本日のブログでは、ナニック「ウッドバーチカルブラインド」本体に、オプション「C型タイプ」バランスを併用した窓枠内取付事例をご紹介させていただきます。
注文住宅の完成を控え、お好みの窓周りアイテムを探しに都内のショールームめぐりをされたお客様の目に留まった「ナニック・ウッドバーチカルブラインド」。
スタイリッシュな書棚とカウンター下に並ぶ収納扉の縦ラインとの相性が映えるインテリアにおいて、窓辺に爽やかな自然を象徴する「グリーン」を入れたいというご要望が「あり天然木の風合い豊かなウッドバーチカルブラインドが選ばれました。
カラーバリエーションは73配色。
「グリーン系」の展開色も充実。
ナニック・ウッドバーチカルブラインドの展開色は73色と豊富です。
グリーン系のバリエーションも充実しておりまして、今回ご主人の目に留まったのが「フォレストグリーン(色番:514)」でした。
設置後の様子。
窓装飾のコンセプトは、窓枠を「木の幹や枝」、ルーバーを「常緑の葉と森林」として、窓全体で1本の樹木と森をイメージするため、ヘッドボックスと開閉調光用のループコードの部品色を「ブロンズ」に指定してコーディネートしています。
ただし、ヘッドボックスにはオプションの「C型タイプバランス」を併用して、全体としてのグリーンの色調を強める必要がありましたので、独自の工夫を加えてた枠内付方法を考えることになりました。
ウッドバーチカルブラインド
オプション「バランス」仕様の注意点
ナニック「ウッドバーチカルブラインド」では、必要に応じてルーバー同色の化粧板でヘッドボックスを覆うことができる「天井付用」のオプション「バランス」を用意しています。
ヘッドボックスを深さのあるカーテンボックス内に納める場合は必要ない部材ですが、天井付でカーテンボックスが浅かったりボックスが存在しないような場合でもバランス設置部分に「ビス下地」が存在すればに併用することができます。
参考までに、こちらは、「カーテンボックス内」に『I型タイプ』バランスを天付で併用設置した事例(応用編)の様子。
事例では深さの少ないカーテンボックスに、「縦型」と「横型」のウッドブラインドを連続的に設置しています。
興味のある方は、以下のリンクをクリックしてレポートをご覧ください。
http://mitsuwa-i.com/blog/2016/07/07
ナニック「ウッドバーチカルブラインド」のヘッドレールは、2016年4月末より、新たに開発した『デュラスライド II 型』と呼ばれるメカニカル機構にモデルチェンジされました。
この製品機構の特徴は、最大25m²までの大型窓にも対応した、ヘッドレールの大型化と操作機構の改良にありますが、ヘッドレールの厚み(取付高)が57.5mm、幅が70.5mmと、従来品に比べて大きくなったため、必然的に 金属ヘッドレールの存在感も強調されます。
そのため、化粧材としてのオプション「バランス」を併用する機会も増えて参りますが、新バージョンのオプション「バランス」は、従来品の様に本体と連結できない「独立型」に仕様変更されましたので、現時点ではバランス本体は「天井付」にしか対応していません。
窓枠や壁面への「正面付」に対応した部材が用意されていないため、ブラインドを「正面付」で設置したい状況においては施工が困難になる状況が生まれています。
バランス機構の仕様が「本体接続型」にも対応されるまでは、設置の際にこの注意点を理解して、様々な設置状況を考えた対応が必要になります。
説明書には書かれていませんが、アングル金具の取付は、基本的に写真「A」の向きを本体上端に付属ビスで固定して、天井面の穴には下地の状況に応じた長さのビスを使用して固定します。
そしてこの問題の解決が今回の窓枠内設置におけるこだわりポインでもありました。
「C型タイプバランス」
窓枠内設置における注意点と必要な工夫
オプション「バランス」についての前置きが長くなりましたが、いよいよ取付の工夫をして窓枠内にウッドバーチカルブラインドを設置することになりました。
基本的に、バランスも含めて窓枠内に製品を設置することはできませんので、独自に補助金具を調達して考える必要があります。
今回用意したのは、バランスを外側に持ち出すための「L型金具」と本体用の取付ブラケットの厚みを調整するための「I型金具」で、ホームセンターを回って適当と思われるものを調達してきました。
窓枠内に本体用の取付金具と厚み調整用の補助金具を重ねて設置した様子です。
窓枠内でルーバーが回転できるクリアランスを考慮して本体取付位置を決めますが、窓枠の厚みが100mmあっても、窓の仕様によっては、サッシの縦フレームなどが窓枠内に張り出していることもありますので、「障害物」の有無も考慮しています。
「L型金具」と「I型金具」を併用して、ウッドブラインドの前面にオプション・バランスを『正面付』設置した様子。
「窓枠上部」の露出は、比較的高所に設置しているためフロア側からは見えにくくなっていますが、高さが低い窓で設置する場合は、この部分が見えてきますので注意する必要があります。
また、「C型タイプバランス」の幅は窓枠の外寸でオーダーしましたが、ご希望に応じて、窓枠を包むオーバーサイズで仕立てても良いでしょう。
左右の化粧材部分は、ヘッドボックスとバランスとの距離を考慮して決めていますので、製品発注の前に納め方と、どういう規格の補助部材を使用するかを決めておく必要があります。
ナニック・ウッドバーチカルブラインド
こだわりの「ヒンジ」仕様タイプを決める。
従来型の「Aタイプ」に加えて、「Bタイプ」、「Cタイプ」が新たに加わりました。
「フォレストグリーン」の映える窓辺。
「フォレストグリーン(色番:514)」で演出された「書斎」の窓辺。
取付方法には苦労しましたが、設置されると美しく快適な窓辺ができあがり、お客様からも大変満足していただきました。
◆ ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm
◆ 当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/
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