本日のブログでは、
英国サンダーソン社の「麻系・混紡素材のプリント生地」として人気の高い、
ウィリアム・モリス、1862年の作品、
『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』を使用した、
「ローマンシェード」・サイド ボーダースタイル
の納品事例をご紹介させていただきます。
『Brer Rabbit(ブレア ラビット)』の魅力。
「ローマンシェード」・サイド ボーダー(フレーム)スタイル
の製作において、生地幅(137cm)に描かれた柄パターンを活かして、 左右にコーディネートの「麻」の生地をフレームとして施して「掃出窓」を覆う、適切な採寸を行いました。
サンプルを持参しての現地お打ち合わせ
お打ち合わせ先の現地には、当社の裏地付縫製サンプルをお持ちして、イメージのご確認と、スタイリングに際しての参考として活用いたしました。
『ローマンシェード』スタイル の 全体像の把握。
『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』の描かれているデザインパターンの「縦柄リピート」は40cmですので、まず、天井から床まで「アクセントウォール」の様に収める『ローマンシェード』を製作するために、この縦リピートを約6パターン使って縦ラインのデザインを割付しました
「 サイド・フレーム」用生地の選定。
次に、メインとなる『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』の137cmの生地幅を「1巾」使いながら、窓枠の幅が165cm程度ある「掃出窓」の左右を覆うために、「フレーム・コーディネート」のし易い、麻素材の無地のファブリックを選定いたしました。
ファブリック同士の馴染みのよい、生地の中から、「生成り色」のものを選定して、デザインスタイルの『ローマンシェード』が出来上がりました。
適度な風合いのある、「遮熱・UVカット」
『ミラーレース』で、「前幕」生地の保護
出入りの多い、「掃出窓」のレースは、ローマンシェードとせず、 「遮熱」と「UVカット」効果が高いながらも、天然素材風の質感を持たせている、『ミラーレース』を、2倍ヒダの1枚(片開き)仕立てで窓枠内に設置いたしました。
使い勝手の良いコンパク設計でありながら、天然素材の生地の保護も考慮した納めとなっています。
余談ですが、レース生地も『ローマンシェード』スタイルの仕立てにされたい場合は、平面的(フラット)な生地の「遮熱」・「UVカット」性は、たっぷりとヒダの取られたレースカーテンよりは格段に劣りますので、その場合は、前幕の天然素材生地に「裏地」をつけて、日焼け、褪色防止の対策を講じていただくことをお薦めいたします。
愛用の生地を長くお使いいただくための工夫となります。
関連ページ 当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm
当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html
当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html
文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/
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- at 9:47 PM
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