Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

トーソー『ベネウッドタッチ ドラム』の採用事例。便利な「自動降下」機能とは。

2017年06月04日

トーソー ベネウッドタッチ50 ドラム ブログ

トーソー ベネウッドタッチ50 ドラム 事例

「ウッドブラインド」は、こだわりのインテリアの持つ魅力を引き立てながら、自由な調光とプライバシーのコントロールが可能な製品として人気のある製品です。

 

本日のブログでは、当社にも展示品をご用意しております、TOSO(トーソー)のウッドブラインド・『ベネウッド』より、製品価格+4,000円/台のオプションで引下げ操作時のアクションの省力化(自動降下)できる『ベネウッドタッチ ドラム』を採用した納品事例をご紹介させていただきます。

 

 

『ベネウッドタッチ ドラム』動画。
手動引き上げ操作と自動降下の実演。

まずは、今回ご採用いただきました『ベネウッドタッチ ドラム』を、中庭側のFIX窓に設置した際の昇降操作を動画でご覧ください。

40秒の動画では、手引きで製品を上に引き上げた後、タッチ(自動降下)操作でウッドブラインドを自動降下させた様子をご覧いただけます。

 

採用製品: 『ベネウッドタッチ50 ドラム
* スラット色:  TM-106(ディープブラウン) ※型押し木目柄付
* オプション: 内付用バランス付
* 製品サイズ: W182cm ×H199cm
* 製品:面積: 3.62㎡

* スピードコントローラー種類: 「重量級」スピードコントローラー搭載

 

横型ウッドブラインドは、製品の開閉操作が左右方向ではなく、重力のかかる上下方向となる製品であるため、製品自体が軽い「ロールスクリーン」などの様に、昇降(特に引き上げ)に要する負担の軽量化と、ゆっくりと引き降ろすことができる操作性の配慮を製品に反映させる必要があります。

そのため、一般的な横型ウッドブラインドでは、「ドラム(ギア)タイプ」と言われる操作機構が採用されており、製品重量に応じて昇降ギアの比率を調整して、変則ギア付自転車が坂道走行をするような軽いギア比に設定して昇降操作をアシストしています。

「ギア比」とは、自転車のタイヤを1回転させるために必要なペダルの回転数に例えることができ、例えばギア比が1:3に設定された製品であれば、ループコードを3回引くことで、その運動量の1/3だけウッドブラインドを昇降させることができる事を意味し、この数値の大きい・小さいによって、昇降スピードの設定を変えることができます。

 操作に伴う重量感は1/3に軽減されますが、操作量は3倍必要になるため、重力の関与が少ない左右開閉式のカーテンや縦型ブラインドの様な開閉のスピーディさが得られない点はデメリットとなります。

 

トーソー ベネウッド TM-106 事例

自動降下機能」搭載により、降下操作の手間を大幅に省力化させた、トーソーのベネウッドタッチ ドラム』は、窓数が多く広いリビング・ダイニングなど窓などで、その利便性を発揮します。

 

降下操作に要するアクションを最初のひと引きに省略した「タッチ(自動降下)」機能の活用メリットは、1台を自動降下させている間に、他(複数)の窓の操作を行う場合などで特に便利な操作機構といえます。
「障害物自動停止装置」も付属しており、安全性にも配慮されています。

 

 

 

「タッチ(自動降下)」機能を担う
「スピードコントローラー」について。

 


トーソー『ベネウッドタッチ ドラム』のコンセプトは、引下げ操作時のアクションを最初のワンタッチ・自動降下操作に任せることにより「ドラムタイプ」操作での昇降操作の負担を約半分に軽減させようとしたものです。

 

 

「ワンタッチ(自動降下)」操作をアシスト用するのがこちらの『スピードコントローラー』で、これをウッドブラインドの駆動シャフトに装着することにより、シャフトの回転速度をブレーキダウンさせることができます。

トーソー『ベネウッド タッチ』の場合、「スピードコントローラー」の規格は「軽量級」「重量級」の2種類用意されており、製品面積(=重量)に応じて以下の3タイプの組合せで展開されています。

 

① 製作面積:2.5㎡未満 ⇒「軽量級」スピードコントローラーを1個搭載。

② 製作面積:2.5以上~4㎡未満 ⇒「重量級」スピードコントローラーを1個搭載。

③ 製作面積:4㎡以上~5㎡未満 ⇒「重量級」スピードコントローラーを2個搭載。

 

「ワンタッチ(自動降下)」機能は「製品定価+4,000円/台」というエコノミータイプのオプションのため、操作機構も簡易的です。

高額な「電動タイプ」ほど細やかなスピードコントロールはできませんが、製作サイズの範囲内に応じて振り分けられたスピードコントローラーが手軽な操作性をサポートします。

 

 

「軽量級」スピードコントローラーと
「重量級」スピードコントローラーのスピード比較動画

 

最後にご覧いただくのは、トーソー・『ベネウッドタッチ50 ドラム』に搭載されているスピードコントローラー(自動降下機能)」交換作業のBeforr~After動画ですが、これは「特別編」という位置づけでご覧ください。
 
『ベネウッドタッチ』では、製品サイズ2.5㎡未満の製品に「軽量級スピードコントローラー」を1個、2.5㎡~4㎡までの製品に「重量級スピードコントローラー」を1個、4~5㎡までの製品には「重量級スピードコントローラー」を2個搭載することによって自動降下速度の調整を行っていますが、メーカーのカタログには記載されていない社内資料扱いとされており一般公開はされていません。
 
 
 
トーソー ベネウッドタッチ 自動降下
 
上の比較動画は稀な事例ですが、窓枠内寸法(クリアランス)の都合上、製品幅を1cm違えて、左側にW126cm×H199cm(2.51㎡)の製品、右側にW125cm×H199cm(2.49㎡)の製品を取付けたところ、2.5㎡を境に変えられているスピードコントローラーの規格が「軽量級」重量級」に分かれてしまったというものです(全国でも2例目というレアな事例です)。

製品幅サイズをW125cmで統一していれば窓枠内での光漏れが多くなり、W126cmで統一した場合は、窓枠内でのスラットの干渉が懸念されるという微妙な寸法配分において、たまたま自動降下タイプの製品が必要であったのですが、それによりスピードコントローラーの仕様が変わることは、販売店には周知されていない情報なのだそうです。
 
 
 
しかし、今回は、個別の窓での設置ではなく、中央2分割を目的とした設置であったため、メーカーに状況説明をして部材提供をいただき、左側を「軽量級」のスピードコントローラーに交換して降下のスピードを揃える事になりました。
 
 
トーソー ベネウッドタッチ メリット
 
そのような訳で、製品面積:2.5㎡を境にスピードコントローラーが変わるということを認識するための「忘備録」ともなる動画になりましたが、お客様からは、窓枠内のクリアランス配慮にこだわりつつ、お好みのスピードコントローラーに統一ができた今回の事例はご満足いただけるものになりました。
 
とはいえ、「スピードコントローラー」の規格はメーカー規定にのっとって決められているため、今回の様な特例措置(メーカー承認が必須)を得ない限り、原則として勝手な交換はできません。
1つの窓枠内で2分割した本事例での承認は特例にあたるもので、僅かな製作面積の差異であっても、個別の窓で設置した製品についてスピードコントローラーを交換することについては、メーカーの製品管理体制と安全性の観点から認められないと思われます(それを認め出したらキリがないという話の様です)。
 
あくまでも、「ワンタッチ(自動降下)」機能は「製品定価+4,000円/台」というエコノミータイプのオプションのため、スピードコントロール機構も簡易的で、メーカー既定の範囲内で使用してくださいということになります。
 
そういう意味では、今回の動画は、参考になりやすいものになっていると思います。
 
 
 
「手動」・「電動」・「自動降下」操作の展示品をご用意。
操作性の違いをご確認いただけます。

 
 
ミツワインテリアでは、各メーカーの様々な「横型ウッドブラインド(手動タイプ)」展示品をはじめ、ナニックやJBSといった海外ブラインドについては、「電動タイプ」の展示品もご用意しています。

 

そして、今回ご紹介いたしました、トーソー『ベネウッドタッチ(自動降下機能)』も、W91cm × H250cm の大型展示品でご用意しています。

横に並べている、W210cm × H220cm のドラム操作(手動)と合わせると幅3mの大型体験コーナーとなっておりますので、こちらは、マンションやLDの大開口窓で、分割してウッドブラインドをご検討中のお客様などにお勧めの展示です。

 

 以上、本日は、トーソー・『ベネウッドタッチ(自動降下機能)』ウッドブラインドの特徴と、「スピードコントローラー」の種類についてのご紹介でした。
 
 
 

◆当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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『FUGA』調光ロールスクリーン。「オーバーサイズ」仕様・納品事例。

2017年06月01日

FUGA 調光ロールスクリーン

本日は、スクリーンの降途中での採光が可能なロールスクリーンとして人気の高い『FUGA』調光ロールスクリーンの納品事例を、調光の仕組み、ヘッドボックスサイズの違いと併せてご紹介させていただきます。

 

開閉昇降式・調光ロールスクリーンの
調光特性と注意点

前後のシースルーに挟まれた不透明スラットを開閉することで立体的な意匠となるのが開閉昇降式・調光ロールスクリーンの特徴。

ヘッドボックスに収納されているスクリーンを引き降ろすと、スラット全閉の状態で最下部付近まで降り、続いてスラットが開き始める調光状態スラット全開状態を経て停止します。

 

FUGA以外でこの様な特性を持つ製品として、ハンターダグラス「シルエットシェード」、ニチベイ「ハナリ」、トーソー「ラクーシュ」などが知られていますが、どの製品もスラット調光状態の際にスクリーンが最も長くなります。

これをFUGAの図説を例にあげて説明すると、

① スクリーンを引き降ろして最長位置(※図b)の15mm手前までが「スクリーン全閉状態」(※図a)の領域。

② 「スクリーン全閉状態」(※図a)から全開位置(※図c)までの調光過程にa.cよりもスクリーンが15mm下がる最長位置(※図b)がある。

③ 最長位置(※図b)から更にループコードを引き続けて15mm引き上がった状態が全開位置(※図c)。

といった、調光領域でスクリーンの長さが15mm程度上下する特性がありますので、ここを踏まえながら製品高の打合せを行います。

 

実際の調光イメージがこちら

① スクリーン最長位置の15mm上方までが「全閉状態」。

 

FUGA 調光ロールスクリーン 事例

② スクリーン「最長位置」での調光イメージ

 

調光ロールスクリーン とは

③ スクリーン最長位置から15mm引き上げた状態で迎える「全開位置」

 

(※追記) 動画で説明するとこの様になります。

動画の様に調光領域の目線が床にある掃出窓の場合であれば最長位置でボトムレールが床に触れない様に納めることが一般的ですが、調光領域の目線が高めにある腰高窓などでは、最長位置でボトムレールが窓枠に触れてもいいから、なるべく全閉位置を窓枠ギリギリにしたいという希望をいただくこともあるため、製品高については都度お客様との打合せで決定します。

 

意匠性の重視と昇降操作に配慮したFUGA。
2種類の「
ヘッドボックス」について

『FUGA』調光ロールスクリーンの製作対応幅は、W150mmの小窓からW2700mmの大型窓まで広範囲に対応します。

小窓ではコンパクト設計を追求した標準仕様(スモールサイズ)のヘッドボックスを採用する一方、製作幅:W2000mm超える大型窓、製作高:H2400mm超える大型窓での生地収納性に考慮して用意された、「オーバーサイズ」仕様のヘッドレールを用意しています。

 

 

標準仕様(スモールサイズ)とラージサイズ(オーバーサイズ)ヘッドボックスの寸法差は高さ11mm、奥行き12mm。

1つの居室で複数のFUGAを設置する場合、大小の窓で規格の異なるヘッドボックスを使い分ける場合もありますが、横並びの連窓で使用する場合においてヘッドレールの仕様をラージサイズに統一することも可能です。

 

FUGA 調光ロールスクリーン メリット

こちらはFUGA独自の調光モード。

採用生地は遮熱性とプライバシー性の高いBASIC」のホワイト(FG-5513)です。

さきほど調光ロールスクリーンの仕組みを簡単にご説明いたしましたが、FUGAではご覧の様にスラット「全開状態」を維持しながら一定量のスクリーンをヘッドボックスの手前側へ引き上げることができます

全開状態でヘッドボックス手前側へ引き上げ可能なスクリーンの分量は「スモールサイズ」のヘッドボックスの場合で約120cm

腰高窓であれば全開状態でほぼスクリーンの巻き上げが可能、掃出窓であっても窓の下側半分を開放できるため、庭、ウッドデッキ、ベランダがある窓では調光しながら屋外の雰囲気を効果的に室内に取り込むことができます。

 

更に今回ご採用いただいた「ラージサイズ」のヘッドボックスであれば、ヘッドボックス手前側のクリアランスがスモールより約8mm広く取られているため、結果としてスモールサイズ以上にスクリーンを引き上げることができます

 

(※追記1) ラージサイズのヘッドボックスを使用して、プライバシーを遮りながら屋外の景色と、ベランダ側への空間の広がりを確保した事例。
https://mitsuwa-i.com/blog/2018/06/02

 

 

(※追記2) ラージサイズのヘッドボックスを使用して、全開状態で170cm生地を引き上げているイメージ。ラージサイズのヘッドボックスが持つ特性を活かした実例です。
https://mitsuwa-i.com/blog/2020/07/03

この事例の様にできるだけ全開状態の生地を上方へ引き上げたいという場合であればスモールサイズ適応の窓であっても敢えてラージサイズのヘッドレールを採用しても良いかもしれません。

 

「ロールスクリーン」を組合せたコーディネート。

FUGA 調光ロールスクリーン ブログ

「オペレーター(ジャロジー)ハンドル」が障害物となっている4連の横長窓には、よりコンパクトに納まる小型タイプのロールスクリーンをナチュラルなインテリアに合せて、コットン(綿)ライクの生地を合わせました。

以上、本日は、すっきりと美しく、繊細な調光・プライバシーコントロール性に優れた『FUGA』調光ロールスクリーンの納品事例を調光モードの解説、ヘッドボックス特性と併せてご紹介させていただきました。

 


 

fuga 調光ロールスクリーン 取扱店 東京 神奈川 横浜

fuga 調光ロールスクリーン 取扱店

ミツワインテリアでは、ハンターダグラス『シルエットシェード、ニチベイ『ha・na・ri(ハナリ)』、トーソー『ラクーシュ』の展示品と並べて、『FUGA』を展示しております。
出張打合せ時にお持ちする事もできますので、詳細はお気軽にご相談ください。

 
◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
 
 
ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/
 
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小窓を「ウッドブラインド」で演出。ウォルナット色にこだわって。

2017年05月16日

ウッドブラインド 小窓

昨日のブログでは、大開口窓での「ハニカムスクリーン」納品事例をご紹介させていただきましたが、断熱対策に捕らわれずに自由な窓装飾を選ぶことになった小窓には、「ウッドブラインド」で、木の温もりをと深みのある色調、インテリア・アクセントとしての意匠をコーディネートさせていただきました。

 

ナニック ウッドブラインド ウォルナット 504

「小窓」といえども、あなどれない演出効果を引き出す可能性を秘めています。

 

『ウォルナット』の微妙な色調にこだわる。
「グリーン」との調和を考えて。

深みのあるシュガーバインの葉(フェイクグリーン)で包まれた、2灯の北欧モダン風照明。

点灯すると、木漏れ日さながら、葉と葉の間からもれる光と影が幻想的な空間を演出してくれますが、消灯している日中でも、ナチュラル・インテリアとしての演出効果をもつのがこの照明の魅力。

そこで今回は、2灯並びの同一線上にある小窓にも連続性を持たせてるコーデイネートを考えました。
 
2連と3連では、縦長のリビングをより広く見せる視覚効果が異なるためです。

 

今回、小窓にご採用いただいたスラットカラーは、ナニック・ウッドブラインド(73色シリーズ)収録色の「ウォルナット(504)」

同一メーカーの各モデルとの比較はもちろん、他社製品での展開色との比較を経て選ばれた、お客様こだわりのカラーです。

 

ウッドブラインド ウォルナット 色

ナニック(標準73色シリーズ)収録色の「ウォルナット・504」は、最も深みのある茶で、ごくかつ僅かですがグリーンの要素が含まれる調色であったため、お客様のイメージカラーと符合しました。

 

小窓 ウッドブラインド おしゃれ

ローテーブルとの相性は文句なしですが、同時に「オリーブ」の要素が含まれている茶色のソファとも調和しました。

 

 

「色調」、「素材感」、「機能性」など
お気軽にご相談ください。

 

今回の事例の様にに、国内で流通しているウッドブラインドで、「ウォルナット」イメージの塗装色を扱うメーカーは数社ありますが、微妙な調色の規定が異なるため、各製品モデルごとに色調や濃淡など、仕上がりの印象が異なるのが現状です。

「ウォルナット」に限らず、ウッドブラインドの場合、ベースとなる素材は同一で、調色によりイメージする名称が付けられていますので、「名称」だけに捕らわれてイメージを先行させずに、サンプルや展示品などで確認しながらカラーの選定をすることがとても大切になります。

豊富な展示品のご用意と、納品実績豊富な当社にご相談ください。

 

◆  ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆  当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

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「ハニカムスクリーン」の生地を表裏で楽しめる注文住宅。

2017年05月15日

陽当たりと開放感が魅力の「内周窓」を
室内外で楽しめる『ハニカムスクリーン』

建物の外周に配置することが多い各居室の採光窓を、中庭側の大開口・四面窓とした内周に配置した注文住宅の意匠は、リビング → ダイニングキッチン → ワークルーム → 収納室に連続性と開放感を持たせる設計。

各居室の採光を、建物の内側から注ぐ自然光で満たし、中庭側のウッドデッキとのつながりを持たせるレイアウトは、居室全体に広がりと温もりある木の味わいをもたらします。

 

ハニカムスクリーン 生地 裏側

この開放的な使い方ができる内周窓を室内外からまとめ上げる窓装飾に、「断熱性」と「意匠性」に優れた『ハニカムスクリーン』をご採用いただきました。

 

 

ニチベイ・ハニカムスクリーン『レフィーナ』
「45mmセル」と「25mmセル」を使い分けて。

 

 

今回ご採用いただいた生地は、ニチベイ・ハニカムスクリーン『レフィーナ』の採光生地(ココン)より、窓側の壁装と馴染みの良い「H1101(ミルキーホワイト)」と部品色「オフホワイト」の組合せ。

こちらの製品を窓枠内付ですっきりとおさめることになりました。


 

窓枠内設置に必要な有効奥行(D)が50mmと唯一狭かったダイニング・キッチン側の窓のみ、繊細な25mmセルとコンパクト設計のヘッドレールで納められる「レフィーナ25」「ループコード式」を採用。

 

 

そして、窓枠内の有効奥行(D)が90mm取られていた3面の居室窓には、大ぶりで緩やかな45mmセル形状の「レフィーナ45」「ループコード式」操作でご採用いただきました。

 

 

ハニカムスクリーン 裏側 白い

ニチベイ レフィーナ45 事例

この様に、2種類のセルサイズをを使い分けて設置いたしましたが、直角コーナーで居室がセパレートされるレイアウトのため、スッキリとした印象『』でまとめ上げる事ができました。

また、セルの内部に空気層を内包することによって高い断熱性を発揮する「蜂の巣」構造のハニカムスクリーンの裏面(屋外側)は、シースルーを除き、裏側が「白」の生地色なるため、室内外の配色を統合的にまとめ上げることができました。

 

 

「ハニカムスクリーン」
採光生地で得られる優しさと奥深さ。 

ニチベイ レフィーナ45 ブログ

ニチベイ レフィーナ45 ココン 事例

『レフィーナ45』のスクリーンを降ろして、調光と断熱をしているリビングルーム室内の様子。

曇った日でも暗くなり過ぎない、「自然の照明」としての風情を楽しむことができました。

これは、ロールスクリーンなど、平面的な生地と構造が異なる、ハニカムスクリーン特有の「二重構造」「立体的なセル構造」がもたらす「独特の陰影と素材発色」の魅力によるもので、強い陽射しを遮る一方で、弱い陽射しを効果的に拾い上げて拡散するセルの特性が独特な空間演出に結びつくのです。

 

 

「ハニカムスクリーン」
裏側の「白い生地」で演出する玄関と中庭。 

最後に、1階の玄関から見た2階の「ハニカムスクリーン」セルの裏側。

 

ハニカムシェード 裏側

ここでも、「ハニカムスクリーン」の特徴であるセルの裏側(白色)が、中庭の砂利、黒い外壁や枠などの「無彩色」に馴染んで、風情ある窓の外観を演出していました。

以上、本日は「ハニカムスクリーン」セルの持つ様々な特性を捉えて、窓辺だけでなく室内外を演出する意匠性の奥深さについてレポートさせていただきました。

 

◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

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『いちご泥棒』のカーテンで演出する魅惑のコンサバトリーとリビング・ダイニング。

2017年05月02日

コッツワールド カーテン

本格的な英国式のダイニングの先につながる、ティールーム仕立ての「コンサバトリー」

 

ボウウインドウ いちご泥棒

ダイニング ボウウインドウ いちご泥棒

眺望美しい4連・ボウウィンドウの下には、3配色のパターンで貼り上げられた「ヴィクトリアン・フロア・タイル」。

ダイニングのチェアのシェアで、4人でテーブルを囲むことも出来る素敵な空間の窓辺に、ウィリアム・モリスの『イチゴドロボウ』のプリント・カーテンより314番色をコーディネートさせていただきました。

 

 

『いちご泥棒』のカーテン。
英国・サンダーソン社のファブリックで。

今回、お客様がお選びになった、ウィリアム・モリスの『いちご泥棒(Strawberry Thief)』は、英国・サンダーソン社(MORRIS&Co.)取扱いのインテリア・ファブリック用・コットンプリント(綿・100%)のもの。

日本では、マナトレーディング取扱いのカタログ「MANATEX 」に全5色が国内在庫で用意されていますが、人気生地のため、欠品が生じると1~2ヶ月の入荷待ちになることもある、在庫照会が必要な生地です。

 

マナテックス いちご泥棒 314 『イチゴドロボウ』

採用色の314番は、モリスが住んだ、ケルムスコット・マナーにある古い壁掛けをイメージした色褪せたブルーをイメージしたもの。

オリジナル色として知られる「インディゴ」とは違った、優しい色調が安らぎを与えてくれます。

 

 

豊かな自然と格調高い空間に調和。

 

それでは、廊下からの生活動線の中で、コンサバトリーまで続く素敵なインテリアを見学させていただきましょう。

 

英国 ダイニングルーム ウィリアム・モリス

ドアハンドルクローザーのある廊下側のドアを開けると、室内側は手押しタイプの「本棚ドア」が迎えてくれます。

その立体感にな仕掛けにまず驚かされますが、その先のダイニングルームからコンザバトリーにかけて広がる洗練されたインテリアが視界に入り更に心躍ります。

 

美しい内装と、アンティーク家具、照明でセッティングされた美しいダイニングルーム。

 

本物の「暖炉」に、、、。

 

上品な「アンティークガラスキャビネット」とティーセットのディスプレイ。

オーブンが4台ある隣室の明るく広々としたキッチンは奥様が主催する「お菓子教室」の舞台にもなります。

生徒さんは県外からもいらっしゃり、納品日の前日は焼きたてのマカロンでティータイムを楽しんだとのこと。

素敵な「趣味と実益の間」でもあるのです。

 

 

ダイニングルームから楽しむ
「コンサバトリー」の美しい意匠性。

 

コンサバトリー カーテン 事例

コンサバトリー ウィリアム・モリス

ダイニングルームから楽しむ、広がりのあるコンサバトリーと『いちご泥棒』仕立ての窓辺。

 

イチゴドロボウ ダイニング 事例

マナトレーディング イチゴドロボウ 314

ウィリアム・モリス いちご泥棒 314

ボウウインドウの方位に合わせて採光の調節も自由自在。

開けても閉じても美しい窓辺です。

 

 

「コンサバトリー」の美しい窓辺と
『いちご泥棒』のデザイン美。

英国 カーテン 人気

小空間ながら、意匠にこだわり抜いた、明るく癒しをもたらす「コンサバトリー」で、美味しい紅茶をいただきました。

 

ボウウインドウ とは

ティールーム 英国 カーテン

イチゴドロボウ 共布タッセル

「共布タッセル」も『いちご泥棒』のデザイン抽出で可愛くまとめました。

鎌倉の自然に包まれて、ゆっくりとした時が流れる極上の空間の完成です。

 

ウィリアム・モリス イチゴドロボウ 314

いちご泥棒 カーテン 特価

『いちご泥棒』のカーテンには、「裏地」も付け納品していますので、夜だけでなく日中も程よく優しいデザインが楽しめます。

裏地の併用の意義は、コットンプリントの褪色防止や生地の劣化予防」といった「保護効果」のほかに、冬場の「保温性」、夏場の「遮熱性」といった「断熱対策」としても非常に有効なのです。

 

納品が終わり、お客様からも大変ご満足いただきました。

以上、本日は、ウィリアム・モリスの描いた1883年のデザインとして知られている、『いちご泥棒』より、コットンプリント・314番色の納品事例をご紹介させていただきました。

 


 

   イチゴドロボウ 314 ウィリアム・モリス いちご泥棒

当社では、『いちご泥棒』をはじめ、ウィリアム・モリスのカーテン、レースを実物縫製品で多数ご用意しております。

ご来店時はもちろん、現地でのお打合せ用サンプルとしてもご活用いただけますので、詳細はお問い合わせくださいませ。

 

 ◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

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