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ウィリアム・モリスの織物ファブリック、『ウィローボー』でまとめた「主寝室」のウィンドゥ・コーディネート。

2015年01月28日

「戸建住宅」の『主寝室』のカーテン&レース掛け替えで、ウィリアム・モリス作の『ウィローボゥ』の厚地(織物)とコーディネート用の編みレースをスタイルコーディネートさせていただきました。

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茶系の家具で纏められた寝室にすっきりと馴染む「ベージュ(BE)」色の生地をメインにして、「カーテン」と「ローマンシェード」のコンビネーション・スタイルで纏めています。

 

作品・『ウィロボー』の魅力について。

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ウィリアム・モリス作の『ウィローボー(Willow Boughts)』は1887年に「壁紙」のデザインとして描かれたものでしたが、作品の魅力が評判を呼び、1895年にファブリックス版が発表されました。

本作は、日本人のノスタルジックな感性に訴えかける作風が魅力とされていますが、それには理由があり、モリスは、日本から輸出されてきた、江戸末期の「染め織物」のデザインと配色に強い影響を受けたデザイナーで、邦名:「しだれ柳」の名が付けられている『ウィロゥ・ボー』は、1862年の「第2回・ロンドン万博博覧会」で当時28歳のモリスが目にした、「笹の葉」の染め織物からヒントを得た作品とも言われています。

また、 『ウィローボウ』は、モリスが愛すテムズ川の川辺に茂る柳の木々からインスピレーションを受けたデザインでもあり、その様なことからこのデザインは、英国発の英国発のファブリックでありながら、オリエンタルな風情も醸し出すため、アジアンテイストのインテリアや、「和の表現」を演出する場でも愛用されています。

 

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今回ご採用いただいた生地色の、FF4536(BE)は、川島織物セルコンがオリジナルでリリースした配色で、日本のインテリアシーンとの馴染みが良い色調が人気です。
また、織物生地は、ポリエステル100%の、強く扱いやすい織物生地ですので、カーテンやローマンシェードといった窓辺で使用するファブリックにはもちろん、椅子の張りやクッション生地などにも採用されることがあります。

 

コーディネート・レースの『ウィロボー』。

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川島織物セルコンでは、『ウィローボウ(FF4536~4538)』に合わせて、同柄のペアレースである、『ウィローボーレースⅡ(FF4556)』もご用意しております。

 

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柳の枝をボリューム感のあるラッセルレースで表現したこのレースは、英国製・プリント生地の『ウィローボー』との組み合わせでご採用いただくこともある他、他のモリスシリーズや、一般的な無地のカーテンに至るまで気軽に合わせていただけるレースとして人気があります。

 

「出窓」内の小窓は『ローマンシェード』で 。

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ベッドボードの後にくる「出窓」上の天井には、元々「カーテンボックス」が設けられていましたが、今回の掛け替えでは、左右にセパレートされている出窓内の窓の特徴を活かすかたちで、モリスの作品を平面的なデザイン表現で楽しめる、『ローマンシェード』スタイルに変更して納めさせていただきました。

 

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ご覧の様に、出窓内に『ローマンシェード』スタイルで設置することにより、ベッド後方の納まりが機能的になるとともに、モリスの作品を「絵画風」に楽しむことができました。

 

以上、本日は、日本人の感性との相性の良い、ウィリアム・モリス作『ウィローボー』のコーディネート納品事例をご紹介させていただきました。

 

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◆当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 


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