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「主寝室」のカーテンに、『遮光裏地』と『形態安定加工』を付けた、こだわりの納品事例。

2013年03月12日

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「主寝室」のカーテンにお気に入りの生地を使いたいけれど、「雨戸」などがないため、『遮光生地』で出来ているカーテンを選ばれるお客様は多いと思います。

ただ、『遮光生地』は、遮光性を確保するために生地の製造の過程で、「黒糸」をミックスして織り上げる必要があるため、出来上がる生地表面のニュアンス表現で明るく艶やかな生地の製造が極めて困難で、どうしても「くすんだ」感じであったり、光沢感の乏しい印象に仕上がらざるを得ないことが、デメリットと捉えられる場合がございます。

ちなみに、カーテン生地における『遮光性と遮光等級』について、詳しくご説明をいたしますと、以下のイメージと説明となります。

 

『遮光性と遮光等級』について。

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カーテン生地における、『遮光』とは、外の光が室内等に射し込むのを防いだり、逆に室内の光が外に漏れるのを防ぐことを言います。

一般的に、実に人生の3分の1程度を占めると言われる睡眠時間を、個人差はありますが、「快眠」に結びつく快適な環境に設えること、また、日常生活でのプライバシーの確保など、室内の人影がカーテンに映ることがないよう開発され、その機能性を重視して生地を「遮光生地」と呼び、仕立てられたカーテンを『遮光カーテン』と呼びます。

カーテンの機能の中でも、主に『寝室』で使われることを前提に、外光を遮ることを主目的に開発・製造された「遮光カーテン」には、その「遮光レベル」に応じて、1級から3級までの3つの「等級」が与えられており、知覚に個人差はあるでしょうが、一般的に言われている、室内で知覚する遮光具合言葉で表現しますと以下のようになります。

(1)『遮光1級』:カーテンの「四隅」がしっかりと閉じられている状態下で、遮光1級は「ほぼ真っ暗」となり、カーテンをを多少開けるか、照明を灯けなければ行動が困難な暗度の状態となります。 『遮光1級』生地の外光遮光率は、晴天時の強い陽射しを想定して、99.99%の遮光率を確保している生地であることとされます。

(2)『遮光2級』:カーテンの「四隅」がしっかりと閉じられている状態下で、「生活者がカーテンを開けずに自分の身の回りの室内の状態を僅かに認識できるかできないか程度の状態」、または「室内において人の顔、あるいは表情がわかるレベル」と定義されます。 『遮光2級』生地の外光遮光率は、晴天時の強い陽射しを想定して、99.8%以上、99.99%未満の遮光率を確保している生地であることとされます。 

(3)『遮光3級』:カーテンの「四隅」がしっかりと閉じられている状態下で、室内が「薄暗がり」程度となるのが遮光3級で、「目を閉じて睡眠をしている状況では、外光の眩しさを感じにくい」、「室内での人の表情はわかるが、照明なしで事務作業をするには暗いレベル」と言われています。

『遮光3級』生地の外光遮光率は、晴天時の強い陽射しを想定して、99.40%以上、99.80%未満の遮光率を確保している生地であることから考えますと、如何に太陽光の日照エネルギーが室内照明に比べて強いかがお分かりいただけるかと思います。

 以上の『遮光性』のご説明を踏まえたうえで、「主寝室」にお気に入りの生地を選びつつ、「遮光性」も確保したい場合は、今回の納品事例でご採用をいただいた様な『遮光裏地』を前幕の生地の裏地としてご採用をいただくことをお勧めします。

 

「遮光裏地」の採用。

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採用生地〔遮光裏地〕
メーカー:フジエテキスタイル カタログ:『STORY』
生地品番:FA2024・『ラライ』
カラーバリエーション: 全3色、採用色(BE)遮光1級
生地幅:150cm
生地組成:ポリエステル (100%)・ウォッシャブル
柄リピート:タテ:0cm、ヨコ:0cm
生地価格:2,000円/m(1,340円/m2)・税別

こちらは今回、『遮光裏地』としてご採用いただきましたフジエテキスタイルの遮光生地、FA2024・『ラライ』です。 前幕の生地が「CH(コーラル・珊瑚)」色でしたので、遮光裏地は遮光1級の「BE(ベージュ)」をご採用いただきました。

『遮光裏地』を採用することによって、2枚の生地の間に「空気の層」ができ、これが日常生活における「高い保温性・熱射性の確保」に非常に効果的であることが、近年の業界の詳細な調査でわかってきています。

夏場の「窓辺の遮熱対策と冷房効率の向上」、冬場の「窓辺の保温対策と暖房効率の向上」においは、遮光裏地に限らず、「裏地(ライナー)」を採用するだけでも大幅な実利性がございますので、省エネ目的とご採用いただくカーテンのランニングコストを検討された上で、「裏地」をご採用いただくお客様が近年非常に増えています。

また、遮光裏地でないものでも、「裏地」と組み合わせることで遮光性をアップすることができます。これにより生地の選択範囲がより広がる上、主寝室以外のあらゆる居室においてご採用いただくカーテンの機能性が向上いたしますので、よりおしゃれで個性的なコーディネートも併せて楽しみいただけます。

 

今回の選定生地と、「カラーバリエーション」。

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採用生地〔前幕:厚手〕
メーカー:フジエテキスタイル カタログ:『STORY』
生地品番:FA6530・『ユニゾン』
カラーバリエーション:全8色、採用色(CH・コーラル)
生地幅: 138cm
生地組成:ポリエステル( 100%)・ウォッシャブル
柄リピート:タテ:0cm、ヨコ:0cm
生地価格:6,800円/m(4,900円/m2)・税別

今回「主寝室」におけるカーテンの前幕にご採用いただきました、ファブリックは、当社でも非常に人気のある、フジエテキスタイルのFA6530・『ユニゾン(全7配色)』の中から、「CH(コーラル)」色をご採用いただきました。

細かく柔らかい2色の糸が縦に流れる、程よい光沢感と光による陰影が感じられる無地調の縦ストライプ生地です。

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こちらが、FA6530・『ユニゾン(全7配色)』のカラーバリエーションです。
以下の、当社納品事例で、様々な生活シーンにおける採用事例をご覧いただけます。

※FA6530・『ユニゾン(全7配色)』の納品事例
http://www.mitsuwa-i.com/fujie-30.html
 

『形態安定加工』 とは? 

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今回縫製された遮光裏地付カーテンでは、「オプション加工」として、リップルホールド加工』と呼ばれる、形態安定加工を付加して製作させていただきました。

 

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『形態安定加工』とは、カーテンにウェーブを記憶させる加工です。 加工しないものに比べてウェーブが均一であり、開閉の納まりがとても綺麗です。 基本的には、ポリエステル100%の繊維に対して行える、薬剤を使用しない熱処理加工素材を意味しますが、ポリエステル100%繊維であっても、生地の製造上の技法により、この加工ができない生地もありますのでご注意ください。   フジエテキスタイルでは 『リップルフォールド加工』と呼んでいます。

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ちなみに、今回の「遮光裏地付カーテン」の縫製仕様は、メーカーの縫製仕様書に規定されている、『プレミア縫製・裏地付縫製』をご採用いただいております。

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こだわりの縫製による美しい「プリーツライン」。

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「形態安定加工」のメリットは、タッセルで縛らなくても、カーテンの自然な収まりが美しく、そのまま左右に寄せてもスタイルバランスが崩れないプリーツラインの美しさにあります。

 

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この様なご提案を経て、「遮光性」と「機能性」にこだわった、『主寝室』のカーテンを納品させていただきました。

 

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

当社・『フジエテキスタイルの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/fujie.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/


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