本日のブログでは、
マンションの子供部屋に「アップライト・ピアノ」を入れる前の「遮音フロア」対策事例をご紹介させていただきます。
『遮音カーペット』 の選定。
今回は、階下へ伝わる振動音と室内での反響音の低減が目的でしたので、その様な性能の高い『ウール カーペット』をご提案させていただきました。
こちらの遮音カーペットは、長期間にわたる遮音性能(クッション性)の維持が期待できる、『弾性回復力』に富んだ「ウール(羊毛)」のベースに、特殊な「遮音フェルト」をバックシートを組合わせて作られているカーペットです。
また、それ以外にも、優れた「保温性(SA等級)」、「防虫・防ダニ・抗菌」加工が施されている、快適性に優れた高品質ウールカーペットとなっています。
ピアノ部分には更に、「特殊遮音下地」を併用。
今回の施工事例では、「遮音カーペット」に加えて、「アップライト・ピアノ」本体の接地部分に、音の振動や遮音性を高める事が出来る、『特殊遮音下地』を「置き敷き」施工しております。
部屋全体に「特殊遮音下地」を下貼りすることも可能ですが、それにより「室内ドア」の開閉に干渉する場合がございます。
室内ドアのカット調整により対応することもできますが、今回はピアノ直下の遮音性と室内全体の「反響・吸音」対策が目的でしたので、アップライトピアノの配置を活かした無駄のない施工で対応させていただいております。
『特殊遮音下地』および、『遮音カーペット』の併用施工では、フローリングを傷めない、「特殊な両面テープ」で丁寧に固定設置して仕上げます。
この専用「両面テープ」の構造は、顕微鏡レベルで見ると、フロア固定側は、「吸盤」構造になっている「吸着テープ」をフローリング面の固定を行いますが、カーペット側は粘着テープ構造になっており、床暖房にも対応します。
なお、『特殊遮音下地』の表面と、『遮音カーペット』の裏地部分は、カーペット専用の「強力両面テープ」でしっかりと接着して仕上げています。
カーペット施工後の仕上げに「ひと工夫」。
「アップライト・ピアノ」納品前の、遮音対策フロアの完成の様子です。
ピアノ本体の接地部分には、専用の「遮音下地」を加えておりますのでその部分が高くなっております。
今回、お客様がご購入されたピアノの脚の造りは、手前側の2脚に「猫脚」の様な装飾性を持たせているものでした。
そのため、手前側「防振・防音インシュレーター(ピアノ固定用のお皿)」の下に、今回ご採用いただきました「遮音カーペット」で作った、高さ調節用の『円形コースター』を2枚製作して、後側に敷いている遮音下地との段差調整をコンパクトに行う事にしました。
「遮音カーペット」で製作した、特製の『円形コースター』。
現在、こういったオプション加工に対応するメーカーは少ないのです。
こちらのメーカーでは問題なく作っていただき、お客様からも「可愛いらしい」と好評でした。
「ピアノ」の納品が楽しみです。
ピアノの背面に立て掛けられる、専用の「防音マット」と「インシュレーター」を設置してアップライト・ピアノの到着を待つ準備が整いました。
オリジナルの「装飾インシュレーター」の完成です。
ちなみに、今回お使いいただく形状の、コンパクト「アップライト・ピアノ」ではない、一般的な背の高いアップライト・ピアノの場合は、長方形の本体の4方に接地用「キャスター」が配置されておりますので、その様な場合は、前後の「インシュレーターの出幅」を含めた大きさの『遮音下地材』を敷いた納め方となります。
階下への「遮音効果」と居室内の「吸音効果」が期待できる、『遮音カーペット』を敷く事によって、「洋室」での音の反響音をソフトにする効果があります。
ピアノの搬入前に効果的な対策ができて良かったとお客様もご満足。
本日は、ピアノのある「子供部屋」における、カーペット敷設による、「遮音・吸音」対策事例をご紹介させていただきました。
◆ 当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm
◆ 当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm
ミツワインテリア:
https://www.mitsuwa-i.com/
- 「カーペット」施工事例
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- at 10:15 PM
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