近年の「新築マンション」は、室内における構成面積が大きい、「フローリング」や「ドア(建具)」などのデザインやカラー、素材感が向上してきています。
それにより、ご入居時のインテリア演出においてはお客様の個性や嗜好が反映させやすい内装に仕上がってきています。
ただし、「窓周り」を演出する『カーテンレール』納めに関して言えば、『カーテンボックス』で仕上げられた窓周りと『汎用的なカーテンレール』を窓枠に「正面付」で設置されている窓周りでは、はっきりとしたイメージの差となって目立ってしまい、しばしばお客様からカーテンレールの新調を含めたトータルコーディネートのご相談をいただくことがございます。
既設の「C型・カーテンレール」と、
マンションにおける『GL工法』について。
内覧会でのお打合せ時に拝見した、既設カーテンレールの様子です。
こちらの物件では、シルバー色の「カーテンレール」が、窓枠に「正面付」で設置されていました。
カーテンレールを窓枠に設置する場合、上図の「取付ブラケット」のへ併用が必須となり、取付ビスの設置個所より38mm下方に、カーテンフックをとめる「ランナー」がくる構造となっています。
今回の事例の様に、窓枠にカーテンレールを「正面付」設置をいたしますと、レール上部からの 「光漏れ」や「断熱性」が懸念されることがありますが、「GL工法」という、マンション特有の壁装仕上げの場合、工法の性質上、「木造戸建住宅」の様に窓枠上部にカーテンレールを設置するための下地がありませんので、必然的に『カーテンボックス』が別途・設けられていなければ、カーテンレールの設置位置を大きく上げて、窓周りをより美しくダイナミックに表現できなくなるといデメリットがあります。
「内覧会」と「ご来店」時のご相談内容。
まずこちらは、マンション「内覧会」時における、カーテン、レース、装飾タッセルのコーディネートイメージです。
選定されている、ウィンドゥ・アイテムに対して「シルバー」のカーテンレールは決して相性が良いとは言えませんでした。
当社ご来店時に、ご選定いただきました、LD用のカーテンには、五洋インテックスのカタログ『インハウス』収録の人気ファブリック、「メープル」より、生地品番:IH245(05)を第1候補として、それにボイルレースと、当社オリジナル品の『装飾タッセル』を合わせたご提案をさせていただきました。
窓周品は、一度つけたら長期にわたりご愛用いただくものですし、カーテンレールについても同様の事が言えます。
その様なこともあり、今回、「室内ドア(扉)」の木目色に合わせた、コンパクトでありながら程よい装飾性の感じられる「カーテンレール」に交換しようということになりました。
コンパクトな「機能性」と、木目をイメージした「装飾性」。
取付仕様にこだわった「カーテンレール」の選定。
今回、ご採用いただきましたカーテンレールは、TOSO・『ネクステイ』カーテンレールより、「ダークマホガニー」色のダブル付に、メタリック調の「パールベージュ」のサイドカバーをつけた組合品です。
ネクスティは、全12色のカラーバリエーションに加えて、サイドカバーの組合せパターン色も豊富に揃っている、インテリアコーディネートのし易い「機能性カーテンレール」です。
『ネクスティ』は、「静音カーテンレール」としても高い評価がありますが、オプションの「サイドマグネットランナー」などの併用により、窓の中央のみならず、左右側からの開閉もできる、操作性に優れたカーテンレールです。
特に、『サイドマグネットランナー』は、ベランダや庭などへの頻繁な出入りを行う生活シーンにおいて重宝されている魅力的なアイテムです。
また「ネクスティ」にはダブル付に限り、オプション・『LTダブルブラケット』を組み合わせることができ、これにより「カーテンレールランナー」の設置を既存の汎用レールと比較して、27mmですが上方に配置することができます。
ネクスティの姉妹品ともいえる『エリート』にも、『LTダブルブラケット』があり、やはりこれを使用することにより、汎用レールと比較して、27mmですが上方に配置することができます。
『エリート』は30年以上の実績のあるロングセラー品ですが、この四角い形状のデザインに丸みを持たせて、「装飾レール」としても使える様に開発されたカーテンレールが『ネクスティ』です。
ちなみに、「窓枠」に対して正面付された製品については、カーテンレールの「ブラケット」の形状を変えることの他、ブラケット単体では対応しない製品については、『取付補助金具』といった副資材を用いて調整をすることが状況に応じて可能な場合があります。
トータルコーディネート後の様子。
「室内ドア」の色に合わせて、カーテンレールを交換した、納品後のLD窓イメージです。
カーテンの取付方を『Aフック(天付)』にして、ダークマボガニーのレールを装飾的に見せる事ができました。
また「Aフック」と『サイドマグネットランナー』を組み合わせていますので、カーテン、レースの開閉を中央(両開き)だけでなく、左右からも行える様にカスタムアップされています。
五洋インテックスの『メープル』・IH245(05)と装飾タッセルとの相性も良好で、格調高いリビング・ダイニングの窓辺に仕上がりました。
『主寝室』もトータルコーディネートで。
同様に、『主寝室』の窓周りも同じ手法で納めさせていだきました。
カーテンは、スミノエのタログ・『mode-s』収録の遮光生地より、「ピーチスキン」といわれている、桃肌の様なしっとりとした起毛が美しいファブリックより、ライトパープル色のD-9312をご採用いただき、当社展示の「装飾タッセル(オリエント・BN6650T)」との組合せで納めさせていただきました。
コーディネート・レースには、LD同様にスミノエの『mode-s』収録の生地より、遮熱性のある「ボイル(D-9528)」をシンプルに合わせています。
納品後の様子。
壁際の窓周りも、ダークマホガニーとライトパープルのカラーコーディネートが美しくスッキリと納まっています。
オプションの『サイドカバー』には、必要に応じてカーテンレールの側面を「遮光」、「断熱」を目的としたリターンを回すことのできるリターン用フックが付属しております。
カーテンと装飾タッセルとの相性も抜群で、落ち着きのある素敵な「主寝室」の窓辺ができあがりました。
以上、本日は、マンション既設の「カーテンレール」を新調して、装飾性と機能性を高めた、窓辺の演出事例(カーテン・レース編)をご紹介させていただきました。
当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm
当社『カーテンレール特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2-2.htm
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/
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