『フラットカーテン(ヒダなし)』 とは?
『フラット(ヒダなし)』 縫製という言葉は、近年のウィンドゥ・スタイリングの中で馴染みのあるスタイルとして浸透してきていますが、その正しい定義と言葉のイメージが曖昧になっている感があります。
本日のブログでは、フラットカーテンについての解説を、実際の納品事例と、当社展示品を使った提案方法を交えてご案内させていただきます。
![フラットカーテン とは](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/2013.2.23.1-300x224.jpg)
こちらは、フロントレースの 『フラットカーテン(ヒダなし・1.2倍)』に、2倍ヒダ(3ツ山)縫製で仕立てたカーテンを後幕に据えた、S字クランク窓での納品事例です。
ここでいう、『フラットカーテン(ヒダなし・1.2倍)』という表現は、「カーテンレールの長さに対して、1.2倍の生地のゆとりを加えた製作幅で仕立てられたフラット カーテン」という意味となります。
カーテンレールに対しての『フラット カーテン』のゆとり寸法は、最終的にお客様の好みで決まりますが、その目安が判らないお客様がほとんどなので、当社では展示品を使って視覚的にイメージしやすい説明を行っています。
具体的な説明方法については、このブログの後半で説明をしていますので、ご参考いただければと思います。
![フラットカーテン フロントレース](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/2013.2.23.2-300x224.jpg)
参考までに、オーガンジーレースにコンビネーションされているサークル柄のホワイト生地は、後幕で使用されている白のタフタと同じ生地です。
そのため、前幕(フロントレース)を閉じた時に見えるファブリック全体の印象はとてもすっきりとしており、オーガンジーの上にタフタのサークル柄が浮かび上がったように見えます。
![フラットカーテン 事例](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/2013.2.23.3-300x223.jpg)
続いての事例は、前述とは色違いの生地をフロント・レースとしてご採用いただいたもので、リビングと、隣接する洋室の窓を合せると、幅450cmとなる窓での『フラット カーテン』納品事例です。
天井高もH260cmと高く、ダイナミックにつながる窓辺が表現できました。
フロントレースを構成する『フラットカーテン(ヒダなし)』の倍率は、先ほどの事例と同じカーテンレールの幅に対して1.2倍のゆとり寸法を乗じたサイズで仕立てていますが、後幕となるカーテンの縫製は、ヒダ山を抑えた「1ツ山(ワンプリーツ)」スタイルで軽やかに仕立てました。
参考までに、前幕と後幕の両方を「フラット(ヒダなし)」スタイルにしてしまうと前幕の生地との接触が大きくなって開閉が困難になの場合がありますので、後幕はヒダ山を1ツ以上つまんで畳みやすくするスタイルをおすすめいたします。
![フラットカーテン 意味](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/2013.2.23.4-300x222.jpg)
こちらの事例では、フロントレースの下部70cm部分に、光沢感のある無地を組合わせた「上下切り返し」スタイルで仕立てて、より個性的な『フラットカーテン』が出来上がりました。
「当社展示品」を使用してのイメージ解説
![フラットカーテン 倍率](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/2013.2.23.5-300x288.jpg)
当社店内での『フラットカーテン』提案においては、フラットカーテンの縫製見本を使って、お客様が視覚的にイメージしやすい、簡易デモンストレーションを行っています。
『フラット(1.0倍)』イメージ
![フラットカーテン 1.0倍](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/f-2013.11.23.1-193x300.jpg)
例えば、こちらはカーテンレールと同寸法まで生地を伸ばした『フラット カーテン(ヒダなし・1.0倍)』のイメージ紹介の様子。
『フラット(1.1倍)』イメージ
![フラットカーテン 1.1倍](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/f-2013.11.23.2-189x300.jpg)
段階的に、ご覧いただきましょう。
次は、『フラット カーテン(ヒダなし・1.1倍)』のイメージ紹介です。
『フラット(1.2倍)』イメージ
![フラットカーテン 1.2倍](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/f-2013.11.23.3-180x300.jpg)
続いて、『フラット カーテン(ヒダなし・1.2倍)』のイメージ紹介です。
『フラット(1.3倍)』イメージ
![フラットカーテン 1.3倍](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/f-2013.11.23.4-172x300.jpg)
最後に、『フラット カーテン(ヒダなし・1.3倍)』のイメージ紹介です。
以上、今回のご説明は、一般的な『フラットカーテン』の製作幅倍率と、その参考イメージについてのものですが、実際のご提案と納品にあたりましては、ご採用いただくカーテンまたはレースの生地の種類や窓の大きさ、そして、スタイリング等を視野に入れて考慮する必要がございますので、その都度ご相談いただければと思います。
***編集追記(事例紹介)***
![](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2018/03/2018.3.19.21-218x300.jpg)
![フラットカーテン 神奈川](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2018/03/2018.3.19.22-225x300.jpg)
![フラットカーテン 東京](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2018/03/2018.3.19.23-300x203.jpg)
こちらは、フジエテキスタイルの「ハーフトランスペアレンス・レース」として評価の高い、PF1706 『ムツノハナ』の縫製展示品を使ったフラットカーテンの提案例です。
ヒダのない「フラットスタイル」と2倍ヒダ(3ツ山)の縫製展示品をご用意して窓辺でイメージ提案を行います。
![](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2018/03/2018.3.19.15-300x200.jpg)
縫製展示品は、お打合せ先での参考イメージとしての役割もあり、ここで最終的なフラット倍率を決めることもできます。
![フジエテキスタイル フラットカーテン](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2018/03/2018.3.19.2-300x199.jpg)
![フラットカーテン おすすめ](http://mitsuwa-i.com/blog/wp-content/uploads/2018/03/2018.3.19.3-300x193.jpg)
こちらの納品事例では、「1.3倍・フラット」縫製で仕立てました。
https://mitsuwa-i.com/blog/2018/03/19
◆ 当社・『オーダーカーテン』 の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm
◆ 当社『フジエテキスタイルの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/fujie.htm
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/
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