こだわりの無垢フローリング、煉瓦、塗装でまとめられたリビング・ダイニングの窓辺に、個性的なルーバーデザインで知られるTOSO(トーソー)の『デュアルシェイプ』バーチカルブラインドを「スタイルC」仕様で納品させていただきました。
個性的で美しい窓回り品が見つかるまでは暑さに負けず、寒さに負けず我慢という信念で製品を模索されたお客様。
程よいボリューム感を持たせながら窓枠の中に納められる製品、光の陰影、布の風合いと洗練されたデザイン性を求めているうちにご入居から1年経ってしまったとのことですが、ようやくこれならば腑に落ちた製品が『デュアルシェイプ』の「スタイルC」でした。
レーザーカット加工で作りだした幾何学的なフォルムのルーバーが重なり方によって独特の陰影とコントラストを生み出す『デュアルシェイプ』は4種類のルーバーデザイン展開を用意しています。
その中にあって一番の人気デザインと言われる「スタイルC」は、スイス・サイレントグリス社の『バーチカルウェーブ(Vertical Wave)』を彷彿とさせる北欧テイストのダイナミックデザインながら、ルーバーサイズを日本の住宅事情に合わせてダウンサイズしているため、間仕切りだけでなく窓回り品としてもお使いいただけます。
例えば、「スタイルC」の手本となっているサイレントグリス『バーチカルウェーブ(Andrea)』のルーバー幅は広幅部分が7インチ(約17.5mm)あるため、日本の住宅における標準的なカーテンボックス(奥行幅: 約150mm)には収まらないのですが、スタイルCのルーバー幅は広幅部分が130mm(くびれ部分は80mm)と一般的な100mmルーバーより広い設計ながらカーテンボックス内に設置し易くなっています。
製品価格自体も2分の1以下とお求めやすいこともありますが、その様な納まりの良さが採用に結び付く要因になっています。
最適な操作仕様を考える
「片開き」編
リビング側の窓は、有効奥行100mmほどの窓枠内に最大部分のルーバー幅が130mmのスタイルCを設置しています。
ルーバーの手前側を垂直に立てて調光した際、40mm程度生地のふくらみが窓枠外にはみ出す納めとなりますが、閉じた状態では生地全体が窓枠内に収まり、専用レールも内付けも可能です。(※参考までに窓枠内の有効奥行きがD:89mm以下になると、調光時のルーバーが窓側に干渉しますので設置方法の注意が必要です。)
こちらの窓の場合、テラスへの出入りだけを考えれば右側納まりの片開きでも良かったのですが、窓右下にある造作収納の引き出しがあるため、窓の左右どちらもバトン操作で開閉できる「両側バトン仕様」のオプションをつけました。
両側に開く片開きにすることで、収納引き出しの使い勝手を妨げない配慮をしています。
調光の度合いによってフォルムの陰影が変わる「スタイルC」にはルーバーの上部と裾部に一定割合の直線が加わります。
裾部は製作高に関わらず一定で、C-1ルーバー側に200mm、C-2ルーバー側に300mmの直線が入る納めですが、上部直線部分は製品高とスタイルCの柄リピート(1リピート=200mm)の関係によって変わります。(※注釈: 2019年12月より、裾部直線の割合が固定値ではなく変動値になりました。)
今回の場合は、製品高H2030mmで作りましたので、上部・C-1ルーバー側に190mm、上部・C-2ルーバー側に90mmの直線が入る納まりとなりました(※ヘッドレール厚は含まず)。
スタイルCの柄リピートはC-1、C-2共に8リピート入っています。
『デュアルシェイプ』の見どころは、室内側だけではなく、屋外からの見え方を意識したデザインを求める場合にもおすすめです。
最適な操作仕様を考える
「両開き」編
リビングとはスキップフロアでつながっているダイニングの掃出窓は4枚建ての引き違い窓。
内側2枚の引き分けで出入りや換気をする場合はコード式操作の両開きで、左右の袖側から出入りや換気をする場合はオプションの両側バトンを使った、自由な開閉に対応できる操作仕様をご採用いただきました。
以上、本日はレーザーカット加工が描くフォルムと光の陰影が美しいトーソーの『デュアルシェイプ』より「スタイルC」の納品事例を、実用的な操作性の組合せと併せてご紹介させていただきました。
室内からはもちろん、屋外から見た時の窓辺の美しさにもこだわられるお客様にもおすすめのバーチカルブラインドです。
***編集追記***
ミツワインテリアではお客様のご要望にお応えして、『デュアルシェイプ』スタイルCの展示品をご用意いたしました。
ルーバーとカラーは「ルノプレーン」のホワイトで、幅1200×高2400の製品をコード&バトン式(片開き)でご覧いただくことができます。
***関連記事***
今回は、採光生地を使用した事例紹介でしたが、遮光2~3級の機能を持つ「コルトシークル」を使った寝室での納品事例も併せてご紹介させていただきます。
https://mitsuwa-i.com/blog/2016/04/08
◆ 『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/
- バーチカル・ブラインド
- Trackback(0)
- 『デュアルシェイプ』バーチカルブラインド。「スタイルC」の魅力と様々な操作仕様。 はコメントを受け付けていません
- at 12:35 PM
- posted by 管理者