Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: ロール・スクリーン

「スマートコード式」のロールスクリーンで、すっきりとした階段の「西日対策」。

2017年08月08日

階段 窓 遮熱対策

こちらは、強い西日が差し込む階段の採光窓での「ロールスクリーン」納品事例です。

西日が、ダイニングにストレートで射し込むレイアウトになっていたため、適度な遮熱性と、使い易さ、階段まわりの意匠性を考慮したご提案をさせていだきました。

 

ニチベイのロールスクリーン
「スマートコード式」について。

階段 窓 ロールスクリーン おすすめ

今回、ご提案させていただいたロールスクリーンは、ニチベイが特許を取得している、「スマートコード式」の操作仕様。

オプションの操作仕様となっていて、標準品価格+1,500円/台の価格設定となっています。

製作対応の注意点として、製品幅:W31cm以上、製品の横縦比率が、1:3以内の範囲であれば採用可能です。

 

 

「スマートコード式」のロールスクリーンは、伸縮タイプの昇降コードを引いて操作する機構が特徴で、チャイルドセーフティなど安全性の観点からご採用いただくことも多いロールスクリーンの操作タイプです。

個人的な感想として、一般的な「チェーン式」よりは繊細な操作機構ですので、掃出窓など、大開口の窓よりは、牽引負荷の軽い小窓などでお勧めの製品だと感じています。

 

スマートコード式 とは

階段途中の採光窓の様に、操作自体が難しい位置にある場合でも、すっきりと目立たないスマートコードを下に引く事により、ロールスクリーンの昇降が容易にできます(巻き上げはワンタッチ操作でOK)。

スマートコードの長さは自由に決められる(要指定)ため、極端な高所窓を除く、手が届きにくい窓での操作性に優れています。

 

 

「遮熱レース」を組み合わせて。

階段 窓 ロールスクリーン 遮熱

製品との組み合わせでご採用いただいた生地は、「遮熱レース」の『スクレ遮熱』より、N7258(カーキブラウン)。

『スクレ遮熱』は、一般的なシースルーレースよりも太い糸を使用し、編み組織を調整することで、透け感を保ちながら遮熱性を高めたレースです。

 

また、落ち着いた素材感ながらも、太陽光を反射することで室内が見えにくくなる効果を持っているので、日中のプライバシーを保ちたい窓などにもおすすめの生地です。

 

スマートコード式 ロールスクリーン ニチベイ

実際に、ロールスクリーンを降ろすと、西日の暑さ、眩しさが緩和されました。

 

 

ご興味のある方は、「スマートコード式」のイメージ動画をご覧ください。

また、当社にも展示品がございますので、実際にご体験いただけます。

 

 

◆当社・『ロールスクリーンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/roll&roll.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

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ロールスクリーンの「逆巻き使い」と「生地表裏逆使い」とは?

2016年12月12日

***2025年4月更新情報***

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窓周りだけにとどまらず、階段、キッチン、収納棚などの手軽な「間仕切り」「断熱対策」として活用されることも多い『ロールスクリーン』

 

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「天付け」の取付方法と組み合わせて、生地の巻き上げ位置と表裏を逆」に指定したり、

 

ロールスクリーン 生地表裏逆使い仕様

「正面付」と組み合わせて、生地の表裏を逆」にするといったオプション指定が可能です。

 

 

「タチカワブラインド」製品での名称。
『生地表裏逆使い仕様』・『逆巻き使い』

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「ニチベイ」製品での名称。
『表裏逆仕様』・『逆巻き仕様』。

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「トーソー」製品での名称。
『スクリーン表裏逆仕様』・『逆巻仕様』。

 

ご覧いただいた写真と図表だけを見ても理解しにくいですが、これがお打合せの中でお客様に『生地表裏逆使い』や、『逆巻き使い』を説明する場合に用いる、取扱いメーカーごとの参考・説明資料となります。

製作仕様の「名称」はメーカーごとで異なりややこしいのですが、本日はこれらの具体的な応用設置施工事例をご紹介させていただきます。

 

 


  

 
「ロールスクリーン」の『生地表裏逆使い』。
「意匠性」と「断熱性」のコントロール。

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ロールスクリーンの『生地表裏逆使い』という呼び方は、「タチカワブラインド」製品で使われている通称です。

先ほど紹介した図表で細かく名称が分類されていますが 「ニチベイ」」製品の場合は『表裏逆仕様』と呼び、TOSO(トーソー)製品の場合は、『スクリーン表裏逆仕様』と呼んでいます。

もともと、生地の表裏を逆にして屋外に生地の表側を向けることにより、店舗の「広告ロゴやデザイン」などを製品取付側の裏側でPRしたい状況で求められてきた製作仕様なのですが、最近では、窓面に限らず、空間を区分する「間仕切り」として活用されるケースが増えたため、無地の生地を使用する場合であっても質感にこだわって生地の表裏を逆使いで指定するリクエストが増えてきています。

 

パントリー ロールスクリーン

例えば、キッチンに隣接する「食品庫(パントリー)」スペースでの設置では、、、。

 

ロールスクリーン 逆巻き使い

パントリー側の開口部上に、製品設置するスペースと取付下地さえあれば、ロールスクリーンをパントリー側に隠れる様に「正面付」で設置可能です。

 

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「食品庫(パントリー)」側に正面付で設置されていますが、「生地表裏逆使いの正面付」の指定をしていますので、生地の「表面」はキッチン側に向いています。

 

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こちらはキッチン側から見た様子。

ロールスクリーンはパントリー側の壁面に隠れる様に収納されています。

 

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スクリーンを降ろすと、開口部は壁面と馴染みの良い「間仕切り」として機能し、意匠性のコントロールと併せて、パントリー側の開口部から入り込む冷気や暖気などを遮る、「空調対策」としての効果が期待できます。

 

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キッチン側に向いている生地は「表面」ですので、表裏の判りにくい無地であっても微妙な質感にこだわれます。

表裏を逆にすることで「防炎ラベル」「洗濯表示ラベル」の表示位置も逆になり裏舞台であるパントリー側に隠れます。

 

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「操作側」パントリー側にありますが、ロールスクリーンは、製品の特性上、ヘッドレールよりも生地巾の方が狭くなっているので、このクリアランスを活用することで、間仕切り前後からの昇降操作が可能です。

ちなみに、このクリアランスは、「断熱性」という観点からいえば多少デメリットに働きますが、「換気扇」のあるキッチン近辺の間仕切りとして使用する場合は、ロールスクリーンの生地で開口部を大きく覆わない方が良い場合があります(※換気扇の使用によって生じる負圧の影響を受けて、スクリーンがキッチン側に引っ張られたり、ボトムバーが壁に当たって不快な音が生じる場合があります)。

 

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ロールスクリーンのクリアランスは、フロアと壁面を区分する「巾木」の出っ張りを自然にクリアできることが多く、これはメリットと言えます。

 

こちらは別の事例で、本来間仕切りを想定していなかった場所にロールスクリーンを設置する場合の注意点になります。

 

写真はネジウム磁石を使って天井材を支えている野縁を探している様子です。

ビス止めされている野縁の位置が特定できれば、ビスを避けてロールスクリーンを固定できる下地の位置を決めることができます。

 

天井面にロールスクリーンを設置できる下地を確認できればこの様な間仕切り方も可能です。

以上は、ロールスクリーン『生地表裏逆使い』の事例紹介です。

 


 

 
「ロールスクリーン」の『逆巻使い』。
 生地背後の「障害物」対策。
 

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上のイメージ写真で紹介している、ロールスクリーンの『逆巻使い』という仕様は、タチカワブラインド製品で使われている呼称です。
ニチベイ製品の場合では『逆巻き仕様』トーソー製品の場合は『逆巻仕様(室内表)』と呼ばれています。

 

ニチベイ・『逆巻き仕様』での納品事例。

 

出入口窓 ロールスクリーン 逆巻き

トーソー ロールスクリーン 逆巻き

トーソー・『逆巻き仕様(室内表)』での納品事例。

 

『逆巻使い』仕様が採用される代表的な例としては、小窓の下に配備されている「開閉ハンドル」や、出入口用のレバーハンドルなどが、窓枠内に障害物として存在する場合などが挙げられます。

製品が一直線に降下する、コンパクトな「アルミブラインド」などと違い、通常は巻径となるロールの後方から生地が降りてくる「ロールスクリーン」スクリーンの場合、下側にある開閉ハンドルに干渉することもあるため注意が必要です。

 

参考までに、「ブラインドボックス」内に2段階設置した、ロールスクリーンとハニカムシェードの納品事例では、掃出窓の開閉用レバーハンドルをかわすために、製品仕様を「逆巻使い」にして、スクリーンの表側が室内側に向くようにしています。

 

「収納棚」の意匠性を考える。
『逆巻使い』で効率的に美しく。

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扉のない、「収納棚」や「収納クローゼット」周りを機能的に見せる役割として、ロールスクリーン『逆巻使い』の相談をいただくことも多いです。

 

ロールスクリーン 逆巻き

収納 ロールスクリーン

「収納棚」を自由な高さで間仕切ることもできる使い勝手が人気です。

 

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設計段階で取付希望箇所にビス下地が準備されていればいいのですが、用意されていない場合は、天井材を支えている「野縁」が取付下地として使用できるかを調べます。

 

ロールスクリーン 逆巻き とは

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ロールスクリーン『逆巻使い』を天井付で行う場合、ロールの巻き芯が収納側に向くため、手前側のスクリーンは上から下までフラットな印象で納められます。

 

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ロールスクリーン 表裏逆仕様

居室の「壁装」や「建具」の色調と合わせて、手軽にコーディネートを楽しめます(※要取付下地)。

 

本棚 収納 ロールスクリーン

 

以上、本日は、窓周り品だけでなく、「間仕切り」としての機能性をもっている「ロールスクリーン」の応用製作仕様を事例紹介を含めてご紹介させていただきました。

 

◆当社・『ロールスクリーンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/roll&roll.htm

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

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FUGA・調光ロールスクリーンの魅力と事例紹介。

2016年07月21日

***情報更新(2025年4月)***

FUGA フーガ 調光ロールスクリーン 取扱店

  FUGA フーガ 電動 調光ロールスクリーン 他社比較

近年、インテリア専門店を始め、大手マンション、メーカー、設計事務所案件での採用実績が増えている、WISの調光ロールスクリーン・『FUGA(フーガ)』の製品紹介を、当社展示品紹介と事例を交えて特集でご紹介させていただきます。

 

2025年4月更新現在、ミツワインテリアでは、

◆ WIS 『FUGA』
① 「PLAIN(プレーン)」
② 「ADVANCED COLLECTION(クリア)」
③ 「ADVANCED COLLECTION(ミスティ)」
④ 「HEAT PROTECTION(遮熱)」
 「BLACK OUT(遮光)」
⑥ 「カバーレスタイプ」
⑦ 「Solide(ソリード)」
⑧ 「エコリモ(DC充電式)」・Iot対応モデル
⑨ 「エコリモ(AC電動式)」・Iot対応モデル

◆ ハンターダグラス 『シルエットシェード』
⑩ 2インチ(イージーライズ操作)
⑪ 3インチ(イージーライズ操作)
⑫  4インチ(イージーライズ操作)
⑬ 2インチ(電動・パワービュー)
⑭ 3インチ(電動・パワービュー)
⑮ 3インチ(電動・パワービュー)・GEN3

◆ ニチベイ『hanari(ハナリ)』
⑯ 標準タイプ (ループコード式)
⑰ カバーレスタイプ(サイレント電動式・マルチIR仕様)

◆ タチカワブラインド『ルミエ』
⑱ カバータイプ(チェーン式) 「シャリエ」、「ウェール遮光」
⑲  電動・ホームタコス「ルミエ」、「ウェール」

◆ トーソー『ラクーシュ』
⑳ カバータイプ(チェーン式)

◆NORMAN(ノーマン)『パーフェクトシアーシェード』
㉑ ループコードタイプ(採光・遮光)
㉒ 電動タイプ(採光)

といった、主要メーカーの展示品を大小20機種以上ご用意しております。


自然光を透した窓辺でも製品を比較検討いただける展示をしており、また展示品の多くは現地打合せなどの出張時にお持ちする事もできるため、製品の特長が判りやすいと
お客様から好評をいただいていますが、全社製品の特長を比較した特集をご覧になりたい場合はこちらのページをご覧ください。

なお『FUGA』の展開生地については、 「PLIN(プレーン)」「Advanced Collection(アドバンス・コレクション)」「Black Out(遮光)の大小展示品をご用意しており、以下の製品解説で特徴と機能の解説をご案内させていただきます。

 


 

調光ロールスクリーン 『FUGA』 とは。

2016.6.30.36
 
株式会社WISが2013年11月より製造販売を始めた、開閉機能付の調光ロールスクリーン『FUGA(フーガ)』は、発売以来10年以上の実績を持ち、当初からの基本機能を継承しつつも時代の先端を意識したバージョンアップを続けている人気製品です。
 
 
調光ロールスクリーン 開閉式 回転昇降式 違い

調光ロールスクリーンの製品タイプを大別すると「開閉式」「回転調光式」の2種類があり、FUGAは前者の開閉式・調光ロールスクリーンに属します。
 
前後のシースルー生地と、開閉調光用の不透明生地(スラット)からなる3層立体構造を称して、同社では「3D 調光ロールスクリーン」という別名を付けており、2025年4月現在・17色(採光・遮熱・ 遮光)のカラー展開があります。

3層構造となったスクリーンは特殊技術により1台の織機で高密度に織り上げられた1枚の「織物」で、ブラインドの機能性とカーテン・レースの持つやわらかな表情を併せ持っています。

加えて、電動モデル防炎品防汚加工品などのオプションも充実しており、一般住宅や高層マンションだけにとどまらず、商業施設を始めとした個性的なインテリアシーンでも採用されています。
 
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FUGA独自の機能
「調光(全開)モード」でスクリーンの昇降が可能。
 
FUGA  調光ロールスクリーン 途中で調光
 
『FUGA』では、昇降操作の補助機能として、スクリーン最下部でスラットが水平に開いた調光状態を維持しながら、スモールヘッドレール採用時で120cm程度スクリーンを上方に巻き上げて採光ができる「逆側巻き上げ」機能が付加されています(※ラージヘッドレールやカバーレスタイプを採用することでより上方へ巻き上げることが可能)。
 
開閉式の他社ブランド品にはその機能がなく、最下部より生地を引き上げと必ずスラットが閉じてしまうため、これは『FUGA』独自の機能と言われています。

 
FUGA  調光ロールスクリーン 特徴
 
ここからは当社での事例紹介ですが、ベランダのあるマンションや庭付き戸建て住宅の窓など、窓の下側を解放させつつ、上部で調光をさせたいというお客様ニーズに応えたおすすめの機能です。
 
 
FUGA コーナー窓 事例
 
入隅・出隅コーナーが組み合わさったマンションの大開口窓でも、開放感のある眺望をお楽しみいただけます⇒ 事例詳細②
 
 
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3種類のヘッドレールをご用意
【カバータイプ】・【Solide】・【カバーレスタイプ】
 
 
  FUGA 調光ロールスクリーン ヘッドレール 種類
 
現在のFUGAでは、手動タイプ、電動タイプ共通のヘッドレールを3種類ご用意しています。
 
これまでは標準仕様の【カバータイプ】と無料オプションの【カバーレスイプ】の対応でしたが、2025年春より、曲線を排したスクエアデザイン【Solido(ソリード)】をオプション仕様に加え、製品サイズに応じてスモールラージの全6アイテムをご用意しています(※生地に応じたカラーバリエーションもご用意)。
 
 
調光ロールスクリーン fuga カバーレス
 
無料オプションの「カバーレス」タイプは深さのあるカーテンボックスでの設置におすすめ。
ヘッドレール手前のカバーが無いため逆巻き上げ機能が向上します。

⇒ 事例詳細
 
 

 
 
『FUGA』の生地ラインナップ
 
 
① 採光生地・「PLAIN」
 
FUGA 調光ロールスクリーン プレーン PLAIN 事例
 

PLAIN プレーン カラー FUGA 調光ロールスクリーン

 
「PLAIN」シリーズの生地バリエーションは、現在4色展開で、コットンライクでナチュラルな風合いの厚地と透け感のあるレースとの組合せが特徴です。
 
 
 
「PLAIN」は生地前後のシースルー素材を同一にした設計で、製品価格もFUGAの中で最もリーズナブルです。
光の屈折率が変わらない2枚のレースを使用するため、生地表面に「モアレ(縞状)」柄が出やすい特徴がありますが、
生地の質感は細やかで、シースルー越しに屋外の眺望を楽しみたい窓におすすめです。
 
 
FUGA 調光ロールスクリーン 藤沢市

「PLAIN」シリーズよりホワイト(SB-01)を採用した納品事例。
⇒事例詳細 ①
 
 
FUGA 調光ロールスクリーン SB-02 アイボリー 事例
 
「PLAIN」シリーズよりアイボリー(SB-02)を採用した納品事例はこちら。
⇒ 事例詳細 ②

 


 
 
ADVANCE COLECTION (アドバンスコレクション)
 
③ 「CLEAR(クリア)
④ 「MISTY(ミスティ)
⑤ 「HEAT PROTECTION(遮熱)
 
FUGA アドバンスコレクション 展示取扱店
 
 

 
 
「アドバンスコレクション」ADVANCED COLLECTION)の展開色は透明感のあるレースを使用したAC-1303(オフホワイト)、AC-1302(シャンパン)AC-1711(グレージュ)の採光生地に加え、高密度レースでプライバシー性を高めたMYSTY・AC-3033(オフホワイト)、遮熱性を高めた織りのAC-2303(シルバーホワイトを加えた全5配色で、従来生地である「PLAIN」、「BASIC」、「BLACKOUT」との比較と主な特徴は以下のとおりです。

① スラット(羽根)幅が従来生地よりも5mm広くなりました(※従来生地:55mm →  AC生地: 60mm)。

② 熱溶着生地の採用により前側レース端部に出来やすい糸ほつれの問題が解消されました。
 
③ MYSTYにいては、写像性(プライバシー)と西日の眩しさを抑えるLow-グレア性を強化しました。

④ 遮熱(AC-2303)
においてはスラット全閉状態での重なり幅を増やすことでダイレクトな光の侵入を抑え、遮光・遮熱性能を向上させることができました。
 
 
 
アドバンスコレクション fuga オフホワイト AC-1303 事例
 
 
FUGA アドバンスコレクション AC-1302 シャンパン champane
FUGA アドバンスコレクション AC-1711 グレージュ
 
 
 
ACコレクション fuga  新遮熱 シルバーホワイト AC-2303 事例
FUGA 調光ロールスクリーン 遮熱性 比較
 
 
 

 
 
⑥ 遮光生地・「BLACKOUT」
 
2016.6.30.52
 
 FUGA 調光ロールスクリーン 遮光 BLACKOUT
 
 
 「BLACKOUT(遮光)」シリーズのシースルーでは、採光タイプより繊細なボイルを使用しています。
それにより、レースの透明感とスラットを閉じた際の遮光性(閉まりの良さ)を高めています。 
 
 
FUGA 調光ロールスクリーン 遮光 おすすめ


FUGA 調光ロールスクリーン 遮光 評判

こちらは、LDの西側に面した窓にFUGA『BLACKOUT(遮光)』を採用した事例。
採用生地はFA-190(アイボリー)で、当社にも展示サンプルがございます。

⇒ 「BLACK OUT(遮光)」採用事例 ①

 

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遮光生地限定のオプション機能
「スクリーン逆巻き」仕様で遮光性UP 

FUGAでは、BLACK OUT(遮光)限定のオプション機能として、「スクリーン逆巻き仕様」のご用意があります。

 

FUGA スクリーン逆巻き仕様

調光ロールスクリーン FUGA 逆巻き仕様

こちらは当社店内で高窓用の展示品を用いたデモンストレーションの様子。

 

調光ロールスクリーン 逆巻き仕様 使い方

「スクリーン逆巻き」仕様とは、製作段階で調光ロールスクリーンの表裏を逆にセットする特殊指定のことで、他社類似製品にこの機能はなく、FUGAでも遮光生地のみで対応可能している無料オプション(※要ご指定)です。

「スクリーン逆巻き」により生地の巻取り側が室内側にくる様にセッティングされますが、調光ロールスクリーンの場合、レースに挟まれたスラットの向きが反転して上方からの陽射しや視線をより遮れる構造になるため、寝室の高窓や陽射しの強い吹抜け窓での採用が効果的です。

 

 

また、スクリーン逆巻きにより、生地とボトムレールの昇降位置も「室内側」にシフトしますので、フレームの無い入隅コーナー窓で生じる生地の隙間を少なくしたい場合などにも効果的です。
 

 

FUGA・調光ロールスクリーン,遮光,スラット逆向き

こちらは、FUGA『BLACKOUT(遮光)』、2分割設置の様子。
 
ベッドや和室での布団敷など、目線が日常生活よりも床に近く天井を向く就寝時には、FUGA・遮光生地の巻取り配置を「スラット逆向き」仕様指定にすることで、下方に差し込む朝日をより遮らせることもができます。

遮光生地であれば上方から射し込む光に対しての遮光性の向上、採光生地であれば日中の強い陽射しの軽減に効果があります。
 
 
 

 

***編集追記① ***

FUGA・「エコリモ」IOT対応モデル
各種展示品をご用意

2019年の発売以来、日本全国の様々な生活・商業シーンで採用されている電動『Eco Rimo(エコリモ)』は、現在は【エコリモ シリーズ】として
 

・「電動ロールスクリーン」Ecorimo Flat(エコリモ フラット)
・「電動ローマンシェード」Ecorimo Wave(エコリモ ウェイブ)
・「電動カーテンレール」Ecorimo Line(エコリモ ライン)

を新たなラインナップに加え、異なる製品同士を共通のリモコン、IOTアプリを使用した一元的な操作に対応できる様になりました。

⇒ 「エコリモ」Iot対応最新モデル(特集)

『Eco Rimo(エコリモ)』では、100Vコンセントを使用する「AC電源モデル」と、窓周りに専用コンセントの無い環境でも使用できる「DCモデル(充電式)」の2種類をご用意しています。

「AC電源モデル」は1つの電源(コンセント)から複数台の製品を個別・一斉操作できる連結使用にも対応。
充電式の「DC電源モデル」は、手動タイプと同一のヘッドボックスを採用したヘッドレールの互換性を利用しているため、現在ご使用中の手動製品をDC電源モデルにバージョンアップすることも可能です。

 

◆ FUGA「電動・エコリモ」AC電源モデル、採用事例・動画。

 

◆ FUGA「電動・エコリモ」DCモデル(充電式) 採用事例・動画。

 


 

***編集追記 ② ***

『FUGA』のオプション加工。
帯電防止(防汚)・消臭・抗菌・抗ウイルス機能を強化。

エコキメラ・ユニ FUGA 帯電防止 防汚

最後に、『FUGA』オプション加工のご紹介です。

⇒ 『エコキメラ』 という、人や動物の健康に害のない物質「リン酸チタニア」を主原料にした無機溶剤の効力を使った「空気触媒」加工の『エコキメラ・ユニ』をオプションでご用意しています。

 
 
 
 
エコキメラ・ユニ 抗菌 SEK 認証

 

オプション加工『エコキメラ・ユニ』で得られる帯電防止(防汚)、消臭、抗菌、抗ウイルス効果は、3種類のSEKマーク認証を取得しており、お手入れのしにくい調光ロールスクリーンのメンテナンス性向上や、ペット共生住宅などでの消臭効果として期待いただけます。

 

FUGA 調光ロールスクリーン エコキメラ・ユニ 評判

⇒ 「エコキメラ」採用事例 ①
生地:PLAIN(ホワイト)

FUGA 調光ロールスクリーン エコキメラ・ユニ ブログ

⇒ 「エコキメラ」採用事例 ②
生地: PLAIN(アイボリー)

 

 

 

***関連製品***

『FUGA』とのコーディネートにおすすめ。
バーチカルシェード・『Suave(スアベ)』が新登場。

株式会社WIS Suave スアベ

バーチカル シェード スアベ FUGA ACコレクション コーディネート事例

横型製品である『FUGA』と相性の良い、バーチカルシェード・『Suave(スアベ)』が新登場。

掃出窓などでおすすめの、バーチカルブラインドを更に優美な印象にした縦型調光&開閉製品です。

⇒ 『Suave(スアベ)』採用事例
生地: オフホワイト

 



調光ロールスクリーンの展示品を多数ご用意。

出張ご相談もお気軽に。

FUGA 調光ロールスクリーン 大型展示品

調光ロールスクリーン 電動 各社 メーカー 比較 展示

ミツワインテリアでは、WIS『FUGA』を始め、ハンターダグラス『シルエットシェード』、ニチベイ『ha・na・ri(ハナリ)』、タチカワブラインド『ルミエ』、トーソー『ラクーシュ』、ノーマン『パーフェクトシアーシェード』といった国内外ブランドの調光ロールスクリーン(立体生地構造)を、手動製品から電動製品まで多数、展示品でご用意しています。

展示サイズも大小取り揃えてご用意しておりますので、様々なシチュエーションを想定しながら、実際に目で見て、手に取って比較いただければ幸いです。

また、ご来店が難しいお客様にあたりましても、関連資料をお持ちして、東京・神奈川エリアでの出張対応(現調・施工)も行っておりますので、詳細はお気軽にご相談ください。

 

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

 

ミツワインテリア:
https://www.mitsuwa-i.com/

 

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中学生の子供部屋とインテリア。「フロントレース・スタイル」のカーテン。

2016年05月19日

先日の「輸入ファブリック」の組合せによる『子供部屋』のウィンドゥ・コーディネートに続き、本日は国内メーカーブランド品の組合せた窓辺のコーディネート事例をご紹介させていただきます。

 

 「リフォーム」段階での打合せの様子。

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こちらは、「中古・戸建住宅」入居前のリフォームが始まり、内装の仕上を始める前に拝見させていただきました「子供部屋」の窓周りです。

壁際に設置された2つの窓は、正面の横長窓側に学習机が配置され、右側の窓はベランダへの出入窓となっています。
こちらのお部屋でもサッシの交換は行わない予定ですが、将来的に「インナーサッシ」を増設する予定もあるとのことなので、窓枠内には製品の設置を行わず、窓を覆うスタイルでのコーディネートをご要望いただきました。

 

『フロントレース・スタイル』のコーディネート。

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ベランダ側の窓の前幕となるフロントレースには、「フジエテキスタイル」のカタログ「STORY2」収録のファブリックより、『リュヴァン(FA1646・WH)』をご採用いただきました。

『リュバン』は、やわらかなリボンでできているような花モチーフの繊細なタッチが魅力のバーンナウトプリントです。
透けているグランド部分の特性を活かした『フロントレース・スタイル』の組合せにおいては、後幕生地のカラーや風合いを全体イメージに重ねる事ができる楽しみがあります。

 

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今回、『リュバン』の後幕には、37色展開のカラーバリエーションを持つ、サンゲツの「シャンタン(シルク調)」の無地よりラベンダーカラーを合わせる事になりました。

 

 

『フロント・レース』スタイル
による、今回の納品事例。

中学生,子供部屋,インテリア

そしてこちらが、コーディネートされた、ベランダ側窓のウィンドゥトリートメントの様子です。

ベランダへの出入を行う側の窓は「掃出窓」ではありませんでしたが、床まで「カーテン」と「レース」で覆うことにより、ダイナミックで上質な納まりとなりました。

 

中学生 子供部屋 カーテン

透過性のあるフロントレースの魅力はこの様な色柄の組合せで自由に表現できるので根強い人気があります。

1015.10.4.8

ちなみに、夜間の楽しみ方としては、レースを左右に引き分けてタッセルで止め、ラベンダー色のカーテンの飾りとして設えるパターンもございます。

 

 学習机側の「採光窓」には、
『レーザーカット加工』のロールスクリーンを。

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学習机側の「採光窓」には、『レーザーカット加工』のロールスクリーンをご採用いただきました。

 

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採用いただいた製品は、TOSO(トーソー)のロールスクリーンに、オプション加工の『TYPE23』のレーザーカットパターンを組み合わせた特別仕様です。

 

TOSO,ロールスクリーン,レーザーカット,TYPE23

「レーザーカット加工」の施されたロールスクリーンで窓枠を覆う設置方法の場合、レーザーカットパターンのタイプと大きさにもよりますが、『TYPE23』の様にボトム部分に小さ目の柄が描かれているタイプであれば、窓の下に障害物が無い状況に限り、スクリーンを長めに製作することにより、レーザーカット部分を窓枠下に移動しての光漏れを遮らせることもできます。

 

中学生 子供部屋 レイアウト

本日ご紹介をさせていただいた子供部屋の窓辺は、フアブリックの持つデザインと色の組合せを家具とのコーディネートの中で美しくまとめたものです。
シンプルな装いでありながらも上質で優美な窓辺にまとめ上げることができました。

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

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「冬場の保温対策」にも配慮した、「リビング・ダイニング」と「寝室」のファブリック・コーディネート事例。

2015年12月09日

本日のブログでは、

「冬場の保温対策」に配慮した、
「LDと寝室」のコーディネート事例

をご紹介させていただきます。

ロールスクリーン 階段の空調対策。

キッチン横、2階に上がる「階段」部分に、リビング・ダイニングでご採用いただきましたカーテン生地に合せて、夏冬の『空調対策』を配慮したコンパクトな「間仕切りロールスクリーン」を設置させていただきました。

 

「ロールスクリーン」の選定色

タチカワブラインド。ロールスクリーン「マカロン」

ロールスクリーン生地には、「カーテン」・「レース」を組み合わせたトータルの質感、色感に近い、『プラリネ(RS-5258)』をご採用いただきました。

 

「ロールスクリーン」設置の様子

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階段と、「LDK」の境界部分の天井に、間仕切用のロールスクリーンを設置した様子がこちら。

「ロールスクリーン」はコンパクト設計ですので、使用しない時でもスッキリとした印象で、インテリアに馴染みやすいアイテムです。

 

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昇降用の操作チェーンは、階段「手摺り」の構造を利用して、極力スッキリとした納めを心掛けました。

 

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「ロールスクリーン」を降ろした、階段部分の『空調対策』のイメージはこちら。

冬場の『暖房効率』の向上はもちろん、夏場の『冷房効率』の向上にも効果的です。

 

 

「リビング・ダイニング」のコーディネート

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こちらは、今回、「リビング・ダイニング」の3つの窓にご採用いただきました、ウィンドゥ・トリートメントアイテムの一覧です。

 

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若い世代のご夫婦が寛げる「モダン」イメージの選定でありつつも、小さなお子様との生活を意識した、インテリア・アレンジのし易いセレクションとなっています。

 

「寝室の保温&遮光対策」

アスワン 「タロス」 E3074 オーダーカーテン。

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こちらは、ナチュラルな素材感の感じられる質感と、太めの横ボーダー柄で「モダン・スタイル」の窓辺を演出した「寝室」の納品事例です。

 

『サイド・リターン』の活用

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カーテン リターン

機能性カーテンレール」と併せて、カーテンレールの側面を『サイド・リターン』の要領で覆うと、「寝室の遮光性」の向上はもとより、「冬場の保温性」、「夏場の遮熱性」の向上につながります。

 

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以上、本日は、お客様ご希望のインテリア・センスに応えながら、1年を通じた『空調対策』という、機能性にも配慮した、コーディネート納品事例をご紹介させていただきました。

 

当社・『ロールスクリーンの特集ページを見る』
http://www.mitsuwa-i.com/roll&roll.htm

当社・『オーダーカーテン』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

トーソー・調光ロールスクリーン『ビジックライト』納品事例。

2015年09月12日

 本日のブログでは、TOSO(トーソー)の「調光ロールスクリーン」より、前後に配置された生地の回転操作(ターンアップ)により調光をコントロールする『ビジックライト』 の採用事例をご紹介させていただきます。 

調光ロールスクリーン トーソー

こちらはマンション、リノベーション後の2つの「掃出窓」に設置した、TOSOの調光ロールスクリーン・『ビジックライト』納品後の様子で、採用生地は、『ノブレス(5配色)』より、ナチュラルテイストのインテリアとの相性の良いTR-2725(アップルグリーン)

 

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手前(右側)の「ダイニング窓」には、「ブラインドボックス」が設けられていましたが、左側「リビング」の窓は、ベランダ側に奥まった間取りになっているため、構造梁下に「ブラインドボックス」下地が無く、窓枠正面付けで製品を設置する必要があります。

そこで今回は、「天井付」「正面付」という異なる設置方法で調光ロールスクリーンを2つの窓に設置することになりました。

 

『調光ロールスクリーン』の2つの仕様。
「開閉式」と「回転式」について。

ここ数年、シンプルな機能性と美しいインテリア性が話題となり、国内メーカーでも相次いでリリースされている『調光ロールスクリーン』
その構造的特徴には、大別して2種類(回転式と開閉式)の仕様がありますので、その相違点を簡単にご説明させていただきます。

 

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1つ目にご紹介するのは「開閉式」タイプです。

開閉式タイプの調光ロールスクリーンは、ブラインドの羽根(スラット)形状の不透明生地の前後を、レース生地で支えている構造となっており、スクリーンの昇降操作時は生地が閉じて遮蔽されますが、降下の最下点ではスラットを水平(最大90°)まで傾けて調光することができます。

 

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このタイプは、昇降操作の途中での調光ができないことと、スラットの傾斜可動域が手前側90°までに限られるところがデメリットではありますが、調光時には、不透明生地が水平に倒れることにより、前後のシースルー生地を透して屋外の眺望を楽しめるというメリットがあり、調光ロールスクリーンにおいては、こちらのタイプの方が高級スペックとなります。

 

開閉式 調光ロールスクリーン

代表的なブランドとしては、ハンターダグラス社の『シルエットシェード』が有名で、類似製品として、ニチベイの『ha・na・ri(ハナリ)』、トーソーの『ラクーシュ』、タチカワブラインドの『ルミエ』、WISの『FUGA(フーガ)』あり、当社でも比較用の展示品をご用意しております。

 

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トーソー ビジックライト, 展示品

そして2つ目の仕様が今回の納品事例となる、『ターンアップ タイプ(回転式)』と呼ばれる調光ロールスクリーンです。

当社でも、トーソー『ビジック』、タチカワブラインド『デュオレ』、ニチベイ『レユール』といった、回転式・調光ロールスクリーンの展示品をご用意しています。

 

TOSO, ビジックライト, 施工事例

 『ターンアップ』 タイプのセールスポイントは、横ストライプ形状の「不透明生地」と「透明生地」の組合せで構成されているスクリーンが、昇降操作により、前後にローテーション(回転)して、重なり合うスクリーンの度合いの変化により調光コントロールできることです。

 

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ただし、ターンアップ式の『調光ロールスクリーン』ご採用の場合には以下2点の採寸注意点がございます。

1点目は、調光の際に不透明生地が水平に倒れませんので、ストライプ表現の採光システムを前提とした調光がターンアップ式の調光ロールスクリーンの特性であることと、製作寸法高の設定がスクリーンが完全に降りきったポジションであるため、上の写真の様に「腰高窓」などの全体を正面付けで覆う様に設置する場合は、窓枠下側までの高さに加えて採光時に引き上がるシースルー生地の幅以上のゆとり寸法を加えて製作高を決める必要があります。

 

トーソー ビジックライト, ノブレス

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2点目の注意事項は、ターンアップ式の調光ロールスクリーンを「掃出窓」などでご採用いただく場合、製品の製作寸法が、前後の不透明生地が重なり合う遮蔽時となっているため、「調光」操作時には、シースルー生地をスライドさせた分だけ生地が引きあがる特性を持っていること前提としして採寸する必要があることです。

 

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採寸時には、スクリーンの製作高をフロアまでの設置高より短めに設定します。

設置高より長く作りすぎると、フロアギリギリまで引き降ろした際に前後の不透明生地が床面でたわんだり、綺麗に重ならない場合があります。

一般的なロールスクリーンであれば、フロアに多少設置しても問題ないのですが、調光を目的とした「ターンアップ」式のロールスクリーンを「掃出窓」または「窓枠内」に設置する場合、この仕組みを充分理解して製作サイズを決めることが原則となります。

 

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 今回の納品事例では、スクリーンの背後に窓枠内に後付されたインナーサッシのフレームがあり光を遮っていましたが、遮るものがなく日光が入りやすい「掃出窓」や「腰高窓」の窓枠内にターンアップ式の調光ロールスクリーンを設置する場合は上記特徴を理解いただいた上でご採用されることをおすすめいたします。

 

 

 『天付け』と『正面付』。
異なる設置方法の納まりと注意点。

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こちらは、「ダイニング」側窓の『ブラインドボックス内に天付け』で設置した、ターンアップ式調光ロールスクリーンの設置イメージです。

一般的に「カーテンボックス」であればボックス内に15~18cm程度の奥行き寸法が必要とされていますが、ロールスクリーンを含めた「ブラインドボックス」の場合は、11~12cm程度の奥行き寸法で仕上げられているケースが多く、製品選定と設置の際には、このサイズの把握が大切となります。

ターンアップ式のロールスクリーンの場合、スクリーンを完全に引き上げた際に、「ウエイト(ボトム)レール」が製品の背後にくる納まりとなっていますので、サッシ枠、窓枠などに引っ掛からない様な適度の距離感を取りつつ、設置する事が肝要です。

 

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次に、「リビング」側窓の『窓枠に正面付け』で設置した、ターンアップ式調光ロールスクリーンの設置イメージです。

 

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窓枠の直上に「構造梁(はり)」などがあるなどの環境により、「カーテンボックス」などが設けられない窓では、窓枠に直接・『正面付』で調光ロールスクリーンを設置することになります。

正面付の場合、ターンアップ式のロールスクリーンの「ウエイト(ボトム)レール」の納まりは「天付」の場合とは異なる位置にきますが、「正面付」は窓枠に密着した設置方法となるため、必要に応じて『ブラケットスペーサー』という、窓枠との適度の距離感を取るための補助部材を併用する場合もございます。

ターンアップ式のロールスクリーンの場合、基本的にフロアに「ウエイト(ボトム)レール」が接地しない寸法で製品を作りますので、それにより換気の際の風圧の揺れで「ウエイト(ボトム)レール」が窓枠に当たる音が生じにくくなっています。

 

調光ロールスクリーン オーダー

こうして、LDの2つの窓に、ターンアップ式の『調光ロールスクリーン』がスッキリと設置されました。

ちなみに、今回ご採用いただいた生地は、『ノブレス(5色)』より、ナチュラルテイストのインテリアとの相性の良いTR-2725(アップルグリーン)です。

 

トーソー ビジックライト, TR-2725

 

太陽の光が心地よい日中には、光をたっぷり採り込むシースルーのスクリーンを。
プライベートタイムには、視線を遮るミディアムタイプのスクリーンを。
新しいターンアップスクリーン、トーソー『ビジックライト』は、そんなニーズに1台で応える、今までにないウィンドウトリートメントです。

 

 

 ◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の専門ページ

http://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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スミコ・ホンダ(Sumiko Honda)の「ディリット」。カーテンの魅力とコーディネート事例。

2015年05月07日

スミコ・ホンダ ディリット カーテン

Sumiko Honda ディリット カーテン SH2938

マンション・リフォームの最後を飾る窓周りのコーディネートに、川島織物セルコンのブランド・『Sumiko Honda(スミコ・ホンダ)』シリーズの『ディリット』をご採用いただきました。

 

『Sumiko Honda(スミコ・ホンダ)』のファブリック。

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『スミコ・ホンダ(Sumiko Honda)』は、川島織物セルコンが展開するファブリックの最上級のインハウスブランドです。

その作品は一貫して、「オリジナリティにこだわり、新しくて強いものを創る」を開発テーマとして、生活者の日常に希望と安らぎを与える布づくりを目指し、季節の移ろいや陰影、川や空気の流れをその中に表現しています。

実生活の中に存在し、暮らしに彩りを添えて愛されることを願う布づくりには、日本人の感性が産み出す自然観があふれ、伝統的な織技術に現代的な感覚を融合させたファブリックスとして、これまでも多くの芸術的な作品が発表されています。

 

 

作品解説: 『ディリット(diritto)』について。

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今回のご採用生地は、『スミコ・ホンダ(SUMIKO HONDA)』、2014年コレクションの代表作、『ディリット』より、色番:SH2938。

 

『ディリット』は4色のカラーバリエーションからなりますが、特に今回ご採用のSH2938は、アマリリスの赤とベースカラーとの調和が見事で、過去の新作発表会では、Sumiko Hondaの人気ファブリック「ベスト4」の1つとして紹介されていました。

 

川島織物セルコン ディリット カーテン

こちらは、当社展示品の参考イメージで、の縫製サンプルはH240cmの長丈でご用意しております。

『ディリット』は、伸びやかで凛としたアマリリスの花を、シルクのようにしなやかさと複雑な刺繍調の織組織で仕上げた、ふくよかで豊かな存在感を放つ一フアブリック。

花びらの厚みさえ感じさせてくれる独特な、茎が幾重にも重なった地文様は、やわらかな風通織と、「 タテの極細糸」と、「光沢のあるヨコ糸」の交織により表現されています。

 

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納品時には、家具も入り、イメージ通りの調和の取れたコーディネートで納まりました。

 

 ※参考事例としての『機能性』対策。
『西日対策』にロールスクリーンを配備。

川島織物セルコン スミコ ホンダ  アマリリス

 なお、今回の掛け替え事例での、もう1つのご要望として、西側の2つの大小の窓での『西日対策』がありました(こちらの写真は対策後のものです)。
マンションの上層階に位置するこちらのお部屋の窓は、日中の眺望が素晴らしく、広陵な富士も臨める魅力がある一方、午後の西日が非常に強く、特に冬場の西日が強いとの事でした。

 

2015.4.17.19

「遮熱対策」は、窓のフレーム枠の中に納まる、目立たないものを付けることとたいとのご要望におこたえして、製品色をフレームの「保護色」として馴染むロールスクリーンをお勧めすることになりました。

写真は出窓内での提案の様子ですが、ロールスクリーンの設置に伴い「交差レールの位置を4cm程度前方に移設して対策を実施しています。

サッシのフレーム枠のカラーに馴染みの良いカラーをご採用いただき、チェーン式操作の部品色は、ダークブラウンでまとめましたので、レース越に見るとロールスクリーンの気配が感じられない納まりとなりました。

 

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こちらは、「ロールスクリーン」を完全に引き降ろした時の様子。
午後の陽射しの強い時間帯でもスクリーンの昇降の割合をお好みで調整していただきながら、効果的な『西日対策』を講じる事ができます。

実際は、ベランダのフェンスがありますので、『西日対策』の際はスクリーンを全閉にしなくても良く、フェンスの高さまで降ろせば良いのですが、遮熱や保温といった『断熱対策』の際に、この様にご使用いただければ「冷暖房効率」の向上にも結び付きます。

 

スミコホンダ 川島織物セルコン ディリット

「カーテン」を閉めると、選ぶ生地にもよりますが、「カーテン裏地」の様な役割も期待できます。

 

お気に入りのファブリックに、窓の方位を考慮に入れた機能性を加えることにより、更なる使い心地を堪能いただく事ができます。

 

◆ 当社・『川島織物セルコンの特集ページ』を見る。
 http://www.mitsuwa-i.com/kawashima.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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