ミツワインテリアでは、ウイリアム モリスのファブリックを扱う、国内大手4社のカタログと多数の縫製展示品をご用意しております。
「ウイリアム・モリス」カーテン取扱いメーカー
従来、ウイリアム・モリスのカーテンを扱うファブリックメーカーとしては、
① 英国・サンダーソン社より「Morris&Co.」のファブリックを直輸入するマナトレーディング。
② サンダーソンデザイングループとのライセンス契約で「モリス デザインスタジオ(Morris Design Studio)」をリリースする川島織物セルコン。
があり、以下の事例の様なクラシカルなコーディネートを楽しめる生地を多数ご用意しています。
◆ 当社提案事例・マナトレーディング・『イチゴドロボウ』
◆ 当社提案事例・マナトレーディング・『フルーツ』
しかし2023年に入り、
③ ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)とのコラボレーションで所蔵作品のデザインアーカイブを扱った「V&A Arts and Crafts」を発表したリリカラ。
④ サンダーソンデザイングループとの共同開発で、時代を超えて愛されてきたウィリアム・モリスのデザインアーカイブに、現代の嗜好やライフスタイルとの調和を目指したデザインアレンジを施し、新たに誕生したコレクション「MORRIS CHRONICLES(モリスクロニクルズ)」を発表したサンゲツ。
が新たに「壁紙」や「床材(※サンゲツ)」を加えたバリエーション展開で市場に参入し、大手4社によるモリス争奪戦の様相を見せ始めています。
近年になって以前よりモリス製品に関わる版権がゆるやかになったため、競合がせめぎあう混沌とした状況になったわけなのですが、そういった潮流の中で我々専門店にはこれまで以上にメーカーごとのブランド戦略、品揃え、品質、価格など、複合的な価値基準を含む情報を的確に整理し、デジタルイメージや活字では表現仕切れない現物比較を交えたリアル提案ができる場の整備が求められています。
また、モリスのファブリックと組み合わせた壁紙、床材、ペイントなどトータルコーディネートに及ぶ提案ができることも重要な要素となってきます。
サンゲツ「モリスクロニクルズ」
収録のファブリックとコーディネートアイテム
そして本日ご紹介させていだくのは、2023年7月、(株)サンゲツと英国Sanderson Design Group(SDG社)との共同開発で発売された「MORRISCHRONICLES」です。
“CHRONICLES”(年代記)と銘打たれた同コレクションには、1864年から1912年にかけて作られたモリスのデザインの中から、「いちご泥棒」・「ウィローバゥ」・「フルーツ」など、自然をモチーフとする緻密で美しいデザインアーカイブを、ストーリーや世界観を大切にしながら、シンプルでナチュラルなインテリアが多い現代の住宅シーンでも使いやすいデザインにアレンジして商品化されているとのことで、「Morris & Co.」のライセンスとしては、世界で初めて壁紙・床材・ファブリックを統一テーマで開発し、空間全体でモリスの新たな世界観を楽しむことができるコレクションになっています。
ファブリック
ファブリックは、代表作の「いちご泥棒」をはじめ、「ウィロー バゥ」、「フルーツ」、「ブレアラビット」、「マリーイザベル」、「レスター」の計6作品を織物、刺繍、遮光、シアーの織表現で製品化。
これにコーディネートカラーの無地とレース、椅子生地を組み合わせた構成でまとめられています。
ミツワインテリアでは収録生地のうち、「いちご泥棒」、「ウィロー バゥ」、「フルーツ」、「ブレアラビット」、「マリーイザベル」を縫製展示品でご用意しており、それぞれの作品単体の確認はもちろん、他社製品との比較を縫製品レベルでご確認いただける場を設けております。
『いちご泥棒』の縫製品比較
当社で展示している「MORRISCHRONICLES」収録ファブリックの『いちご泥棒』・織物2配色(※MFC130、MFC131)については240cm丈のカーテン縫製品でご用意しています。
こちらはダークブルー色のMFC130とマナトレーディングのプリント、川島織物セルコンとリリカラの織物を縫製品レベルで比較したディスプレイイメージですが、サンゲツの『いちご泥棒』は、他社の同作品よりも柄域を大きく描き、ヒダを寄せた時に柄が均一に出るようなデザインアレンジになっています。
また、ベースカラーを濃色にする一方で、多彩な色使いの中に上質なメタリックカラー組み合わせるなどのアレンジを加え、現代のインテリアに寄り添う雰囲気に仕上げられています。
こうしたブランドごとの現物比較により、生地の組成、質感、柄リピート、縫製の風合い、価格設定等を含めた違いを理解いただけ、お客様に最適な一品を探し当てるお手伝いが可能です。
『ウィローバゥ』の縫製品比較
続いて『ウィローバゥ(Willow Boughs)』の織物2配色(※MFC104、MFC105)は130cm丈の縫製展示品でご用意しています。
「ウィローバゥ」の場合、マナトレーディングとリリカラはプリント、川島織物セルコンとサンゲツは織物で展開しています。
ぱっと見の柄域に大きな違いはありませんが、生地の厚みと質感、光沢表現は各社独特で、実際の窓辺で掛け較べていただくとお客様が目指すインテリアや家具との調和で最適な生地が良く分かります。
『フルーツ』の縫製品比較
「MORRISCHRONICLES」でご用意している『フルーツ』は、レーヨン75% + 麻25%からなる刺繍生地で、MFC112の縫製展示品と展開生地サンプルの組合せでご用意しています。
「フルーツ」の場合、サンゲツが刺繍ドレープ、マナトレーディングがプリント、川島織物セルコンとリリカラは織物で展開しています。
こちらは生地の質感と発色がかなり異なりますので、ぱっと見の印象で好みの生地が分かり易いかもしれません。
以上、本日はサンゲツの「MORRISCHRONICLES」収録ファブリックのご案内と、他社製品との比較展示のイメージをご案内させていただきました。
店内縫製展示品につきましては、現地採寸時に持参することもできますので詳細はお気軽にご相談ください。
また当社では、ウイリアム・モリスに関連する壁紙、塗装、モールディング等の装飾材を用いた内装リフォームも自社施工で行っております。
トータルコーディネートのご提案も可能(※事前予約制)ですので詳細はお気軽にお問合せください。
◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm
ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/
- 「新着展示品」 紹介
- Trackback(0)
- サンゲツのモリス カーテン。「モリスクロニクルズ」のご案内と他社製品との比較展示。 はコメントを受け付けていません
- at 1:57 PM
- posted by 管理者