「介護ヘルパー」が通われている、ご高齢者の住まわれるマンションの「寝室」窓辺のリニューアルをさせていただきました。
お客様がヘルパーの方の同伴でご来店いただきました際に、現在住まわれているお住まいの「寝室」と、日中過ごされる「洋室」のブラインド類を、カーテンとレースの組合せに変更されたいとのご要望をいただきました。
上の写真は、以前付けられていた「寝室」のサイレントグリス社のバーチカルブラインドです。
まだ使える縦型ブラインドでしたが、「寝室」に使うには、遮光性が足りず眩しいのと、冬場の寒さが体に障るとのことでした。
マンションの様な集合住宅でも、1Fの場合は、下層階が無く、地熱が直接伝わりますので、とりわけ「冬は寒い」フロア事情となります。 ある程度、介護用のリフォームもされており、床はカーペットに変更されていましたが、今回は、窓辺を暖かくして1年を通じて過ごしやすい快適な室温を整える「寝室」の窓辺のリニューアルに取り組みました。
「機能性」カーテン生地の選定。
今回、メインとなるカーテン生地に求める機能として「夏の暑さ」や「冬の寒さ」が厳しいとのことで、「寝室」と統一する仕様にて、遮光、防音、遮熱(保温)効果の高い、生地の裏面がウレタン貼り加工仕立てとなっている「完全遮光1級」カーテンをご採用いただきました。
「完全遮光(1級)」の生地といいますと、文字通り、生地本体からは、屋外の太陽光を通さない組成の生地となっています。 裏面をウレタン貼り加工で空気の還流を止めていますので、遮光性のみならず、保温性、防音性能に優れた生地となります。
次にレース生地ですが、もともとのバーチカルブラインドのスラットを味わいのある生地でお選びいただいていたこともありましたので、こちらは程よい遮熱性を持つ質感の良い横ボーダー刺繍のレースを2倍ヒダ仕立てでご採用いただきました。
レースカーテンも、ヒダをたっぷりとって奥行を持たせることにより、遮熱性と保温性が向上いたしますので、遮熱レースをご採用なさらない場合でもその様な縫製仕様の工夫で「遮熱・保温」対策を講じることが可能です。
「機能性カーテンレール」の選定。
次は、機能性カーテンレールの持つ、「リターン機能」をカーテンに利用した、カーテンの「側面部分」の遮光、遮熱、保温対策の併用についてご説明いたします。
上のカーテンレールの製品説明をご覧いただければお解りいただけると思いますが、『リターン』機能の付いた機能性カーテンレールをご採用いただくと上述の問題点が改善可能です。
特に雨戸のない寝室の窓辺などにはお勧めです。
オプション・『マルチ バランス』の製品特徴。
そして、最後に今回ご採用いただいた機能性カーテンレールを『カーテンボックス』調に覆い、意匠(デザイン)性を向上させる、オプションの『マルチバランス』を、お好みのカラーバリエーションからお選びいだき、併せて上部に「カバートップ」を被せることにより、遮光性、遮熱性、保温性を向上させる工夫を行いました。
『マルチバランス』は、様々な窓や壁面の形状に合わせて適切なユニットをお選びいただくことができます。
『マルチバランス』と機能性カーテンレールの『リターン機能』を実際にご採用いただいた様子です。
この様にして、高齢者の方に快適な窓辺のリフォームが完成いたしました。
内容的にも、お客様に大変ご満足をいただけるご提案となりました。
当社・『オーダーカーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm
文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/
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