***2024年11月更新情報***
本日ご紹介させていただく製品は、2023年1月にモデルチェンジが行われたNORMAN(ノーマン)・ハニカムスクリーン「電動タイプ」で、2024年4月以降に販売の製品は、外観は変わりませんがIOT対応モデルの機構にバージョンアップされています。
ミツワインテリアでは国内外有名ブランドのハニカムスクリーンを30点以上の展示品でご用意していますが、ノーマン製品については手動タイプ、電動タイプを合計20台以上ご用意することで、ご来店時はもちろん、お打ち合わせ先でも製品仕様ごとの操作性と特徴をわかりやすくご確認いただくことが可能です。
特に、今回大幅な仕様変更となった電動タイプについては、複数ある電源タイプのイメージ紹介と併せて、製品の長所だけでなく取扱い上の留意点についても、今後の忘備録としてまとめておきたいと思います。
NORMAN(ノーマン)の電動ハニカムスクリーン。
3種類の製品仕様を展示品でご用意。
こちらが当社で展示している4種類の電動タイプで、写真左から「シングルスクリーン・タイプ」、「ツインスクリーン・タイプ」、「上下タイプ」、そして2024年4月からバージョンアップされた「IOT対応」モデルの全てをご用意しています。
同社製品の製作対応サイズは、電動シングル、電動ツイン、電動上下タイプ共に、製品幅:W620~2500mm、製品高:H260~3500mmまでとなりますが、製品幅と製品高を掛け合せた最大製作面積に制限があって、シングルスクリーンは 8.4㎡とほぼ上限に近い面積まで対応しているのに対して、電動ツインおよび上下タイプの場合は最大製作面積:4.6㎡までの対応となっている点がご提案にあたっての注意点となります(※目安としてW2000×H2200サイズの窓[※4.4㎡]、W1840×H2500サイズの窓[※4.6㎡]くらいが上限)。
また、最小製品幅は全製品仕様共通でW620mm~となりました。
従来の電動ツインスクリーンでは約800mm必要であった最小製品幅がよりコンパクト化されて採用しやすくなった反面、シングルスクリーンの最少幅は従来品のW560mm以上から620mm以上へ大型化された点が注意点となります(※これにより従来提案可能であった開口部幅:600mmの小窓の内付が採用できなくなりました)。
その他、重要な変更点としては、ツインスクリーンの上部生地配置がシースルーに限定されることなにったことにも注意が必要です。
これまで、ツインスクリーンのシースルー配置を下部にしたいという要望は多かったのですが、現段階では上部シースルー限定となりますので、この点ご承知おきください。
専用リモコンについて
2024年4月以降モデルのリモコンは、従来型リモコン(※写真左)に加え、意匠性に優れた「SmartDial G2 リモコン」(※写真中)の2種類よりお選びいただけ、どちらもオプションの「ShadeAuto HUB」を併用することで専用アプリを使用したスマートフォン操作やスマートスピーカーを使用した音声操作といったIOTにも対応できるようになりました
標準モコンでの場合、ボトムレールの昇降はCLOSE(∨)・OPEN(∧)ボタンで行い、「ツインスクリーン」や「上下タイプ」の昇降を担うミドルレールは(∨∧)ボタンで昇降を行います。
また、ワンボタン操作で汎用性のあるスクリーンの全閉(ベストプライバシー)、全開(ベストビュー)、お好み位置での停止(☆)を選択することもできます。
登録可能なグループ数は5グループですので、製品6分割以上でご使用いただく場合は複数の製品を1つのグループにまとめる必要がございます。
こちらの動画はノーマン「ハニカムスクリーン」・電動タイプ展示品を使用した操作イメージです。
(※動画内では「シングルスクリーン」 ⇒ 「ツインスクリーン」 ⇒ 「上下タイプ」の順でデモンストレーションを行っております。)
続いて続いて2024年4月から新たなラインナップに加わった「SmartDial G2 リモコン」ですが、リモコンの基本操作は標準タイプとほぼ同じで、ミドルレールの上昇と加工操作のみボタンを使用せず丸型リモコンの「ベゼル」(※外周)を左右に回して操作する点が異なります。
使える機能は標準タイプと同じですが、多少操作しづらく価格はこちらの方が高いですので、意匠性にこだわらなければ標準リモコンの方が推奨です。
こちらの動画はIOT対応タイプの「SmartDial G2 リモコン」で対応展示品を操作した様子です。
新型・電動ハニカムスクリーンの給電タイプ。
『ACアダプタモデル』と充電式『パワーロッドモデル』をご用意。
次にノーマン・電動ハニカムスクリーンの給電タイプのご案内です。
同社ではこれまでAC アダプタで給電するモデルのみをご提案してきましたが、2023年の新型モデルでは新たに充電式の『パワーロッドモデル』が加わりました。
NORMAN® 独自開発のこのモデルは、ヘッドレールに内蔵したリチウムイオンバッテリーをパワーロッドを経由して給電する仕様で、シングルスクリーンの場合、1回・約2 ~ 3 時間の充電で5 ~ 6 か月間の連続使用が可能(※1日1回昇降の場合)と言われていますが、製品サイズ、スクリーン仕様、開閉頻度等の条件によって充電頻度が異なりますので、この点は使用環境に応じた注意が必要です。
充電式『パワーロッドモデル』には
2種類の供電タイプをご用意。
以下は少しややこししい解説になりますが、『パワーロッド』には「充電池内臓式モデル」と呼ばれる、製品本体とロッド本体にそれぞれリチウムイオンバッテリーが内蔵されている給電タイプと、「ACアダプタ式モデル」と呼ばれるロッド本体には充電池が内蔵されていない低価格設定モデルがが存在します。
こちらは「充電池内臓式モデル」での充電イメージ。
電源コードを必要としないコードレスで給電できるため、窓周辺にコンセントが用意できない環境での充電ができる様になりました。
また、吹抜窓での採用を検討される場合は、オプションの延長ロッドを併用することでパワーロッドの長さを1750mmまで伸長させることができるため、周辺環境の確認は必要ですが目安として取付高3.5m前後の窓であれば、椅子や脚立を使うことなく充電することも可能です(※カーテンボックス内設置など本体ヘッドレールの手前に障害物が存在する場合は60mm以上の差込用クリアランスが必要)。
こちらは取付高3.5mの吹抜窓(2階LD)にご採用いただきました「パワーロッド(充電池内臓式モデル)」の事例動画です。
続いて「ACアダプタ式モデル」の場合は、ロッド本体には充電池が内蔵されていないため、コンセント⇒ACアダプタ⇒パワーロッド⇒本体の経由で給電する必要があります。
パワーロッドに中継バッテリーを内蔵しない分、安価な価格設定になっていますが、充電中はACアダプタのコードをぶら下がった状態になることが注意点となります。
また、これはどちらのモデルにも言えることですが、パワーロッドを介した充電中の昇降操作は安全性の観点からお控えいただいた方が良いでしょう。
こちらは『パワーロッドモデル』の給電イメージで、本体充電50%未満の場合はロッドの緑ランプが1回点滅、75%未満は2回点滅、100%未満は3回点滅を繰り返し、赤ランプの点灯で充電完了となります。
以上がリチウムイオン充電池を使用する『パワーロッドモデル』の給電方法と目安ですが、充電式製品の導入にあたり注意したい補足として過放電の問題がございます。
過放電とは、電池容量が0%になった状態からさらに放電を続けようとする特性のことで、充電切れから過放電の状態が長期間続くと充電池の劣化を促し充電できなくなる場合があるため注意が必要です。
充電切れの状態で長期間給電を行わないことが『パワーロッドモデル』にとって最も好ましくない環境と言えますので、充電切れの状態でを長期放置してしまいがちな環境での導入には従来型の『ACアダプタモデル』の採用をおすすめしております。
『本体ACアダプタ式モデル』
採用にあたっての注意点。
最後に新しくなった『本体ACアダプタ式モデル』のご案内です。
電源コード側は製品本体ヘッドレールの左右、または前後のいずれかに指定することが可能です(※標準仕様は右側・背面電源)。
注意点としては、新型モデルへの仕様変更に伴い、対応するアダプター&コードのカラーが従来のホワイトから「ブラック」に変更されてしまったため、白いヘッドレールとの組合わせや白を基調としたインテリアでの採用を想定した場合に電源回りが悪目立ちしていまうという問題点があります。
これについては現時点で互換性(※入力:0.9A、出力:DC24.0V、1.5A、36W)がある白いアダプターが流通していないため今後の課題となります。
またこちらは、カーテンボックス内に露出コンセントを増設して配線する場合の参考イメージとなります。
露出コンセントとアダプターの向きを揃える場合はアース付のタイプを選択することで一直線に接続することができます。
製品本体に余剰コードを収納するスペースはありませんが、堀込みのあるボックスに設置する場合であればダクトケースを併用すること余剰配線を収納することが可能です。
こちらは実際の納品事例(※「上下タイプ」)です。
『本体ACアダプタ式モデル』の場合、製品1台あたりに1つのコンセントを必要としますが、ボックス内に1つの専用コンセントしか用意されていない場合であっても、前述の露出コンセントの増設で対応することは可能です。
事例では露出コンセントの増設とダクトケースの併用で5台の電動製品をボックス内に設置することができました。
最後に動画で実際の納品事例をご覧ください。
以上、本日はノーマン「電動タイプ」ハニカムスクリーンのご紹介と特徴説明を動画解説を交えてご紹介させていただきましたが、ブログの説明では分かりにくいことも多いため、店内では各タイプの展示品をご用意いたしました。
製品によっては現地お打合せ時にお持ちするできるものもございますので、詳細はお気軽にご相談ください。
◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/
併せて読みたい関連情報
⇒ ノーマン・電動ハニカムスクリーン『本体ACアダプタ式モデル』7分割納品事例
- 電動製品
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