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『いちご泥棒』の生地であつらえた「椅子カバー」。

2017年04月04日

『いちご泥棒』の椅子カバー

椅子カバー ウィリアム・モリス

川島織物セルコン「モリス・デザインスタジオ」取扱いの厚地ファブリックは、高密度・ジャカード織りによるポリエステル製生地で、今回製作いたしました『いちご泥棒』の椅子カバーも、生地の耐摩耗度を図るマーチンデール(値)に優れたファブリックです。

 

『いちご泥棒』の生地を使って、お客様が新規購入された、ダイニングチェアの背もたれ部を包む着脱式「椅子カバー」を6脚製作いたしました。

カーテン、ローマンシェード、テーブルランナーなどを全て、紺地の『いちご泥棒』でコーディネートさせていただいたお客様宅のLDにおいて、ダイニングチェアの背もたれも、「椅子カバー」であつらえてみたいという追加リクエストをいただいたのでした。

椅子のサイズに対しての柄取りが難しい『いちご泥棒』の生地を使用した「椅子カバー」の製作は、リスクも多いため、こちらから積極的に提案するものではないのですが、今回はトータルコーディネートの集大成として製作をお引き受けいたしました。

 

『いちご泥棒』の生地で着脱式の「椅子の背もたれカバー」を製作するのは初めてでした。

生地の柄域とリピートを考慮しつつ、背もたれの「前面・背面」をメインとした全体のフォルムをまとめ上げるフィッテッイング作業は、机上の割付けでは無理なため、「型」となる現物の椅子1脚を1週間ほどお預かりして、キャリア50年以上のベテラン職人の方の工房で製作を依頼しました。

カバーの前面と背面で使用する柄の分量が異なるカバーを縫い合わせたオーダー製作のため、柄の割付(レイアウト)はある程度職人さんのセンスにお任せする領域であることをご了承いただいたうえで製作させていただきました。

 

 

納品前の記念撮影

いちご泥棒 椅子カバー

そして、工房に預けていた椅子の引き取り後、お客様宅に納品の前に、店内で「椅子カバー」のフィッティングを確認いたしました。

ご覧のとおり、中材の無いカバーとは思えないほど、しっかりと背もたれ部にフィットしたカバーの完成です。

 

いちご泥棒 背もたれカバー

背もたれ上部のデザインを飾る「ムク鳥」のおさまり。

 

背もたれ側面の仕上げ。

 

洗濯にも対応する「着脱式カバー」。

 

軽い曲線を描く背もたれに合わせて、職人さんが絶妙な分量のベルクロで仕上げてくださいました。

 

 

イチゴドロボウ 椅子カバー ウィリアム・モリス

ベルクロの合わせを目立たないように留めて、美しい『いちご泥棒』の背もたれカバーが完成しました。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 


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