Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: カーテン(輸入ブランド)

要所となる「窓辺」に『いちご泥棒』のデザインをご採用戴いた、『ローマンシェード』納品事例。

2013年10月04日

本日のブログでは、

f-2013.9.24.29

英国・サンダーソン社製の、「ウィリアム・モリス」

『STRAWBERRY THIEF(いちご泥棒)』:色番: 220314

f-2013.9.24.27

のファブリックを使用して、窓辺を絵画として楽しむ『ローマンシェード』納品事例のご提案の様子をご紹介させていただきます。

 

ちなみに、これはブログ本編の前置きとしての余談ですが、
2013年9月14火(土)~12月1日(日)の期間、

東京都・府中市美術館にて、

『ウィリアム・モリス」・美しい暮らし展』 の催事が行われています。

f-2013.9.24.34-3

チラシ(A3・2ツ折り)の表紙です。 キャッチ・コピーに『いちご泥棒』現る。、、、と書かれています。

 

f-2013.9.24.34-4

チラシ中身のテーマの解説です。

期間中は、ウィリアム・モリスが実際に手掛けた、「ステンドグラス」・「壁紙」・「テキスタイル」の展示がされ、19世紀イギリスの芸術運動(アーツ&クラフツ)の推進力となり、世界的にも影響を及ぼした理念を、その作品を通じて垣間見ることができますので、機会がある方は是非ご観覧下さい。

 

『戸建住宅のリノベーション・LDK』

それでは、美術館にではなく、我が家に『いちご泥棒』が現れた納品事例をご紹介させていただきます。

f-2013.9.24.30

こちらは、築30年以上経過した、戸建住宅のリノベーション工事後の様子です。

お客様こだわりの、ゆったりとした、「アイランド型キッチン」がとても素敵です。

1階から2階へLDKを移動したため、「窓周り」は明るく開放的に、 「装飾レールにレース1枚掛け」の納めをご要望いただきました。

 

『開口・ニッチ』 を通して観る、

『ローマンシェード( プレーンタイプ )』

f-2013.9.24.28

今回の納品事例の最大の見所は、LDK横の「袖壁」を境界にして区分された『ワークスペース』 との閉塞感を解消するために設けられた、上下に2つの、『開口ニッチ』越しに観る「ローマンシェード」のデザインに、絵を飾るイメージで、窓辺にウィリアム・モリスのデザインした、『いちご泥棒』をレイアウトしたプランニングでありました。

 

『生地柄パターン』の割付確認

f-2013.9.24.34-5

今回製作いたしました、『ローマンシェード(プレーンタイプ)』の規格は、製作サイズ、

W75cm × H115cm

の、『ワンチェーン』タイプの「ローマンシェード」プレーンスタイルです。

「窓枠内」に設置する製作サイズに合わせて、『いちご泥棒の』デザインパターンのセンター出しと、全体的なパターン配分を決めて行きました。

 

 

『ローマンシェード』の楽しみ方。

f-2013.9.24.34

それでは、「柄指定」を行いました、『ローマンシェード(プレーンタイプ)』の畳揚げ(昇降過程)における、柄の楽しみ方を段階的にご覧下さい。

今回は、日中における「ワークスペース」において、程よい手元の明かりを採り入れながら、デザインも楽しめる、「畳み上げ2段目」からのパターンと全体のイメージでをご覧いただきます。

 

f-2013.9.24.33

次に、「前幕」のシェードを三段階下げた状態で見えるパターンと全体のイメージです。 「レース」生地との上下のバランス配分も、ほぼ1:1となっています。

 

f-2013.9.24.32

次は、「前幕」のシェードの露出配分を、「後幕」のレース生地より多めに見せた時の、パターンと全体のイメージです。 「天然素材の前幕」の色褪せを防止する為に、「遮光裏地」を付けていますので、日中でも作品をリアルに楽しむことができます。

陽射しの強い日の「日照調整」などに利用される事の多い、昇降配分です。

 

f-2013.9.24.31

最後に、「前幕」のシェードを完全に降ろしきり、デザイン的に窓を演出するといった、「柄物のプレーンシェード」の場合にお楽しみいただけるイメージです。

この様に、昼夜を問わず、「絵」を飾る様なイメージでお楽しみいただけるのが、『ローマンシェード』の魅力の1つとなっています。

 

以上、本日は、

こだわりあるお部屋の「要所」に、

「ウィリアム・モリス」デザインの『ローマンシェード』

が絵画の様な役割を果たしてくれる生活シーンのご紹介でした。

 

f-2013.9.24.34-2

 

当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。 
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

『赤の内装』を基調とした、『主寝室』のトータル・インテリア・リフォーム事例。

2013年09月30日

f-2013.9.30.1

本日のブログでは、注文戸建住宅の『主寝室』における、『赤の内装』を基調とした『主寝室』へのトータル・インテリア リフォームの施工事例をご案内させていただきます。

 

『リフォーム前』・(Before)

f-2013.9.30.7

リフォーム前の居室の内装はシンプルなテイストでした。

今回は、生活される方にとって居心地のよい、「非日常的」な『主寝室』へリニューアルがテーマとなっておりましたので、主役となる「ダブルベッド」の交換にな合わせて、「ダウンライト」や「スタンド照明」の映えるインテリアシーンをトータルで作っていこうという事になりました。

インテリアを受け持つ、テーマカラーは『赤紫とゴールド』です。

 

『輸入壁紙』へのリフォーム

f-2013.9.30.2

キングサイズのダブルベットの背面には、「エキゾチックな花柄」が描かれた『輸入壁紙』をアクセント・ウォールし配し、他の面は、洗練された「縦ストライプ」のコーディネート壁紙を併用して貼分けしました。

 

『内装(天井)』の「塗装」リフォーム

f-2013.9.30.6

『輸入壁紙』とのコーディネートのお打ち合わせ過程の中で、今回の「天井」のリフォームでは、将来的な塗替えにも対応した『塗装仕上げ』にしようという事になりました。

実施に伴い、従来のビニール壁紙を剥がして下地調整を行った後、天井下地には、 ドイツ製・塗装用壁紙『ルナファーザー』フラット タイプへの張替えを行い、強靭で美しい発しよくの生まれる本格的な塗装への下地を作りました。

そして。天井の仕上塗装には、「間接照明」との相性が良い、低光沢で鮮やかな「赤紫」系統の美しい塗料を、ご選定いただき、丁寧な4回塗りで仕上げました。

塗装の場合、「白」や「アイボリー」の様な、薄く淡い色は、「2回塗り」仕上げで、色ムラがほぼなくなりますが、「赤」や「黄色」、「黒」などの濃色系のカラーを使用する場合は、3回~4回塗り上げることによって、色ムラがようやくなくなってまいります。

色の濃度と、塗装の回数の問題は、塗料選定の際にご説明をさせていただいております。

 

『窓周りのスタイリング』リニューアル。

f-2013.9.30.4

メインとなるベットにコーディネートさせた、『ベッドカバー』には、 W280 x H254cmサイズの大胆な「ゴールド&横ストライプ」を配したプレーンカバーをお仕立ていたしました。

次に、「雨戸」のある窓には、ビターゴールド系の輸入カーテンとレースを組み合わせてスタイリングをさせていただきました。

室内側には透け感のある「ビター・ゴールド」のレース、 屋外側には「ゴールド」系のカーテンを掛けて、『装飾タッセル』でまとめました。

 

以上、本日は、輸入の素材をメインとして使用した、『主寝室』のトータル・インテリア・リフォームの施工事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社 『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社 『インテリア・ペイントの施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-runa.htm

◆ 『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

ナニック 『Gシリーズ・ウッドブラインド』: 「ホワイト(色番:902)」 納品事例。

2013年09月16日

本日のブログでは、
川崎市多摩区のマンション入居前納品における、「リビング・ダイニング」及び、隣接する開口一体型の「洋室」におきまして、

f-2013.9.16.5

ナニック・ 『Gシリーズ・ウッドブラインド』

スラット色:「ホワイト色(902)」

をご採用いただきましての納品事例をご紹介させていただきます。

 

ナニック・ 『Gシリーズ・ウッドブラインド』

f-2013.9.16.14

ナニック 『Gシリーズ・ウッドブラインド(全14色)』は、「塗装工程」における手間の精度が、「標準(63色)シリーズ」とは異なる製品のため、その分リーズナブルな価格設定になっております。

具体的には、高級品の、『標準仕様(63色)シリーズ』のスラット(バスウッド)塗装工程は、薄塗り・2回仕上げで、スラットの両端の小口(こぐち)については、手作業による塗装が施すなど、「注文家具」を意識した様な非常に丁寧な塗装工程となっております。

「薄塗り・2回仕上げ」の長所は、木目の美しい、「特等材」のバスウッドを採用している、ナニック『標準(63色)』シリーズのステイン色シリーズなどの場合は、特に顕著にその美しさが、サンプルの確認レベルでも容易に判る素晴らしい仕上げです。

これに対して、ナニック 『Gシリーズ・ウッドブラインド』の塗装は、機械塗装による厚塗りウレタン塗装(1回)仕上げですので、流石に手作業による塗装工程はありません(標準的な国内大手メーカー製品も同様です。

しかしながら、流石にそこは、ナニック。

『Gシリーズ・ウッドブラインド』であっても、比較的、光沢を抑えたクォリティの高い木目の美しさが出やすい塗装仕上げをしていると長年の販売経験を通じて感じます。 結果として、エコノミータイプでありながら、目の肥えたお客様からの評価も高いスラットの品質となっております。

 

インテリアに合わせた、スラット色の選定

f-2013.9.16.12

今回の納品事例では、ナニック・『Gシリーズ(全14色)』のカラーバリエーションの中から、「スラット」カラー、

スラット色番: 『902(ホワイト)』
(P): ペイント塗りつぶし仕上げ

をご採用いただきました。

 

色番: 『902(ホワイト)』スラットのセールスポイント

f-2013.9.16.4

(1)「標準(63色)」シリーズにも、同じカラーナインナップがあるスラットであること。

(2)仕上げで木目の美しさを要求しない、『ホワイト・塗りつぶし』仕上げであること。

(3)塗装の仕上がりが、比較的低光沢ということであれば、リーズナブルな『Gシリーズ・ウッドブラインド』の色番: 『902(ホワイト)』スラットは、コストパフォーマンスが高いお得感のあるスラットではないか?

 

f-2013.9.16.2

という、お客様の推測がございました。

この分析力は的を射ていると思います。

低光沢の、ホワイト・「塗りつぶし」スラット色で、なおかつ「標準(63色)」シリーズとの共通色ですので、お客様のその選定眼に我々も当然賛同です。

 

 

美しい「ヘッドレール」の構造と仕様

f-2013.9.16.11

ナニック 『ウッドブラインド』のヘッドレールの仕様は、全シリーズ共通のメカニックを使用しています。

今回の納品事例の様に、カーテンボックス内の、カーテンレールを取り外して、ウッドブラインドを「内付け」する場合は、専用の『オプション・バランス』の併用は必要ないため、オプション・バランスを固定する、ヘッドレールの薄い溝の中に、ウッドブラインドのスラットを1枚挿入する、

『無垢板嵌め込み仕様』

にて納めさせていただきました(追加割増なし)。

このヘッドレールのデザイン仕様は、ナニック独自のもので、大変人気があります。

例えば、厚みの狭い窓枠内にも「内付け」できるコンパクト設計として違和感なくご採用いただけるので、「戸建住宅」などでは特に喜ばれるヘッドレールデザインとなっています。

 

ただ、残念ながら、ヘッドレールの「部品色」のラインナップは、以下の3色限定、

(1)ホワイト

(2)アイボリー

(3)ブロンズ

であることと、高級バージョンの『63色シリーズ』の様に、任意にスラットと『部品色』の組合わせができず、組合色が予め、メーカー規定の組合せパターンに限定される点がございますので、選定されるスラットカラーによっては、同配色(3色)の『昇降コード』や『昇降ループ』のカラーラインナップとの組合せ確認を事前行いご了承いただくことが必要となりますことをご理解下さいませ。

 

Gシリーズ・「ホワイト色(902)」を採用した、

トータル・カラーコーディネート

f-2013.9.16.8

f-2013.9.16.3

『無垢板嵌め込み仕様』のヘッドレールもホワイト、昇降「コード」と「ループ」もホワイトで統一しておりますので、とてもすっきりした、スタイリッシュな印象の窓辺となりました。

 

「洋室」と「LD」を広々と演出

f-2013.9.16.7

f-2013.9.16.6

冒頭にも申し上げました、

「リビング・ダイニング」及び隣接するオープン型の洋室をひと続きで広々と使いたいという、イメージコンセプトにも美しく対応・実現いたしました。

塗装のクォリティも含めまして、お客様にも大変ご満足いただきました。

 

「ナニック ウッドブラインド」の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

ブレア・ラビット(Brer Rabbit)の柄を活かした「ローマンシェード」納品事例

2013年09月12日

本日のブログでは、

ブレア・ラビット,Brer Rabbit,ローマンシェード,ウィリアム・モリス

英国サンダーソン社の「麻系・混紡素材のプリント生地」として人気の高い、
ウィリアム・モリス、1862年の作品、

『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』を使用した、
「ローマンシェード」・サイド ボーダースタイル

の納品事例をご紹介させていただきます。

 

『Brer Rabbit(ブレア ラビット)』の魅力。

f-2013.9.2.15

f-2013.9.2.16

「ローマンシェード」・サイド ボーダー(フレーム)スタイル
の製作において、生地幅(137cm)に描かれた柄パターンを活かして、 左右にコーディネートの「麻」の生地をフレームとして施して「掃出窓」を覆う、適切な採寸を行いました。

 

 サンプルを持参しての現地お打ち合わせ

ウィリアム・モリス,ブレア・ラビット(Brer Rabbit),カーテン,展示

お打ち合わせ先の現地には、当社の裏地付縫製サンプルをお持ちして、イメージのご確認と、スタイリングに際しての参考として活用いたしました。

 

『ローマンシェード』スタイル の 全体像の把握。

f-2013.9.2.11

『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』の描かれているデザインパターンの「縦柄リピート」は40cmですので、まず、天井から床まで「アクセントウォール」の様に収める『ローマンシェード』を製作するために、この縦リピートを約6パターン使って縦ラインのデザインを割付しました

 

「 サイド・フレーム」用生地の選定。

f-2013.9.2.14

次に、メインとなる『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』の137cmの生地幅を「1巾」使いながら、窓枠の幅が165cm程度ある「掃出窓」の左右を覆うために、「フレーム・コーディネート」のし易い、麻素材の無地のファブリックを選定いたしました。
ファブリック同士の馴染みのよい、生地の中から、「生成り色」のものを選定して、デザインスタイルの『ローマンシェード』が出来上がりました。

 

f-2013.9.2.13

f-2013.9.2.12

 

 

適度な風合いのある、「遮熱・UVカット」

『ミラーレース』で、「前幕」生地の保護

f-2013.9.2.17

出入りの多い、「掃出窓」のレースは、ローマンシェードとせず、 「遮熱」と「UVカット」効果が高いながらも、天然素材風の質感を持たせている、『ミラーレース』を、2倍ヒダの1枚(片開き)仕立てで窓枠内に設置いたしました。

使い勝手の良いコンパク設計でありながら、天然素材の生地の保護も考慮した納めとなっています。

 

余談ですが、レース生地も『ローマンシェード』スタイルの仕立てにされたい場合は、平面的(フラット)な生地の「遮熱」・「UVカット」性は、たっぷりとヒダの取られたレースカーテンよりは格段に劣りますので、その場合は、前幕の天然素材生地に「裏地」をつけて、日焼け、褪色防止の対策を講じていただくことをお薦めいたします。

 愛用の生地を長くお使いいただくための工夫となります。

 

関連ページ 当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

ウィリアム・モリスの、『デイジー』と、『トレリス』・2作品のカーテン。

2013年09月05日

本日は、「ウィリアム・モリス」の作品の中で、初期の名作として知られる、

『デイジー(Daisy)』

f-2013.9.2.8

(画像は、採用事例の「ファブリック」イメージ)

 

『トレリス(Trellis)』

f-2013.9.2.10

(画像は、採用事例の「ファブリック」とコーディネートした、同色「壁紙」イメージ)

 の2作品の納品事例をご紹介させていただきます。

 

2つの作品について。

『デイジー・ひなぎく(Daisy)』と『トレリス(Trellis)』は、元来、1862年にウィリアム・モリスが、『フルーツ(fruits)』と並んで初めてデザインした3点の『壁紙』のデザインとして知られ、モリス手掛けた作品の原点とも言えるもので、日本国内でも根強い人気がございます。

 

『デイジー(ひな菊)』について。

f-2013.9.2.4

Daisy ・『デイジー(ひな菊)』は、「花」と「花」が、密接に連続して描かれている、モリス後期のデザインに比べると素朴な作風ですが、それ故に、純粋に身のまわりの『野の花』に対するモリスの優しい感性が伝わる作品となっいます。

 

『デイジー』で仕立てた「カーテン」の納品

デイジー,ウィリアム・モリス,カーテン,事例

今回は、『デイジー(ひな菊)』の「1番色」を、「ダイニング」エリアの丈の長い、「掃出窓」に納品させていただきました。 本場のイメージ写真の様に、優しくそして気高く食卓まわりのインテリアを優しく演出してくれています。

『デイジー」は、同じダイニングでも、庭の景色を楽しむ、「出窓」のカーテンとしても採用されることが多い、窓の大小を問わない、使いやすいファブリックです。朝の爽やかな目覚めと共にいただく「朝食(breackfast)」、寛ぎの「ランチからティータイム」、ゆったりと落ち着きのある「ディナー」まで、ダイニングエリアを『デイジー』のデザインと自然味あふれる豊かな生地の発色が、これからも包み込んでくれることでしょう。

 

『トレリス(格子垣)』について。

f-2013.9.2.2

f-2013.9.2.7

『レッド・ハウス』 外観

『Trellis・トレリス(格子垣)』は、格子枠に薔薇(バラ)の蔓(つる)が絡んでいるデザインで、 ウィリアム・モリスが暮らした、『レッド・ハウス』の周りのバラ垣からインスパイアされて描かれたデザインと言われています。

 

『トレリス』で仕立てた「カーテン」の納品

トレリス,カーテン,ウィリアム・モリス,事例

今回の納品事例では、『Trellis・トレリス(格子垣)』を、「アクセント・ウォール」風のイメージで、大きめの「腰高窓」を床まで包み込むスタイルで製作させていただきました。

ベランダに通じる、少し奥まった窓部分ですので、 スッキリと格子状に区画された『Trellis・トレリス(格子垣)』のパターンの特徴を効果的に活かすことができました。

ウィリアム・モリスは、日本から輸出されてきた、江戸末期の「染め織物」のデザインと配色の印象を強く受けたデザイナーでもあり、彼の作品の中で有名な、『ウィロゥ・ボウ(しだれ柳)』は、英国万博で目にした、「笹の葉」の染め織物からヒントを得た作品と言われています。

自然美のデザインを愛する心の感性と芸術性は、モリス照会設立から150年以上過ぎた現在でも、国を超え、時を越え脈々と愛され続けております。

 

f-2013.9.2.5

時代に流されない、「普遍的な美しさ」。

それが、「ウィリアム・モリス」と、モリス商会の描いた作品の世界にはあります。

 

当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る
 http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

「装飾フレンジ」を併用した,『スタイル カーテン』の縫製展示品紹介事例 (Part1)。

2013年08月12日

本日と明日のブログでは、

f-2013.8.10.1

2009年にリリースされて以来、インテリア・デザイナーやコーディターから、一般ユーザーの方に至るまで、高い評価をけ続けている、フジエテキスタイルの上級コレクション カタログ・『PROFILE(プロファイル)』に録されている、ファブリック(生地)と、「トリム」、「フリンジ」、「ブレード」と言った『装飾アクセサリー』を効果的に併用した、「スタイル・カーテン」の提案事例とその楽しみ方を、当社・新着展示品を例としてご紹介させていただきます。

 

f-2014.1.19.7

フジエテキスタイル、『PROFILE(プロファイル)』の新作発表会では、特に日本人の美意識の根底に流れるシンプルで繊細な感覚をデザインに表現したものが 新たにリリースされており、生地づくりの多くを優れた日本国内の最先端技術と生産技術を駆使して 行っていることも特徴として紹介されておりました。

日本人の持つこだわりを、糸の選定段階から反映させて作り上げられたコレクションとなっています。

 

f-2013.8.10.1-4

当日の説明会では、新作生地の「デザインコンセプト」と生地の組成の説明、 そして生地製作の複雑な工程説明受講して、生地の持つ魅力と実生活での活用シーンを学びました。

 

 

当社・展示スタイル紹介。
『無双(むそう)縫製 (装飾フリンジ付)』

f-2013.8.10.1-2

そして、メーカーWEBカタログでも、紹介されております、「スタイリング」イメージや、 新作発表会の参加を通じて、特に目の留まった展示品の中から、当社お勧めのスタイル縫製品を 展示してご案内させていただいております。

 

「スタイリング・アイテム」

f-2013.8.10.1-3

■ 前幕:PF6424・『ハナタバ』(OR)色
■ 無双縫製(後幕):PF2270・『カリン』(CL)色
■ 装飾フリンジ: WAFR01(CH)

 

『無双(むそう)縫製』について。

f-2013.8.10.1-6

選定生地は、どちらも生地の「収縮性」の低いポリエステル100%の製品同士を、 『無双(むそう)縫製』という、一般的には聴きなれないこだわりの裏地付縫製で製作しております。こちらの縫製の特徴は、「収縮性」の低い生地同士の特性を利用して、「前幕」と「後幕」の四方を内巻きにして縫い上げた、非常に繊細な表情の出る縫製スタイルです。

具体的には、上の写真でもお判りいただける様に、まず、「裾部分」に生地の折り返しを作らずに、ストレートに、下部まで丁寧に縫い合わせているため、遮光でない適度な光の透過性のある生地を組み合わせた場合に、裾部分も含めた全体が、美しく光を透すことができるという洗練された縫製スタイルとして仕上がります。

 

「カラーコーディネート」

f-2013.8.10.2

f-2013.8.10.4-3

また、サイドに「装飾フリンジ」をコーディネートする際も、フリンジの根元の処理が、『無双縫製』の内側で行われるため、スタイリッシュな装飾性を演出することが可能です。

こちらの展示品で使用致しました、『装飾フリンジ』のカラーは、 WAFR01(CH)「コーラル」色として、敢えて前幕生地の色に近い(OR)「オレンジ」とせず、装飾のビーズ部分に生地の明るいオレンジが映りこむことによって、(CH)「コーラル」の色味を上げる演出方法としています。

 

『装飾フリンジ』の一例と、
「スタイリング バリエーション」について。

f-2013.8.10.4-11

『装飾フジンジ』を使った、インテリア・アクセントの演出は、身近なところでは、『クッション』のスタイリングなどで、様々な形状とパターンの組合せ紹介がされています。

 

f-2013.8.10.4-2

f-2013.8.10.4-7

f-2013.8.10.4-8

『装飾フジンジ』は、スタイリングに使用する生地の質感や組成などを考慮しながら、自由にアレンジして採用すると良いでしょう。

 

 

ショールームでのスタイル展示例

f-2013.8.10.1-7

f-2013.8.10.1-8

f-2013.8.10.1-9

メーカーの「ショールーム」などにご来場いただきますと、カーテンやレースの展示以外に、様々なスタイリング展示品をご覧いただくことができますので、お気軽にご来場いただきイメージ作りにお役立てください。

 

明日のブログでは、『ナチュラル&シック」なインテリアシーンで、『装飾フリンジ』を採用した、薄手生地のコーディネート展示をご紹介させていただきます。

 

当社・『フジエテキスタイルの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/fujie.htm

当社・『オーダーカーテン』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

英国製・輸入壁紙にコーディネートした『いちご泥棒』のクッション。

2013年07月30日

マンション入居後、一年経ち、お客様の生活のリズムが少し追いついたということで、『主寝室』のトータルリフォームをすることになりました。

アクセントウォール 壁紙 事例

 それまでは、引っ越し前の手持ちのカーテンやベッドなどでしのがれていましたが、今回のリニューアルを機にベッドも新たにオーダーされ、納品される前に、英国製・『輸入壁紙』による「アクセント・ウォール」の一面施工させていただきました。

著名なホテルなどを含め、最近では一般住宅でも、ベッドヘッドの背面の壁・一面に「アクセント・ウォール」の部分貼りを施す、プチリフォームが人気ですが、その演出効果はかなり劇的な変化をもって感じていただける様です。

今回使用した壁紙は、英国・王室御用達ブランドとして名高い、『Cole&Son』社の『マナーハウス』という壁紙のカタログから、色番:69/12151の壁紙をご採用いただきました。

 

 

「ウィンドゥ・コーディネート」の選定生地

フジエテキスタイル ユニゾン カーテン

窓辺のカーテンには、『寝室』仕様にということで、お好みの生地に「遮光裏地」をつけて縫製を行いました。
窓辺に「スポットライト」を当てて、光沢のあるブラウンのファブリックをリッチに演出しています。

 

「カーテン」とレース生地の選定。

f-2014.1.19.3

■ カーテン:  フジエテキスタイル ・ FA6530『ユニゾン(BR)』
■遮光裏地 : マナトレーディング ・ ノアール(4)
■縫製仕様:  3ッ山・2倍ヒダ・形態安定加工付

f-2014.1.19.5

■ レース: フジエテキスタイル ・ FA1303『ミスト』(BR)
■縫製仕様: 3ッ山・2倍ヒダ ・ 裾:ウェイトロック

 

コーディネート『クッショッン』の製作。

イチゴドロボウ クッション

トータル インテリア・コーディネートの仕上げには、『輸入壁紙』の施工とオーダーカーテンの納品と併せて、英国・サンダーソン社の「ウィリアム・モリス」のプリント生地の中でもデザイン性が高い、『いちご泥棒』の生地を使って、大小・2種類の柄(パターン)とカラーコーディネートを施したベッドリネン(アクセサリ)を設えました

■メーカー : 英国・サンダーソン社(マナトレーディング)
■生地品番 :『いちご泥棒』・220313(紺) 及び   220312(赤)。
■縫製仕様(1):  約43cm角 ・「クッション(プレーン)」× 2個(紺・赤を各1個)
■縫製仕様(2): 約 35 cm角 ・「クッション(プレーン)」× 2個(紺・赤を各1個)

 

いちご泥棒 クッション 青 事例

こちらは、「いちご泥棒220313(紺)」クッションの、約43cm角と約35cm角の組合せ例です。

ご覧いただければお判りかと思いますが、『いちご泥棒』の生地に描かれている鳥のパターンは、「外向き」のものが43cm角のクッション製作に適していて、「内向き」のパターン柄は35cm角クッションの製作に適しています。

 

いちご泥棒 クッション 赤 事例

同様に、「いちご泥棒220312(赤)」クッションの、約43cm角と約35cm角の組合せ例です。

サイズが異なるクッションのコーディネートは、無地の生地では一般的に行われていますが、この様なパターンの決まった生地の場合は、サイズの制約がありますのでその点を注意しなければなりません。

 

 こうして、入居より1年の時間を経て、お客様のお気に入りの『寝室』のインテリアが出来上がりました。

横浜市 西区 マンション(寝室)・トータルリフォーム 事例

 

 

 当社・『輸入壁紙』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

当社・『ウィリアム モリス』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

2025年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930