

 

フジエテキスタイル ハクボ PF1438 ジョーゼット 価格 比較

 

上の展示は、生地巾約150cmの縦使い生地での比較ですが、印象として、価格が手頃なジョーゼットは手持ち感が平面的でやや硬い印象になり、高級ジョーゼットは透け感が抑えられる反面、柔らかな手触りが際立つ感じがいたしました。

 

幅広の窓におすすめ。
横使いの「ジョーゼット」。

最近になって製造技術の進歩と開発の挑戦により、幅広の窓で継ぎ目のない(シームレス)レースカーテンが仕立てられる「横使い生地」ジョーゼットを見かける様になりました。

本日のまとめとして、国内で流通している横使いジョーゼットのおすすめBEST3をご紹介して結びとさせていただきます。

 

マナトレーディング ジョーゼット 横使い 取扱店 価格

国内で販売されているレース用の横使い「ジョーゼット」で最も高品質と言われているのが、マナトレーディングの ⇒『ジョーゼット』で、その意匠性、機能性の高さから一般住宅から商業施設まで幅広く採用されています。

イタリアのメーカーによるジョーゼット・クレープタイプの広巾防炎シアーで、素材に 原料である高分子そのものを合成反応の段階から燃えにくい性質にして紡糸している  難燃ポリエステルを使用しており、防炎加工を要せず、より軽やかで柔らかな生地感と美しいドレープ性が得られます。

またジョーゼットの特徴と言える生地面の「シボ(シワ模様)」も豊かで、高密度の織りは遮熱レースとしての機能認定も受けています。

 

 

フジエテキスタイル フォグライト PF1850 横使い ジョーゼット 取扱店 価格

次にご紹介するのが、フジエテキスタイルの横使いジョーゼット  ⇒「フォグライト」FA1850 です。

スウェーデン在住のテキスタイルデザイナー・森山茜による5配色のカラーデザインは、生地が溜まり、重なり合うことでその色味を感じるのが特徴で、違う色を重ねてもうっすらと色味に変化が現れます。

リサイクル糸100%を使用して防炎機能も持ちますが、ジョーゼットによるドレープ性にも優れており、同社が取扱う縦使い(151cm巾)生地の「ハクボ」FA1438と並ぶ人気生地となっています。

 

サンゲツ AC2577 横使い ジョーゼット 取扱店 価格

最後にご紹介するのが、サンゲツの横使いジョーゼット ⇒AC2577です。

こちらは生地にしなやかなドレープ性を持たせる減量加工を施したジョーゼットシアーで、ややリネン(麻)ライクな風合いと透け感の良さが特徴です。

 

以上、本日は、「ジョーゼット」レースの持つ魅力と特徴について、ご紹介をさせていただきました。

こちらのレースは、店内でご覧いただくことはもちろん、採寸時に実際の窓辺でご覧いただくこともできます。

詳細はお気軽にご相談ください。

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com

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高所・吹抜け窓での手動調光ロールスクリーン採用事例。

2024年06月25日

調光ロールスクリーン カーテン コーディネート

2F・LDの窓に調光ロールスクリーンカーテン&レースをコーディネートせていただきました。

 

西側に面する上下2連のたて滑り出し窓には、WISの調光ロールスクリーン「FUGA」を採用。

 

調光ロールスクリーン 手動 吹抜け窓 高所窓

2連窓を1つにまとめた壁面付で納めていますが、高さ4.3mの吹抜け窓には専用コンセントがないため、今回は手動タイプで納めています。

 

操作側は、どちらも右側で揃えていますが、この場合のポイントとして、吹抜け側の製品だけ右側の幅を+2cm大きく作ることで、全体的な見たバランスが気にならない程度の差異で操作コード同士がダイレクトに干渉しない納めとしています。

高所窓で手動製品、電動製品をご検討される場合のご参考としてください。

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

ミツワインテリア:
 https://www.mitsuwa-i.com/

 

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ウイリアム・モリス『ウィローボゥ』のカーテン。メーカー比較と納品事例。

2023年12月13日

ウィローボゥ カーテン プリント

リフォーム後のリビング・ダイニングの窓辺にウイリアム・モリス『ウィローボゥ』のカーテンをご採用いただきました。

 

生地はマナトレーディングが取扱う英国・サンダーソンのプリントファブリック(綿100%)を裏地付縫製で納めて仕立てており、採用色は国内在庫品の2配色より濃色の2番色をご採用いただきました。

 

ウィローボゥ カーテン 取扱店

ウィローボゥ カーテン 価格 比較

以前のブログでもご紹介いたしましたが、ウィローボゥ』の場合、オリジナルである英国・サンダーソンのコットン・プリント以外にも、川島織物セルコンとサンゲツの織物、リリカラの化繊プリントの展開があり、当社ではその全ての縫製展示品をご用意しております。

ぱっと見の柄域に大きな違いはありませんが、生地の厚みと質感、光沢表現は各社独特で、実際の窓辺で掛け較べていただくとお客様が目指すインテリアや家具との調和で最適な生地が良く分かります。

ご希望により各社サンプルをご自宅の窓辺に掛けてイメージ確認をいただくことも可能で、既にウィローボゥ』に限らず他の作品についてもその様な比較を経て本命の生地をご採用いただき好評を得ています。

 

続いて寝室には、フジエテキスタイルのカタログ「PROFILE」収録のイタリア製ファブリック『ヤチヨ』・PF6059をご採用いただきました。

連続した規則的な唐草モチーフを現代的なデザインにアレンジした、モダンとクラシックの印象を併せ持つ生地は、ベース部分はなめらかなサテン組織でドレープ性が良く、モチーフの中は無地調のたたき表現で、変化がある意匠が高級感を醸し出しています。

 

PF6059 GN フジエテキスタイル カーテン

寝室での採用でしたので、遮光1級の裏地を付けて納めています。

 

ロールスクリーン 鳥柄

最後に御手洗の小窓には人気柄のロールスクリーンをご採用いただきました。

近年の傾向として、ロールスクリーンは柄物よりも無地が圧倒的に多く求められるのですが、トイレの様な狭小スペースの窓に柄物の生地を選ばれると程よいアクセントとなって高い演出効果が得られる場合があります。

 

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

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サンゲツのモリス カーテン。「モリスクロニクルズ」のご案内と他社製品との比較展示。

2023年11月14日

   モリス カーテン 比較

ミツワインテリアでは、ウイリアム モリスのファブリックを扱う、国内大手4社のカタログと多数の縫製展示品をご用意しております。

 

「ウイリアム・モリス」カーテン取扱いメーカー

従来、ウイリアム・モリスのカーテンを扱うファブリックメーカーとしては、

①  英国・サンダーソン社より「Morris&Co.」のファブリックを直輸入するマナトレーディング。

② サンダーソンデザイングループとのライセンス契約で「モリス デザインスタジオ(Morris Design Studio)」をリリースする川島織物セルコン

があり、以下の事例の様なクラシカルなコーディネートを楽しめる生地を多数ご用意しています。

 

ウイリアム モリス カーテン トータル コーディネート

◆  当社提案事例・マナトレーディング・『イチゴドロボウ』

 

 ウイリアム・モリス 川島織物セルコン カーテン コーディネート

◆  当社提案事例・マナトレーディング・『フルーツ』

 

 


 

しかし2023年に入り、

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)とのコラボレーションで所蔵作品のデザインアーカイブを扱った「V&A Arts and Crafts」を発表したリリカラ

 

④ サンダーソンデザイングループとの共同開発で、時代を超えて愛されてきたウィリアム・モリスのデザインアーカイブに、現代の嗜好やライフスタイルとの調和を目指したデザインアレンジを施し、新たに誕生したコレクション「MORRIS CHRONICLES(モリスクロニクルズ)」を発表したサンゲツ

が新たに「壁紙」「床材(※サンゲツ)」を加えたバリエーション展開で市場に参入し、大手4社によるモリス争奪戦の様相を見せ始めています。

 

近年になって以前よりモリス製品に関わる版権がゆるやかになったため、競合がせめぎあう混沌とした状況になったわけなのですが、そういった潮流の中で我々専門店にはこれまで以上にメーカーごとのブランド戦略品揃え品質価格など、複合的な価値基準を含む情報を的確に整理し、デジタルイメージや活字では表現仕切れない現物比較を交えたリアル提案ができる場の整備が求められています。

また、モリスのファブリックと組み合わせた壁紙、床材、ペイントなどトータルコーディネートに及ぶ提案ができることも重要な要素となってきます。

 


 

サンゲツ「モリスクロニクルズ」
収録のファブリックとコーディネートアイテム

そして本日ご紹介させていだくのは、2023年7月、(株)サンゲツと英国Sanderson Design Group(SDG社)との共同開発で発売された「MORRISCHRONICLES」です。

“CHRONICLES”(年代記)と銘打たれた同コレクションには、1864年から1912年にかけて作られたモリスのデザインの中から、「いちご泥棒」・「ウィローバゥ」・「フルーツ」など、自然をモチーフとする緻密で美しいデザインアーカイブを、ストーリーや世界観を大切にしながら、シンプルナチュラルなインテリアが多い現代の住宅シーンでも使いやすいデザインにアレンジして商品化されているとのことで、「Morris & Co.」のライセンスとしては、世界で初めて壁紙床材ファブリックを統一テーマで開発し、空間全体でモリスの新たな世界観を楽しむことができるコレクションになっています。

 

ファブリック

 

ファブリックは、代表作の「いちご泥棒」をはじめ、「ウィロー バゥ」「フルーツ」「ブレアラビット」「マリーイザベル」「レスター」計6作品を織物、刺繍、遮光、シアーの織表現で製品化

これにコーディネートカラーの無地レース椅子生地を組み合わせた構成でまとめられています。

 

ミツワインテリアでは収録生地のうち、「いちご泥棒」、「ウィロー バゥ」「フルーツ」「ブレアラビット」「マリーイザベル」を縫製展示品でご用意しており、それぞれの作品単体の確認はもちろん、他社製品との比較を縫製品レベルでご確認いただける場を設けております。

 


 

『いちご泥棒』の縫製品比較

モリスクロニクルズ いちご泥棒 MFC130 MFC131 カーテン 価格 取扱店

当社で展示している「MORRISCHRONICLES」収録ファブリック『いちご泥棒』・織物2配色(※MFC130、MFC131)については240cm丈のカーテン縫製品でご用意しています。

 

ウイリアム モリス  いちご泥棒 カーテン 価格 比較 取扱店

いちご泥棒 カーテン サンゲツ 川島織物セルコン リリカラ マナトレーディング 比較

 

こちらはダークブルー色のMFC130とマナトレーディングのプリント、川島織物セルコンとリリカラの織物を縫製品レベルで比較したディスプレイイメージですが、サンゲツの『いちご泥棒』は、他社の同作品よりも柄域を大きく描き、ヒダを寄せた時に柄が均一に出るようなデザインアレンジになっています。

また、ベースカラーを濃色にする一方で、多彩な色使いの中に上質なメタリックカラー組み合わせるなどのアレンジを加え、現代のインテリアに寄り添う雰囲気に仕上げられています。

こうしたブランドごとの現物比較により、生地の組成、質感、柄リピート、縫製の風合い、価格設定等を含めた違いを理解いただけ、お客様に最適な一品を探し当てるお手伝いが可能です。

 


 

『ウィローバゥ』の縫製品比較

モリスクロニクルズ ウィローボー MFC104 MFC105 カーテン 価格 取扱店

続いて『ウィローバゥ(Willow Boughs)』織物2配色(※MFC104、MFC105)は130cm丈の縫製展示品でご用意しています。

 

ウイリアム モリス ウィローボゥ カーテン 価格 比較 取扱店

ウィローボウ カーテン サンゲツ 川島織物セルコン リリカラ マナトレーディング 比較 

 

「ウィローバゥ」の場合、マナトレーディングとリリカラはプリント、川島織物セルコンとサンゲツは織物で展開しています。

ぱっと見の柄域に大きな違いはありませんが、生地の厚みと質感、光沢表現は各社独特で、実際の窓辺で掛け較べていただくとお客様が目指すインテリアや家具との調和で最適な生地が良く分かります。

 


 

『フルーツ』の縫製品比較

モリスクロニクルズ フルーツ  カーテン 価格 取扱店

「MORRISCHRONICLES」でご用意している『フルーツ』は、レーヨン75% + 麻25%からなる刺繍生地で、MFC112の縫製展示品と展開生地サンプルの組合せでご用意しています。

 

ウイリアム モリス フルーツ カーテン 価格 比較 取扱店

フルーツ カーテン サンゲツ 川島織物セルコン リリカラ マナトレーディング 比較

「フルーツ」の場合、サンゲツが刺繍ドレープ、マナトレーディングがプリント、川島織物セルコンとリリカラは織物で展開しています。

こちらは生地の質感と発色がかなり異なりますので、ぱっと見の印象で好みの生地が分かり易いかもしれません。

 

以上、本日はサンゲツの「MORRISCHRONICLES」収録ファブリックのご案内と、他社製品との比較展示のイメージをご案内させていただきました。

店内縫製展示品につきましては、現地採寸時に持参することもできますので詳細はお気軽にご相談ください。

また当社では、ウイリアム・モリスに関連する壁紙塗装モールディング等の装飾材を用いた内装リフォームも自社施工で行っております。

トータルコーディネートのご提案も可能(※事前予約制)ですので詳細はお気軽にお問合せください。

 

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

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川島織物セルコン・SUMIKO HONDA(スミコ ホンダ)の2023年新作コレクションを入荷しました。

2023年09月05日

川島織物セルコン スミコホンダ カーテン 取扱店 価格

Sumiko Honda(スミコ ホンダ)・2023年の新作『光をあつめて 影ひかる 』より、ドレープ3作品を縫製展示品でご用意いたしました。

 

「Sumiko Honda」は、川島織物セルコンのインハウスデザイナー本田純子が「日本の四季を愛でる」を基本コンセプトに、デザイン・織設計・プロデュースを手掛ける最上級のファブリックブランドです。

1998年の公開から現在までの25年間、継続的に作品が発表されており、当社でも約30作品を縫製展示品でご用意しております。

 

彼女がが描く水彩デザインを下支えするのは創業180年の伝統を誇る川島織物の織技術で、素材にこだわり、表現に合わせて糸や染料、織組織を厳選して組み合わせ、緻密な行程を重ねて製品を生み出します。

このように一人のデザイナーが企画~デザイン~織物設計まで一貫して携わり、技術の特許取得なども含めて複雑なオリジナリティを追求しているブランドは、類まれな存在と言われています。

 

 

2023年・新作コレクション
『光をあつめて 影ひかる 』

公開から25周年にあたる今回の新作『光をあつめて 影ひかる』では、植物をモチーフにしたデザインを中心に3柄の厚手が提案されましたしたので、当社展示品と併せてご紹介をさせていだきます。

 


 

『ピアナメンテ』

ピアメナンテ カーテン 取扱店 価格 川島織物セルコン スミコホンダ

紫陽花をモチーフにした『ピアナメンテ』は、2色に染め分けた糸をはじめ多数のヨコ糸を用い、色鮮やかで立体感のあるファブリックです。

雨の中でも美しく咲き、青や紫、ピンクなど花色を変化させる紫陽花とその根元に生える植物をあしらい、全体の輪郭をぼかすことで雨の日の鈍い光の中でぼんやりと咲いている情景を表現しました。

カラーバリエーションは全5配色

 

背景に同系色を用い、華やかでボリューム感がありながらも空間に馴染みやすく、上質なインテリアを演出することができます。

 


 

『フィグラーレ』

フィグラーレ カーテン 取扱店 価格 川島織物セルコン スミコホンダ

『フィグラーレ』は、古くから家を守る木として植えられてきた白樫の枝葉紫陽花の葉が揺れる影をシルエットで表現したアイテムです。

 

カラーバリエーションは全5配色

柄部分に光沢のある糸を用いることで、マットのベース地とのコントラストで、光を受けて輝く葉とその影を演出しました。

室内に柔らかな影を落とし、落ち着きのあるインテリアを演出することができます。

 


 

『カメーナ』

カメーナ カーテン 取扱店 価格 川島織物セルコン スミコホンダ

最後にご紹介する『カメーナ』は、水の流れやそよぐ風など形の無い瞬間のデザインを無地調に織表現したファブリックです。

 

カラーバリエーションは幅広いインテリアシーンでお使いいただける全8配色。

複数の意匠糸を組み合わせ、ほどよく光沢を抑えたドライな質感とナチュラルな風合いが特徴で、小物からカーテンまで幅広くお使いいただけます。

 


 

川島織物セルコン スミコホンダ カーテン 特価 価格

以上、本日は「Sumiko Honda」・2023年の新作『光をあつめて 影ひかる 』より、ドレープ3作品を縫製展示品を交えてご紹介させていただきました。

ミツワインテリアでは「Sumiko Honda」の作品を約30柄、丈240cmの大型縫製サンプルでご用意しております。
店内見学以外でも
現地お打合せ時に持参することもできますので、詳細はお気軽にご相談ください。

 

◆ 「Sumiko Honda」の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/sumikohonda.html

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com

 

 

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