Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: カーテン(輸入ブランド)

「春夏秋冬」・四季を通じての「窓辺」のカラーコーディネート事例

2013年11月02日

昨日のブログでは、集合住宅(マンション)の「大型・掃出窓」に、『滑走性に優れた、機能性カーテンレール』および、『開閉効率を高めるカーテンバトン』にリニューアルした場合の効用についてご説明をさせていただきましたが、本日のブログでは機能性以外の、

豊かな生活感性を高める窓辺のカラーコーディネートの側面から、

『レース』の配色を変えることによる、「春夏秋冬」・四季を通じて、屋外の自然とも調和する「窓辺」のインテリアのカラーコーディネートの醍醐味を、「レースの衣替え」を事例としてご案内させていただきます。

 

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本日は、先日納品させていただきました、「グリーン」配色の柄物「輸入レース」を大変お気に召していただきましたお客様より、輸入生地は、廃柄になるサイクルが早いため、気に入ったパターンの生地を長く愛用するために、「春夏秋冬」の四季に応じて、「春夏」用の配色と、「秋冬」用の配色のレースを洗濯しながら、ローテーションで使い続ければ、レース全体の寿命が2倍に伸びるということから、今回、「秋冬」用のオレンジ色のレースを追加で納品させていただきました。

 

『フロントカット レース』のこだわりの製造法とその魅力。

トルコ製の『フロント・カット』という手の込んだ技法で作られた2配色のレースのイメージです。

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『フロント・カット』レースとは、レースの織りの過程で、ベース生地にパターンとして織り込まれている部分と、仕上げの段階で、パターンの縁に、「微細な房のフレームライン」がアクセントとしてを少し残る様に、織り込まれていない(浮いた)糸を、丁寧に切り落として仕立てられたレースの事を言います。

 

『フロントカット レース』のこだわり技法と生地の魅力を、当社展示品を使ってご覧下さい。

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『フロントカットレース』の製法と魅力について。

レースの世界的な産地である「トルコ」では得意としている技術ですが、日本国内ではほとんど導入されていない設備と技法のため、『フロント・カット』レースのほとんどは輸入生地となっています。

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「フロント カット」を施す前段階では、今回ご紹介させていただいている、グリーンとオレンジの2配色のレースの表面は全面、パターンとして織り込まれている糸と、カットされるために、浮いた状態に仕上げられている糸で覆われている状態にあります。

 

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その状態から専用の機械によって、「フロント カット(切り落とす)」する部分だけの糸が取り除かれて最終的なテキスタイルが仕上がるという、大変手の込んだ製造技法となっています。

 

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それでは、以下お客様ご自慢のギャラリーとしての窓辺をご紹介させていただきます。 四季の移ろいが生活に密接に繋がった窓辺となっております。

 

 

(1)「春夏」用・「グリーン」の『フロント・カット』レース

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(2)「春夏」用・「グリーン」の『ローマンシェード』。

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(3)「秋冬」用・「オレンジ」の『フロント・カット』レース。

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(4)「秋冬」用・「オレンジ」の『ローマンシェード』。

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「春夏秋冬」、室内から見ても屋外から見ても美しい我が家。

海外では、インテリアとしての窓辺だけでなく、外観の美しさにこだわりを見せる考え方も多いと聴きます。その様な、意識のもと、魅力的な『輸入レース』生地が多く作られている側面もあるのだと思われます。

 

参考資料:当社『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:
http://www.mitsuwa-i.com/

フジエテキスタイル・『World Fablics』コレクションより、英国製生地『ミコノス』納品事例。(山梨県 笛吹市)

2013年10月30日

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本日は、当社での人気輸入生地の1つである、フジエテキスタイルのカタログ『World Fablics』のコレクションの中に収録されております、英国製ファブリック・『ミコノス(WF6103)』の(BU)色をご採用いただきました、「カーテン」と「ローマンシェード」の納品事例をご紹介させていただきます。

 

リフォーム後のダイニングでご採用。

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リフォームが終わった後で、来店されたお客様が今回お選びいただきました、『ミコノス(WF6103 BU)』の、窓一面に咲く華麗でありながら爽やかなブルーの花柄が、程よい光沢をまとって、ダイニングテーブル横の掃出し窓を華やかに彩っておりました。

 

小窓の「ローマンシェード」は絵画風に。

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『ミコノス(WF6103)』のカラーバリエーションは5配色ございまして、これまでも、色やスタイルの組合せを変えた納品などをさせていただきました。

 

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今回の(BU)・ブルー色のリピートパターンと、生地イメージがご覧のとおりですが、当社には、H240cmの実物展示品がございますので、こちらをお貸出しさせていただきましたうえで正式なご依頼をいただきました。

 

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撮影は、日中のものですが、柔らかい光を透した「絵」を鑑賞していただくイメージでお楽しみいただけるとのことでした。

夜になればブルーの発色が更にしっかりと生地を引き締めて、アクセントの効いた「小窓」になることでしょう。

優しい、ブルーの花柄がお好みのお客様に、フジエテキスタイルの『ミコノス』のブルー色をおすすめさせていただきます。

 

参考資料:当社『フジエテキスタイルの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/fujie.htm

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:
http://www.mitsuwa-i.com/

『ローマンシェード(シャープシェード)』・「ボトムデザイン・スタイル」納品事例。(東京都 千代田区)

2013年10月24日

本日のブログでご紹介させていただく紹介事例は、
天井高が3mある「壁面と窓辺」を飾る、

『ローマンシェード(シャープ・スタイル)』に属する、

『ボトムデザインスタイル』

を、オリジナル・デザインで納品させていただいた納品時の様子となります。

 

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キッチンエリアの内装仕上げのデザインに合わせて、通常の「ローマンシェード(シャープスタイル)」のボトム(裾)部分のデザインに装飾性を持たせた、『ボトムデザインスタイル』という縫製仕様でオーダーを承りました。

 

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こちらのスタイルは、こだわりのあるメーカーのスタイルブックなどでも紹介されており、ご覧の様な4タイプのスタイル・アラカルトをメーカーが販売する生地をご採用された場合にお受けすることも可能です。

 

『バイアステープ』の活用法

 

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今回は、アメリカ製の輸入生地を使用しましたので、当社提携の縫製工場に、「ボトムデザイン」部分のスケッチと寸法指定をした上で、上の『バイアステープ』の「ワイン」色との組み合わせで製作を依頼いたしました。

 

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ちなみに、今回の製作サイズは、W148cm × H275cm となっています。

 

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任意の位置に「シェード」を引き上げて、裾のデザインを『上飾り』の様に見立てたアレンジイメージです。
背の高い窓でしたので、圧迫感もなくデザインの特性を活かすことができました。

 

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「フロア」のダイヤ柄のデザインと、ローマンシェードの「ボトムデザイン」の相性も素敵で、お互いのデザインの魅力を高め合っています。

 

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以上本日は、「クラシカル」でありながら、「造形美」と「色彩」で遊びたいというご要望にお応えして納品させていただいた、「ローマンシェード」のスタイリング事例をご紹介させていただきました。

 

ミツワインテリア・『ローマンシェード』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:
http://www.mitsuwa-i.com/

「ヨーロピアン・テイスト」の、リビング・ダイニング 「インテリア・コーディネート」事例。

2013年10月19日

本日のブログでは、東京都目黒区の新築マンションご入居時における、

「LDK」エリアの、インテリア・コーディネートの納品事例をご紹介させていただきます。

「LDK」では、『内装装飾材(モールディング)』工事に併せて、ヨーロピアン・テイストの、「カーテン」、「レース」、「カーペット」を含めた、
トータル・インテリア コーディネートのご提案と施工をさせていただきました。

 

装飾・『モールディング』の選定。

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今回、「リビング」エリアの天井周りにご採用いただきました『モールディング』は、当社の施工特集ページ事例で収録している、「草花柄」のデザインパターンのある「エレガンス」タイプの優美なものをご選定いただきました

 

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ちなみに、参考にご覧頂いている納品事例は、フランス・「ルイ王朝スタイル」をイメージした家具にコーディネートした、『モールディング』と「スタイル・カーテン」のコーディネートのイメージです。

 

『カーテン』生地の選定

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まず、メインとなる「リビング・ダイニング」エリアの「カーテン生地」には、マナトレーディング(カタログ「マナテックスVol.15」で取扱いのある、ダイヤモンド格子柄のパターンが美しい、・イタリア製 ファブリック・ 『ベレッツア(1)』をご採用いただきました。

 

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『ベレッツア(1)』は、「綿(70%)」の組成でありながら、効果的に、「ポリエステル(18%)」、「レーヨン(12%)」とが混紡されており、マットな風合いのベース部分と、光沢のある、パターン部分が組み合わさるコントラストがとても美しい生地で、カーテンだけでなく、クッションや、カバー等のコーディネートアイテムとしてもご愛用いただいております。

 

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柔らかで個性的な窓辺を演出する、『レース』生地の選定

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次に、「リビング・ダイニング」のメインとなる『レース』としてご採用いただきましたのが、 トルコ製の「ヨコ使い」刺繍レースです。

 

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生地幅280cmの、「ヨコ使い」刺繍レースの、裾から上の「刺繍部分の長さ」は157cmございます。 これにより、上部のボイル地部分からは、眺望を透かしてご覧頂くことができ、裾部分の刺繍エリアでは、程よい「プライバシー」効果を考慮することができます。

 

 

『カフェ・カーテン』のアレンジ例

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今回、「リビング・ダイニング」の『FIXタイプ・大型掃出窓』の腰下部分では、「キッチン」の小窓と合わせて、マナトレーディング(カタログ「マナテックスVol.15」で取扱いのある、フランス製の「ヨコ使い」・裾柄付き刺繍レースである『アレナ(20)』をご採用いただきました。

 

完全・『FIX窓』での西日対策のアレンジに、
「腰壁風」・『カフェカーテン』の併用

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実際の納品では、この生地の裾から上の「刺繍部分(47cm)」のデザインを活用して、西側窓の「陽射し対策」と共に、「腰下」の眺望や視線を遮りながら、彼方に広がるロケーションをお楽しみいただける配分の、「カフェ・カーテンスタイル」が連続しています。

季節や、お好みにより、メインのレース生地と合わせた「ダブル・レーススタイル」のスタイルでのご使用が可能です。

外部に「ベランダ」やフェンスのない、西側・「FIX窓」での、「眺望」と「日照調整」に配慮したアレンジ提案例となります。

 

 

「キッチン」の小窓は、『ローマンシェード』で。

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今回の、「LDK」のカーテンの選定にあたりましては、主にお客様が、中目黒の「マナトレーディング・東京ショールーム」にご来場いただいた際にご選定いただきました生地で納品をさせていただいております。

 

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「キッチン」の小窓は、すっきりとした程よい光沢のある縦ストライプが美しい、『レガータ(2)』と合わせて、LDの『FIXタイプ・大型掃出窓』の腰下部分でご採用いただきました、フランス製「ヨコ使い・裾柄付き刺繍レース」の『アレナ(20)』を、カフェ・カーテンスタイルにて統一的にご採用頂いています。

 

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『ローマンシェード』の昇降を組み合わせた使用イメージです。

 

 

リビングには、座って寛げる、『カーペット』エリアを。

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毛足が長く柔らかい、床暖房対応対応タイプの「ウール・カーペット」をリビングエリアに広めに敷くと、お子様がすかさず、膝をついて寛がれておりました。足触りの良いカーペットは、リビング・エリアを親子の団欒スペースとして効率よくお使いいただくことができます。

 

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カーペットの配色は、フローリングの色に近いものを選び、フロアの質感を変えながらも、「落ち着きと、一体感のあるインテリア」の演出に努めました。

 

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特に、近年の『ウールカーペット』は、防虫、防ダニ加工などの機能面も進化しており、天然繊維が本来持っている、優れた、「自浄作用」、「保温性」、「吸放湿性」、「クッション性」、「防汚性」などの特性が見直させてきております。

また、居室に、豪華さと癒しのをもたせしてくれます。

 

以上本日は、お客様のご要望にお応えいたしました、

「LDK」エリアの、インテリアコーディネート施工事例

をご紹介させていただきました。

 

当社・「モールディング」の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/sub7tokushu-14.htm

当社・『輸入オーダーカーテン』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

「輸入カーテン」の魅力的なデザインと発色で演出した、「リビング・ダイニング」の窓辺。

2013年10月14日

本日のブログでは、

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緑豊かな公園に隣接したマンションの大きな窓辺を飾る、デザイン性豊かな、「輸入レース」と、しっかりとした手持ち感と、カラーバリエーションが豊富な無地の「輸入カーテン」のコーディネート事例をご案内させていただきます。

 

『レース』 生地の選定

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レース生地には、川島織物セルコンの取扱う、『トルコ製』輸入レース(FF6546) をご採用いただきました。

 

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「レース」生地を主役とした『コーディネート事例』

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まずは、『ダイニング』エリアの様子です。

「モロッコ」のインテリアがお好みの奥様のご要望をうかがいながら、『フロントカット』という、高度な織技術を駆使した、トルコ製の「デザインパターン」の美しいレースを、「ローマンシェード」仕立てで納めさせていただきました。

 

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お気に入りの「照明」との相性もさることながら、TVの背面に張り上げられた、「エコカラット」の調湿デザインタイルの醸し出す、立体的な陰影との調和も素晴らしい、洗練されたインテリアの一部となりました。

 

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「間仕切り引き戸」で区分できる、隣接する洋室を解放させて、ご覧の様に、リビングエリアを広々と設えるコーディネートとなっています。

 

 

『カーテン』 生地の選定

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厚地のカーテン生地には、五洋インテックスの取扱う、カラーバリエーションも豊富な、『ベルギー製』輸入生地(IH275-33)をご採用いただきました。

 

「カーテン」も交えた『コーディネート事例』

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「リビング・ダイニング」エリアにおける、レースの「ローマンシェード」と迫力あるカーテンのコントラストイメージです。

 

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即席で、TVボードの横位置に合わせつつ、照明の魅力を活かした、足元に明かりを入れる、「ローマンシェード」の演出イメージをご案内させていただきました。

 

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「間仕切り引き戸」で区分できる洋室側から撮した、『リビング』の様子です。 これから、「ソファ」等も入り、益々インテリアの魅力が増していくことでしょう。

 

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お引越し後の素晴らしい新生活の予感が感じられる、魅力的な『輸入カーテン』を組み合わせての、窓辺のインテリアコーディネート・スタイリング事例をご紹介させていただきました。

 

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

マイケル・パリー氏による、『William Morris & Flower Power セミナー』を受講してきました。

2013年10月07日

【特集】ウィリアム・モリス
「MORRIS&Co」ブランド再生の立役者,
『マイケル・パリー』 氏

本日は、「株式会社マナトレーディング」の招聘により、『ウィリアム・モリス』のデザインを今に引継ぐ英国王室御用達ブランド、サンダーソン社の前最高責任者・マイケル・パリー氏による、『William Morris & Flower power』セミナーに参加して参りました。

ウィリアム・モリス セミナー いちご泥棒

『William Morris & Flower power』

日時 : 2013 年 10 月7 日( 月 )PM15:00~ 会場: 「代官山ヒルサイドテラス」 ヒルサイドプラザ

 

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マイケル・パリー氏によるセミナーは、大画面モニターに投影した「パワーポイント(スライド)」による、プレゼンテーション形式で進行されました。

 

会場内での「新作展示」

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セミナー会場では、「ウィリアム・モリスとフラワーパワー」と題されていたこともあり、ウィリアム・モリスのデザインの源となる、『植物』をテーマにしたデザインの数々、「ファブリック」や「壁紙」の新作で展示されていました。

 

 

『ウィリアム・モリス』ブランドと
『マイケル・パリー』氏の関わりについて。

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細かい内容については、誤記載があるといけませんので、昨年11月に、当社も購読している、『インテリア ビジネスニュース』 でのインタビュー取材記事からの引用を、以下にご紹介をさせていただきます。

日本で、そして世界中で、今なお高い人気を誇るウィリアム・モリス(William Morris,1843-1896)であるが、実は「MORRIS&Co」というブランド自体、一時消滅してしまったということをご存知だろうか。

1896年のウィリアム・モリスの死去から44年後の1940年、モリス商会は自己破産してしまう。

その背景には、アールヌーボーからアールデコへと、時代のデザイントレンドが大きく変化したこと、また多くの若者が戦死あるいは戦病死した第一次世界大戦によって、賃金の安い若年労働力が減少したことがあった。

さらには、1939年には第二次世界大戦が勃発し、壁紙に用いる用紙やインクのコストが急騰したことも、モリス商会の経営を圧迫した要因だった。

そのモリス商会を買収したのが、現在「MORRIS&Co」ブランドを展開するサンダーソン社である。

当時のモリス商会は、唯一壁紙だけは外注生産していたが、その会社がサンダーソン社の傘下だった関係上、モリス商会が破産してしまえば損失だけが残るということで、壁紙生産の権利やブロック、生産台帳の他、「MORRIS&Co」のロゴも含めて破格の値段で買い取ったという。

しかし、当時のサンダーソン社は、自らのブランドを広めることが第一義で、また「MORRIS&Co」自体、いわば流行遅れといった状況もあったことから、「MORRIS&Co」ブランドは打ち出さず、以後半世紀近く、ウィリアム・モリスのデザインは、あくまでサンダーソンブランドの一部として扱われることとなった。

日本で初めてモリスのデザインが販売されたのは1965年のことだが、あくまでサンダーソン社のコレクションとして、1~2点が紹介されただけだった。

 

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そうした状況を1980年代に転換し、「MORRIS&Co」のブランディングに取り組んだのが、現サンダーソン社相談役のマイケル・パリー氏であった。

パリー氏はサンダーソン社のデザインディレクター、社長といった要職を歴任、30年以上の長きにわたって世界へデザインを発信し続け、現在はアーカイブの監修役も務める、“ミスター・サンダーソン”とも呼ぶべき人物。そのパリー氏がウィリアム・モリスのデザインに改めて着目し、ハンドメイドからマシーンプリントへ転換することで価格的に手頃なものとした壁紙とファブリックのコーディネートブックを発表、「MORRIS&Co」をブランドとして再構築し世に送り出した。

それがウィリアム・モリスのデザインが見直されるきっかけとなり、現在の人気につながったというわけだ。 もしパリー氏がいなければ、「MORRIS&Co」も存在しなかっただろう。

モリスがいま生きていたら、どんな人物だったと思うかとパリー氏に聞いたところ、「伝統的な家族の有り様からはみ出し、芸術家のコミューンを夢見たところはヒッピーのようであり、いままで誰もやっていなかったことに、決然と取り組み、時代を挑発したところは、ポップアートの創始者アンディ・ウォーホルのようですね。

いずれにしても、150年前のデザインが、いまなお世界でこんなに愛されていることは、マーケティング的にはあり得ないことで、まさにデザイナーの夢でしょう。

モリス本人が見たら、きっとビックリしたでしょうね」とのことだ。

(以上、引用)

 

 

「会場内でのアーカイブ展示」

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オールド・タイプの製造工程による、「壁紙」と「ファブリック」の写真紹介の様子です。

 

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ビンテージのカタログには、「ハンドプリント」時代の作品が収録されていました。

 

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「ハンドプリント」による、モリスの壁紙の製作行程は、日本の浮世絵と同じ技法ですが、相違点は、進化した「版木」の素材にあり、顔料をつける印刷面は木彫りの版木から金属性の版木へと改良されていきました。  

周知の通り、金属製のそれは、木彫りの版木より磨耗による劣化の進行が少ないため、それにより当時の版木を今日でも使い続けることができます。

また、木彫りよりも加工難易度が著しく難しい金属彫りにすることで、非常に細かいパターンと配色を重ね合わせることが出来る様になったのです。

 

 

「TVの特集番組 アーカイブ」

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2013年9月28日(土)には、テレビ東京で毎週・PM10:00からオンエアされている30分番組、『美の巨人たち』でも、「ウィリアム・モリス」のデザインの世界の特集番組が組まれておりました。

番組HPのバックナンバー(アーカイブ)より、放映の内容や取材風景をご覧頂くことができますが、ウィリアム・モリスの自然に対する感性や愛情が、日本人の持つ、ノスタルジックな心の琴線に触れる作風であることを改めて認識できる番組でした。

 

『月刊誌・ミセス』 とのタイアップ特集が好評。

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当日は会場にてWilliam Morris 特集の組まれた、月間誌『ミセス』11月号(10/7発売)やパリー氏サイン入り書籍のほか、ウィリアム・モリスの生地や壁紙の限定販売もされました。

 

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『ミセス』11月号(10/7発売)における『ウィリアム・モリス』の特集ページは16ページの読み応えのある内容になっております。

過去から現在にわたる「ウィリアム・モリス」のデザインに対する世界的流行伝播の歴史紹介や、『Morris&Co』が、「モリス商会」150周年を記念して手掛けた、アーカイブ・コレクション新作カタログブックの魅力から、現代イギリスでのインテリア事情の紹介が、丁寧に解説されております。

また、今号の目玉となる付録には、『Morris&Co』のプロデュースする生地4デザインの中から、1枚の生地(サイズ:横柄68.5cm × 縦柄48cm)が付いております。 本場・英国製のプリント生地を、様々な「カバー」や、「カルトナージュ」や「小物」としての作品や生活用品として自由にお使いいただける様、製作事例の写真紹介を交えて解説がされておりますので、ご興味のある方は、是非お買い求め下さいませ。

 

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私が買い求めた付録には、1883年頃の作品である、

『ロウデン』

のファブリックが付いておりました(書店で並ぶ雑誌の付録では、生地の中身が分からなくなっております)。

『ロウデン』は、モリス紹介・150周年のアーカイブ・コレクションの第2弾として、2013年にリリースされた新柄ファブリックで、モリスの愛した「テムズ川」の支流の川の名前からとって作品名にされました。

アーカイブ・コレクションについては、当社にもカタログブックをご用意しております。

 

マイケル・パリー(著)
『モリス商会 装飾における革命』

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『モリス商会 装飾における革命』の日本語翻訳版が発売されましたので、記念にマイケル・パリー氏の直筆サインをいただきました。

 

『モリス商会 装飾における革命』(日本語翻訳版)

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ブックカバーの裏の、「著者・翻訳者紹介」の下に、本日の記念のサインをいただきました。

本日は、ウィリアム・モリスの世界を、丁寧なスライド解説のもと、臨場感豊かに再認識する素晴らしい一日となりました。

 

◆ 関連ページ 当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社・『輸入オーダーカーテン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

ドイツ・「JAB」社 の新作『タフタ』コレクションが入荷しました。

2013年10月06日

本日は、当社でも今年から本格的に取扱いをスタートさせていただいております、『ナショナルインテリア』が国内代理店を務める、ドイツの超一流ファブリックメーカーである、

『JAB(ジャブ)』社

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の、新入荷縫製品と、カタログをご紹介させていただきます。

 

『SABA』VOL .3

138配色の豊富な「タフタ」コレクション。

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まずは、138色の多彩なドイツ・「タフタ」のカラーバリエーションが取り揃えられている、『SABA』VOL.3のカラーサンプルブックの中から、メーカーさんからおうかがいした売れ筋色を参考にしながら、大小・6点の「タフタ」の縫製サンプルを入荷致しました。

当社では、かねてより、フジエテキスタイルの人気生地である、「ベルギー製」タフタを、無地、柄物含めて豊富に展示していたため、『ベルベット』、『シャンタン』などのコレクションエリアに並べて展示致しました。

 

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こちらは、H240cmの大吊り展示展示エリアに掛けた、一番人気の「レッド・タフタ」です。 タフタ生地に特有の、張りのある質感がもたらす、光沢感と陰影、「シャンブレー(玉虫色)」効果は、無地であっても、レースとのコンピネーションで、華麗なドレス生地の様に窓辺を演出する事ができるでしょう。

 

「アレンジ性豊かなタフタ」の魅力

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こちらは、「主寝室」のカーテンのリニューアルの際にご採用いただきました、「フジエテキスタイル」の取扱う、ベルギー製「タフタ生地」・FA2016『エマ(全60色)』の中から2配色をお選びいただき、『カーテン&カーテン』のドレッシーな2重吊りスタイルにて納品をさせていただきました時の納品イメージです。

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手前(室内)側の配色は、FA2016(82)「パープル」、窓側の配色は、FA2016(30)「ワインレッド」ですが、この様な「ドレッシー」なニュアンス表現も楽しめるのが、張りのあるタフタ生地ならではの演出スタイルと言えましょう。

 

個性的な生地やスタイリングとの調和も楽しめる、
『タフタ』生地の演出事例。

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さらに、「タフタ」生地の魅力は、『モダン』インテリアの演出から『クラシカル』インテリアの領域まで、幅広くご採用いただけるという点でもご提案の際に評価をいただいております。以下に、参考ページをご用意しておりますので、よろしければご覧下さい。

http://www.mitsuwa-i.com/balance-18.html

 

 

2色限定品の、ドイツ製・『レッド・タフタ』

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次に、これも「JAB」のタフタなのですが、日本では「赤系・2配色限定」の取扱いとされている、 「クラッシュ(シワ)」加工が施された、少し柔らかめの、ドイツ製『タフタ』の縫製品を、『SABA』VOL.3の「レッド・タフタ」に並べて展示しております。 生地が柔らかめのため、張りを持たせたアレンジには不向きですが、「クラッシュ(シワ)」加工の小波の様な優美な表現力を窓辺に求められる時にお勧めとなる生地です。

こうして2種類のタフタ生地の特色を、実際に生地に触れ、組成や発色の違いを感じながらご覧頂けるコーナーを「赤」をテーマカラーとした「タフタ」を通してご用意させていただきました。

 

『レース』生地とのコーディネート

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「タフタ」生地の入荷に併せて、JABのファブリックの中で人気のある、特徴的な2点のレースを、コーディネートイメージとしてご用意いたしました。
まずは、シックに決まる、ダークグレイッシュな「ブラック」のレースとの組合せです。

 

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次にご紹介するのは、「フロントカット」加工が施された「オーガンジーレース」です。 写真では、見えないですが、オーガンジー部分には、「透かし」の様に、花につながる「茎や葉」のデザインがほどこされており、『フロントレース』スタイルで表現すると、その緻密な様子がお楽しみいただける、大変チャーミングなレースです。

 

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価格も、「フロントカット」のオーガンジーレースの中では、お値打ち価格で、また、背後に見える「黄金の蜂」柄の様な、クラシックテイストの生地とも、カラーコーディネート次第では相性良くまとまる、使いやすいレースです。

 

メーカー・「ショールーム」

「ナショナル インテリア」の東京ショールームは、港区六本木にございます。

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 ショールーム内には、豊富な縫製サンプルや、スタイル展示、生地サンプルやカタログなど、『JAB』の多岐にわたるコレクションを多数ご覧いただくことができます。

お客様のご要望をいただければ、事前予約でショールームでの生地の選定やお打ち合わせなどにも活用いただけますので、お気軽にご相談下さい。

以上、『JAB(ジャブ)』 の展示品入荷のご案内でした。

 

当社・『輸入オーダーカーテン』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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