Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

「センターレース スタイル」のバーチカルブラインド。窓の用途に配慮した組合せ納品事例

2016年08月19日

本日のブログでは、「センターレース スタイル」のバーチカルブラインドとして定評のある、ニチベイ『アルペジオ』の窓用途別・組合せ納品事例を、「操作方式」ご説明を含めてご紹介させていただきます。

アルペジオ センターレーススタイル 戸建 事例

アルペジオ センターレーススタイル ループコード式 バトン式

「窓周り」の掛け替えなど、リニューアルのご相談であれば、比較的夏場にご採用の比率が高い「バーチカルブラインド」。

モダンでスタイリッシュなデザインと、製品の機能性、操作性の向上が評価されて、今年の夏も多くのご依頼をいただきましたが、今回ご紹介させていただくのは、「新築注文住宅」でのご採用事例です。

 

 

2種類の生地の組合せで楽しむ、
「センターレース スタイル」

2016.8.18.17

今回は、ご採用いただいた生地は、ニチベイ・2016年の新柄として実績の高い『クラン』より「A7702(フローズングレイ)」

『クラン』は非常に凝った生地で、シースルーを思わせる2枚の薄手で、横うねりを持たせた糸を挟み込んで作られています。

特に今回の選定色(A7702)は、白と茶の2色使いの糸をランダムな感覚で流して表現しているため、横糸のうねりを縦方向のグラデーションとしてもお楽しみいただけるデザインになっています。

 

ニチベイ アルペジオ A7702

畳み込んだときに見える質感は、この様に落ち着きがあり上質な印象です。
フローリングとの相性も良く、成熟された大人のインテリアを引き立てます。

 

バーチカルブラインド センターレーススタイル とは

離れて見るとデザインの主張が控えめですし、「センターレース」生地とのなじみも自然です。

 

「センターレース・スタイル」とは。

2016.8.18.11

ブログでは、これから窓周りのご検討をされる方を対象にした情報発信をしておりますので、「センターレース・スタイル」と呼ばれるバーチカルブラインドの特徴と機能についてご説明させていただきます。

 

2016.8.18.16

①「不透明生地」全閉時:  夜間やプライバシーの確保

 

2016.8.18.15
②「不透明生地」調整時: 日中の日照調整やプライバシーの調整

 

2016.8.18.14

③「不透明生地」垂直時: 日中の積極的な採光など。

 

「センターレース・スタイル」とは、プライバシーに配慮した「不透明生地」や「遮光生地」の間に「シースルー生地」を挟む構造で仕立てることにより、一日を通して、自由な「調光」と「プライバシー」のコントロールをお楽しみいただける人気のスタイルです。

100mmのルーバー幅の中に、カーテンとレースの様な機能をコンパクトにまとめて使い分けることができるため、LDはもちろん寝室までご採用いただくことができます。

窓辺をすっきりとまとめたいお客様にもお勧めのスタイルです。

 

バーチカルブラインドの分割設置。
留意点と効果的な工夫。

バーチカルブラインド バトン式 メリット

リビング側(左)と、ダイニング側(右)に設計されている2つの窓。
窓を区分する壁面を含めると、トータル幅がW6.4m、床までの高さもH2.5mある大型窓でした。

ご覧の様に、「ブラインドボックス」がひと続きになっていますが、左右の窓幅が違う窓でしたので、1つの製品(レールジョイント仕様)などで「均等・両開き」にする設置スタイルはこの場合向きません。

また、それぞれの窓の特徴を活かして個別に「調光・操作」する使用法が向いていたため今回は「2分割設置」で納めることになりました。

納め方のポイントは、2つのブラインドを閉じた時にできるだけ一体感を持たせながら最も遣いやすい「割付け」と「操作方法」の組合せを考えることでした。

2つの窓を区分する壁には「コンセント」などもありましたが、1つの窓の様な一体感を持たせるために、ダイニング側(右)の窓の製作幅を増やして、区分する壁面を覆う分割方法を取ることにしました。

 

「ループコード式」と「バトン式」操作を併用

コード式 バトン式 違い

2016.8.18.10

2つの窓で採用した操作方式は、「リビング側窓(W400cm×H250cm)」には幅の広い大型窓での操作に向いている「ループコード式」操作を、製作面積が6㎡以内でおさまる「ダイニング側窓(W240cm×H250cm)」では、手軽に開閉&調光操作を1本のバトンで行える「バトン式」操作をご提案させていだきました。

 

バーチカルブラインド コード式 バトン式 比較

分割位置は「リビング窓」寄りとして、お掃除など、一時的に使用するコンセントは、バトン操作でサッと手軽に引いて開口できる割付けで納めています。

背後の壁がオフホワイトですので、離れて見た場合に操作部品が目立ちにくいことと、バーチカルブラインドの縦方向のルーバーデザインとのコンビネーションも良いため、全体として1つの窓として感じられる納まりに近づけることができました。

 

『ループコード式』操作

ニチベイ センターレーススタイル きれい

2016.8.18.18

「ループコード式」操作で納めたリビング側窓。
製作面積6㎡を超える窓のため、バトン式操作は採用できませんが、4mの窓を移動することなく開閉操作ができる操作仕様です。

 

 

『バトン式』操作

バーチカルブラインド バトン式 特徴

2016.8.18.24

2016.8.18.20

「バトン式」操作は、最近非常に人気のある操作仕様です。

製作面積:6㎡(幅は3m以内)の窓であれば製作可能で、人気の理由は、1本のバトン操作で、開閉と調光の両方を行なえるシンプル設計にありますが、窓の左右から操作したい場合は「両側バトン」操作をオーダーすることもできます。

「近年では、「チャイルドセーフティ」の観点からもご要望をいただくことの多いのがこの「バトン式」操作です。

 

 

大面積の窓辺がスッキリ機能的に。

2016.8.18.9

リビングダイニング アルペジオ センターレーススタイル 

バーチカルブラインド 使い方

こちらの写真は、本日のまとめです。
壁の両側を開けてベランダへの出入りができることと、ルーバーを解放して屋外の自然を切り抜く様に楽しめる窓辺になりました。

お客様からも、様々な組合せにこだわった甲斐があり、イメージ以上に美しく納まったとご満足いただけました。

 

「センターレース スタイル」のバーチカルブラインドとして定評のある、ニチベイ『アルペジオ』の窓用途別・組合せ納品事例を、「操作方式」ご説明を含めてご紹介させていただきました。

 

◆『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

 

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FISBAの高級メリノウールカーペットを敷き詰めた地下音楽室の反響音対策。

2016年08月13日

本日のブログでは、「FISBA(フィスバ)」の超高級メリノウールカーペットを敷き詰めて行った、音楽室の「音響(反響音吸音)対策」事例をご紹介させていただきます。

FISBA メリノウール ラグ&カーペット

2016.8.10.22

2016.8.10.33

『FISBA(フィスバ)』の愛称で知られる、スイス・「クリスチャン・フィッシュバッハ」社は、200 年近い歴史を誇る、世界最高峰のテキスタイル・ブランドとして知られていますが、フッァブリックにコーディネートできる最高級の「ラグ&カーペット」コレクションもご用意しています。

今回の提案施工事例では、ニュージーランド産の「高級メリノウール・100%」を、ハンドタフテッドの技術を駆使して高密度に仕立てた、128色展開『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』をご採用いただきました。

選定色は、Colour:062の魅惑的な「レッドカーペット」で敷き詰めて、海外の「オペラハウス」をイメージした音楽室のインテリアに模様替えすることになりました。

 
 

地下音楽室の「反響音軽減対策」

2016.8.10.1

お客様の相談内容は、新築戸建の地下室にグランドピアノを入れたのち、ピアノ演奏と声楽発声による室内の反響を確認したところ、部屋全体の反響音が予想以上に強いためこの環境をインテリア性を重視する方法で改善したいとの事でした。

低音系の音圧レベルが高い、「スタインウェイ(Steinway & Sons )」のグランドピアノや、一流「声楽家」のドラマチックな演奏は、想像以上に床や壁の振動が高まるため、空間が広いとはいえ、天井からの反響が気になります。

また、硬質材である石貼りのフロアが反響をキックバックするため、「吸音対策」として用意されていた部分敷きの「絨毯」では、まだ事前に想定していた対策としては面積的に足らないというご感想でした。

 

2016.8.10.11
 
気密性の高く外部への防音性に優れている「地下室」は、目的に応じた広い空間を設計しやすい面積的なメリットはありますが、反面、十分な天井高を確保できないため、芸術としての「音」を扱う用途で使用する場合、室内の反響音を効果的に抑えて、快適な音楽環境を整備することが大切になってきます。
 
具体的には、上層階の様に、高い天井や吹抜けなどを使って豊かな残響分散を利用できる設計が難しい環境では、「反響音を受け止めるフロアの吸音対策」が少なくとも必要になってきます。


2016.8.10.10

ちなみに、地下「録音スタジオ」などの内装においては、部屋全面を部位別の吸音素材で包む場合もありますが、本事例の様に、芸術性の高い西洋音楽としてのクラシックを意匠面にも作り込んでいるインテリアにおいては、「吸音対策」にもこだわりに応じた対応が求められます。

お客様にとっては、「吸音対策」によるインテリアの更なるグレードアップも重要なテーマでしたので、 吸音効果の高いカーペットを使うのであれば、海外の「オペラハウス」や「劇場」で使われるレベルの「レッドカーペット(赤絨毯)」の敷き詰めにしたいとのご要望になりました。
 
 
 
2016.8.10.24

お打合せ当初、豪華な演出効果が期待できる赤系のカーペットを柄物を含めて一通りご紹介しましたが、国内にあるものでは「赤の発色」やカットの密度と質感でご満足いただけるもの見つかりませんでした。

そこで、当社の隠し玉ともいえる、『FISBA(フィスバ)』の「ラグ&カーペット」コレクションより、128色のカラーバリエーションとニュージーランド産・高級メリノウールをふんだんに使った『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』をご紹介した結果、Colour:062」の魅惑的な「レッドカーペット」をご採用いただくことになりました。 

 
 
2016.8.10.12
 
音楽室前の地下階段では、色調の深い赤をカーペットで使っていましたが、音楽室では「ゴールド」の装飾や華やかな照明との相性も良い明るめの赤にしています。
 
 
 
 FISBA(フィスバ)の
「ラグ&カーペット」コレクション。
 
 

FISBA(フィスバ)の、「ラグ&カーペット」コレクションについては、以前のブログで製品紹介をいておりますので、そちらをご覧ください。

また、当社でご用意している商談用サンプルは、現在は入手できない希少品ですが、FISBAの東京ショールームでは様々な展示品と併せてご覧いただくことができますので、そちらもご活用ください。


 

FISBA ウールラグ

こちらは、今回の現地打合せで実際にご覧いただいた、「65cm☓130cm」サイズの『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』特製カラーパレット・ラグの商談用サンプルです。

素材には、衣料用ウールとしても名高い「メリノウール」のなかでも最高品質とされる、「ニュージーランド産・メリノウール(100%)」を使用しています。
そして、この高品質素材をハンドタフテッドの技術を駆使して、熟練した職人が8cm角ほどのカラーを、1つずつ丁寧にフックガンで打ち込みながら128展開色で作り上げたのがこの打合せ用「カラーパレットラグ(非売品)」です。
 
 

こちらの「色見本ラグ」は実際の打合せの際にカタログと一緒に持ち運びできるように作られおり、これを現地で直接「触って」、「踏んで」いただきながら、この製品の発色の美しさを素晴らしさを実感していただく事ができます。
それほどメーカーにとって自信のある製品ということです。
 
フィスバ ウールラグ

2016.8.10.38

ベーシックな無地の『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』の場合、最少製作面積:1㎡以上の「ラグ」サイズから、最大60㎡(6m☓10m)のカーペットサイズまで製作可能です。

製品は、「単色(無地)」製作でも、112,000円/㎡・税別という高級品。
 完全オーダー品のため、全製品受注製作納期は約8週間となります。

更に、このカラーチャート色と組み合わせて、FISBAがコレクションしている個性的なパターンをオーダーサイズでお作りすることも可能です

 

2016.8.10.36

ところで、カーペットのオーダーサイズについて、長さについては比較的融通が利きますが、幅に関して言えば、輸送上の理由により一定の制約があります。

国産のカーペットではもちろんですが、海外品のカーペットであっても、今回必要であった幅5.4mのオーダーに対応できるものはほとんどありません。
国内常備品であれば通常、輸送上の都合もあり幅4m以上のものは存在しません。
梱包幅が4mを超えると、一般の配送便では対応しないため「特別便」対応となるためです。

海外メーカーの輸入品でも、幅5mを超えてオーダーできるものが少ない中、FISBAの『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』は、最大幅6m対応となっていました。

今回の事例では、成田空港からの直行便による輸送搬入になりましたが、「舞台」の両端で繋ぎを入れるものの、音楽室のメインスペースを1枚のカーペットで納める事が出来るということで、お客様も快く2か月間の間このカーペットの入荷を心待ちにしていただけました。

余談ですが、運の良いことに、地下とはいえ,現地での搬入が、クレーンなどの特殊重機を使うことなく、人力(とはいえ5人)で行えたことも施工の実現につながりました。
最終的な搬入ができなければどんなに素晴らしい製品でも採用できないのです。
搬入経路が狭く入り組んでいるマンションなどでは不可能な事例でした。

 


『EN VOGUE PREMIUM』で採用する
「ニュージーランド産・メリノウール」について。

 

「メリノウール」とは、メリノ種の羊から採った羊毛のことを呼びます。
紡績された繊維は、羊毛の中で最も細く、シルクのような光沢感と弾力性に富み、そのなめらかな肌触りは衣料品に最適といわれています。

水を弾き、調湿機能に優れているため、一年を通して快適に使えることができることと、燃えにくいという特性があるため、防炎製品としても優秀な素材です。 
 
 
 
 次に、「糸の太さ」は番手やデニール、デシテックスなどで表しますが、ウールなど「繊維の太さ」ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)で表示し、その数字が小さいほど繊維が細くしなやかになります。
 
ニュージーランドメリノは、全世界メリノ生産量の1.5%以下ですが、繊維の太さは12ミクロンから24ミクロンまで(平均繊度は19ミクロン以下)とメリノ種の中で最も細く引っ張り強度に富み毛羽立ちが少ないのが特徴です。

主要生産国オーストラリアの平均繊度(22ミクロン)や、南アフリカ連邦(23ミクロン)と比較して、ニュージーランドメリノはより繊維が細く希少な原料とされています。 

参考までに、毛の細さによって使われる製品用途も異なります。
 
 *  「スーパーエクストラファインメリノ(16.5~17.5ミクロン)」
⇒(用途):超高級スーツ・コート・ドレスなど。
 
* 「エクストラファインメリノ(18.5~19.5ミクロン)」
⇒(用途):高級スーツ・コート・ドレス・ニットウェアなど。
 
* 「ファインメリノ(20~22ミクロン)」
⇒(用途):しっとりとしたセーターやカーディガンなどの高級ニットウェア。
 
* 「ストロングメリノ(22.5~25ミクロン)」
⇒(用途):ざっくりとしたセーターやカーディガンなどの高級ニットウェア。
 
「カーペット」で使用される一般的なウール繊維の太さは38〜40ミクロン程度(1ミクロンは1000分の1ミリ)といわれていますが、FISBA(フィスバ)の「ウール」ラグ&カーペットで扱うニュージーランドメリノは「23ミクロン以下」の衣料品クォリティの繊維をふんだんに使用して超高密度で作り上げています。

 

実際に、FISBA・「ウールラグ&カーペット」が、豊富なカラーバリエーションに加えて、繊維密度の高さという点でも品質が抜きん出ているというデモンストレーションを128配色のサンプルキットを使ってご紹介してみましょう。

 

プラスチックの筒にパイルが詰め込まれているカラーサンプルは1個ずつ取り外すことができ、ラグの組合わせ見本と比較しながらお好みの配色をあてがいカラーコーディネートができます。
サンプルは実際のラグの密度をイメージして作られています。

 

サンプルを逆さに立てると、プラスチック筒の中に詰め込まれているメリノウールパイルの圧縮度合いが観察できます。
画像を拡大してご覧いただければ解りますが、パイルを無理に筒から引き抜いてしまうと、繊維が爆発的な勢いで膨張してしまうため原状回復できません。
繊維の細いニュージーランド産・メリノウールが驚くほどの高密度で詰め込まれています。

 

上質なラグとは繊維の細さとパイルの高密度にありますが、FISBAのラグは指を押し当てて繊維を広げようとしてもご覧の様な超高密度のため、パイルの根元を見ることは勿論、容易に広げることすらできません。

単色「ラグ&カーペット」のパイル高さは9mmですが、繊維が細いニュージーランド産メリノを超高密度で織り上げているため、柔らかな手触りでありながらも、しっかりとした弾力性が得られ、薄いという感じが全くしません。

また、高密度ウールは撥水力が高く、コーヒーなどをこぼしても、すぐに乾いたタオルなどで拭き取れば繊維に液体が吸水浸透せず汚れもほとんど残らないなどの長所を持ちます。
もちろん吸音性や保温性も抜群です。

 

2016.8.10.5
 

「ラグ加工」のバッキングには、ダークグレイのフェルトを使い、表面の美しさを損なわない仕上がりとなっていますが、現場でのジョイントや施工が必要なカーペットの場合は、バッキングなしでオーダーすることもできます(価格は同一)。

ウール「ラグ&カーペット」は、全製品「防炎認定」済みで「床暖房対応」となっていますので、一般住宅から商業施設まで広くお使いいただけます。
 
 
 
「吸音対策」工事
現状回復もできる特殊施工で。
 
2016.8.10.1
 
特殊製品のため前置きが長くなりましたが、このブログは、施工に対するこだわりに共感していただける方のために書いているものですので何卒ご了承ください。
 
エントランスに続く階段を除く「石貼り」のフロアを「ウール・カーペット」で吸音対策をすることになりましたが、間取りがご覧の様に変形ですので、現場での施工調整をして納めることになりました。

写真は、特殊加工で圧縮されたアンダー材(8mm)を下貼りしている様子です。

何故、圧縮アンダー材を使用するのかといいますと、今回の施工では、既存の石貼りフロアを傷めず、将来的には現状復帰も可能な工法で納めているからです。
原状回復のために、石材とアンダー材の固定にはボンドや粘着テープを使用しない特殊工法で納めているので、床は傷つかずに養生された状態になります。
アンダー材とカーペットは専用テープを使って固定して仕上げますし、カーペットのジョイントはアイロン溶接も行って仕上げますので手間の掛かる仕事です。
専門的な話になりますが、手間で言えば一般的な「グリッパー工法」の方がはるかに楽です。
 
 
 2016.8.10.4
 
現地で下準備をしていると、成田からの直行便で、待望のカーペットが届きました。
総勢かかって荷降ろしをすませて、輸送用の包装を外すと、5.4mのカーペットも含めて「ラグ」用の化粧カバー(筒状)で梱包されていました。
 
その後の施工については、企業秘密の技も多いため割愛させていただきますが、トラブルもなく無事に施工終了しました。
 
 

コンサートホールの様な音楽室。

豪華さと「吸音効果」が両立。
 
2016.8.10.11
 
フィスバ メリノウール ラグ&カーペット
 
2016.8.10.19
 
「音楽室」の扉を開けると、ご覧の様に敷き詰められた「レッドカーペット」にリニューアル。

カーペットが入る事により、「階段」・「壁」・「舞台」でレイアウトされている曲線美が更に美しく調和しました。
 
 
 
FISBA メリノウール ラグ
 
2016.8.10.17
 
ゴールドを使った「家具」や「装飾品」も豪華に映えます。
 
 
 
FISBA カーペット
2016.8.10.18
 
カーペットは目にもやさしく、疲れにくいと言われています。
カーペットの繊維には、音の反響だけでなく光の反射も抑える効果があります。
大胆に使った照明の光もソフトに抑えてくれるので、目の疲れを軽減してくれるでしょう。
 
 
 
2016.8.10.20
 
2016.8.10.21
 
「音楽室」全体の反響が抑えられたため、フローリング仕上げの舞台上では快適な「ピアノ演奏」がお楽しみいただける様になりました。
 
 
  
2016.8.10.15
 
フィスバ カーペット
 
 舞台から、サロンに向かっての「声楽演奏」も違和感なしとのこと。
何よりでございました。
 
 
こうして、単なる「反響対策」だけでなく、「部屋の格調」が高められるリニューアルとなり、お客様からも、これからは実際のコンサートホールをイメージした練習ができますとご満足いただけました。
皆様の今後益々のご活躍を願っております。
 
 
 

◆当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 
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ナニック「ウッドバーチカルブラインド」・C型タイプバランスを併用した窓枠内取付事例

2016年08月11日

本日のブログでは、ナニック「ウッドバーチカルブラインド」本体に、オプション「C型タイプ」バランスを併用した窓枠内取付事例をご紹介させていただきます。

ナニック ウッドバーチカルブラインド 事例

2016.8.2.17

注文住宅の完成を控え、お好みの窓周りアイテムを探しに都内のショールームめぐりをされたお客様の目に留まった「ナニック・ウッドバーチカルブラインド」

スタイリッシュな書棚とカウンター下に並ぶ収納扉の縦ラインとの相性が映えるインテリアにおいて、窓辺に爽やかな自然を象徴する「グリーン」を入れたいというご要望が「あり天然木の風合い豊かなウッドバーチカルブラインドが選ばれました。

 

カラーバリエーションは73配色。
「グリーン系」の展開色も充実。

2016.8.2.18

2016.8.2.10

ナニック・ウッドバーチカルブラインドの展開色は73色と豊富です。
グリーン系のバリエーションも充実しておりまして、今回ご主人の目に留まったのが「フォレストグリーン(色番:514)」でした。

 

ナニック ウッドバーチカルブラインド 天付

設置後の様子。
窓装飾のコンセプトは、
窓枠を「木の幹や枝」、ルーバーを「常緑の葉と森林」として、窓全体で1本の樹木と森をイメージするため、ヘッドボックスと開閉調光用のループコードの部品色を「ブロンズ」に指定してコーディネートしています。
ただし、ヘッドボックスにはオプションの「C型タイプバランス」を併用して、全体としてのグリーンの色調を強める必要がありましたので、独自の工夫を加えてた枠内付方法を考えることになりました。

 

 

ウッドバーチカルブラインド
オプション「バランス」仕様の注意点

2016.8.2.12

ナニック「ウッドバーチカルブラインド」では、必要に応じてルーバー同色の化粧板でヘッドボックスを覆うことができる「天井付用」のオプション「バランス」を用意しています。
ヘッドボックスを深さのあるカーテンボックス内に納める場合は必要ない部材ですが、天井付でカーテンボックスが浅かったりボックスが存在しないような場合でもバランス設置部分に「ビス下地」が存在すればに併用することができます。

 

2016.6.18.18.2

2016.6.19.2

参考までに、こちらは、「カーテンボックス内」に『I型タイプ』バランスを天付で併用設置した事例(応用編)の様子。

事例では深さの少ないカーテンボックスに、「縦型」と「横型」のウッドブラインドを連続的に設置しています。
興味のある方は、以下のリンクをクリックしてレポートをご覧ください。
http://mitsuwa-i.com/blog/2016/07/07

 

 

2016.8.2.13

 

ナニック「ウッドバーチカルブラインド」のヘッドレールは、2016年4月末より、新たに開発した『デュラスライド II 型』と呼ばれるメカニカル機構にモデルチェンジされました。
この製品機構の特徴は、最大25m²までの大型窓にも対応した、ヘッドレールの大型化と操作機構の改良にありますが、ヘッドレールの厚み(取付高)が57.5mm、幅が70.5mmと、従来品に比べて大きくなったため、必然的に 金属ヘッドレールの存在感も強調されます。

そのため、化粧材としてのオプション「バランス」を併用する機会も増えて参りますが、新バージョンのオプション「バランス」は、従来品の様に本体と連結できない「独立型」に仕様変更されましたので、現時点ではバランス本体は「天井付」にしか対応していません。
窓枠や壁面への「正面付」に対応した部材が用意されていないため、ブラインドを「正面付」で設置したい状況においては施工が困難になる状況が生まれています。
バランス機構の仕様が「本体接続型」にも対応されるまでは、設置の際にこの注意点を理解して、様々な設置状況を考えた対応が必要になります。

 

2016.8.2.20

ウッドバーチカルブラインド用のオプション「バランス」をオーダーすると、化粧材とはセパレートされた形で付属の「天付用・L型アングル金具」が付いてきます。
説明書には書かれていませんが、アングル金具の取付は、基本的に写真「A」の向きを本体上端に付属ビスで固定して、天井面の穴には下地の状況に応じた長さのビスを使用して固定します。
 
窓枠内に、ウッド・バーチカルブラインド本体とオプション「バランス(化粧板)」を天付でビス止めできるスペースがあれば良いのですが、設置にあたっては127mm以上の奥行スペースが確保されている必要があるため、標準的な100mm程度の窓枠ではバランスを含めた内付が基本的にできません。

そしてこの問題の解決が今回の窓枠内設置におけるこだわりポインでもありました。

 

 

「C型タイプバランス」
窓枠内設置における注意点と必要な工夫

2016.8.2.6

オプション「バランス」についての前置きが長くなりましたが、いよいよ取付の工夫をして窓枠内にウッドバーチカルブラインドを設置することになりました。

基本的に、バランスも含めて窓枠内に製品を設置することはできませんので、独自に補助金具を調達して考える必要があります。
今回用意したのは、バランスを外側に持ち出すための「L型金具」と本体用の取付ブラケットの厚みを調整するための「I型金具」で、ホームセンターを回って適当と思われるものを調達してきました。

 

2016.8.2.7

窓枠内に本体用の取付金具と厚み調整用の補助金具を重ねて設置した様子です。
窓枠内でルーバーが回転できるクリアランスを考慮して本体取付位置を決めますが、窓枠の厚みが100mmあっても、窓の仕様によっては、サッシの縦フレームなどが窓枠内に張り出していることもありますので、「障害物」の有無も考慮しています。

 

2016.8.2.8

ナニック ウッドバーチカルブラインド C型タイプバランス


「L型金具」と「I型金具」を併用して、ウッドブラインドの前面にオプション・バランスを『正面付』設置した様子。

「窓枠上部」の露出は、比較的高所に設置しているためフロア側からは見えにくくなっていますが、高さが低い窓で設置する場合は、この部分が見えてきますので注意する必要があります。

また、「C型タイプバランス」の幅は窓枠の外寸でオーダーしましたが、ご希望に応じて、窓枠を包むオーバーサイズで仕立てても良いでしょう。

左右の化粧材部分は、ヘッドボックスとバランスとの距離を考慮して決めていますので、製品発注の前に納め方と、どういう規格の補助部材を使用するかを決めておく必要があります。

 

ナニック・ウッドバーチカルブラインド
こだわりの「ヒンジ」仕様タイプを決める。

ナニック ウッドバーチカルブラインド ヒンジ Bタイプ分割

2016.8.2.14

無垢材の美しさと塗装を含めた質感が魅力のナニック・ウッドバーチカルブラインド。 
73色のカラーバリエーションを組合わせられる「ルーバー(羽根)」材は、巾90mmのバスウッドです。
 
ナニックでは、衝撃に対する保護と無垢材の反りや曲りなどを防止する独自開発のヒンジ式分割を採用しています。
 
天然木の質感に実用的な機能性とメカニカルなデザイン性をプラスしたこだわりのルーバーは、意匠にこだわりのある建築家や設計士から厚い支持を受けています。 

「ヒンジ分割」のパターンは3タイプ。
従来型の「Aタイプ」に加えて、「Bタイプ」、「Cタイプ」が新たに加わりました。 

 今回採用した、ヒンジタイプは、メーカー推奨の「Bタイプ」です。

 

 

「フォレストグリーン」の映える窓辺。

2016.8.2.15

ナニック ウッドバーチカルブラインド デュラスライドⅡ型

2016.8.2.1

「フォレストグリーン(色番:514)」で演出された「書斎」の窓辺。
取付方法には苦労しましたが、設置されると美しく快適な窓辺ができあがり、お客様からも大変満足していただきました。

 

◆ ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆ 当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリアhttp://www.mitsuwa-i.com/

 

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ウィリアム・モリスの輸入ファブリックを、「ブレイク」スタイルで仕立てる楽しみ方。

2016年08月05日

8月に入り、関東地方は本格的な夏の暑さが続いていますが、この時期のお引越しはやはり皆さん大変そうです。

また、これは一年を通じて言える事ですが、冬の「雪」、梅雨の「長雨」、真夏の「雷雨」、秋の「台風」といった、季節特有の悪天候にお引っ越し日が重なければいいですね(納品ですらそう思いますので)。

さて、本日のブログでは、英国・サンダーソン社製・「ウィリアム・モリス(モリス商会)」デザインのファブリックを各室にご採用いただきました納品事例のご案内です。

コンプトン PR7675/5 カーテン ウィリアム・モリス

マリー・イザベル 203 カーテン

リビング・ダイニングの窓でお客様がお選びいただいた2つのファブリックは、 『コンプトン(Compton)』『マリー・イザベル(Mary Isobel)』の組合せ。

発色の良いグリーン「モケット」素材のソファと、赤とベージュを基調とした敷物との馴染みも良く、それぞれ上質な窓辺になりました。

陽射しによるプリントの褪色防止と生地の保護のために、「綿」裏地を付けていますので、明るい日中にカーテンを閉じても柔らかさと程よい暗さを楽しむ演出効果も得られました。

 

 

作品解説
『コンプトン(Compton)』について。

2016.7.22.16

『コンプトン(Compton)』は、1896年に、ウィリアム・モリスが描いた最後の作品で、ローレンス・ホドソンの邸宅『コンプトン・ホール』のためにデザインされたと言われています。

インドを起源とする木綿地の文様染めである「更紗(さらさ)」としても作られたこの作品は、パターンの規則性にとらわれない不規則柄の絡み合いが特徴ですが、深みのある色柄の美しさにより格調高いインテリア表現で使われることの多いファブリックです。

今回の事例では、『コンプトン』PR7675/5番に、輸入取扱いメーカーであるマナトレーディング推奨綿裏地より『エトフ』11番色を合わせました。

 

 

作品解説
『マリー・イザベル(Mary Isobel)』について。

2016.7.22.17

 『マリー・イザベル(Mary Isobel)』は、ウィリアム・モリスの弟子で、後継者でもある、ジョンヘンリーダールが描いた1890年のデザインです。
 
ファブリックが原型は、オーストラリア(アデレード)に住む「マリー・イザベル」夫人が、モリス商会に製作を依頼した刺繍セットと言われており、作品では、「アカンサス スクロール(渦を巻くアカンサスの葉)」と美しい花をテーマとして描いています。

2016.7.22.12

「マリーイザベル」の展開色は2色ありますが、今回の事例では家具と敷物との相性が良い、203番色に綿裏地(エトフ11)をつけて納めることになりました。
 

 

 

洋室には織物の『ウィローボゥ』を。

ウィローボゥ Willow Boughs 織物 カーテン 230288

2016.7.22.9

洋室には、『ウィローボゥ(Willow Boughs)』の織物生地(230288)をご採用いただきました。


英国・サンダーソン社の『ウィローボゥ』は、プリント生地が余りにも有名ですが、コレクション展開の中で椅子張りなどにも使用できる堅牢な織物生地も展開しています。

ちなみに、織物の『ウィローボゥ』は、国内では川島織物セルコンからもライセンスデザイン版がリリースされていますが、本事例の様に、裾を床に引き擦らせる「ブレイク」スタイルで窓を表現する場合などは、オリジナルデザインの方が風格が良いと言われる場合もございます。


オリジナルの輸入ファブリックの組成は混紡繊維のため、ドレープのヒダを規則的に表現させる「形態安定加工」に対応しませんが、「ブレイク」などのルーズ表現が映えるインテリアや、比較的幅の狭い窓などでは個性的なファブリック表現をお楽しみいただけます。

 
フジエテキスタイル リノ WF1504NW
 
ちなみに、今回全窓でコーディネートしたレースは、フジエテキスタイルの『リノ』より、インド産の麻特有のナチュラルな発色と手触りが印象的な、色番:WF1504NWです。
 
柔かい生地なので、カーテン同様にブレイクさせた裾表現での組み合わせをお楽しみいただけます。
 
 
2016.6.15.9 

毎回感じることですが、モリスの生地は、色柄はもちろん、お客様の求められるインテリアシーンによって様々な組合せができるのが特徴です。
お打合せの際は、店内の縫製サンプルや生地ブックを駆使しておうかがいさせていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。

  

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

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傾斜壁のある「寝室」窓での「バーチカルブラインド(オーバーラップ)」納品事例

2016年08月03日

窓の上部が「傾斜壁」になっている「寝室」窓に、窓枠・正面付でバーチカルブラインド』をスッキリと納めた事例紹介です。

2016.8.1.3

雨戸のない窓や午前中の陽当たりの良い窓であれば、 「寝室」= 「遮光生地」と連想される方が多いかと思いますが、規則的な生活リズムで起床される「朝型」のお客様などの中には、次第に生地が明るみを帯びる中で自然に目覚めるのが理想的とおっしゃられ、実践されているお客様も多くいらっしゃいます。

眩し過ぎるのは困るが、自然な目覚めにいざなってくれる生地の色については好みが分かれるところでして、単純に分けて以下の2案でご相談をいただく事が多いです。

① 遮光でなくても良いが、家具やインテリアに合わせた配色の生地。
② シンプルな内装と自然に調和する、明る目の生地。

 

「寝室」に合った明るい生地選びの工夫。

2016.8.1.7

今回は、お客様とのヒアリングの中で、部屋の「内装」と空間の「陰影」に同調する生地にしたいとの結論に至りましたので、「白系」に併せて、陰影との馴染みの良い「ライトグレイ系」の生地をご紹介させていただきました。

 

2016.8.1.11

今回ご採用になった生地は、TOSO(トーソー)のバーチカルブラインド「デュアル」収録の生地より、陰影の出方が一番緻密で美しいと感じられた『コルトマニッシュ』のライトグレー(TF-4352)です。

「ライトグレー」とはいえ、朝の陽ざしを浴びると、色は淡く「アイボリー」風の印象になり、ホワイトの様に眩しすぎない程よい生地の光り加減になります。
なお、この明る目の生地を「寝室」でご提案するサポート機能として、オプションの「オーバーラップ」タイプをご紹介させていただきました。

 

2016.8.1.9

「オーバーラップ」タイプというのは、100mm幅のルーバー仕様に対応している製品バリエーションの1つです。
生地の分量を増やし、ルーバーの間隔を狭める事によって、生地同士の重なり幅を通常品の「1cm」から「3cm」に増やすことができます。
これにより、日光の直射を軽減し、ルーバーの重なりによって生じる生地の陰影を豊かにする効果が得られるため、明度が高めの生地であっても眩しさを抑える事ができます。

 

2016.8.1.10

納品後のオーバーラップの様子です。

キメの細かい生地の特性が活かされて、明るさの中に自然な陰影のグラデーションが生まれました。
3cmのオーバーラップ効果もしっかり発揮され、日光の直射を抑えた遮閉性の良い「寝室」用のバーチカルブラインドにカスタムアップすることが出来ました。

 

自由な開閉と換気に配慮した、
「両側バトン操作」を併用。

2016.8.1.5

「子供部屋」の窓は主寝室より幅が狭かったのですが、同じ製品仕様で納めています。

2016.8.1.4

窓の中央がFIXで左右から開閉換気をする窓でしたので、製品にもこの条件を満たす機能性を考えました。

 

2016.8.1.8

オプション仕様の「両側バトン」操作でオーダーすると、フレキシブルな開閉調光を行う事ができます。

 

2016.8.1.6

日中の調光と換気の連携もご覧のとおり。
中央はFI窓なので、強風であってもブラインドのルーバーは窓ガラスに守られバタバタしません。
網戸を活かした快適な換気も可能です。

 

以上、本日は窓の上部が「傾斜壁」になっている「寝室」窓でのバーチカルブラインド』納品事例をご紹介させていただきました。

※「遮光」の生地での対応もございますので、「夜型」のお客様もお気軽にご相談ください。

 

◆『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

 

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