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バーチカルシェード『Suave(スアベ)』展示品紹介と採用前の注意点。吹抜窓を含むLD窓での採用事例。

2019年11月28日

バーチカルシェード Suave スアベ WIS 事例 ブログ

スアベ バーチカルシェード レース

Suave スアベ 片開き たたみ代

本日は、バーチカルシェード『Suave(スアベ)』の展示品紹介と吹抜を含むリビング・ダイニング窓での納品事例をご紹介させていただきます。

とても個性的・魅力的な製品ですが、ご採用にあたって事前に押さえておきたい注意点もありますので、そういった説明を含めたご案内となります。

 

 

バーチカルシェード・『Suave(スアベ)』について。

最初にバーチカルシェード『Suave(スアベ)』の実物を見たのは、2018年・東京ビッグサイトで開催された、第37回「JAPANEX(インテリアトレンドショー)」での出店企業ブース。

当社でのヒット商品にもなっている調光ロールスクリーン『FUGA』を製造する株式会社WISの出店ブースの参考展示品としてスアベが出品されていました。

バーチカルブラインド(縦型ブラインド)という用語は、窓回り品を探されている消費者の認知も高いですが、「バーチカルシェード」という用語はスアベ発ですので、新しい分類の製品となります。

 

製品の特長を一言で言うと、「スアベは、レースカーテンの持つしなやかさと採光性、調光ロールスクリーンの持つ機能性を縦型ブラインドに組み合せた窓回り品」ということになります。

 

 

『Suave(スアベ)』の展示品をご用意。
昼夜の調光とプライバシー性を確認。

バーチカルシェード Suave スアベ 取扱店

バーチカルシェード Suave スアベ 展示品 東京 神奈川

ミツワインテリアはバーチカルシェード『Suave(スアベ)』の取扱店で、東京・神奈川エリアでの販売に対応しています。

Suaveとは、スペイン語で“しなやか”という意味で、その名の通り、縦型ブラインドというよりもしなやかなレースカーテンを窓にかけているような美しさがあり、
さらに1枚ずつ独立したルーバーを回転させて、センターレーススタイルのバーチカルブラインドを思わせる採光とプライバシーのコントロールが行えるという機能性を併せ持っています。

スアベをお買い求められるお客様は圧倒的に女性が多く、ボイルレースの3倍ヒダに相当する細やかなレースの曲線と、不透明生地との組合せで生じる光の陰影が窓辺を演出する様は優美です。

スアベの最大製作対応サイズは現在幅:3000 × 高:3000 までで、この範囲内であれば「片開き」または「両開き」の指定が可能です。
幅3mを超えるマンションなどの大開口窓での導入は難しいですが今回の窓形状では採用することができました。

 

スアベのルーバー(短冊)形状は、およそ32cm幅で、製品幅W200cmの窓の場合25枚のルーバーを使用します。

9.5cm幅の不透明生地に13cm幅のシースルー生地(レース)が挟まれた構造をしており、これを「Uの字」状に専用レールへ掛けることでヒダ間隔: 約8cmの3倍ヒダレースの形状になる仕組みです。

 

レース部は程良い透け感とプライバシー性を併せ持っており、例えば間仕切りの様に室内で使った場合の透け感はこの程度ですが、、、

 

バーチカルシェード Suave スアベ プライバシー 見え方

屋外の景色が映り込みやすい窓ガラスをスを通すともう一段階プライバシー性が上がります。

レースをメインで使った際に、ミラーレースや写像レース並みの強いプライバシー性を求めないお客様にスアベは向いているかもしれません。

 

バーチカルシェード Suave スアベ 調光

そしてルーバーを左右に傾けることで不透明生地部分が優勢となり視界を遮ります。

U字型ルーバー構造のため、短冊構造のバーチカルブラインドよりルーバーの遮蔽性は落ちますが、高レベルの遮蔽性が得られます。

 

こちらは、夜間の室内でスアベのルーバー向きを正面から左右に切り替えたイメージ。

 

バーチカルシェード Suave スアベ 夜間 屋外 見え方

バーチカルシェード Suave スアベ 夜間 プライバシー

続いて、夜間の見え方を屋外から確認するとこの様な感じです。

『Suave(スアベ)』の不透明生地は遮光ではありませんが、シースルーから切り替えることで高いプライバシー性を得ることができます。

 

バーチカルブラインド バーチカルシェード 比較

当社ではバーチカルブラインドの「センターレース スタイル」と並べてバーチカルシェード『Suave(スアベ)』を展示することで意匠性、機能性の比較を判り易くしています。

また、店内展示品と併せて『Suave(スアベ)』の携帯用展示品も用意しており、必要な場合はお打合せ先の窓辺で透過性、プライバシー性の確認をしていただくことも可能です。

 

 

現地お打合せと『スアベ』施工上の注意点。

今回、バーチカルシェード『Suave(スアベ)』を納品させていただいたこちらの窓。

開口幅一間半(※W2.7m × H2.3m)の窓が上下左右に3か所並び、天井高も5m超ありましたので、今回は移動式「ローリングタワー」を導入して設置することになりました。

 

ローリングタワー バーチカルブラインド 高所

これは別事例で使用した移動式足場「ローリングタワー」設置イメージで、今回も同じものを使用しています。

ローリングタワーは、バーチカルブラインドなど幅広製品を高所で設置する場合に使用します。

スアベの設置は、引渡し前の窓や室内が粉塵で汚れている工事中は不適ですので、少なくともハウスクリーニング終了後に行うことが推奨されています。

 

 

参考までに、バーチカルブラインドの様に生地自体が硬く張りがあり皺になりにくい短冊ルーバーの場合、ルーバーが巻かれた状態で梱包(※一部輸入品を除く)されている製品が多く、現場で扱いやすいコンパクト形状になっています。

また、ハウスクリーニング前の納品が必要な場合でも、緊急避難的にルーバー部分を養生しても生地にしわが付きにくいですが、生地が柔らかいスアベの場合、そういった対応はできません。

 

ルーバーを「Uの字」状に折り曲げて取付けるスアベの生地幅は32cmと広く、張りのある不透明生地と柔らかいレース生地の組み合わせでできているため、梱包出荷の際にカーテンの様に折り畳んだり、バーチカルブラインドの様に巻いて梱包することはできません。

基本的にルーバーは折ったり巻いたりせず平積み梱包として、輸送中にできるだけレース部分に皺ができないようになっています。
生地取付の際も平置き状態のまま、1枚1枚丁寧に取付けます。

また、梱包の箱体自体がかなり大きいので、製品高が2.5mを超える場合は居室までの搬入経路確認が必要になる場合があります。

以上の理由により、スアベの納品は新築物件・リフォーム物件を問わずハウスクリーニング完了後に実施することをお勧めいたします。

 

 

取付方法について

スアベの設置方法は、「天井付」「正面付」を選択することができ今回は、天付用ブラケットを使用した天井付で納めています。

 

窓枠内の有効奥行がD:95mmでしたが、手前側に張り出す生地に対する障害物がなかったため、製品奥行サイズ155mmのスアベを設置することができました。

「カーテンボックス」に設置する場合の推奨クリアランス(D:奥行)は、D175mm以上で前後の干渉が避けられるため有効奥行18cm以上のカーテンボックスであれば設置環境として理想的です。

 

バーチカルシェード Suave スアベ カーテンボックス 設置

ちなみに、一般的な新築マンションなどで用意されているカーテンボックスの奥行きはD:150mm程度が主流のため、スアベをゆとりをもって設置するには20~25mm程度クリアランスが不足していますが、ボックスの深さが48mm未満の浅型であればルーバーとの干渉を避けて使用することができます。

 

バーチカルシェード Suave スアベ スペーサー

また浅型カーテンボックスであれば「スペーサー」の併用で最大32mm程度、取付金具とレールの位置を下げることもできるので、提案上はボックスの深さが80mm未満のカーテンボックスであればご案内することも可能です。

 

 

設置後の様子

天井高: 5m超、吹抜窓の合計開口幅が5.3mある窓にどの様な窓回り品を合わせたら良いか迷われていた客様。

特に2階の先にあるホール吹抜窓は日照調整だけでなく近隣とのプライバシーを確保する必要があったため、これだけの分量の窓に統一感を持たせる良い製品がなかなか見つけられなかったとのことです。

 

当社ご来店の際、「センターレーススタイル」のバーチカルブラインドと比較してご覧いただきましたが、丸みを帯びたシースルーの表情を気に入っていただきスアベの採用となりました。

 

3倍ヒダ レース カーテン

吹抜から床までの高さをスアベでまとめ上げたイメージ。

レースに換算すると3倍ヒダ相当の豊かなウェーブの迫力を堪能できる窓辺になりました。

 

バーチカルシェード Suave スアベ コード式 操作方法

バーチカルシェード Suave スアベ コード式

操作方式は「コード式操作」の片開き(※右操作・左側寄せ)を選択して納めています。

 

バーチカルシェード Suave スアベ 人気 評判

吹抜窓 プライバシー バーチカルブラインド

懸念されていた2階部分のプライバシー対策も問題なし。

 

バーチカルシェード Suave スアベ 価格

バーチカルシェード『Suave(スアベ)』のご採用で、美しさと実用性に富む、光と陰影が魅力の窓辺が出来上がりました。

 

◆ 『調光タテ型ブラインド』特集ページ
https://mitsuwa-i.com/smartdrapeshade.html

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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  • at 7:23 PM
  • posted by 管理者

バーチカルシェード『Suave(スアベ)』納品事例。調光ロールスクリーンとの相性も抜群。

2018年12月18日

***2025年1月・更新情報***

バーチカルシェード Suave スアベ カタログ

本日は、バーチカルシェード・『Suave(スアベ)』の納品事例を製品の特長と併せてご紹介させていただきます。

 

バーチカルシェード・『Suave(スアベ)』の特徴と魅力。

バーチカルシェード 『Suave(スアベ)』は、2018年11月に東京ビッグサイトで開催された、第37回「JAPANEX(インテリアトレンドショー)」でのお披露目を経て発売が開始された窓回り品で、調光ロールスクリーン 『FUGA』の発売元でもある株式会社WISが製作販売を行っています。

スアベは、スペイン語の”Suave(しなやかな)”が製品名の由来となっており180°の調光ができる縦型ブラインドの様な意匠にレースカーテンの持つしなやかなと採光性、プライバシー性を足した窓回り品です。

 

現在のカラーバリエーションは、オフホワイト( 01/Off white)、アイボリー(02/Ivory)、シャンパン(03/Champane)、グレージュ(04/Grege)の4色展開で、調光ロールスクリーン『FUGA』のアドバンス・コレクションとのカラーコーディネートも可能ですが、2025年より同配色の遮光生地もラインナップに加えた全8色展開となります。

 

こちらは電動製品を使用した調光・開閉イメージの動画。

 

バーチカルシェード Suave スアベ 価格 東京 神奈川

WIS スアベ カーテン 展示 取扱店

当社でも大小の手動展示品をご用意しております

 

バーチカルシェード Suave スアベ ルーバー 生地

スアベのルーバーは平面にした状態で総幅32cm、13cm幅のシースルー生地(レース)が9.5cm幅の不透明生地(採光)に挟まれた構造になっていて、短冊状ルーバーをつなぎ合わせるように8cm間隔に設けられたキャリアに取付けることで、3倍ヒダのレースを思わせる透明感と美しい曲線美が魅力の製品となります。

 

続いてこちらは、「片開き」のスアベのルーバーを左右に180°調光した際のイメージです。

U字状のレースに膨らみがあるためルーバーを閉じた際に、不透明生地同士が完全に重なることはできませんが、立体的な生地同士が重なり合うことで屋外からの視線を効果的に遮ることができます。

 

バーチカルシェード Suave スアベ 取扱店

またルーバーをレース状態にして屋外から見た様子がこちらで、屋外から見たルーバー表面の形状は「逆U字」になります。

 

夜間のプライバシー調整も、ご覧の様にルーバーを左右に回転することで対応可能です。

 

『Suave(スアベ)』採用時の注意点

 

『Suave(スアベ)』の手動モデルは、製品幅W3000mmまで対応する「コード式」製品幅W2000mmまで対応の「バトン式」の2タイプで、別途製品幅W4000mmまで対応する「電動モデル」のご用意があります。

取付は天付正面付どちらの対応も可能ですが、採用にあたっての注意点がございますので、以下そのポイントを解説をさせていただきます。

 

畳代と隙間を考慮した開閉プランを考える。

スアベの生地を片側に畳み寄せた際にできる畳み代は、幅200cmの片開きの場合で約38cm、両開きであれば片側21~23cm程度が目安となります。

片開きを採用される場合は、出入りや換気に配慮した寄せ側を決め、両開きで採用する場合は窓の左右に生地の畳寄せた際のクリアランスを考慮すると良いでしょう。

「片開き」の場合、ルーバーを左右に180°回転させることで自由度の高い調光やプライバシーコントロールが可能ですが、製品幅はルーバーを閉じた状態で生地とレールが同幅になる設計になっておりますので、ルーバーを垂直にした状態では両端に55mmのクリアランスが生じることにも考慮して設置方法と製品幅を決めると良いでしょう。

 

スアベ 両開き

手動モデルの「コード式」にのみ取扱いのある「両開き」については、上記に加えてレースを垂直使用時の中間部分に約25mmの隙間が空くことも注意点となります。

 

その他、製品幅:3000mmを超える大開高窓での採用を想定して、片開き製品を2台並べて設置する「両開き連窓」仕様のご用意もありますが、その場合は手動・電動ともにレース使用時の中間部分に約50mmの隙間が空く点をご了承いただいたうえでご採用を検討いただく必要があります。

 

取付環境を考慮した設置プランを考える。

『Suave(スアベ)』の取付方には天付正面付けの2種類がございますが、取付環境により段差解消スペーサー補助金具の併用が必要になります。

スアベ設置にあたっては、畳んだ時の製品厚(D155mm)に加え、製品前後に各10mm以上のクリアランスが推奨されますので、カーテンボックスなど前方にルーバーの回転を妨げる障害物がある環境で製品を内付けで採用される場合は、ボックス内の有効奥行きが175mm以上必要(※推奨値)となります。

バーチカルシェード Suave スアベ 畳み代

こちらは正面付の設置例ですが、製品背後に窓枠などの張り出しがある場合は、その段差を考慮した補助金具を併用して設置します。

 

バーチカルシェード Suave スアベ カーテンボックス

続いてこちらは、カーテンボックス内・天付の事例で、ボックスの深さが47mm以下であれば、ボックスの前垂れがルーバーの回転を妨げないため、ボックス内の奥行が推奨値より狭くても使用可能ですが、ボックスの深さが48mm以上ある場合は、「段差解消スペーサー」の併用が必要となります。

 

これについては製品厚が210mmになる類似製品のノーマン『スマートドレープシェード』やタチカワブラインド『エアレ』でも専用のスペーサーを用意した提案をしていまが、分譲マンションなど、一般的なカーテンボックスの有効奥行きはD150mm程度で設計されていることが多いため、現調の際はカーテンボックスの奥行きと深さをを計測したうえでの対応が必要となります。

こうした『Suave(スアベ)』を特性を考慮して、当社では以下の様なる類似・関連製品の比較を含めたご提案を行っております。

 

『Suave(スアベ)』展示品と類似・関連製品との比較

バーチカルシェード Suave スアベ 取扱店 販売店 価格

ミツワインテリアでは『Suave(スアベ)』の大型展示品と現地でのお打合せにも対応したハンディタイプのサンプルをご用意しています。

その他、類似製品として、全体の意匠は似ていますが裾部のウエイトを無くした、厚手とラッセルレース(編みレース)の組合せからなる、ノーマン『スマートドレープシェード』タチカワ『エアレ』との比較もご覧いただけるようになりました。

 

ニチベイ センターレーススタイル タチカワブラインド ペア アンサンブル 違い比較

また、関連製品として、レース機能を併用した従来型バーチカルブラインドである、ニチベイ・アルペジオ「センターレーススタイル」タチカワ・ラインドレープ「ペア アンサンブルスタイル」の展示をすることで、意匠性と機能性、そして納まりの違いを比較検討していただくことが可能です。

 

こちらは類似・関連製品との意匠性・構造・サイズを比較を図にまとめたものです、より具体的な採用にあたっては以下の条件も加味した検討が必要になります。

 

バーチカルシェード『Suave(スアベ)』をご検討されるお客様には以上の様なご案内行っておりますが、具体的な納まりについては以下の事例も併せて参考ください。

 

『Suave(スアベ)』納品事例集

***事例①***

スアベ バーチカル 事例

◆ 『Suave(スアベ)』・正面付・施工事例

 

***事例②***

スアベ バーチカルシェード FUGA ACコレクション

◆ 『Suave(スアベ)』・ボックス付・施工事例

 

***事例③***

スアベ バーチカル

◆ 『Suave(スアベ)』2分割・施工事例

 

***事例④***

バーチカルシェード Suave スアベ 事例 ブログ

◆ 『Suave(スアベ)』高所・施工事例

 

以上、本日はバーチカルブラインド『Suave(スアベ)』の魅力と特徴をご紹介させていただきました。

ミツワインテリアでは東京・神奈川エリアでの施工対応も行っておりますので、ご来店予約・出張依頼につきましてはお気軽にお問合せください。

◆ 『調光タテ型ブラインド』特集ページ
https://mitsuwa-i.com/smartdrapeshade.html

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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