Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 「輸入壁紙」 施工事例

ウィリアム・モリスの壁紙・『ブレアラビット』施工事例。

2013年10月29日

本日は、当社の『ウィリアム・モリスの特集ページ』の中でご案内している、店内ディスプレイ ブースの画像をご覧になって、

ウィリアム・モリス 専門店


『賃貸住宅』のオーナー様

より、貸家として予定している、築40年超の「戸建住宅」の玄関部分の内装を、このディスプレイのイメージを応用した、「印象的な雰囲気」にフォームして貸出したいとのご要望をいただきました。

 

「内装リフォーム」後の様子。

賃貸アパート ウィリアム・モリス 壁紙

 広めな、「多目的スペース」のある玄関(エントランス)であったため、ここを現状の内装に馴染ませながら、「借主」の方に気に入っていただける様な、個性的な空間にしたいとのことでした。

 

ウィリアム・モリス ブレアラビット 壁紙

ご覧の様に、壁紙の選定にあたっては、既存の「照明器具」との相性も考えられています。

 

当社での素材となる『輸入壁紙』の選定。

f-2013.10.26.10

ご覧の様に、当社では、「ウィリアム・モリス」に関する豊富な展示品とカタログをご用意しております。 やはり、画像だけのイメージと実物の材料を見てのイメージでは違いが多いのですが、今回は「イメージ通り」とのことで、以下のコーディネートアイテムを使用してのリフォームのご依頼をいただきました。

 

「腰下」エリアの壁紙の選定。
『Brer Rabbit(兄弟うさぎ)』・赤

f-2013.10.26.9

ブレアラビット 赤 壁紙

まず、腰壁の下側の壁紙にご採用いただきました作品は、ウィリアム・モリス、1882年の描いたデザインである、『Brer Rabbit(兄弟うさぎ)』の壁紙(全4配色)の中の、DMORBR106・「赤い」壁紙となります。

 

ブレアラビット 青 壁紙

こちらは、横浜市青葉区の注文住宅(リフォーム)の際のご採用事例のイメージですが、室内を構成するカラースキームとのコーディネートは大変重要であることがお分かりいただけると思います。

 

f-2013.10.26.13

こちらは、『Brer Rabbit(兄弟うさぎ)』壁紙(4配色)のカラーバリエーション・イメージです。

『Brer Rabbit(兄弟うさぎ)』の作品は、ウィリアム・モリスが、彼の子供たちに読み聞かせていた「レアムおじさん」のお話に出てくる賢いうさぎがモチーフとなっています。

当社・『Brer Rabbit(兄弟うさぎ)』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/morris-4.html

 

 

「腰上」の壁紙の選定。『Scroll(スクロール)』

f-2013.10.26.8

今回、腰上のコーディネート壁紙にご採用いただきました作品は、モリス商会設立150周年を記念してリリースされた『モリス・アーカイブ コレクション(Ⅰ)』のカタログに収録されている、秀逸なデザイン『Scroll(スクロール)』の中から、色番210365を当社のディスプレイ スペースで展示しておりましたが、「上下の壁の色はズバリこの色で!」とご採用をいただきました。

 

ブレアラビット 壁紙 事例

f-2013.10.26.14

こちらは、『Scroll(スクロール)』壁紙(全4配色)のカラーバリエーション・イメージです。

 

「天井」と「腰壁」の見切材に『モールディング』の選定

f-2013.10.26.7

もともとは、壁面に見切りのない内装仕上げの居室でしたが、今回のリフォームの際には、現況の「木部」の仕上げ色に合わせて、「腰壁」の見切材に、装飾『チェアレール』を、そして「天井と壁」の見切材に、小ぶりの『モールディング』をコーディネートさせていだき、「アクセント装飾」としてのフレーミングの美しさを合わせる事になりました。

 

f-2013.10.26.5

2種類の壁紙の「割付配分」には、柄リピートと居室の構造を考慮して決めていきました。

こうして、「建物の古さ」を逆に魅力に置き換えたリニューアルに、お客様からも大変ご満足をいただきました。

「インテリア・コーディネート」と「色彩コーディネート」は、リフォームの過程の中で大切な要素となります。

 

 当社・『ウィリアム モリス』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 当社・『輸入壁紙』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

当社・『戸建住宅・リフォーム』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub1.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:
http://www.mitsuwa-i.com/

『輸入壁紙』を貼り分けた、個性的な「インテリア・リフォーム」事例。

2013年10月18日

輸入壁紙 エントランス 個性的

f-2013.10.15.4

本日のブログは、「新築マンション入居前」における、『輸入壁紙』の貼替え事例をご紹介させていただきます。

都内在住のお客様より、当社に「輸入壁紙」施工のご指名をいただきました際、当社取引先で、東京・目白に本社ショールームを併設している、『テシード』ショールームに、予約ご来場いただき、ショールームスタッフの対応のもと、選定いただきました「輸入壁紙」にて、マンション内覧会での採寸、打ち合わせを経て、「リビング」と「主寝室」の壁紙のリニューアルをご依頼いただきました。

「テシード」・Webサイト
http://www.tecido.co.jp/

 

 

『玄関・廊下』でご採用の「輸入壁紙」

f-2013.10.15.27-1

オランダ製 ・輸入壁紙 カタログ名: 『JEANNE』
採用色(1): 47000 採用色(2): 46130
規格: 53cm×10m/ロール
柄リピート: 縦リピート(64cm)、※「ステップ柄」合わせ
組成: 塩化ビニール・準不燃
在庫: テシード・【国内在庫品】

 

ブラックアンドホワイト 輸入壁紙 事例

f-2013.10.15.29

f-2013.10.15.25

ここまでは、玄関・エントランスエリアの様子です。

 

輸入壁紙 都会的 事例

f-2013.10.15.21

様々な居室と繋がっていることが分かる、廊下部分のイメージです。

 

 

『洗面・脱衣所』でご採用の「輸入壁紙」

f-2013.7.11.23-2

輸入壁紙 男

次に、「洗面・脱衣所」でご選定いただいた壁紙は、以前に当社ブログの「玄関・廊下」での施工事例で掲載させていただいた演出画像をご覧になったお客様から、「我が家では、洗面脱衣所で採用したい」とのご要望をいただきました。


オランダ製 ・輸入壁紙 カタログ名: 『Feelings』

採用色: 47000 規格: 53cm×10m/ロール
組成: 塩化ビニール・準不燃
在庫: テシード・【国内在庫品】

 

f-2013.10.15.16

今回施工させていただいた、『洗面・脱衣所』のリニューアル後の様子。

 

f-2013.10.15.17

輸入壁紙 クール

「浴室」の入口や、「洗濯機」周りも統一的にリニューアル。

 

 

『トイレ』でご採用の「輸入壁紙」

f-2013.10.15.18

施工難易度の高い、「トイレ」の施工も、ご覧のように丁寧に仕上げております。

 

 

『リビング』でご採用の「輸入壁紙」

f-2013.10.15.12

リビング は、「天井」面に「無彩色(ミディアム・グレイ)」の薔薇のパターンが描かれた輸入壁紙をご選定いただきました。

 

f-2013.10.15.27-2

オランダ製 ・輸入壁紙 カタログ名:「ESPOIR」
採用色: 45510 規格: 53cm×10m/ロール
柄リピート: 縦リピート(32cm)、※「ステップ柄」合わせ
組成: 塩化ビニール・準不燃
在庫:テシード・【国内在庫品】

 

輸入壁紙 天井 バラ

この壁紙のカラーバリエーションには、「赤」も当然ありますが、天井面ですので、無彩色を選ぶことによって、華麗なバラのデザインで、クールでモダンな「大人の落ち着き」を持たせたリビング・ダイニングのインテリアシーンの下地を作りました。

 

『主寝室』でご採用の「輸入壁紙」

f-2013.10.15.7

『主寝室』でご選定いただいた「輸入壁紙」は、メタリック・シルバーのベース地に、鮮やかなブルー系の花柄レースのデザインが魅力の壁紙です。こちらのテクスチュアの場合は、柄の部分に特別なインクを使用しており、本物のレースを貼り付けた様な立体的な味わいが表現されています。

 

f-2013.10.15.11

オランダ製 ・輸入壁紙 カタログ名:「ESPOIR」
採用色: 45574 規格: 53cm×10m/ロール
柄リピート: 縦リピート(16cm)
組成: 塩化ビニール・準不燃
在庫:テシード・【国内在庫品】

 

f-2013.10.15.8

屋外の自然の彩りとの調和も良く、都会でありながら、観光地で宿泊している様な雰囲気になる「主寝室」の内装にリニューアルされました。

 

 

『キッチン』でご採用の「輸入壁紙」

f-2013.10.15.1

f-2013.10.15.27-3

最後に、「キッチン」でご選定いただいた輸入壁紙のご紹介です。

オランダ製 ・輸入壁紙 カタログ名:「Wall Power」・Digital Wall Art
採用色: 321536 規格: 46.5cm × 280cm × 1パネル
組成: 不織布・準不燃
在庫: テシード・【国内在庫品】

 

マカロン 壁紙

まずご指定の位置に、『マカロン』柄・「46.5cm × 280cm × 1パネル」壁紙を1柄だけ貼り、その周囲を「ストロング・ピンク」のコーディネート壁紙で包こ込む様に貼り上げました。

 

f-2013.10.15.3

まるで「壁紙版のマカロン仕立て」の様なイメージのコンビネーション貼りとなっております。

この様に、居室ごとにテーマを決めて、お好みの「輸入壁紙」を貼り分けると、一般住宅でも、おしゃれな商業施設の様な内装に一新致します。

今回も、お客様にも大変ご満足いただきました。

 

考・ 「テシード」・目白ショールームのご案内
https://www.tecido.co.jp/info/showroom.html

「テシード」ショールームでは、豊富な輸入壁紙(クロス)の見本帳と輸入ファブリックをストックしており、世界のトレンドをお確かめいただけます。 また、40年に渡る経験とノウハウで、ショールームスタッフがお客様の壁紙選びをお手伝いします。 お客様ご選定品につきましては、提供用カットサンプルもご用意しておりますので、ご相談の場合は、事前予約のうえ、ご来場下さいませ。

また、「海外取寄品」や当社に手持ちのカタログのない壁紙をご選定いただいた際でも、当社もテシードとの協力関係で、製品データの事前確認と、サンプルの取寄せも行いますので、内覧会でのお打ち合わせもスムーズに進行させることが可能です。

 

◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

◆ 当社 『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

マンション入居前のストライプ柄・『輸入壁紙』施工事例。

2013年10月13日

本日のブログは、「新築マンション入居前」における、『輸入壁紙』の貼替え事例をご紹介させていただきます。

輸入壁紙 ストライプ

都内在住のお客様より、当社に「輸入壁紙」施工のご指名をいただきました際、当社取引先で、東京・目白に本社ショールームを併設している、『テシード』ショールームに、予約ご来場いただき、ショールームスタッフの対応のもと、選定いただきました「輸入壁紙」にて、マンション内覧会での採寸、打ち合わせを経て、「リビング」と「主寝室」の壁紙のリニューアルをご依頼いただきました。

 

『リビング』でご採用の「輸入壁紙」

ストライプ 輸入壁紙

今回、リビングにご選定いただいた壁紙は、フランスのブランド『CASELIO(カセリオ)』の、カタログ「VIBRATION(バイブレーション)」に収録されている、モダンなストライプ柄の壁紙です。

同カタログには、モダン柄以外にも、アラビアン・デザインなどのユニークな柄の壁紙も収録されております。

 

f-2013.10.14.5

フランス製 ・輸入壁紙 カタログ名:「VIBRATION」
採用色: VRB57562091 規格: 53cm×10m/ロール
組成: 塩化ビニル樹脂系壁紙
在庫:【海外取寄せ商品】

 

『主寝室』でご採用の「輸入壁紙」

f-2013.10.14.3

次に、「主寝室」でご選定いただいた壁紙は、イギリス製の輸入壁紙ですが、テシードが国内在庫品として、セレクトしている、カタログ『』に収録されている、落ち着いた発色のモダン柄の輸入壁紙です。

 

f-2013.10.14.6

フランス製 ・輸入壁紙 カタログ名:「UTOPIA4」・ヨーロッピアン・セレクション
採用色: DL31083 規格: 52cm×10m/ロール
組成: 塩化ビニル樹脂系壁紙
在庫:【国内在庫品】

 

f-2013.10.14.4

「ヨーロピアン・モダン」の内装に一新して、お客様にも大変ご満足いただきました。

東京都 豊島区 ・ マンション入居前施工事例

 

当社 ・『輸入壁紙施工の施工事例集』 
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

マイケル・パリー氏による、『William Morris & Flower Power セミナー』を受講してきました。

2013年10月07日

【特集】ウィリアム・モリス
「MORRIS&Co」ブランド再生の立役者,
『マイケル・パリー』 氏

本日は、「株式会社マナトレーディング」の招聘により、『ウィリアム・モリス』のデザインを今に引継ぐ英国王室御用達ブランド、サンダーソン社の前最高責任者・マイケル・パリー氏による、『William Morris & Flower power』セミナーに参加して参りました。

ウィリアム・モリス セミナー いちご泥棒

『William Morris & Flower power』

日時 : 2013 年 10 月7 日( 月 )PM15:00~ 会場: 「代官山ヒルサイドテラス」 ヒルサイドプラザ

 

f-2013.10.7.6

マイケル・パリー氏によるセミナーは、大画面モニターに投影した「パワーポイント(スライド)」による、プレゼンテーション形式で進行されました。

 

会場内での「新作展示」

f-2013.10.7.7

f-2013.10.7.18

f-2013.10.7.19

セミナー会場では、「ウィリアム・モリスとフラワーパワー」と題されていたこともあり、ウィリアム・モリスのデザインの源となる、『植物』をテーマにしたデザインの数々、「ファブリック」や「壁紙」の新作で展示されていました。

 

 

『ウィリアム・モリス』ブランドと
『マイケル・パリー』氏の関わりについて。

f-2013.10.7.2-2

細かい内容については、誤記載があるといけませんので、昨年11月に、当社も購読している、『インテリア ビジネスニュース』 でのインタビュー取材記事からの引用を、以下にご紹介をさせていただきます。

日本で、そして世界中で、今なお高い人気を誇るウィリアム・モリス(William Morris,1843-1896)であるが、実は「MORRIS&Co」というブランド自体、一時消滅してしまったということをご存知だろうか。

1896年のウィリアム・モリスの死去から44年後の1940年、モリス商会は自己破産してしまう。

その背景には、アールヌーボーからアールデコへと、時代のデザイントレンドが大きく変化したこと、また多くの若者が戦死あるいは戦病死した第一次世界大戦によって、賃金の安い若年労働力が減少したことがあった。

さらには、1939年には第二次世界大戦が勃発し、壁紙に用いる用紙やインクのコストが急騰したことも、モリス商会の経営を圧迫した要因だった。

そのモリス商会を買収したのが、現在「MORRIS&Co」ブランドを展開するサンダーソン社である。

当時のモリス商会は、唯一壁紙だけは外注生産していたが、その会社がサンダーソン社の傘下だった関係上、モリス商会が破産してしまえば損失だけが残るということで、壁紙生産の権利やブロック、生産台帳の他、「MORRIS&Co」のロゴも含めて破格の値段で買い取ったという。

しかし、当時のサンダーソン社は、自らのブランドを広めることが第一義で、また「MORRIS&Co」自体、いわば流行遅れといった状況もあったことから、「MORRIS&Co」ブランドは打ち出さず、以後半世紀近く、ウィリアム・モリスのデザインは、あくまでサンダーソンブランドの一部として扱われることとなった。

日本で初めてモリスのデザインが販売されたのは1965年のことだが、あくまでサンダーソン社のコレクションとして、1~2点が紹介されただけだった。

 

f-2013.10.7.2-4

そうした状況を1980年代に転換し、「MORRIS&Co」のブランディングに取り組んだのが、現サンダーソン社相談役のマイケル・パリー氏であった。

パリー氏はサンダーソン社のデザインディレクター、社長といった要職を歴任、30年以上の長きにわたって世界へデザインを発信し続け、現在はアーカイブの監修役も務める、“ミスター・サンダーソン”とも呼ぶべき人物。そのパリー氏がウィリアム・モリスのデザインに改めて着目し、ハンドメイドからマシーンプリントへ転換することで価格的に手頃なものとした壁紙とファブリックのコーディネートブックを発表、「MORRIS&Co」をブランドとして再構築し世に送り出した。

それがウィリアム・モリスのデザインが見直されるきっかけとなり、現在の人気につながったというわけだ。 もしパリー氏がいなければ、「MORRIS&Co」も存在しなかっただろう。

モリスがいま生きていたら、どんな人物だったと思うかとパリー氏に聞いたところ、「伝統的な家族の有り様からはみ出し、芸術家のコミューンを夢見たところはヒッピーのようであり、いままで誰もやっていなかったことに、決然と取り組み、時代を挑発したところは、ポップアートの創始者アンディ・ウォーホルのようですね。

いずれにしても、150年前のデザインが、いまなお世界でこんなに愛されていることは、マーケティング的にはあり得ないことで、まさにデザイナーの夢でしょう。

モリス本人が見たら、きっとビックリしたでしょうね」とのことだ。

(以上、引用)

 

 

「会場内でのアーカイブ展示」

f-2013.10.7.16

オールド・タイプの製造工程による、「壁紙」と「ファブリック」の写真紹介の様子です。

 

f-2013.10.7.17

ビンテージのカタログには、「ハンドプリント」時代の作品が収録されていました。

 

f-2013.10.7.10-1

「ハンドプリント」による、モリスの壁紙の製作行程は、日本の浮世絵と同じ技法ですが、相違点は、進化した「版木」の素材にあり、顔料をつける印刷面は木彫りの版木から金属性の版木へと改良されていきました。  

周知の通り、金属製のそれは、木彫りの版木より磨耗による劣化の進行が少ないため、それにより当時の版木を今日でも使い続けることができます。

また、木彫りよりも加工難易度が著しく難しい金属彫りにすることで、非常に細かいパターンと配色を重ね合わせることが出来る様になったのです。

 

 

「TVの特集番組 アーカイブ」

f-2013.10.7.2-3

2013年9月28日(土)には、テレビ東京で毎週・PM10:00からオンエアされている30分番組、『美の巨人たち』でも、「ウィリアム・モリス」のデザインの世界の特集番組が組まれておりました。

番組HPのバックナンバー(アーカイブ)より、放映の内容や取材風景をご覧頂くことができますが、ウィリアム・モリスの自然に対する感性や愛情が、日本人の持つ、ノスタルジックな心の琴線に触れる作風であることを改めて認識できる番組でした。

 

『月刊誌・ミセス』 とのタイアップ特集が好評。

f-2013.10.7.11

当日は会場にてWilliam Morris 特集の組まれた、月間誌『ミセス』11月号(10/7発売)やパリー氏サイン入り書籍のほか、ウィリアム・モリスの生地や壁紙の限定販売もされました。

 

f-2013.10.7.12

『ミセス』11月号(10/7発売)における『ウィリアム・モリス』の特集ページは16ページの読み応えのある内容になっております。

過去から現在にわたる「ウィリアム・モリス」のデザインに対する世界的流行伝播の歴史紹介や、『Morris&Co』が、「モリス商会」150周年を記念して手掛けた、アーカイブ・コレクション新作カタログブックの魅力から、現代イギリスでのインテリア事情の紹介が、丁寧に解説されております。

また、今号の目玉となる付録には、『Morris&Co』のプロデュースする生地4デザインの中から、1枚の生地(サイズ:横柄68.5cm × 縦柄48cm)が付いております。 本場・英国製のプリント生地を、様々な「カバー」や、「カルトナージュ」や「小物」としての作品や生活用品として自由にお使いいただける様、製作事例の写真紹介を交えて解説がされておりますので、ご興味のある方は、是非お買い求め下さいませ。

 

f-2013.10.7.13

私が買い求めた付録には、1883年頃の作品である、

『ロウデン』

のファブリックが付いておりました(書店で並ぶ雑誌の付録では、生地の中身が分からなくなっております)。

『ロウデン』は、モリス紹介・150周年のアーカイブ・コレクションの第2弾として、2013年にリリースされた新柄ファブリックで、モリスの愛した「テムズ川」の支流の川の名前からとって作品名にされました。

アーカイブ・コレクションについては、当社にもカタログブックをご用意しております。

 

マイケル・パリー(著)
『モリス商会 装飾における革命』

f-2013.10.7.3-2

『モリス商会 装飾における革命』の日本語翻訳版が発売されましたので、記念にマイケル・パリー氏の直筆サインをいただきました。

 

『モリス商会 装飾における革命』(日本語翻訳版)

f-2013.10.7.5-2

f-2013.10.7.4

f-2013.10.7.8

ブックカバーの裏の、「著者・翻訳者紹介」の下に、本日の記念のサインをいただきました。

本日は、ウィリアム・モリスの世界を、丁寧なスライド解説のもと、臨場感豊かに再認識する素晴らしい一日となりました。

 

◆ 関連ページ 当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社・『輸入オーダーカーテン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

フランス製・『輸入壁紙』を使用した、「トレンディ」キッチン。

2013年10月05日

ここ数日のブログで、「赤」をテーマとしたインテリア紹介事例が続いておりますので、本日はそのまとめとして、
「赤」と「Black&White」のコンビネーションを小規模空間で演出した、『輸入壁紙』の施工事例をご紹介させていただきます。

キッチン 壁紙 かっこいい

今回は、フランス製・『輸入壁紙』を天井と壁面にご採用いただいた、「トレンディ&モダン」キッチンの内装リニューアル施工事例となります。

 

「アクセント・ウォール」の柄物壁紙

f-2013.10.8.7

f-2013.10.8.4

まず、「キッチン」入口部分の、『アクセント・ウォール』の「構造柱型」部分には、L字の壁面構造の特徴を活かす形で、フランス・『CASAMANCE』社のモダンテイスト柄の「輸入壁紙」をご採用いただきました。

 

小スペースの「天井」を『赤』でまとめる。

キッチン 輸入壁紙 リフォーム

次に、小スペース エリアでありながら、自宅におけるエネルギーの発信場である、キッチンの、「天井部分と一部壁面」には、 同じくフランス製の壁紙で、国内では「テシード」が在庫を用意しております、カタログ・『JANNE』より、鮮やかでありながらも、僅かな色の濃淡と、「塗り壁」調の素材感が魅力の無地の「赤」い壁紙をユニット貼りとしてご採用いただけました。

ちなみに、カタログ『JEANNE(ジャンヌ)』は、女性的な優しさと、男性的な強さの表出を基本コンセプトして、近年、のヨーロッパで流行のデザインを意識して描いたパターンが豊富な、シリーズしてい位置づけられています。 クラシカルなモチーフを現代的にアレンジしたデザインは、『CASAMANCE』社の壁紙同様、商業施設から住宅まで幅広くお選びいただけるでしょう。

 

「赤と調和する、無彩色系の壁紙」

f-2013.10.8.1

今回の工事例、「ブラック&ホワイト」、「グレイ」といた「無彩色」と、暖色の「赤」のコントラストが空間のメリハリを構成していますが、実はその繋ぎ的な色として、『CASAMANCE』社の壁紙のデザインの一部の縁取り色に、優しいメタリック調の「ベージュ・ゴールド」のラインが使われています。

これが、「無彩色」を「無彩色系」へとニュアンスの変化を与えて、暖色系の「赤」との調和を段階的に表現するスパイス色となっています。

 

「キッチン」の内装色に、調味料よろしく、微妙な色の隠し味を入れているというところが、カラーコーディネートの味わいと言えるかもしれません。

神奈川県 藤沢市 新築マンション・入居前リフォーム事例

 

当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

『赤の内装』を基調とした、『主寝室』のトータル・インテリア・リフォーム事例。

2013年09月30日

f-2013.9.30.1

本日のブログでは、注文戸建住宅の『主寝室』における、『赤の内装』を基調とした『主寝室』へのトータル・インテリア リフォームの施工事例をご案内させていただきます。

 

『リフォーム前』・(Before)

f-2013.9.30.7

リフォーム前の居室の内装はシンプルなテイストでした。

今回は、生活される方にとって居心地のよい、「非日常的」な『主寝室』へリニューアルがテーマとなっておりましたので、主役となる「ダブルベッド」の交換にな合わせて、「ダウンライト」や「スタンド照明」の映えるインテリアシーンをトータルで作っていこうという事になりました。

インテリアを受け持つ、テーマカラーは『赤紫とゴールド』です。

 

『輸入壁紙』へのリフォーム

f-2013.9.30.2

キングサイズのダブルベットの背面には、「エキゾチックな花柄」が描かれた『輸入壁紙』をアクセント・ウォールし配し、他の面は、洗練された「縦ストライプ」のコーディネート壁紙を併用して貼分けしました。

 

『内装(天井)』の「塗装」リフォーム

f-2013.9.30.6

『輸入壁紙』とのコーディネートのお打ち合わせ過程の中で、今回の「天井」のリフォームでは、将来的な塗替えにも対応した『塗装仕上げ』にしようという事になりました。

実施に伴い、従来のビニール壁紙を剥がして下地調整を行った後、天井下地には、 ドイツ製・塗装用壁紙『ルナファーザー』フラット タイプへの張替えを行い、強靭で美しい発しよくの生まれる本格的な塗装への下地を作りました。

そして。天井の仕上塗装には、「間接照明」との相性が良い、低光沢で鮮やかな「赤紫」系統の美しい塗料を、ご選定いただき、丁寧な4回塗りで仕上げました。

塗装の場合、「白」や「アイボリー」の様な、薄く淡い色は、「2回塗り」仕上げで、色ムラがほぼなくなりますが、「赤」や「黄色」、「黒」などの濃色系のカラーを使用する場合は、3回~4回塗り上げることによって、色ムラがようやくなくなってまいります。

色の濃度と、塗装の回数の問題は、塗料選定の際にご説明をさせていただいております。

 

『窓周りのスタイリング』リニューアル。

f-2013.9.30.4

メインとなるベットにコーディネートさせた、『ベッドカバー』には、 W280 x H254cmサイズの大胆な「ゴールド&横ストライプ」を配したプレーンカバーをお仕立ていたしました。

次に、「雨戸」のある窓には、ビターゴールド系の輸入カーテンとレースを組み合わせてスタイリングをさせていただきました。

室内側には透け感のある「ビター・ゴールド」のレース、 屋外側には「ゴールド」系のカーテンを掛けて、『装飾タッセル』でまとめました。

 

以上、本日は、輸入の素材をメインとして使用した、『主寝室』のトータル・インテリア・リフォームの施工事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社 『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社 『インテリア・ペイントの施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-runa.htm

◆ 『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

英国製・輸入壁紙にコーディネートした『いちご泥棒』のクッション。

2013年07月30日

マンション入居後、一年経ち、お客様の生活のリズムが少し追いついたということで、『主寝室』のトータルリフォームをすることになりました。

アクセントウォール 壁紙 事例

 それまでは、引っ越し前の手持ちのカーテンやベッドなどでしのがれていましたが、今回のリニューアルを機にベッドも新たにオーダーされ、納品される前に、英国製・『輸入壁紙』による「アクセント・ウォール」の一面施工させていただきました。

著名なホテルなどを含め、最近では一般住宅でも、ベッドヘッドの背面の壁・一面に「アクセント・ウォール」の部分貼りを施す、プチリフォームが人気ですが、その演出効果はかなり劇的な変化をもって感じていただける様です。

今回使用した壁紙は、英国・王室御用達ブランドとして名高い、『Cole&Son』社の『マナーハウス』という壁紙のカタログから、色番:69/12151の壁紙をご採用いただきました。

 

 

「ウィンドゥ・コーディネート」の選定生地

フジエテキスタイル ユニゾン カーテン

窓辺のカーテンには、『寝室』仕様にということで、お好みの生地に「遮光裏地」をつけて縫製を行いました。
窓辺に「スポットライト」を当てて、光沢のあるブラウンのファブリックをリッチに演出しています。

 

「カーテン」とレース生地の選定。

f-2014.1.19.3

■ カーテン:  フジエテキスタイル ・ FA6530『ユニゾン(BR)』
■遮光裏地 : マナトレーディング ・ ノアール(4)
■縫製仕様:  3ッ山・2倍ヒダ・形態安定加工付

f-2014.1.19.5

■ レース: フジエテキスタイル ・ FA1303『ミスト』(BR)
■縫製仕様: 3ッ山・2倍ヒダ ・ 裾:ウェイトロック

 

コーディネート『クッショッン』の製作。

イチゴドロボウ クッション

トータル インテリア・コーディネートの仕上げには、『輸入壁紙』の施工とオーダーカーテンの納品と併せて、英国・サンダーソン社の「ウィリアム・モリス」のプリント生地の中でもデザイン性が高い、『いちご泥棒』の生地を使って、大小・2種類の柄(パターン)とカラーコーディネートを施したベッドリネン(アクセサリ)を設えました

■メーカー : 英国・サンダーソン社(マナトレーディング)
■生地品番 :『いちご泥棒』・220313(紺) 及び   220312(赤)。
■縫製仕様(1):  約43cm角 ・「クッション(プレーン)」× 2個(紺・赤を各1個)
■縫製仕様(2): 約 35 cm角 ・「クッション(プレーン)」× 2個(紺・赤を各1個)

 

いちご泥棒 クッション 青 事例

こちらは、「いちご泥棒220313(紺)」クッションの、約43cm角と約35cm角の組合せ例です。

ご覧いただければお判りかと思いますが、『いちご泥棒』の生地に描かれている鳥のパターンは、「外向き」のものが43cm角のクッション製作に適していて、「内向き」のパターン柄は35cm角クッションの製作に適しています。

 

いちご泥棒 クッション 赤 事例

同様に、「いちご泥棒220312(赤)」クッションの、約43cm角と約35cm角の組合せ例です。

サイズが異なるクッションのコーディネートは、無地の生地では一般的に行われていますが、この様なパターンの決まった生地の場合は、サイズの制約がありますのでその点を注意しなければなりません。

 

 こうして、入居より1年の時間を経て、お客様のお気に入りの『寝室』のインテリアが出来上がりました。

横浜市 西区 マンション(寝室)・トータルリフォーム 事例

 

 

 当社・『輸入壁紙』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

当社・『ウィリアム モリス』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

2025年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930