本日は、バーチカルシェード・『Suave(スアベ)』の納品事例を製品の特長と併せてご紹介させていただきます。
バーチカルシェード・『Suave(スアベ)』とは。
このブログを書いている2018年12月18日段階では、『Suave(スアベ)』という製品名も、「バーチカルシェード」という用語も世に広まっておりませんが、それもそのはず、こちらの製品が披露されたのが先月、東京ビッグサイトで開催された、第37回「JAPANEX(インテリアトレンドショー)」<11月20日~22日>でのこと、まだ1か月経っていないからです。
バーチカルシェード 『Suave(スアベ)』を発売したのは、調光ロールスクリーン 『FUGA』の発売元でもある株式会社WISです。
JAPANEXの出店企業ブースで、FUGAの参考出品(新作)と並べてSuaveが展示されていました。
「バーチカルシェード・スアベは、縦型ブラインドの様な意匠にレースカーテンの持つしなやかさと採光性、調光ロールスクリーンの持つ機能性を足した窓回り品です。」
と説明を受け、製品パンフレットをいただいて会場を後にしたのですが、この資料が現地打合せで早速活用され本事例の受注につながりました。
現地お打合せにて。
『Suave(スアベ)』ご採用にいたる経緯。
JAPANEX開催期間中におうかがいしたお客様宅でのお打合せ。
事前ご相談では、お客様の個希望は、ハンターダグラスの『シルエットシェード』と縦型の『ルミネットシェード』の組み合わせ、あるいはニチベイの調光ロールスクリーン『ha・na・ri(ハナリ)』とセンターレーススタイルの『バーチカルブラインド』を検討したいとのことでしたが、現地の窓形状を確認するとそれらの調光ロールスクリーンが設置できない状況でした。
ご覧の様に、窓内に三方の化粧額縁が使われているため、内付けで製品を設置できるクリアランスが53mm程度しか確保されていないのです。
また、窓枠下にオペレーターハンドルのある窓もあり、こういった状況の窓で調光可能な製品となると一般的には横型ブラインドやハニカムスクリーンくらいしか該当する製品がありません。
そこで、急遽提案の土俵に上がったのが、調光ロールスクリーン『FUGA』と段差調整用スペーサーの併用プラン。
FUGAのブラケット(取付金具)は、薄型コンパクト形状であること、金具の向きを前後逆にしても設置できる設計のため、干渉物の多い窓での応用が利きます。
設置の際に上部化粧枠の張り出しを12mm厚のスペーサーでかわすことでお客様の希望を叶えることができました。
その様な経緯もあり今回は、調光ロールスクリーン『FUGA』とのコーディネートとして、テラス側窓に、バーチカルシェード『Suave(スアベ)』をご採用いただくことになりました。
『Suave(スアベ)』設置後の様子と
当社展示品のご案内。
バーチカルシェード『Suave(スアベ)』設置後の様子。
製品の操作仕様には、開閉操作と調光操作を個別に行う「コード式」もありますが、間口一間ほどの窓ということもあり、レースを引く様な操作で手軽にテラスに出入りできる片開き専用の「バトン式」をご採用いただきました。
スアベの生地を外側に開いたときにできる畳み代は、幅200cmの片開きの場合で約38cm、両開きであれば片側21~23cm程度。
片開きを採用される場合は、出入りと換気をに配慮した寄せ側を決め、両開きで採用する場合は窓の左右に生地の畳寄せるためのクリアランスがどの程度取られているかを注意しながら開閉仕様と寄せ側を決定します。
スアベの展開ルーバー色は「オフホワイト(01)」と「アイボリー(02)」の2配色で、今回の採用色はオフホワイトです。
こちらは当社展示品の様子。(※注記: 現在は展示品をご用意しています)
Suaveのルーバー形状はおよそ幅32cmで、13cm幅のシースルー生地(レース)が9.5cm幅の不透明生地(採光)に挟まれたような構造になっています。
独立しているルーバーをつなぎ合わせて取り付けることで一体感のある製品となる仕組みがスアベの特徴と魅力。
製品幅W200cm程度の窓の場合は25枚のルーバーをつなぎあわせて完成させます。
専用レールを使ってルーバーの不透明生地同士を連結させると、「U字」状にシースルー生地を連ねたバーチカルブラインドの様な意匠になります。
調光やプライバシーコントロールを行う際はルーバーを左右に回転させることで自由度の高い調整が可能です。
日中にルーバーを広げて、屋外から見た様子はこちら。
屋外から見たルーバー表面の形状は「逆U字」になります。
ルーバーを平面にした状態で見るシースルーでもそこそこのプライバシー性があります。
Suaveのルーバーを傾けると、シースルーがメインであった生地の表情がを不透明生地優位に変わります。
U字状のレースに膨らみがあるためルーバーを閉じた際に、不透明生地同士が完全に重なることはできませんが、立体的な生地同士が重なり合うことで夜間の屋外からの視線を効果的に遮ることができます。
『Suave(スアベ)』採用にあたっての注意点。
製品厚を考慮した設置プランを考える。
今回の事例では、壁面に対して正面付で設置いたしましたが、バーチカルシェード『Suave(スアベ)』の設置には、畳んだ時の製品厚(D155mm)に加え、製品前後に合計20mm程度のクリアランスが必要となりますので、カーテンボックスなど前方にルーバーの回転を妨げる障害物がある環境で製品を内付けで採用される場合は、カーテンボックス内の有効奥行きが175mm以上必要(※推奨値)になります。
ただし、こちらの追記事例の様に、カーテンボックスのボックスの深さが57mm以下であれば、ルーバーの回転を妨げないため、ボックス内の奥行が推奨値より狭くても使用も可能です。
また、カーテンボックスのボックスの深さが58mm以上の場合であっても、「段差解消スペーサー」を併用することで設置可能な場合もございます。
こうして、新作展示会でのお披露目から1か月以内の期間で、バーチカルシェード『Suave(スアベ)』を納品する運びとなりました。
シースルー生地の風合いもFUGAの「ベーシック」と相性が良く、取付上の制約がある中で希望に沿った製品が採用できましたと、お客様からも大変ご満足をいただくことができました。
ミツワインテリアでは、レースカーテンの美しさとバーチカルブラインドの機能性を兼ね備えた、次世代のウィンドウアイテム『Suave(スアベ)』の展示品をご用意しております。
***編集追記①***
◆ バーチカルルシェード『Suave(スアベ)』施工事例 ①
***編集追記②***
◆ バーチカルルシェード『Suave(スアベ)』施工事例 ②。
***編集追記③***
◆ バーチカルルシェード『Suave(スアベ)』施工事例 ③。
***編集追記④***
◆ バーチカルルシェード『Suave(スアベ)』施工事例 ④。
- バーチカル・ブラインド
- Trackback(0)
- バーチカルシェード『Suave(スアベ)』納品事例。調光ロールスクリーンとの相性も抜群。 はコメントを受け付けていません
- at 7:57 PM
- posted by 管理者