本日のブログでは、
「ポイントプリーツ・バランス」スタイルの、『装飾バランス』
を上飾りに設えた、リビング・ダイニングにおける、スタイルカーテンの納品事例をご紹介させていただきます。
メインに採用いただきました厚手生地は、当社に縫製サンプルもご用意しております、 川島織物セルコンの高級織物カーテンで、色番: FF4531(G)、
「ウィリアム・モリス」の描いた、 『ハニーサクル&チューリップ』です。
自紋に渦巻く葉」の上に「チューリップとスイカズラ」を配した、ウィリアム・モリス独特のデザイン・パターンを、川島織物セルコンの高性能織機で丹念に織り上げて作られた生地です。
この柄を経(たて)2色と緯(よこ)4色の色の組合せ、風通・接結といった織組織を駆使して、より深味のある色合いと奥行きが魅力のジャガード織に仕上げました。
こちらの『ハニーサクル&チューリップ』の織物は、1876年に製作されたウィリアム・モリスが描いた「壁紙」のデザインをほぼそのままに織物に再現したもので、英国・サンダーソン社とのライセンス契約の中で、何度もパターンや織表現、そして糸の染色まで厳しい審査を繰り返した後に正式に承認された生地ですので、非常に完成度の高い生地となっています。
『ポイントプリーツ バランス』 について。
今回、「上飾り」にご採用いただきました「スタイル・バランス」は、
ポイント プリーツバランス』と呼ばれる、「箱ヒダ」バランスの中央部をストレートに魅せることで、生地のデザインパターンを印象づけながら、左右を立体的に表現させる演出効果を狙った装飾バランスとなります。
別色での、家具を配置したインテリアシーンでのイメージも併せてご覧下さい。
小窓の『ローマンシェード』は、
「絵画」や「タペストリー」の雰囲気で。
2つ並んだ小窓部分は、『タペストリー』や絵画を飾る様なアクセントのイメージで、プレーンタイプの『ローマンシェード』で演出いたしました。
「ウィリアム・モリス」のデザイン美を堪能できる小窓となりました。
ちなみに、写真右側の窓枠内のレースは、大き目の、上下「パイプ通し」の「カフェカーテン」スタイル仕立としています。 中央のマジックテープの絞り調節することにより微妙なニュアンスができる、小窓に人気のある縫製仕様です。
参考までに、上下「パイプ通し」のカフェスタイルの結びを強調すると、「砂時計」状に見える、デザインとなります。
「コーディネート・レース」 の選定
今回、カーテンに合わせてご採用いただきました、「コーディネート・レース」は、ポリエステル100%のウオッシャブル生地でありながら、天然素材風の質感とナチュラルな色感、そして、裾部分のデザイン性に優れた袋縫いが人気の、「トルコ製」刺繍仕上げレースです。
床まで届く「掃出窓」から、『出窓』のスタイルレースで用いられる、「スカラップ・スタイル」の仕立てを想わせる様な個性的な裾のデザインを、大中小、全ての窓にご採用いただきました。
『出窓』内での設置の様子です。 2重織りされた裾の部分に、自然な「モアレ」柄が生み出されています。
2013年9月28日(土)に、テレビ東京で毎週・PM10:00からオンエアされている30分番組、
『美の巨人たち』
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/130921/index.html
でも、特集された、「ウィリアム・モリス」のデザインの世界は、今でも日本人の心に寄り添っています。
当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm
当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm
当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/balance.htm
文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/
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- at 7:08 PM
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