本日ご紹介させていただくのは、 『DESIGNERS GUILD』 のパネル壁紙を採用した施工事例です。
『DESIGNERS GUILD』 は、イギリスの女性デザイナー、トリシア・ギルドが展開するファブリックと壁紙ブランドで、国内ではテシードが取扱っています。
独創性の高いデザインと色彩表現で世界中を席巻したデザイナーズ・ギルドは、現在もフッァション業界のデザイナーとのコラボレーションするなど、既定の型にはまらない精力的な活躍を続けています。
「SCENES AND MURALS」 収録のパネル壁紙
さて、今回ご採用いただいたパネル壁紙は、カタログ「SCENES AND MURALS」収録のPDG656/01 。
優美なピンクの薔薇柄とトリシア・ギルドが得意とする緻密なグラデーションカラーの組合せで独特な空間を演出するデジタルプリントの壁紙です。
幅45cm × 高さ300cmのパネルを4枚貼り合わせて180cm × 300cmの壁画を構成するパネル壁紙を日本の一般的な住宅で使う場合、横方向の増減調整できますが縦方向の300cmを使い切れる空間はほぼありません。
一般的な居室の天井高はH2400~2600mmとなるため、この壁紙でいえばグラデーションカラーの下部(※濃部)を切り落として使用することになるため、採用を躊躇されがちな壁紙となります。
天井高2100mmのトイレで大胆に採用。
今回、お客様からご相談いただいたのはこの壁紙を使って天井高:2100mmのトイレを劇的にリニューアルさせたいというものでした。
こちらは事前提案でご案内した割付イメージ。
有効:3000mmの壁紙の下側900mmを切り取り、パネル幅:1800mmのパターンを2セット組合わせたイメージをご確認いただいたのち実際の現調にうかがいました。
続いて、こちらは現調後のご提案イメージ。
切り落とした下部の壁紙を横方向に3枚つないで天井に使うご提案をさせていただきました。
そして、最後に1つ問題となったのが、トイレ全周で必要なパネルの横幅でした。
実測の結果、全周3700mmの壁面に対して、パネル2セット(※1800×2セット)の総幅は3600mmとなり、ドア横左の折り返し部分の壁紙が足りないことが判明しましたが、そのために1セット:@63,000円する壁紙を3セット購入するのは勿体ないということで、解決案を講じました。
お客様と一緒に思案した結果、考えたのが余白となる100×2100の縦ボーダーエリアを手軽に張り替えもできる「フラワーパネル」で埋めてみようというものでした。
お客様にも賛同をいただき、フラワーパネルは施工日までにお客様が気に入ったものをお選びいただくことになりました。
納品後の様子
納品後の様子は、ご提案イメージに近いものとなり、お客様からも大変ご満足をいただきました。
「フラワーパネル」も壁紙と相性の良い素敵なものを探し出していただきました。
以上、本日は『DESIGNERS GUILD』のパネル壁紙を使ったトイレでのアレンジ事例をご紹介させていただきました。
◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm
ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/
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