Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

幅広・「縦使い」・輸入レースの個性的な、『フラットカーテン』納品事例。

2014年05月26日

 新築マンションへのご入居にあたり、上層階でお住まいのため、特に外部のプライバシーが気にならないとのことでしたので、先行してお気に入りの「レース」をお選びいただきました納品事例です。

サンゲツ EK858 フラットカーテン

収納タイプの間仕切り引き戸で洋室部分を「ワイドLD」としても使用することのできる間取りに2つの「掃出窓」が並んでおりましたので、お客様のご要望により、オープンタイプのLDとして使用することを想定した窓辺のスタイリングをご相談いただきました。

 

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こちらは洋室側から見た様子です、洋室側の窓のカーテンレールの幅はW190、LD側のカーテンレールの幅はW240cmありました。
そしてこの2つの窓のレースを、「両開き」風のイメージに見える仕立てでスタイリングをすることになりました。

 

「トルコ製」輸入レースの選定。

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サンゲツ EK858は、「トルコ製」の個性的なデザインレースで、「クラッシュ加工」を施したベース生地に、独特のナチュラルラインが絡み合う2色のリボンタイプのレース生地を縫い込んだ非常に手の込んだファブリックです。
メーカーの生地データにも記載がありますが、この生地は縫製に使用できる「有効巾」が240cmの幅の広い「縦使い生地」でした。

 

「フラット・カーテン」スタイル提案の際の問題点。

サンゲツ EK858

今回の納品物件のば場合の問題点として、ダイニング側・掃出窓のレールの長さが実寸で240cmであったため、本来の生地の有効巾を考慮した縫製後の仕立てを考えると「フラットカーテン」であっても生地を1巾使用してのつなぎ目無しでの納品は、製作寸法上の問題で不可能な状況でした。

 

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ただ、今回は運の良いことに、サンゲツの営業さんが、借りてくれた「巾なり」の生地を見せていただいたところ、ご覧の様に、通常の施工では想定されていませんが、幅繋ぎ縫製用に用意されている無地の部分の幅が、在庫品で左右25cmあり、その耳の生地部分が工場に確認していただいたところ、今回は特に痛みもなく「有効寸法」としたフラットカーテン仕立てとして活用することが可能との回答をいただいたため、今回限定の特別仕様ですが、幅240cmのカーテンレールに対して、「フラット倍率・約1.16倍」のフラットカーテンとして仕立てることが出来ました。

上の写真は、本来使用できない、「有効巾」外の無地を、耳の無地として程よいアクセンとして有効活用した様子です。

 

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メーカーさん曰く、輸入生地の場合、「有効巾」以外の部分でこれだけ幅広く、また縫製に耐えられる状態の無地が確保されているケースは稀で、同じ製品の場合であっても、輸入の時期が異なれば、今回の在庫品の様なたっぷりとした無地が確保されている保証はないとのことでした。

日本製の生地であればこの様な贅沢な無駄が用意されるケースは皆無に等しいので、良い意味で、「輸入生地」のファジーな部分が幸いしたといえます。
結果としてお客様には大変ご満足いただけました。

 

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今回はデザインレースの納品でしたので、これから前幕のカーテンは住まいながらゆっくりと気に入った生地のテイストをご選定いただく事になりました。

 

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 


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