Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

「ジョーゼット」レースカーテンの魅力と特徴。横使いジョーゼットのおすすめ生地。

2024年10月10日

レースカーテンで使われる
「ジョーゼット(Georgette)」について。

本日は、レースカーテンで使用される「ジョーゼット(Georgette)生地のお話です。

ジョーゼット(Georgette)とは、タテ糸・ヨコ糸の双方に強く撚りをかけた(強撚糸)平織りに、「ちりめん」状のシボ感(シワ)を出す収縮加工加えた、薄く、軽く柔らかな特性がある織物で、服飾用の生地として知られています。

20世紀初頭のフランスで、ドレスメーカーを営んでいたジョーゼット夫人 にちなんで名付けられたジョーゼットは、もともと絹を使った生地でしたが、現在は綿やレーヨン混紡、ポリエステル100%の合成繊維で作られる生地などが存在します。

 

レースカーテンで使用されるジョーゼットの場合、基本的には日光(紫外線)にさらされ、寒暖・湿度の変化が大きい窓辺で使用されるため、耐光性、耐久性、寸法安定性、ウォッシャブル性に優れるポリエステル100%素材が使用されます。

特に大開口の窓を覆う生地量を必要とする反物の製造過程においては、寸法安定性と生地精度は服飾用品以上にシビアになりますが、強撚糸の平織りに収縮加工を加える工程はより難易度が高く、製造技術上の理由で市場に流通しているジョーゼット生地の主流は生地巾150cm程度が限界(※ヨコ使い生地については後述)とされていました。

 

「ジョーゼット」に求める、風合いと機能。

ジョーゼットは、「ボイル」、「オーガンジー」との比較でよりも柔らかくドレープ性にみ、「ふわふわのレース欲しい」といったご要望にはうってつけの素材ですが、反面、透過性においては前者よりも透け感を抑えた印象になります。

当社では5社・7アイテムの縫製サンプルを実際の窓辺でご覧いただける展示をしておりますが、生地の厚み、手触り、透け感には結構違いがあるのがわかりました。

 

フジエテキスタイル ハクボ PF1438 ジョーゼット 価格 比較

 

上の展示は、生地巾約150cmの縦使い生地での比較ですが、印象として、価格が手頃なジョーゼットは手持ち感が平面的でやや硬い印象になり、高級ジョーゼットは透け感が抑えられる反面、柔らかな手触りが際立つ感じがいたしました。

 

幅広の窓におすすめ。
横使いの「ジョーゼット」。

最近になって製造技術の進歩と開発の挑戦により、幅広の窓で継ぎ目のない(シームレス)レースカーテンが仕立てられる「横使い生地」ジョーゼットを見かける様になりました。

本日のまとめとして、国内で流通している横使いジョーゼットのおすすめBEST3をご紹介して結びとさせていただきます。

 

マナトレーディング ジョーゼット 横使い 取扱店 価格

国内で販売されているレース用の横使い「ジョーゼット」で最も高品質と言われているのが、マナトレーディングの ⇒『ジョーゼット』で、その意匠性、機能性の高さから一般住宅から商業施設まで幅広く採用されています。

イタリアのメーカーによるジョーゼット・クレープタイプの広巾防炎シアーで、素材に 原料である高分子そのものを合成反応の段階から燃えにくい性質にして紡糸している  難燃ポリエステルを使用しており、防炎加工を要せず、より軽やかで柔らかな生地感と美しいドレープ性が得られます。

またジョーゼットの特徴と言える生地面の「シボ(シワ模様)」も豊かで、高密度の織りは遮熱レースとしての機能認定も受けています。

 

 

フジエテキスタイル フォグライト PF1850 横使い ジョーゼット 取扱店 価格

次にご紹介するのが、フジエテキスタイルの横使いジョーゼット  ⇒「フォグライト」FA1850 です。

スウェーデン在住のテキスタイルデザイナー・森山茜による5配色のカラーデザインは、生地が溜まり、重なり合うことでその色味を感じるのが特徴で、違う色を重ねてもうっすらと色味に変化が現れます。

リサイクル糸100%を使用して防炎機能も持ちますが、ジョーゼットによるドレープ性にも優れており、同社が取扱う縦使い(151cm巾)生地の「ハクボ」FA1438と並ぶ人気生地となっています。

 

サンゲツ AC2577 横使い ジョーゼット 取扱店 価格

最後にご紹介するのが、サンゲツの横使いジョーゼット ⇒AC2577です。

こちらは生地にしなやかなドレープ性を持たせる減量加工を施したジョーゼットシアーで、ややリネン(麻)ライクな風合いと透け感の良さが特徴です。

 

以上、本日は、「ジョーゼット」レースの持つ魅力と特徴について、ご紹介をさせていただきました。

こちらのレースは、店内でご覧いただくことはもちろん、採寸時に実際の窓辺でご覧いただくこともできます。

詳細はお気軽にご相談ください。

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com

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吹抜け窓(高窓)での「FUGA」電動調光ロールスクリーン採用事例。

2024年10月08日

FUGA 電動 調光ロールスクリーン LD 吹抜け窓 事例 

こちらは、WIS『FUGA』調光ロールスクリーンの組合せ採用事例です。

 

ダイニング側窓のフロア側は窓枠内の納めで手動製品を2分割で納めることになりましたが、西日の入る吹抜け窓は窓全体を覆う壁面付で2分割の電動製品を設置することになりました。

 

FUGA 電動 調光ロールスクリーン 電源 コンセント

現行仕様の電動『FUGA』・エコリモ ACモデルでは、製品発注時にオプションの「連結仕様(インナー配線)」「渡り配線」を追加することで複数台の製品を1つの電源で連動させることができます。

事例の場合、吹抜け側に電源となるコンセントが用意されていませんでしたが、電源コードを延長してオーダーすることでフロア側のコンセントを使用することができました。

 

FUGA  調光ロールスクリーン アドバンスコレクション 西日

今回の採用生地は、白を基調とした内装でインテリアをまとめたいというお客様の要望から、採光生地「Advanced Collection(CLEAR)」オフホワイト(AC-1303)をご採用いただきました。

 

FUGA アドバンスドコレクション カラー

ミツワインテリアでは「Advanced Collection」の収録生地を現地でご確認いただける現物で用意しておりますので、カラーコーディネートで迷われている場合はお気軽にご相談ください。

 

後に、電動操作の様子を動画でご案内させていただきます。

以上、本日は吹抜け窓での電動調光ロールスクリーン採用事例をご紹介させていただきました。

ミツワインテリアでは、東京・神奈川エリアでの出張対応を行っています。

ご来店予約・出張依頼のご相談はお電話または以下のお問合せフォームよりお願いいたします。

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

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https://www.mitsuwa-i.com/

 


 

***関連情報***

◆ 高所・吹抜け窓での手動調光ロールスクリーン採用事例。

 

 

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英国調インテリアでのファブリックと壁紙のリニューアル事例。

2024年09月10日

ブラックトーン カーテン 事例 ウイリアムモリス

アーチ型 間仕切り 壁紙 施工

こちらは、英国風・注文住宅での内装と窓回り品のリニューアル事例です。

 

ブラックトーン カーテン ローマンシェード 事例

 

リビング・ダイニングの壁紙には、英国王室御用達ブランドとして知られる・Cole&Sonの輸入壁紙に貼り換え、窓回り品にはウイリアム・モリスのファブリックをご採用いだきました。

広い空間で使用すると一見して無地調に見えるダイヤモンド格子柄の壁紙が上質な空間を作り大柄のファブリックを引き立てています。

 

小空間の水回りは個性的な輸入壁紙で

洗面所 輸入壁紙 施工事例

続いて水回りの壁紙リニューアルでは個性豊かな柄物の輸入壁紙をご採用いただきました。

洗面所では、スウェーデン・サンドバーグ(SAND BERG)社のクラシック柄をご指定いただき、落ち着きのある上質な空間をつくりました。

 

トイレ 輸入壁紙 デザイナーズギルド 事例

1階のお手洗いでは、英国・デザイナーズギルドのモノトーン柄を採用し、ゴールドのアクセサリーを組合わせました。

 

トイレ クラシック科壁紙 事例

2階のお手洗いには、洗面所と同じスウェーデン・サンドバーグ(SAND BERG)社のクラシック柄とアクセサリーの組合せで格調高い空間作りをいたしました。

 

当社の強みは、窓回りと内装リフォームの全般の提案施工を、経験豊富な専任スタッフが一貫して行える点にあり、お客様のこだわりを全力でサポートさせていただきます。

 

 

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https//www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

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タワーマンションでの西日対策。FUGA・電動調光ロールスクリーン「エコリモ」ACモデル納品事例。

2024年09月07日

WIS FUGA 電動調光ロールスクリーン タワーマンション 事例

FUGA 電動調光ロールスクリーン 遮光 タワーマンション 事例

こちらは8枚のFIX窓で構成されるタワーマンションのL字コーナー窓に電動の調光ロールスクリーンを採用いただいた納品事例です。

お客様とはマンション竣工の1年前より窓回りの打合わせを進めておりましたので、ご入居のタイミングを見越した新製品のご提案をすることができました。

 

調光ロールスクリーン『FUGA』
エコリモ・AC電動式の特徴と魅力。

 

今回ご採用いただいた製品は、WISの人気商品である調光ロールスクリーン『FUGA』の電動モデルより、昨年新しくなったエコリモ・AC電動式です。

こちらの製品、お打合せを始めた一昨年末の段階ではDC電動式(※充電式)のみの展開となっていましたが、ご入居の時期に合わせて当時発売を控えていたAC電動式で打ち合わせを進めることができました。

 

電動調光ロールスクリーン 西日

エコリモ チャンネル設定 

新型「エコリモ」のリモコンでは最大16台の製品を個別、一斉操作することができ、別途設定で最大6グループの設定にも対応しています。

本事例では1~8chの個別操作に加えて、コーナーから左側5面の西側窓を「グループ1」、右側3面の北側窓を「グループ2」に追加設定いただくことで、方位と日照時間帯を考慮した調光に対応させています。

FUGA「エコリモ」のリモコンの通信方式は、指向性を持たないRF(電波)方式の短距離無線通信規格の1つであるZigBee(ジグビー)方式を採用しており、一定方向への指向性しか持たない赤外線方式の課題となる大開口窓、多角形窓での操作性の弱点をクリアしています。

また、専用オプションデバイスの併用でスマートフォンやスマートスピーカーを介したIOTにも対応しています。

 

エコリモ・AC電動式
【連結仕様】を使った配線計画

 

 

続いて『FUGA』エコリモ・AC電動式の新機構である、オプションの連結仕様を使うことで、コンセントが少ない環境での複数台操作にも対応しています。

最大16chの個別操作に対応するFUGAのエコリモ・AC電動式では、1つのコンセントで最大16台の製品を個別・一斉操作させることができるため、例えばカーテンボックス内に専用コンセントを用意できない場合でも、製品側の電源コードを延長して、付近のコンセントを利用するといった導入も可能です。

 

FUGA 調光ロールスクリーン 連結仕様

本事例では、事前にカーテンボックスの両端に専用コンセントをご用意いただいたことで、コーナーを挟んだ左右の窓をそれぞれ連結仕様で納めています。

FUGAの連結仕様では電源コードの長さだけでなく、製品間をつなぐ電源分岐コードの長さも必要な長さにオーダーメードできるため、細かく方立で区分される窓枠内の設置であっても必要最小限の配線を使用した納めが可能です(※他社の連結仕様に対応する電動製品では、電源コード及びが電源分岐コードが規格サイズとなっているため、不必要に長く余剰コードがでることが多いです)。

 

調光ロールスクリーン コーナー 窓

こちらのコーナー窓の角度は110°で、方立内に製品を設置することでコーナー部からの光漏れを軽減し、カウンター窓を広く使うことができる納めを目指しましたが、方立覆うことで方立の存在感を軽減させたい場合や、2スパンの窓を1台の製品で覆いたい場合は方立の外側に設置する納めとなります。

 

西日による暑さ眩しさ対策が必要な窓でしたので、遮光(BLACKOUT)のカラーアイテムより窓枠との相性が良い人気色のアイボリー(FA-190)に、オプションの「防炎」加工と、防汚に加え・消臭・抗菌・抗ウイルスの付加機能を持つ「エコキメラユニ」加工の組合せでご採用いただきました。

 

最後に納品後の動画のご案内です。

以上、本日はタワーマンションでの西日対策を踏まえた窓回りに、FUGA・電動調光ロールスクリーン「エコリモ」ACモデルをご採用いただきました納品事例をご案内させていただきました。

 


 

***編集補足 ***

FUGA・「エコリモ」IOT対応モデル
展示品をご用意

FUGA 調光ロールスクリーン エコリモ AC電源モデル DCモデル(充電式) 比較

 

2019年の発売以来、日本全国の様々な生活・商業シーンで採用されている電動『Eco Rimo(エコリモ)』ですが、2023年のモデルチェンジでは、Iot対応のオプション機器であるZiGBeeのモーターデバイス(※オプション)を中継してWifiに接続することで、室内はもちろん屋外からもスマートフォンをリモコンの代用として使用することができる様になりました。

⇒ FUGA 「エコリモ」Iot対応最新モデル(特集)

 

FUGAの最新電動モデル・『Eco Rimo(エコリモ)』では、100Vコンセントを使用する「AC電源モデル」と、窓周りに専用コンセントの無い環境でも使用できる「DCモデル(充電式)の2種類をご用意しています。

「AC電源モデル」は1つの電源(コンセント)から複数台の製品を個別・一斉操作できる連結使用にも対応。

充電式の「DC電源モデル」は、手動タイプと同一のヘッドボックスを採用したヘッドレールの互換性を利用しているため、現在ご使用中の手動製品をDC電源モデルにバージョンアップすることも可能です。

 

◆ FUGA「電動・エコリモ」AC電源モデル、DCモデル(充電式)展示品動画。

ミツワインテリアでは、東京・神奈川エリアでの出張対応を行っています。

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ニチベイ『アルペジオ』のバックレーススタイル。展示品のご紹介とセンターレーススタイルとの違いを解説。

2024年08月01日

本日ご紹介させていただく製品は、2020年5月よりニチベイ・バーチカルブラインド『アルペジオ』の新仕様に加わった「バックレーススタイル」で、2024年6月には製品バリエーションも増え同社の売れ筋商品の1つになっています。

 

『アルペジオ』には、発売以来20年を超えるロングセラー製品の「センターレーススタイル」存在していることから、2つの製品特性を比較しながらご紹介をさせていただきます。

というのも、最近お客様から「バックレーススタイルとセンターレーススタイルと比較した様々な違い、長所と短所がいま一つ理解しづらい」といったご質問いただくことが増えてきたのです。

個人的にもそれは感じていて、改めて両者の違いと注意事項を整理してみたのですが、確かに「バックレーススタイル」には「センターレーススタイル」にない魅力的な意匠と機能が存在する反面、正しく理解しておきたい注意点や「バックレーススタイル」ならではのデメリットがいくつか存在するため、商談にあたってはマイナスになる特性を含めた説明が不可欠となる製品だと思っています。

以下に更新情報を含む注意点をあげながら「バックレーススタイル」と「センターレース」の比較を当社展示品を交えてご紹介させていただきますので、製品選定にあたっての参考資料としていただければ幸いです。

 


 

「バックレーススタイル」の機能と特徴。

ここからは「バックレーススタイル」のおもな機能と特徴についての解説です。

 

バックレーススタイル センターレーススタイル 重なり

「バックレーススタイル」とは、1つのキャリアに不透明ルーバーとレースルーバーをL字に取り付けることで遮蔽と採光をコントロールできるスタイルで、「センターレーススタイル」と違って、不透明ルーバーを垂直にした場合にレースが窓と水平になってフラットな視界が得られる点と、不透明ルーバーを全閉した時にレースを完全に隠すことが出来る意匠性の良さが製品のセールスポイントですが、以下のメリットとデメリットを正しく理解したうえでの採用をお勧めいたします。

 

「バックレーススタイル」のメリットとデメリット。

ニチベイ アルペジオ バックレーススタイル 右操作 左操作 違い

「バックレーススタイル」独自の特徴である、1つのキャリアに2つのルーバーをまとめている機構では、寄せたときの畳み代を「センターレーススタイル」より片開きで約30~40%減少せられるメリットがあります。

 

ただし、この構造にはデメリットも存在していて、1つのL型キャリアに不透明ルーバーとレースルーバーを90°(直角)に固定させている構造上、「センターレーススタイル」の様に不透明ルーバーを左右180°に回転(調光)させることはできず、右側または左側どちらか90°の回転(調光)に制約されている点が重要なチェックポイントとなります。

こう説明すると、理解が混乱してしまうお客様に配慮して当社では、右側90°回転の模型(※ループコード式)と左側90°回転の模型(※バトン式)を用意して、実際の窓辺で調光イメージの相違を確認いただく様にしています。

 

バックレーススタイル 時計回り 90°

 

デモンストレーション操作①
まずこちらは「バックレーススタイル」の不透明ルーバーを垂直状態から反時計回りに90°回転、シースルールーバーを時計回りに90°回転させる調光仕様のイメージです。

調光時に製品向かって右側からシースルーの眺望を得たい場合には逆の操作仕様を指定する必要があります(※それにより左側からの眺望が失われます)。

 

バックレーススタイル 反時計回り 90°

デモンストレーション操作②

続いてこちらは「バックレーススタイル」の不透明ルーバーを垂直状態から時計回りに90°回転、シースルールーバーを反時計回りに90°回転させる調光仕様のイメージです。

調光時に製品向かって左側からシースルーの眺望を得たい場合には逆の操作仕様を指定する必要があります(※それにより右側からの眺望が失われます)。

この様に、ルーバー回転角度が左右いずれか90°に限定される制約を伴う「バックレーススタイル」の採用にあたっては、視界を得たい側、陽射しやプライバシーを遮りたい側といった事前の希望を決めた上で調光仕様を決定することが大切ですが、左右180度の自由な開閉を得たい場合は後述の「センターレーススタイル」の検討をおすすめしています。

 

 

「バックレーススタイル」
2種類のルーバータイプ。

続いて「バックレーススタイル」の製品バリエーションですが、従来の「100mm(不透明)×100mm(シースルー)」ルーバー同士の組合せに加え、2024年6月より新たに「75mm(不透明)×75mm(シースルー)」ルーバー同士の組合せが加わりました。

 

こちらはバックレーススタイル・【75mm(不透明)×75mm(シースルー)】の展示品(※ループコード&バトン式)で、従来からある【100mm(不透明)×100mm(シースルー)】の設置に必要な奥行きが180mmであった点を考慮して、一般的なカーテンボックスに納められる(※奥行き140mm程度)製品となっています。

 

バックレーススタイル 展示品 取扱店 ニチベイ アルペジオ

バックレーススタイル・「100mm(不透明)×100mm(シースルー)」の展示品では、ループコード式(写真右)とバトン式(写真左)の2種類を用意しています。

 

バックレーススタイル 必要 奥行き 

 

上図にも示していますが、100mmタイプの「バックレーススタイル」採用にあたっては18cm以上の有効奥行きを確保できる設置環境が必要で、標準的なカーテンボックス(※15cm程度)や窓枠内(※10cm以下)での設置が難しく、壁面への正面付もしくは障害物となるボックスの前垂れがない天井付での採用を想定した位置づけの製品になっています(※ただし、スペーサーの併用でボックス内での採用が可能になる場合があります)。

 

 

バックレーススタイル
レース生地のバリエーションを比較

「バックレーススタイル」で採用できるシースルーの組合せは、100mmルーバーに対応する透過性の高い『ベーネ』と、遮熱とプライバシー性に配慮した『ミラーレース遮熱』に加えて、75mmルーバーにも対応する遮熱生地の「ルーテ遮熱」の3種類があり、当社展示品ではそれぞれのレースの見え方を比較検討いただくことができます

 

    

ニチベイ アルペジオ バックレーススタイル ベーネ

『ベーネ』は、「バックレーススタイル」100mmルーバーの標準仕様レースで、霧のような柔らかなベールをまとう透け感が特徴です。

透け感重視で景色や光を柔らかく取り込みたい窓におすすめのシースルーです。

 

ニチベイ アルペジオ バックレーススタイル ミラーレース遮熱

『ミラーレース遮熱』は、「バックレーススタイル」100mmルーバーのオプションレース(※+10%価格加算)で、透け感を保ちながら遮熱と日中のプライバシー対策が必要な窓におすすめのシースルーです。

 

ルーテ遮熱 バックスレーススタイル 75mm シースルー

『ルーテ遮熱』は、「バックレーススタイル」75mmルーバーに唯一対応するレースで、高いUVカット機能と遮熱性を合わ持ったシースルーです。

 

以上が、当社展示品紹介を交えたバーチカルブラインド「バックレーススタイル」の特徴解説ですが、参考までに関連製品となる「センターレーススタイル」のご紹介も加えておきますので、ご興味のある方は比較検討の資料として以下の解説をお目通しください。

 


 

関連製品

比較製品の「センターレーススタイル」を解説。

 

これまで長々と「バックレーススタイル」の解説をしてきましたが、最後に「センターレーススタイル」の特徴と解説を展示品でご案内しつつ本日のブログをしめくくろうと思います。

 

センターレーススタイル 必要 奥行き 

「センターレーススタイル」は、製品仕様にもよりますが、100mm不透明ルーバーを使用した製品であれば120mm程度の有効奥行きがあればカーテンボックスにも設置が可能(※125mm不透明ルーバーの場合は140mm程度)、製品の手前側に障害物の無い窓枠内付であれば80~90mm程度の有効奥行き(※125mm不透明ルーバーの場合は110mm程度)でも設置することが可能な製品です。

 

ニチベイのロングセラー商品として知られる「センターレーススタイル」は、100mmの不透明ルーバーに85mmのセンターレースを斜めに挟み込んだ構造が基本スタイルですが、現在は125mmの不透明ルーバーに100mmのセンターレースを組合わせた仕様や100mm同士の不透明生地とセンターレースを組合わせた「ミニマル仕様」も加わった幅広い展開となっています。

レース用のキャリアは不透明ルーバーの回転に合せて動くことしかできない仕組みになっていますが、そうすることで不透明ルーバー用のキャリアを左右180°回転操作できる機能性が「センターレーススタイル」の大きな魅力となっています。

 

注意点としては、「バックレーススタイル」の不透明ルーバー全閉時に、レースが完全に隠れるのに対して、「センターレーススタイル」の不透明ルーバー全閉時では、全体の40%程度レース生地が見え、不透明生地とレースの色調を合せない場合はツートーンになるという特性があります。

これまでの販売実績の中では、レースの色を不透明生地や遮光生地に合せるのではなく、ツートーンカラーになってもいいのでレースは白で自然な採光と視界を得たいというお客様が7割以上という印象ですが、夜間はレースの存在を消したいという様なご要望に対しては今後「バックレーススタイル」をお勧めしようと思っています。

 

続いて、直線窓以外での納め方について、シンプルなキャリア構造を採用している「センターレーススタイル」の場合は、コーナー窓での採用も可能で、入隅や出隅コーナーが多いマンションなどでの採用が可能です。
※事例: https://mitsuwa-i.com/blog/2020/02/12

 

バックレーススタイル 展示品 取扱店 ニチベイ アルペジオ

センターレーススタイル 仕組み コーナー窓

対して、「バックレーススタイル」の場合は、1つのL型キャリアに2枚の生地を取付けているため、「センターレーススタイル」の様にコーナー窓で使用することを想定した設計にはなっていません。

 

バックレーススタイル コーナー窓 ブログ

ルーバーの回転を妨げない必要最小限の間隔を確保した場合でも、L型キャリアの構造により、コーナー部分のレース間隙間が生じたり、不透明ルーバーを全閉にした場合、コーナー部分の1枚はバックレースの露出になるなど、構造上の不具合が生じてしまうのです。

 

以上、本日はニチベイ『アルペジオ』「バックレーススタイル」のご紹介をロングセラー品である「センターレース」との比較を交えてご案内させていただきました。
お客様にとって好ましいと思われる製品はどちらでしょうか。

どちらを選べば良いかを決め兼ねるという場合は、展示品を使ったご案内をさせていただきますので、ご来店、あるいは現地出張依頼などお気軽にご相談いただければ幸いです。

 

◆ 『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

 

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