極上のインテリアを演出する
ナニックの電動ウッドブラインド。
ナニックの「電動ウッドブラインド(SF型)」を、ダイナミックなL字窓に7連窓の分割で納品させていただきました。
今回の電動ウッドブラインドでご採用いただいたスラット色は、「507 (グレーアッシュ)」。
73色のカラーバリエーションを持つナニック「プレミアムシリーズ(標準73色)」は、窓枠、建具、暖炉といったインテリア構成色はもちろん、建築物の外観色を意識したカラーコーディネートも容易です。
木目を活かした薄塗り低光沢仕上げのスラットが自然光の反射を柔らかくおさえ、濃色で染め上げた落ち着きのある窓辺になりました。
ナニック・ウッドブラインド 「電動シリーズ」。
15チャンネルRFリモコン操作の『SF』型 をご採用。
ナニックのウッドブラインドは、展開する全シリーズの製品で「電動タイプ」に対応しています。
ボタン操作で、手軽に複数の窓や、手の届かない高所窓の操作ができるため、一般住宅はもちろん商業施設などで導入されており、用途に応じて電動タイプの仕様も異なります。
今回ご採用いただいた製品モデルは、『SF型』横型電動ウッドブラインドというモデルで、手動タイプの本体価格に、+60,000円/台(リモコン別途)のオプションで製作可能な、手軽さが好評です。
『SF型』とは、シンプル ファンクションの略で、製品本体に内蔵された小型モーターでブラインドの昇降と調光を手軽にコントロールできる、一般住宅での採用実績の多い製品モデル。
コンセント電源に接続した電動ブラインドを、電波を使った「15チャンネルRFリモコン」操作で操作します。
横型の『SF型』電動ブラインドで使用するブラケットは、手動タイプと同じですが、ヘッドボックスの形状とブラケットをはめる位置が若干異なり、手動製品のD:67mmより5mm厚い、D:72mmが製品ヘッドボックス部の厚みとなります。
ブラインドの割付とコンセントの配備。
細心の注意を払って。
製品付属のコンセントは、必ず製品の右側に配置されるため、設計・建築段階で分割設置する位置ごとに必要台数分の電源を用意することが必須です。
電源への接続は、コンセントを天井や壁内に隠す圧着結線での現地施工も可能ですが、今回の物件では、「L字窓」の正面側窓(4分割)のコンセント電源位置がブラインドボックスの室内側、側面窓(3分割)のコンセント電源位置がブラインドボックスの屋外側に設けられていたので、電源スペースも考慮に入れて、ウッドブラインドの製作幅を決めました。
「L字」形状のブラインドボックスの場合、電源のクリアランスを考慮した製品幅の割付が非常に難しいので、実際に設置されている電源の状況を確認しながら、厳密な採寸と細かな打合せをする必要がありました。
採寸の段階では、「L字」コーナーが含まれる場合、ブラインドの「勝ち」と「負け」を決める必要もあります。
「勝ち」側のブラインドの正面が「負け」側のブラインドの側面を覆う設置方法のことで、これにより屋内外から見る印象や、光の遮り方が変わってきますので、窓周辺の環境や、方位、日照条件を勘案して「勝ち」と「負け」を決めます。
コーナーに関わる製品幅がその他の製品幅に影響するため、採寸で一番肝心な箇所となるため、実物のサンプルと模型を使いながら理想的な位置を決定しました。
納品後のコーナー窓のとりあい。
希望通りの位置に納めることができました。
『SF』型・電動ウッドブラインドの分割プラン。
「一斉操作」・「個別操作」・「グループ操作」とは。
L字窓の長辺側(4分割)が幅9.5m、短辺側(3分割)が幅3.7m、合計:W13.2m ☓ H2.6m の大開口窓。
圧倒的な開口が魅力の窓辺では、昇降ループの無い美しい意匠と、昇降・調光の利便性を兼ね備える「電動ウッドブラインド」の魅力が発揮されます。
7台のブラインドに分割した今回の事例では、「15チャンネルRFリモコン」の設定も日常の使い易さを考慮して決めています。
具体的には、「0」チャンネルを、ALLを意味する「一斉操作」として設定しました。
続いて、右側の暖炉側からコーナーに向かって、1~4チャンネルを、コーナーから左端までの分割箇所に5~7チャンネルを割り当てる「個別操作」の設定を行いました。
そして最後に、右側の暖炉側からコーナーまでの4台を「8」チャンネル、コーナーから左端までの3台を「9」チャンネルに設定する「グループ操作」を、製造段階で工場にプログラム依頼して現地納品いたしました。
『SF型』電動ウッドブラインドの設置が完了した時点では、製品が上部に畳み上がっています。
リモコン操作と注意点。
「0」チャンネル(=ALL)の「一斉操作」ボタンを押すと、7分割された製品が一斉に降下してゆきます。
こちらは、「一斉操作」で7台すべてを降下させた様子。
注意点として、 製品内臓の小型モーターとRF電波を使用したSF型・「15チャンネルRFリモコン」での「一斉操作」と「グループ操作」は、基本的に一斉に引き上げきることと、一斉に引き降ろしきることを目的とした操作用途となります。
SF型・「15チャンネルRFリモコン」を使って昇降途中で停止する場合は、製作高や製作面積(重量)、操作場所に応じた電波の感度差により、各ブラインドの昇降速度と反応感度、途中停止位置に差異が生じます。
途中停止時点で生じた停止位置の微調整は、「個別操作」で行う必要があり、これは事前ご了承事項となります。
カタログで記載されていませんが、「簡易電動型製品」リモコンタイプを扱うほぼ全ての製品の共通注意事項ですので、ご参考ください。
調光操作も「0」チャンネルの一斉操作やグループ操作でまとめてコントロールできます。
こちらは、「8」チャンネルを割り当てて登録した右側・4分割窓を「グループ操作」で降下させた様子。
同様に、「9」チャンネルを割り当てて登録した左側・3分割窓を「グループ操作」で降下・調光(遮蔽)した様子。
「個別操作」は、特定の窓の昇降や調光をコントロールする際に使用します。
最後に、『SF型』電動ウッドブラインドの動画のご紹介をして本日のレポートの締めくくりです。
イメージ通りの納まりに、お客様からも大変ご満足をいただきました。
◆ ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm
◆ 当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm
ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/
***事例追記***
ナニック電動ウッドブラインドのご採用にあたっては、製品台数分の専用コンセントを製品本体の右側にご用意いただく必要がございます。
設計・建築段階でナニック電動ブラインドの採用を想定されている注文戸建て、マンション・リノベーションであれば、適切な配置でコンセントをご用意いただくことで導入が容易になりますが、諸々の事情により、製品台数分のコンセントが用意されていない状況やコンセントを製品本体の右側に設置できない状況もございます。
またそもそもが電動製品の導入を想定していない窓の場合は、取付位置付近にコンセントが存在しない状況も少なからずございます。
当社では、これら様々なケースに対応した納め方にも対応しており、以下が状況ごとの参考事例となります。
◆ 事例①: 設計・建築段階でコンセント配置のアドバイスを行って納品した事例。
◆ 事例②: リノベーション時に用意されたコンセントを使用して露出コンセントの増設で対応した事例。
◆ 事例④: 既設の電動製品用コンセントを使用して露出コンセントを増設で対応した事例。
◆ 事例⑤: 電動製品の導入を想定していない窓周辺のコンセントを使用して露出コンセントの増設で対応した事例。
***編集追記***
Iot対応の新型電動モデル・展示品を入荷
ミツワインテリアでは、2021年末にモデルチェンジされ新たにIot対応機能が加わった、ナニック 電動ウッドブラインドの展示品をご用意しています。
電動製品本体に加えてオプションのスマートハブをご購入いただくことで、スマートフォンやタブレットからの操作が可能となります。
専用アプリをダウンロードしてWifi環境下で接続することにより、遠隔操作や音声操作も可能になりました。
- 電動製品
- Trackback(0)
- ナニック「電動ウッドブラインド」納品事例と製品特長解説。 はコメントを受け付けていません
- at 9:29 PM
- posted by 管理者