2020年10月から発売
川島織物セルコン・「モリス デザインスタジオ」の新作。
本日のブログでは、2020年10月から発売される、川島織物セルコン・「モリス デザインスタジオ(Morris Design Studio)」の新作を展示品紹介と併せてご案内させていただきます。
川島織物セルコンは、2000年のカタログ filoシリーズ発売当初より、ウィリアム・モリスのデザインを引き継いだサンダーソン社(※現・ウォーカー・グリーンバンク社)のライセンスのもと、そのデザインを織物として再現し、「モリス デザインスタジオ(Morris Design Studio)」は今年で20周年になるロングセラーブランドに成長しました。
今回、新柄としてお披露目された新コレクションでは、よりナチュラルで、よりモダンに、正統派クラシックを継承しながら現代の暮らしに寄り添った3柄・7アイテムの厚手と1柄・2アイテムの防炎レースが加わり、ミツワインテリアでは全作品を展示縫製品でご用意いたしました。
迫力の新作展示品。
丈240cmの大型縫製サンプルで見応え十分。
ミツワインテリアでは、一足早く新作を先行販売をさせていただくことになり、本日展示品が入荷いたしました。
織物版『ブラザーラビット』、人気作ウィローボウの遮光(『ウィローボウBL)』、ハニーサクル&チューリップをモダンアレンジで2色追加した『ハニーサクル&チューリップⅡ』の3作品(7アイテム)が、川島織物セルコン「モリス デザインスタジオ」の新たな厚手コレクションとして加わりました。
すでにご用意している「モリス デザインスタジオ」全点と同様に、丈240cmの大型縫製品でご覧いただけますので大変見応えがあります。
店内での見学はもちろん、現地お打ち合わせ時にお持ちすることができますので実際に使用される窓辺でご覧いただけます。
ウィリアム・モリスのカーテンをご検討されているお客様には是非手に取ってご覧いただきたい逸品揃いの新作を以下に作品ごとにご案内させていだきます。
『ハニーサクル&チューリップⅡ』
『ハニーサクル&チューリップⅡ』は、人気の『ハニーサクル&チューリップ』の3配色に加えて、ナチュラルでモダンな印象にアレンジした2配色を追加したバージョンです。
『ハニーサクル&チューリップⅡ』・FF1501(GR)
ライト~ミディアムのグレイ地は幅広い空間との馴染みが良く、大胆な作品をすっきりとした表情まとめ上げています。
『ハニーサクル&チューリップⅡ』・FF1502(DBR)
ダークグレイを思わせる、深みのあるブラウンは、モダンインテリアとその窓周りをを格調高い雰囲気でまとめ上げています。
上の写真は、新旧のバージョンを5配色で並べた展示イメージで、一見すると新色を2色追加しただけの様に見えますが、新バージョンの『ハニーサクル&チューリップⅡ』では、ボリュームのある太番手の糸やカラーミックス糸の持つ素材感を組合わせることで生地に立体感を持たせ、モダンなインテリアシーンで使ってみたくなるナチュラルな表情を感じていただける生地になっています。
参考までに、英国製・プリント版『ハニーサクル&チューリップ』とFF1502(DRB)をを比較したイメージがこちらです。
デザインの縮尺もほぼ同じで、オリジナルのプリントデザインを織りで忠実に再現しつつ立体的な質感と現代的なカラーで表現している様子が分かります。
以上が、麻や綿など天然素材の風合いを好まれるお客様にもお勧めしたい新作・『ハニーサクル&チューリップ Ⅱ』のご紹介となります。
『ブラザーラビット』
1881年にウィリアム・モリスが描いた『ブラザーラビット』。
『ブレアラビット(Brer Rabbit)』や『兄弟うさぎ』の名でも知られるこの作品は、アメリカ南部のお伽話の中で登場する架空のうさぎ、ブレアラビットからインスピレーションを受けたデザインです。
「モリスデザインスタジオ」での製作にあたっては、兄弟うさぎの愛らしいモチーフ柄部分を風通織(二重織り)によるを立体表現で引き立たせ、シンプルに織りだした柄の合間からのぞくベースに、ツイード調のざっくりとした太番手のカラー糸使うことで、上品な玉虫(シャンブレー)効果が得られる美しい生地ができあがりました。
『ブラザーラビット』・FF1503(O)
愛らしくナチュラルなデザインに、明るいモダンカラーを散りばめることで若い世代のインテリアシーンでも積極的に使いたくなる優しい風合いの生地になっています。
「風通織り」は縦糸・横糸の色を違えて、表裏に反対の模様が出るようにした二重組織の織り技法です。
表出される柄はアイボリーですが、FF1503(O)ではメインカラーにオレンジ、その他イエロー、ブラウン、そしてブルーを使うことで、オレンジを主体としたミックス感とシャンブレー(玉虫)が味わえる魅力的なベースを作り上げています。
『ブラザーラビット』・FF1504(GR)
FF1503(O)と使用している色のカラーは同じですが、その構成比を変えて、ブルーをメインカラーにしています。
イエローの使用量も増えていますが、オレンジを減らすことでグレイッシュな雰囲気が感じられるシャンブレー感のある生地になっています。
クールな色調の中にも優しく暖かみのある色合いを感じられる魅力的な風合いはモダンインテリアとの相性も良好です。
参考までに、英国製・プリント版『ブレアラビット』とFF1504(GR)をを比較したイメージがこちらです。
デザインの縮尺としてはオリジナルのプリントデザインよりも25%程度大き目な表現となっています。
『ウィローボウBL』
ウィリアム・モリスが描いた1887年の作品で、モリスの妻、ジェーン・バーデンのベッドルームにも使われていた『ウィローボウ』は、現在でも人気が高く、リビングから寝室まで幅広く愛用されているデザインです。
「モリスデザインスタジオ」でも非遮光の2配色をご用意していましたが、今回新たに3配色の遮光生地(BLACKOUT)が加わりました。
柄や色合い、織り方にアレンジを加えることで織物ならではの端正な表情を維持しつつ遮光2級の性能を引き出しており、寝室のみならず陽射しの強いリビングなどにもご利用いただくことができます。
『ウィローボウBL』・FF1505(G)
『ウィローボウBL』・FF1506(B)
『ウィローボウBL』・FF1507(BR)
ミツワインテリアでは、非遮光の『ウィローボウ』(2配色)と『ウィローボウBL』(3配色)の縫製品をご用意しており、お打合せ時に実際の窓辺でカラーや遮光度合いの確認にご利用いただくことが出来ます。
新作『ウィローボウBL』の柄リピートは、『ウィローボウ』の約3/4にサイズダウンされており、柄域が横方向に規則的に流れるアレンジが施されています。
参考までに、英国製・プリント版『ウィローボウ』の2番色とFF1502(DRB)をを比較したイメージがこちらです。
柄域表現はオリジナルよりも規則的になっていますが、深みのある色使いは非常に魅力的です。
以上、本日のブログでは、2020年10月から発売される、川島織物セルコン・「モリス デザインスタジオ(Morris Design Studio)」の新作を展示品紹介と併せてご案内させていただきました。
ご興味のあるお客様はお気軽にご相談ください。
◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm
ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/
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- at 10:26 PM
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