Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: カーテン(輸入ブランド)

「輸入カーテン」の魅力的なデザインと発色で演出した、「リビング・ダイニング」の窓辺。

2013年10月14日

本日のブログでは、

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緑豊かな公園に隣接したマンションの大きな窓辺を飾る、デザイン性豊かな、「輸入レース」と、しっかりとした手持ち感と、カラーバリエーションが豊富な無地の「輸入カーテン」のコーディネート事例をご案内させていただきます。

 

『レース』 生地の選定

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レース生地には、川島織物セルコンの取扱う、『トルコ製』輸入レース(FF6546) をご採用いただきました。

 

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「レース」生地を主役とした『コーディネート事例』

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まずは、『ダイニング』エリアの様子です。

「モロッコ」のインテリアがお好みの奥様のご要望をうかがいながら、『フロントカット』という、高度な織技術を駆使した、トルコ製の「デザインパターン」の美しいレースを、「ローマンシェード」仕立てで納めさせていただきました。

 

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お気に入りの「照明」との相性もさることながら、TVの背面に張り上げられた、「エコカラット」の調湿デザインタイルの醸し出す、立体的な陰影との調和も素晴らしい、洗練されたインテリアの一部となりました。

 

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「間仕切り引き戸」で区分できる、隣接する洋室を解放させて、ご覧の様に、リビングエリアを広々と設えるコーディネートとなっています。

 

 

『カーテン』 生地の選定

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厚地のカーテン生地には、五洋インテックスの取扱う、カラーバリエーションも豊富な、『ベルギー製』輸入生地(IH275-33)をご採用いただきました。

 

「カーテン」も交えた『コーディネート事例』

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「リビング・ダイニング」エリアにおける、レースの「ローマンシェード」と迫力あるカーテンのコントラストイメージです。

 

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即席で、TVボードの横位置に合わせつつ、照明の魅力を活かした、足元に明かりを入れる、「ローマンシェード」の演出イメージをご案内させていただきました。

 

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「間仕切り引き戸」で区分できる洋室側から撮した、『リビング』の様子です。 これから、「ソファ」等も入り、益々インテリアの魅力が増していくことでしょう。

 

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お引越し後の素晴らしい新生活の予感が感じられる、魅力的な『輸入カーテン』を組み合わせての、窓辺のインテリアコーディネート・スタイリング事例をご紹介させていただきました。

 

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

マイケル・パリー氏による、『William Morris & Flower Power セミナー』を受講してきました。

2013年10月07日

【特集】ウィリアム・モリス
「MORRIS&Co」ブランド再生の立役者,
『マイケル・パリー』 氏

本日は、「株式会社マナトレーディング」の招聘により、『ウィリアム・モリス』のデザインを今に引継ぐ英国王室御用達ブランド、サンダーソン社の前最高責任者・マイケル・パリー氏による、『William Morris & Flower power』セミナーに参加して参りました。

ウィリアム・モリス セミナー いちご泥棒

『William Morris & Flower power』

日時 : 2013 年 10 月7 日( 月 )PM15:00~ 会場: 「代官山ヒルサイドテラス」 ヒルサイドプラザ

 

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マイケル・パリー氏によるセミナーは、大画面モニターに投影した「パワーポイント(スライド)」による、プレゼンテーション形式で進行されました。

 

会場内での「新作展示」

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セミナー会場では、「ウィリアム・モリスとフラワーパワー」と題されていたこともあり、ウィリアム・モリスのデザインの源となる、『植物』をテーマにしたデザインの数々、「ファブリック」や「壁紙」の新作で展示されていました。

 

 

『ウィリアム・モリス』ブランドと
『マイケル・パリー』氏の関わりについて。

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細かい内容については、誤記載があるといけませんので、昨年11月に、当社も購読している、『インテリア ビジネスニュース』 でのインタビュー取材記事からの引用を、以下にご紹介をさせていただきます。

日本で、そして世界中で、今なお高い人気を誇るウィリアム・モリス(William Morris,1843-1896)であるが、実は「MORRIS&Co」というブランド自体、一時消滅してしまったということをご存知だろうか。

1896年のウィリアム・モリスの死去から44年後の1940年、モリス商会は自己破産してしまう。

その背景には、アールヌーボーからアールデコへと、時代のデザイントレンドが大きく変化したこと、また多くの若者が戦死あるいは戦病死した第一次世界大戦によって、賃金の安い若年労働力が減少したことがあった。

さらには、1939年には第二次世界大戦が勃発し、壁紙に用いる用紙やインクのコストが急騰したことも、モリス商会の経営を圧迫した要因だった。

そのモリス商会を買収したのが、現在「MORRIS&Co」ブランドを展開するサンダーソン社である。

当時のモリス商会は、唯一壁紙だけは外注生産していたが、その会社がサンダーソン社の傘下だった関係上、モリス商会が破産してしまえば損失だけが残るということで、壁紙生産の権利やブロック、生産台帳の他、「MORRIS&Co」のロゴも含めて破格の値段で買い取ったという。

しかし、当時のサンダーソン社は、自らのブランドを広めることが第一義で、また「MORRIS&Co」自体、いわば流行遅れといった状況もあったことから、「MORRIS&Co」ブランドは打ち出さず、以後半世紀近く、ウィリアム・モリスのデザインは、あくまでサンダーソンブランドの一部として扱われることとなった。

日本で初めてモリスのデザインが販売されたのは1965年のことだが、あくまでサンダーソン社のコレクションとして、1~2点が紹介されただけだった。

 

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そうした状況を1980年代に転換し、「MORRIS&Co」のブランディングに取り組んだのが、現サンダーソン社相談役のマイケル・パリー氏であった。

パリー氏はサンダーソン社のデザインディレクター、社長といった要職を歴任、30年以上の長きにわたって世界へデザインを発信し続け、現在はアーカイブの監修役も務める、“ミスター・サンダーソン”とも呼ぶべき人物。そのパリー氏がウィリアム・モリスのデザインに改めて着目し、ハンドメイドからマシーンプリントへ転換することで価格的に手頃なものとした壁紙とファブリックのコーディネートブックを発表、「MORRIS&Co」をブランドとして再構築し世に送り出した。

それがウィリアム・モリスのデザインが見直されるきっかけとなり、現在の人気につながったというわけだ。 もしパリー氏がいなければ、「MORRIS&Co」も存在しなかっただろう。

モリスがいま生きていたら、どんな人物だったと思うかとパリー氏に聞いたところ、「伝統的な家族の有り様からはみ出し、芸術家のコミューンを夢見たところはヒッピーのようであり、いままで誰もやっていなかったことに、決然と取り組み、時代を挑発したところは、ポップアートの創始者アンディ・ウォーホルのようですね。

いずれにしても、150年前のデザインが、いまなお世界でこんなに愛されていることは、マーケティング的にはあり得ないことで、まさにデザイナーの夢でしょう。

モリス本人が見たら、きっとビックリしたでしょうね」とのことだ。

(以上、引用)

 

 

「会場内でのアーカイブ展示」

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オールド・タイプの製造工程による、「壁紙」と「ファブリック」の写真紹介の様子です。

 

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ビンテージのカタログには、「ハンドプリント」時代の作品が収録されていました。

 

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「ハンドプリント」による、モリスの壁紙の製作行程は、日本の浮世絵と同じ技法ですが、相違点は、進化した「版木」の素材にあり、顔料をつける印刷面は木彫りの版木から金属性の版木へと改良されていきました。  

周知の通り、金属製のそれは、木彫りの版木より磨耗による劣化の進行が少ないため、それにより当時の版木を今日でも使い続けることができます。

また、木彫りよりも加工難易度が著しく難しい金属彫りにすることで、非常に細かいパターンと配色を重ね合わせることが出来る様になったのです。

 

 

「TVの特集番組 アーカイブ」

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2013年9月28日(土)には、テレビ東京で毎週・PM10:00からオンエアされている30分番組、『美の巨人たち』でも、「ウィリアム・モリス」のデザインの世界の特集番組が組まれておりました。

番組HPのバックナンバー(アーカイブ)より、放映の内容や取材風景をご覧頂くことができますが、ウィリアム・モリスの自然に対する感性や愛情が、日本人の持つ、ノスタルジックな心の琴線に触れる作風であることを改めて認識できる番組でした。

 

『月刊誌・ミセス』 とのタイアップ特集が好評。

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当日は会場にてWilliam Morris 特集の組まれた、月間誌『ミセス』11月号(10/7発売)やパリー氏サイン入り書籍のほか、ウィリアム・モリスの生地や壁紙の限定販売もされました。

 

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『ミセス』11月号(10/7発売)における『ウィリアム・モリス』の特集ページは16ページの読み応えのある内容になっております。

過去から現在にわたる「ウィリアム・モリス」のデザインに対する世界的流行伝播の歴史紹介や、『Morris&Co』が、「モリス商会」150周年を記念して手掛けた、アーカイブ・コレクション新作カタログブックの魅力から、現代イギリスでのインテリア事情の紹介が、丁寧に解説されております。

また、今号の目玉となる付録には、『Morris&Co』のプロデュースする生地4デザインの中から、1枚の生地(サイズ:横柄68.5cm × 縦柄48cm)が付いております。 本場・英国製のプリント生地を、様々な「カバー」や、「カルトナージュ」や「小物」としての作品や生活用品として自由にお使いいただける様、製作事例の写真紹介を交えて解説がされておりますので、ご興味のある方は、是非お買い求め下さいませ。

 

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私が買い求めた付録には、1883年頃の作品である、

『ロウデン』

のファブリックが付いておりました(書店で並ぶ雑誌の付録では、生地の中身が分からなくなっております)。

『ロウデン』は、モリス紹介・150周年のアーカイブ・コレクションの第2弾として、2013年にリリースされた新柄ファブリックで、モリスの愛した「テムズ川」の支流の川の名前からとって作品名にされました。

アーカイブ・コレクションについては、当社にもカタログブックをご用意しております。

 

マイケル・パリー(著)
『モリス商会 装飾における革命』

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『モリス商会 装飾における革命』の日本語翻訳版が発売されましたので、記念にマイケル・パリー氏の直筆サインをいただきました。

 

『モリス商会 装飾における革命』(日本語翻訳版)

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ブックカバーの裏の、「著者・翻訳者紹介」の下に、本日の記念のサインをいただきました。

本日は、ウィリアム・モリスの世界を、丁寧なスライド解説のもと、臨場感豊かに再認識する素晴らしい一日となりました。

 

◆ 関連ページ 当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社・『輸入オーダーカーテン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

ドイツ・「JAB」社 の新作『タフタ』コレクションが入荷しました。

2013年10月06日

本日は、当社でも今年から本格的に取扱いをスタートさせていただいております、『ナショナルインテリア』が国内代理店を務める、ドイツの超一流ファブリックメーカーである、

『JAB(ジャブ)』社

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の、新入荷縫製品と、カタログをご紹介させていただきます。

 

『SABA』VOL .3

138配色の豊富な「タフタ」コレクション。

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まずは、138色の多彩なドイツ・「タフタ」のカラーバリエーションが取り揃えられている、『SABA』VOL.3のカラーサンプルブックの中から、メーカーさんからおうかがいした売れ筋色を参考にしながら、大小・6点の「タフタ」の縫製サンプルを入荷致しました。

当社では、かねてより、フジエテキスタイルの人気生地である、「ベルギー製」タフタを、無地、柄物含めて豊富に展示していたため、『ベルベット』、『シャンタン』などのコレクションエリアに並べて展示致しました。

 

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こちらは、H240cmの大吊り展示展示エリアに掛けた、一番人気の「レッド・タフタ」です。 タフタ生地に特有の、張りのある質感がもたらす、光沢感と陰影、「シャンブレー(玉虫色)」効果は、無地であっても、レースとのコンピネーションで、華麗なドレス生地の様に窓辺を演出する事ができるでしょう。

 

「アレンジ性豊かなタフタ」の魅力

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こちらは、「主寝室」のカーテンのリニューアルの際にご採用いただきました、「フジエテキスタイル」の取扱う、ベルギー製「タフタ生地」・FA2016『エマ(全60色)』の中から2配色をお選びいただき、『カーテン&カーテン』のドレッシーな2重吊りスタイルにて納品をさせていただきました時の納品イメージです。

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手前(室内)側の配色は、FA2016(82)「パープル」、窓側の配色は、FA2016(30)「ワインレッド」ですが、この様な「ドレッシー」なニュアンス表現も楽しめるのが、張りのあるタフタ生地ならではの演出スタイルと言えましょう。

 

個性的な生地やスタイリングとの調和も楽しめる、
『タフタ』生地の演出事例。

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さらに、「タフタ」生地の魅力は、『モダン』インテリアの演出から『クラシカル』インテリアの領域まで、幅広くご採用いただけるという点でもご提案の際に評価をいただいております。以下に、参考ページをご用意しておりますので、よろしければご覧下さい。

http://www.mitsuwa-i.com/balance-18.html

 

 

2色限定品の、ドイツ製・『レッド・タフタ』

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次に、これも「JAB」のタフタなのですが、日本では「赤系・2配色限定」の取扱いとされている、 「クラッシュ(シワ)」加工が施された、少し柔らかめの、ドイツ製『タフタ』の縫製品を、『SABA』VOL.3の「レッド・タフタ」に並べて展示しております。 生地が柔らかめのため、張りを持たせたアレンジには不向きですが、「クラッシュ(シワ)」加工の小波の様な優美な表現力を窓辺に求められる時にお勧めとなる生地です。

こうして2種類のタフタ生地の特色を、実際に生地に触れ、組成や発色の違いを感じながらご覧頂けるコーナーを「赤」をテーマカラーとした「タフタ」を通してご用意させていただきました。

 

『レース』生地とのコーディネート

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「タフタ」生地の入荷に併せて、JABのファブリックの中で人気のある、特徴的な2点のレースを、コーディネートイメージとしてご用意いたしました。
まずは、シックに決まる、ダークグレイッシュな「ブラック」のレースとの組合せです。

 

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次にご紹介するのは、「フロントカット」加工が施された「オーガンジーレース」です。 写真では、見えないですが、オーガンジー部分には、「透かし」の様に、花につながる「茎や葉」のデザインがほどこされており、『フロントレース』スタイルで表現すると、その緻密な様子がお楽しみいただける、大変チャーミングなレースです。

 

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価格も、「フロントカット」のオーガンジーレースの中では、お値打ち価格で、また、背後に見える「黄金の蜂」柄の様な、クラシックテイストの生地とも、カラーコーディネート次第では相性良くまとまる、使いやすいレースです。

 

メーカー・「ショールーム」

「ナショナル インテリア」の東京ショールームは、港区六本木にございます。

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 ショールーム内には、豊富な縫製サンプルや、スタイル展示、生地サンプルやカタログなど、『JAB』の多岐にわたるコレクションを多数ご覧いただくことができます。

お客様のご要望をいただければ、事前予約でショールームでの生地の選定やお打ち合わせなどにも活用いただけますので、お気軽にご相談下さい。

以上、『JAB(ジャブ)』 の展示品入荷のご案内でした。

 

当社・『輸入オーダーカーテン』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

要所となる「窓辺」に『いちご泥棒』のデザインをご採用戴いた、『ローマンシェード』納品事例。

2013年10月04日

本日のブログでは、

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英国・サンダーソン社製の、「ウィリアム・モリス」

『STRAWBERRY THIEF(いちご泥棒)』:色番: 220314

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のファブリックを使用して、窓辺を絵画として楽しむ『ローマンシェード』納品事例のご提案の様子をご紹介させていただきます。

 

ちなみに、これはブログ本編の前置きとしての余談ですが、
2013年9月14火(土)~12月1日(日)の期間、

東京都・府中市美術館にて、

『ウィリアム・モリス」・美しい暮らし展』 の催事が行われています。

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チラシ(A3・2ツ折り)の表紙です。 キャッチ・コピーに『いちご泥棒』現る。、、、と書かれています。

 

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チラシ中身のテーマの解説です。

期間中は、ウィリアム・モリスが実際に手掛けた、「ステンドグラス」・「壁紙」・「テキスタイル」の展示がされ、19世紀イギリスの芸術運動(アーツ&クラフツ)の推進力となり、世界的にも影響を及ぼした理念を、その作品を通じて垣間見ることができますので、機会がある方は是非ご観覧下さい。

 

『戸建住宅のリノベーション・LDK』

それでは、美術館にではなく、我が家に『いちご泥棒』が現れた納品事例をご紹介させていただきます。

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こちらは、築30年以上経過した、戸建住宅のリノベーション工事後の様子です。

お客様こだわりの、ゆったりとした、「アイランド型キッチン」がとても素敵です。

1階から2階へLDKを移動したため、「窓周り」は明るく開放的に、 「装飾レールにレース1枚掛け」の納めをご要望いただきました。

 

『開口・ニッチ』 を通して観る、

『ローマンシェード( プレーンタイプ )』

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今回の納品事例の最大の見所は、LDK横の「袖壁」を境界にして区分された『ワークスペース』 との閉塞感を解消するために設けられた、上下に2つの、『開口ニッチ』越しに観る「ローマンシェード」のデザインに、絵を飾るイメージで、窓辺にウィリアム・モリスのデザインした、『いちご泥棒』をレイアウトしたプランニングでありました。

 

『生地柄パターン』の割付確認

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今回製作いたしました、『ローマンシェード(プレーンタイプ)』の規格は、製作サイズ、

W75cm × H115cm

の、『ワンチェーン』タイプの「ローマンシェード」プレーンスタイルです。

「窓枠内」に設置する製作サイズに合わせて、『いちご泥棒の』デザインパターンのセンター出しと、全体的なパターン配分を決めて行きました。

 

 

『ローマンシェード』の楽しみ方。

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それでは、「柄指定」を行いました、『ローマンシェード(プレーンタイプ)』の畳揚げ(昇降過程)における、柄の楽しみ方を段階的にご覧下さい。

今回は、日中における「ワークスペース」において、程よい手元の明かりを採り入れながら、デザインも楽しめる、「畳み上げ2段目」からのパターンと全体のイメージでをご覧いただきます。

 

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次に、「前幕」のシェードを三段階下げた状態で見えるパターンと全体のイメージです。 「レース」生地との上下のバランス配分も、ほぼ1:1となっています。

 

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次は、「前幕」のシェードの露出配分を、「後幕」のレース生地より多めに見せた時の、パターンと全体のイメージです。 「天然素材の前幕」の色褪せを防止する為に、「遮光裏地」を付けていますので、日中でも作品をリアルに楽しむことができます。

陽射しの強い日の「日照調整」などに利用される事の多い、昇降配分です。

 

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最後に、「前幕」のシェードを完全に降ろしきり、デザイン的に窓を演出するといった、「柄物のプレーンシェード」の場合にお楽しみいただけるイメージです。

この様に、昼夜を問わず、「絵」を飾る様なイメージでお楽しみいただけるのが、『ローマンシェード』の魅力の1つとなっています。

 

以上、本日は、

こだわりあるお部屋の「要所」に、

「ウィリアム・モリス」デザインの『ローマンシェード』

が絵画の様な役割を果たしてくれる生活シーンのご紹介でした。

 

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当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。 
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
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当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
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文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

『赤の内装』を基調とした、『主寝室』のトータル・インテリア・リフォーム事例。

2013年09月30日

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本日のブログでは、注文戸建住宅の『主寝室』における、『赤の内装』を基調とした『主寝室』へのトータル・インテリア リフォームの施工事例をご案内させていただきます。

 

『リフォーム前』・(Before)

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リフォーム前の居室の内装はシンプルなテイストでした。

今回は、生活される方にとって居心地のよい、「非日常的」な『主寝室』へリニューアルがテーマとなっておりましたので、主役となる「ダブルベッド」の交換にな合わせて、「ダウンライト」や「スタンド照明」の映えるインテリアシーンをトータルで作っていこうという事になりました。

インテリアを受け持つ、テーマカラーは『赤紫とゴールド』です。

 

『輸入壁紙』へのリフォーム

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キングサイズのダブルベットの背面には、「エキゾチックな花柄」が描かれた『輸入壁紙』をアクセント・ウォールし配し、他の面は、洗練された「縦ストライプ」のコーディネート壁紙を併用して貼分けしました。

 

『内装(天井)』の「塗装」リフォーム

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『輸入壁紙』とのコーディネートのお打ち合わせ過程の中で、今回の「天井」のリフォームでは、将来的な塗替えにも対応した『塗装仕上げ』にしようという事になりました。

実施に伴い、従来のビニール壁紙を剥がして下地調整を行った後、天井下地には、 ドイツ製・塗装用壁紙『ルナファーザー』フラット タイプへの張替えを行い、強靭で美しい発しよくの生まれる本格的な塗装への下地を作りました。

そして。天井の仕上塗装には、「間接照明」との相性が良い、低光沢で鮮やかな「赤紫」系統の美しい塗料を、ご選定いただき、丁寧な4回塗りで仕上げました。

塗装の場合、「白」や「アイボリー」の様な、薄く淡い色は、「2回塗り」仕上げで、色ムラがほぼなくなりますが、「赤」や「黄色」、「黒」などの濃色系のカラーを使用する場合は、3回~4回塗り上げることによって、色ムラがようやくなくなってまいります。

色の濃度と、塗装の回数の問題は、塗料選定の際にご説明をさせていただいております。

 

『窓周りのスタイリング』リニューアル。

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メインとなるベットにコーディネートさせた、『ベッドカバー』には、 W280 x H254cmサイズの大胆な「ゴールド&横ストライプ」を配したプレーンカバーをお仕立ていたしました。

次に、「雨戸」のある窓には、ビターゴールド系の輸入カーテンとレースを組み合わせてスタイリングをさせていただきました。

室内側には透け感のある「ビター・ゴールド」のレース、 屋外側には「ゴールド」系のカーテンを掛けて、『装飾タッセル』でまとめました。

 

以上、本日は、輸入の素材をメインとして使用した、『主寝室』のトータル・インテリア・リフォームの施工事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社 『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社 『インテリア・ペイントの施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-runa.htm

◆ 『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

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ナニック 『Gシリーズ・ウッドブラインド』: 「ホワイト(色番:902)」 納品事例。

2013年09月16日

本日のブログでは、
川崎市多摩区のマンション入居前納品における、「リビング・ダイニング」及び、隣接する開口一体型の「洋室」におきまして、

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ナニック・ 『Gシリーズ・ウッドブラインド』

スラット色:「ホワイト色(902)」

をご採用いただきましての納品事例をご紹介させていただきます。

 

ナニック・ 『Gシリーズ・ウッドブラインド』

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ナニック 『Gシリーズ・ウッドブラインド(全14色)』は、「塗装工程」における手間の精度が、「標準(63色)シリーズ」とは異なる製品のため、その分リーズナブルな価格設定になっております。

具体的には、高級品の、『標準仕様(63色)シリーズ』のスラット(バスウッド)塗装工程は、薄塗り・2回仕上げで、スラットの両端の小口(こぐち)については、手作業による塗装が施すなど、「注文家具」を意識した様な非常に丁寧な塗装工程となっております。

「薄塗り・2回仕上げ」の長所は、木目の美しい、「特等材」のバスウッドを採用している、ナニック『標準(63色)』シリーズのステイン色シリーズなどの場合は、特に顕著にその美しさが、サンプルの確認レベルでも容易に判る素晴らしい仕上げです。

これに対して、ナニック 『Gシリーズ・ウッドブラインド』の塗装は、機械塗装による厚塗りウレタン塗装(1回)仕上げですので、流石に手作業による塗装工程はありません(標準的な国内大手メーカー製品も同様です。

しかしながら、流石にそこは、ナニック。

『Gシリーズ・ウッドブラインド』であっても、比較的、光沢を抑えたクォリティの高い木目の美しさが出やすい塗装仕上げをしていると長年の販売経験を通じて感じます。 結果として、エコノミータイプでありながら、目の肥えたお客様からの評価も高いスラットの品質となっております。

 

インテリアに合わせた、スラット色の選定

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今回の納品事例では、ナニック・『Gシリーズ(全14色)』のカラーバリエーションの中から、「スラット」カラー、

スラット色番: 『902(ホワイト)』
(P): ペイント塗りつぶし仕上げ

をご採用いただきました。

 

色番: 『902(ホワイト)』スラットのセールスポイント

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(1)「標準(63色)」シリーズにも、同じカラーナインナップがあるスラットであること。

(2)仕上げで木目の美しさを要求しない、『ホワイト・塗りつぶし』仕上げであること。

(3)塗装の仕上がりが、比較的低光沢ということであれば、リーズナブルな『Gシリーズ・ウッドブラインド』の色番: 『902(ホワイト)』スラットは、コストパフォーマンスが高いお得感のあるスラットではないか?

 

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という、お客様の推測がございました。

この分析力は的を射ていると思います。

低光沢の、ホワイト・「塗りつぶし」スラット色で、なおかつ「標準(63色)」シリーズとの共通色ですので、お客様のその選定眼に我々も当然賛同です。

 

 

美しい「ヘッドレール」の構造と仕様

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ナニック 『ウッドブラインド』のヘッドレールの仕様は、全シリーズ共通のメカニックを使用しています。

今回の納品事例の様に、カーテンボックス内の、カーテンレールを取り外して、ウッドブラインドを「内付け」する場合は、専用の『オプション・バランス』の併用は必要ないため、オプション・バランスを固定する、ヘッドレールの薄い溝の中に、ウッドブラインドのスラットを1枚挿入する、

『無垢板嵌め込み仕様』

にて納めさせていただきました(追加割増なし)。

このヘッドレールのデザイン仕様は、ナニック独自のもので、大変人気があります。

例えば、厚みの狭い窓枠内にも「内付け」できるコンパクト設計として違和感なくご採用いただけるので、「戸建住宅」などでは特に喜ばれるヘッドレールデザインとなっています。

 

ただ、残念ながら、ヘッドレールの「部品色」のラインナップは、以下の3色限定、

(1)ホワイト

(2)アイボリー

(3)ブロンズ

であることと、高級バージョンの『63色シリーズ』の様に、任意にスラットと『部品色』の組合わせができず、組合色が予め、メーカー規定の組合せパターンに限定される点がございますので、選定されるスラットカラーによっては、同配色(3色)の『昇降コード』や『昇降ループ』のカラーラインナップとの組合せ確認を事前行いご了承いただくことが必要となりますことをご理解下さいませ。

 

Gシリーズ・「ホワイト色(902)」を採用した、

トータル・カラーコーディネート

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『無垢板嵌め込み仕様』のヘッドレールもホワイト、昇降「コード」と「ループ」もホワイトで統一しておりますので、とてもすっきりした、スタイリッシュな印象の窓辺となりました。

 

「洋室」と「LD」を広々と演出

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冒頭にも申し上げました、

「リビング・ダイニング」及び隣接するオープン型の洋室をひと続きで広々と使いたいという、イメージコンセプトにも美しく対応・実現いたしました。

塗装のクォリティも含めまして、お客様にも大変ご満足いただきました。

 

「ナニック ウッドブラインド」の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

ブレア・ラビット(Brer Rabbit)の柄を活かした「ローマンシェード」納品事例

2013年09月12日

本日のブログでは、

ブレア・ラビット,Brer Rabbit,ローマンシェード,ウィリアム・モリス

英国サンダーソン社の「麻系・混紡素材のプリント生地」として人気の高い、
ウィリアム・モリス、1862年の作品、

『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』を使用した、
「ローマンシェード」・サイド ボーダースタイル

の納品事例をご紹介させていただきます。

 

『Brer Rabbit(ブレア ラビット)』の魅力。

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「ローマンシェード」・サイド ボーダー(フレーム)スタイル
の製作において、生地幅(137cm)に描かれた柄パターンを活かして、 左右にコーディネートの「麻」の生地をフレームとして施して「掃出窓」を覆う、適切な採寸を行いました。

 

 サンプルを持参しての現地お打ち合わせ

ウィリアム・モリス,ブレア・ラビット(Brer Rabbit),カーテン,展示

お打ち合わせ先の現地には、当社の裏地付縫製サンプルをお持ちして、イメージのご確認と、スタイリングに際しての参考として活用いたしました。

 

『ローマンシェード』スタイル の 全体像の把握。

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『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』の描かれているデザインパターンの「縦柄リピート」は40cmですので、まず、天井から床まで「アクセントウォール」の様に収める『ローマンシェード』を製作するために、この縦リピートを約6パターン使って縦ラインのデザインを割付しました

 

「 サイド・フレーム」用生地の選定。

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次に、メインとなる『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』の137cmの生地幅を「1巾」使いながら、窓枠の幅が165cm程度ある「掃出窓」の左右を覆うために、「フレーム・コーディネート」のし易い、麻素材の無地のファブリックを選定いたしました。
ファブリック同士の馴染みのよい、生地の中から、「生成り色」のものを選定して、デザインスタイルの『ローマンシェード』が出来上がりました。

 

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適度な風合いのある、「遮熱・UVカット」

『ミラーレース』で、「前幕」生地の保護

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出入りの多い、「掃出窓」のレースは、ローマンシェードとせず、 「遮熱」と「UVカット」効果が高いながらも、天然素材風の質感を持たせている、『ミラーレース』を、2倍ヒダの1枚(片開き)仕立てで窓枠内に設置いたしました。

使い勝手の良いコンパク設計でありながら、天然素材の生地の保護も考慮した納めとなっています。

 

余談ですが、レース生地も『ローマンシェード』スタイルの仕立てにされたい場合は、平面的(フラット)な生地の「遮熱」・「UVカット」性は、たっぷりとヒダの取られたレースカーテンよりは格段に劣りますので、その場合は、前幕の天然素材生地に「裏地」をつけて、日焼け、褪色防止の対策を講じていただくことをお薦めいたします。

 愛用の生地を長くお使いいただくための工夫となります。

 

関連ページ 当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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