本日のブログでは、
『ラベンダー』カラー風の「遮光カーテン」と、採光重視の非遮光「ロールスクリーン」でまとめた「寝室」の窓辺のコーディネート事例をご紹介させていただきます。
イメージ写真の拝見から始まったご相談。
こちらが、現地お打合せ時に拝見した、ベッドが配置される側の、3F「寝室」の窓です。
現地でリクエストをいただきましたカーテンの色と素材は、写真右・雑誌の切抜きの『アクセントウォール』風イメージの「ラベンダー」もしくは「薄紫」風でとのことでした。
ということで、会社に戻り該当色を探しましたが、なんという事か(!)、当社取扱いブックメーカーの膨大なカタログ、20冊以上を探しても、ご希望の配色のファブリックに近い系統の生地が、遮光・非遮光共に該当がありませんでした。
数年前までは、結構パープル系の無地も多かったのですが、時代の流行のせいか(?)見事に無くなっていました。
この系統の遮光生地をリリースするファブリックメーカーさんがあれば、その生地はきっと引き合のある生地になると思います。
『ラベンダー』にも濃淡があります。
ところで、一口に『ラベンダー』風と言いましても、上のイメージ写真の数々をご覧いただいてお判りだと思いますが、その色調の相違は結構幅がございます。
色調が強すぎれば「バイオレット(スミレ色)』になりますし、「赤」や「青」の要素が強すぎるとイメージが変わってきてしまいます。
今回のご提案では、「言葉の語感より与えられた参考イメージ」に沿った形で色探しを行いました。
そして、漸く、当社がピンポイントで気に入った生地のみを購入している生地業者さんの取扱い見本の中にようやくお客様の希望に叶うパープル系の「遮光生地」が1点のみありましたので、こちらをご提案させていただきましたところ、無事ご採用となりました。
ご採用の生地は、多少「ベルベット」を想わせる、柔らかな「起毛」とも主張を抑えたナチュラルな縦ラインのエンボス柄が魅力的な遮光ファブリックです。
「形態安定加工」も付けて美しい窓辺の完成。
納品させていただいた「遮光カーテン」は、たっぷりと取った、ヒダの奥行が生み出す「光沢と陰影」が美しく、夜間はダウンライト照明のもと高級感漂う印象に色づき、お客様からもご満足をいただきました。
この東側に面した窓の周辺にベッドが配置されます。
「ロールスクリーン」は西向きの小窓であったことと、東側のベッドから離れていたため、敢えて遮光を選ばず、日中の採光を重視した、色の系統の近い「ライラック」という生地をご採用いただきました。
日中の窓辺を彩るカーテン生地は、「ハーフミラー効果」を持つレースから入る採光と、「白い収納」に影響されて、夜間より淡い印象の「ラベンダー」カラーとなります。
こうして、一日を通じてみると、色彩表情の豊かな、『ラベンダー』系統のカラーで、上品に居室を演出してくれる寝室の窓辺が出来上がりました。
当社・『オーダーカーテン』の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm
当社・『ロールスクリーンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roll&roll.htm
文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/
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