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トーソー『ベネウッドタッチ ドラム』の採用事例。便利な「自動降下」機能とは。

2017年06月04日

トーソー ベネウッドタッチ50 ドラム ブログ

トーソー ベネウッドタッチ50 ドラム 事例

「ウッドブラインド」は、こだわりのインテリアの持つ魅力を引き立てながら、自由な調光とプライバシーのコントロールが可能な製品として人気のある製品です。

 

本日のブログでは、当社にも展示品をご用意しております、TOSO(トーソー)のウッドブラインド・『ベネウッド』より、製品価格+4,000円/台のオプションで引下げ操作時のアクションの省力化(自動降下)できる『ベネウッドタッチ ドラム』を採用した納品事例をご紹介させていただきます。

 

 

『ベネウッドタッチ ドラム』動画。
手動引き上げ操作と自動降下の実演。

まずは、今回ご採用いただきました『ベネウッドタッチ ドラム』を、中庭側のFIX窓に設置した際の昇降操作を動画でご覧ください。

40秒の動画では、手引きで製品を上に引き上げた後、タッチ(自動降下)操作でウッドブラインドを自動降下させた様子をご覧いただけます。

 

採用製品: 『ベネウッドタッチ50 ドラム
* スラット色:  TM-106(ディープブラウン) ※型押し木目柄付
* オプション: 内付用バランス付
* 製品サイズ: W182cm ×H199cm
* 製品:面積: 3.62㎡

* スピードコントローラー種類: 「重量級」スピードコントローラー搭載

 

横型ウッドブラインドは、製品の開閉操作が左右方向ではなく、重力のかかる上下方向となる製品であるため、製品自体が軽い「ロールスクリーン」などの様に、昇降(特に引き上げ)に要する負担の軽量化と、ゆっくりと引き降ろすことができる操作性の配慮を製品に反映させる必要があります。

そのため、一般的な横型ウッドブラインドでは、「ドラム(ギア)タイプ」と言われる操作機構が採用されており、製品重量に応じて昇降ギアの比率を調整して、変則ギア付自転車が坂道走行をするような軽いギア比に設定して昇降操作をアシストしています。

「ギア比」とは、自転車のタイヤを1回転させるために必要なペダルの回転数に例えることができ、例えばギア比が1:3に設定された製品であれば、ループコードを3回引くことで、その運動量の1/3だけウッドブラインドを昇降させることができる事を意味し、この数値の大きい・小さいによって、昇降スピードの設定を変えることができます。

 操作に伴う重量感は1/3に軽減されますが、操作量は3倍必要になるため、重力の関与が少ない左右開閉式のカーテンや縦型ブラインドの様な開閉のスピーディさが得られない点はデメリットとなります。

 

トーソー ベネウッド TM-106 事例

自動降下機能」搭載により、降下操作の手間を大幅に省力化させた、トーソーのベネウッドタッチ ドラム』は、窓数が多く広いリビング・ダイニングなど窓などで、その利便性を発揮します。

 

降下操作に要するアクションを最初のひと引きに省略した「タッチ(自動降下)」機能の活用メリットは、1台を自動降下させている間に、他(複数)の窓の操作を行う場合などで特に便利な操作機構といえます。
「障害物自動停止装置」も付属しており、安全性にも配慮されています。

 

 

 

「タッチ(自動降下)」機能を担う
「スピードコントローラー」について。

 


トーソー『ベネウッドタッチ ドラム』のコンセプトは、引下げ操作時のアクションを最初のワンタッチ・自動降下操作に任せることにより「ドラムタイプ」操作での昇降操作の負担を約半分に軽減させようとしたものです。

 

 

「ワンタッチ(自動降下)」操作をアシスト用するのがこちらの『スピードコントローラー』で、これをウッドブラインドの駆動シャフトに装着することにより、シャフトの回転速度をブレーキダウンさせることができます。

トーソー『ベネウッド タッチ』の場合、「スピードコントローラー」の規格は「軽量級」「重量級」の2種類用意されており、製品面積(=重量)に応じて以下の3タイプの組合せで展開されています。

 

① 製作面積:2.5㎡未満 ⇒「軽量級」スピードコントローラーを1個搭載。

② 製作面積:2.5以上~4㎡未満 ⇒「重量級」スピードコントローラーを1個搭載。

③ 製作面積:4㎡以上~5㎡未満 ⇒「重量級」スピードコントローラーを2個搭載。

 

「ワンタッチ(自動降下)」機能は「製品定価+4,000円/台」というエコノミータイプのオプションのため、操作機構も簡易的です。

高額な「電動タイプ」ほど細やかなスピードコントロールはできませんが、製作サイズの範囲内に応じて振り分けられたスピードコントローラーが手軽な操作性をサポートします。

 

 

「軽量級」スピードコントローラーと
「重量級」スピードコントローラーのスピード比較動画

 

最後にご覧いただくのは、トーソー・『ベネウッドタッチ50 ドラム』に搭載されているスピードコントローラー(自動降下機能)」交換作業のBeforr~After動画ですが、これは「特別編」という位置づけでご覧ください。
 
『ベネウッドタッチ』では、製品サイズ2.5㎡未満の製品に「軽量級スピードコントローラー」を1個、2.5㎡~4㎡までの製品に「重量級スピードコントローラー」を1個、4~5㎡までの製品には「重量級スピードコントローラー」を2個搭載することによって自動降下速度の調整を行っていますが、メーカーのカタログには記載されていない社内資料扱いとされており一般公開はされていません。
 
 
 
トーソー ベネウッドタッチ 自動降下
 
上の比較動画は稀な事例ですが、窓枠内寸法(クリアランス)の都合上、製品幅を1cm違えて、左側にW126cm×H199cm(2.51㎡)の製品、右側にW125cm×H199cm(2.49㎡)の製品を取付けたところ、2.5㎡を境に変えられているスピードコントローラーの規格が「軽量級」重量級」に分かれてしまったというものです(全国でも2例目というレアな事例です)。

製品幅サイズをW125cmで統一していれば窓枠内での光漏れが多くなり、W126cmで統一した場合は、窓枠内でのスラットの干渉が懸念されるという微妙な寸法配分において、たまたま自動降下タイプの製品が必要であったのですが、それによりスピードコントローラーの仕様が変わることは、販売店には周知されていない情報なのだそうです。
 
 
 
しかし、今回は、個別の窓での設置ではなく、中央2分割を目的とした設置であったため、メーカーに状況説明をして部材提供をいただき、左側を「軽量級」のスピードコントローラーに交換して降下のスピードを揃える事になりました。
 
 
トーソー ベネウッドタッチ メリット
 
そのような訳で、製品面積:2.5㎡を境にスピードコントローラーが変わるということを認識するための「忘備録」ともなる動画になりましたが、お客様からは、窓枠内のクリアランス配慮にこだわりつつ、お好みのスピードコントローラーに統一ができた今回の事例はご満足いただけるものになりました。
 
とはいえ、「スピードコントローラー」の規格はメーカー規定にのっとって決められているため、今回の様な特例措置(メーカー承認が必須)を得ない限り、原則として勝手な交換はできません。
1つの窓枠内で2分割した本事例での承認は特例にあたるもので、僅かな製作面積の差異であっても、個別の窓で設置した製品についてスピードコントローラーを交換することについては、メーカーの製品管理体制と安全性の観点から認められないと思われます(それを認め出したらキリがないという話の様です)。
 
あくまでも、「ワンタッチ(自動降下)」機能は「製品定価+4,000円/台」というエコノミータイプのオプションのため、スピードコントロール機構も簡易的で、メーカー既定の範囲内で使用してくださいということになります。
 
そういう意味では、今回の動画は、参考になりやすいものになっていると思います。
 
 
 
「手動」・「電動」・「自動降下」操作の展示品をご用意。
操作性の違いをご確認いただけます。

 
 
ミツワインテリアでは、各メーカーの様々な「横型ウッドブラインド(手動タイプ)」展示品をはじめ、ナニックやJBSといった海外ブラインドについては、「電動タイプ」の展示品もご用意しています。

 

そして、今回ご紹介いたしました、トーソー『ベネウッドタッチ(自動降下機能)』も、W91cm × H250cm の大型展示品でご用意しています。

横に並べている、W210cm × H220cm のドラム操作(手動)と合わせると幅3mの大型体験コーナーとなっておりますので、こちらは、マンションやLDの大開口窓で、分割してウッドブラインドをご検討中のお客様などにお勧めの展示です。

 

 以上、本日は、トーソー・『ベネウッドタッチ(自動降下機能)』ウッドブラインドの特徴と、「スピードコントローラー」の種類についてのご紹介でした。
 
 
 

◆当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 


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