Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 調光ロールスクリーン

「調光ロールスクリーン」の楽しみかた。機能性も考えたコーディネート事例。

2017年08月18日

ブラインドの様な形状のファブリックを前後の繊細なレースで包み込み、より柔らかな採光を楽しむ「調光ロールスクリーン」

使用する空間も多岐にわたり、リビングの大開口窓などはもちろん、小さ目な窓をカラフルに魅せたり、寝室の窓辺で遮光性を求めたりと、幅広くご採用いただいております。

本日は、その様な事例を2つご紹介いたします。

 

 

事例①
淡いグリーンで演出するダイニングの窓

1つ目の事例は、ダイニングテーブル側の窓辺に淡いグリーンを感じるコーディネート。

ニチベイの調光ロールスクリーン『ha・na・ri(ハナリ)』の収録色「マスカット(G1005)」は、スラット(羽根)部分のカラーがマスカット色で、その前後を繊細なボイルのヴェールがまとうことによって、より透明感のある淡色のグリーンを堪能できます。

 

ニチベイ 調光ロールスクリーン ハナリ マスカット

緑豊かな自然に包まれた朝の窓辺を思わせる、瑞々しい空気感を醸し出すことができました。

 

スラットを閉じた状態では、プライバシーの確保をしつつ、淡いマスカットカラーの採光を楽しめる、天然の照明カバーの様な窓辺となりました。

 

 

事例②
「寝室」の窓でスタイリッシュな調光を楽しむ。

寝室の窓では、昇降途中でも生地を閉じずに採光ができる唯一の調光ロールスクリーンとして知られる、『FUGA』より、遮光生地のアイボリー(FA-190)アイボリー)を、ニチベイの遮光バーチカルブラインドとの組合せでご採用いただきました。

 

バーチカルブラインド アルペジオ モアラップスタイル 事例

遮光状態の様子。

 

縦型のルーバー生地で遮光を考える「バーチカルブラインド」の場合、就寝時はルーバーを倒す向きを枕元側ではなく、足元側に傾斜させることにより、枕元側から見た遮光性が向上します。
これは、光だけでなく、冷気や熱気といった気流も足元側に向ける効果があります。

さらに、ルーバーの間隔が標準仕様より25%密にセットされている、「モアラップスタイル」をオプションで選ぶことにより、遮蔽した際のルーバー同士の重なり幅が標準品の1cmから3cmにアップします。
光漏れを抑える遮光性の向上に加えて、生地が重なり合う面積が増えることにより遮光性が向上(生地が暗くなる)するため、寝室にお勧めのスタイルと言えます。

 

続いて、バーチカルブラインドの「モアラップスタイル」との組み合わせで、調光ロールスクリーン『FUGA』でも、遮光生地の採用と共に、オプション仕様(価格は同一)の「生地逆セット」指定にて納めることになりました。

調光ロールスクリーンの生地を反転させつつ、巻き取り側を手前(室内側)に設定して組み立てることにより、スクリーンを降ろした際に横型スラット(羽根)が、窓側に傾斜して上方からの光を遮光しやすくできる裏技です(注文時・要指定)。

 

FUGA  調光ロールスクリーン 生地 逆

標準仕様と、「生地逆セット」の比較イメージ。

窓より下にある枕元でのアイラインが基準となる寝室では、ご要望に応じてこの様なオーダーをする場合がございます。

 

調光ロールスクリーン 遮光

こうして出来上がった、枕元から見て、光の直射を抑えた窓辺。
ちょっとした使い方の工夫で、遮光性と断熱性が向上しました。

 

FUGA  調光ロールスクリーン 展示

ミツワインテリアでは、ハンターダグラス『シルエットシェード』、ニチベイ『ha・na・ri(ハナリ)』、トーソー『ラクーシュ』の展示品と並べて、『FUGA』を展示しております。

実際に手に取って「調光ロールスクリーン」を比較いただければ幸いです。

 

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ

 
◆ 『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html
 
 
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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『FUGA』調光ロールスクリーン。「オーバーサイズ」仕様・納品事例。

2017年06月01日

FUGA 調光ロールスクリーン

本日は、スクリーンの降途中での採光が可能なロールスクリーンとして人気の高い『FUGA』調光ロールスクリーンの納品事例を、調光の仕組み、ヘッドボックスサイズの違いと併せてご紹介させていただきます。

 

開閉昇降式・調光ロールスクリーンの
調光特性と注意点

前後のシースルーに挟まれた不透明スラットを開閉することで立体的な意匠となるのが開閉昇降式・調光ロールスクリーンの特徴。

ヘッドボックスに収納されているスクリーンを引き降ろすと、スラット全閉の状態で最下部付近まで降り、続いてスラットが開き始める調光状態スラット全開状態を経て停止します。

 

FUGA以外でこの様な特性を持つ製品として、ハンターダグラス「シルエットシェード」、ニチベイ「ハナリ」、トーソー「ラクーシュ」などが知られていますが、どの製品もスラット調光状態の際にスクリーンが最も長くなります。

これをFUGAの図説を例にあげて説明すると、

① スクリーンを引き降ろして最長位置(※図b)の15mm手前までが「スクリーン全閉状態」(※図a)の領域。

② 「スクリーン全閉状態」(※図a)から全開位置(※図c)までの調光過程にa.cよりもスクリーンが15mm下がる最長位置(※図b)がある。

③ 最長位置(※図b)から更にループコードを引き続けて15mm引き上がった状態が全開位置(※図c)。

といった、調光領域でスクリーンの長さが15mm程度上下する特性がありますので、ここを踏まえながら製品高の打合せを行います。

 

実際の調光イメージがこちら

① スクリーン最長位置の15mm上方までが「全閉状態」。

 

FUGA 調光ロールスクリーン 事例

② スクリーン「最長位置」での調光イメージ

 

調光ロールスクリーン とは

③ スクリーン最長位置から15mm引き上げた状態で迎える「全開位置」

 

(※追記) 動画で説明するとこの様になります。

動画の様に調光領域の目線が床にある掃出窓の場合であれば最長位置でボトムレールが床に触れない様に納めることが一般的ですが、調光領域の目線が高めにある腰高窓などでは、最長位置でボトムレールが窓枠に触れてもいいから、なるべく全閉位置を窓枠ギリギリにしたいという希望をいただくこともあるため、製品高については都度お客様との打合せで決定します。

 

意匠性の重視と昇降操作に配慮したFUGA。
2種類の「
ヘッドボックス」について

『FUGA』調光ロールスクリーンの製作対応幅は、W150mmの小窓からW2700mmの大型窓まで広範囲に対応します。

小窓ではコンパクト設計を追求した標準仕様(スモールサイズ)のヘッドボックスを採用する一方、製作幅:W2000mm超える大型窓、製作高:H2400mm超える大型窓での生地収納性に考慮して用意された、「オーバーサイズ」仕様のヘッドレールを用意しています。

 

 

標準仕様(スモールサイズ)とラージサイズ(オーバーサイズ)ヘッドボックスの寸法差は高さ11mm、奥行き12mm。

1つの居室で複数のFUGAを設置する場合、大小の窓で規格の異なるヘッドボックスを使い分ける場合もありますが、横並びの連窓で使用する場合においてヘッドレールの仕様をラージサイズに統一することも可能です。

 

FUGA 調光ロールスクリーン メリット

こちらはFUGA独自の調光モード。

採用生地は遮熱性とプライバシー性の高いBASIC」のホワイト(FG-5513)です。

さきほど調光ロールスクリーンの仕組みを簡単にご説明いたしましたが、FUGAではご覧の様にスラット「全開状態」を維持しながら一定量のスクリーンをヘッドボックスの手前側へ引き上げることができます

全開状態でヘッドボックス手前側へ引き上げ可能なスクリーンの分量は「スモールサイズ」のヘッドボックスの場合で約120cm

腰高窓であれば全開状態でほぼスクリーンの巻き上げが可能、掃出窓であっても窓の下側半分を開放できるため、庭、ウッドデッキ、ベランダがある窓では調光しながら屋外の雰囲気を効果的に室内に取り込むことができます。

 

更に今回ご採用いただいた「ラージサイズ」のヘッドボックスであれば、ヘッドボックス手前側のクリアランスがスモールより約8mm広く取られているため、結果としてスモールサイズ以上にスクリーンを引き上げることができます

 

(※追記1) ラージサイズのヘッドボックスを使用して、プライバシーを遮りながら屋外の景色と、ベランダ側への空間の広がりを確保した事例。
https://mitsuwa-i.com/blog/2018/06/02

 

 

(※追記2) ラージサイズのヘッドボックスを使用して、全開状態で170cm生地を引き上げているイメージ。ラージサイズのヘッドボックスが持つ特性を活かした実例です。
https://mitsuwa-i.com/blog/2020/07/03

この事例の様にできるだけ全開状態の生地を上方へ引き上げたいという場合であればスモールサイズ適応の窓であっても敢えてラージサイズのヘッドレールを採用しても良いかもしれません。

 

「ロールスクリーン」を組合せたコーディネート。

FUGA 調光ロールスクリーン ブログ

「オペレーター(ジャロジー)ハンドル」が障害物となっている4連の横長窓には、よりコンパクトに納まる小型タイプのロールスクリーンをナチュラルなインテリアに合せて、コットン(綿)ライクの生地を合わせました。

以上、本日は、すっきりと美しく、繊細な調光・プライバシーコントロール性に優れた『FUGA』調光ロールスクリーンの納品事例を調光モードの解説、ヘッドボックス特性と併せてご紹介させていただきました。

 


 

fuga 調光ロールスクリーン 取扱店 東京 神奈川 横浜

fuga 調光ロールスクリーン 取扱店

ミツワインテリアでは、ハンターダグラス『シルエットシェード、ニチベイ『ha・na・ri(ハナリ)』、トーソー『ラクーシュ』の展示品と並べて、『FUGA』を展示しております。
出張打合せ時にお持ちする事もできますので、詳細はお気軽にご相談ください。

 
◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
 
 
ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/
 
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『FUGA』調光ロールスクリーン・BASICタイプ納品事例とその特徴。

2016年09月19日

本日のブログでは、近年の「モダン・インテリア」に寄り添うウィンドゥ・トリートメントとして人気の高い「調光ロールスクリーン」より、『FUGA』トリプルスクリーン(BASIC)の納品事例をご紹介させていただきます。

調光ロールスクリーン オーダー FUGA 

株式会社WISから発売されている、『FUGA』トリプルスクリーンは、現在、市場で流通している類似製品ではできない、スクリーン昇降途中での調光スラット(布製)の開閉を一部可能にした画期的な製品です。

『FUGA』には、他ブランドの標準操作である、スラット生地を斜めに閉じた状態で昇降操作に加えて、補助操作として、水平に開いた調光状態で製品高にかかわらず120cm程度、スクリーンを上方に引き上げて採光ができる「逆巻取り操作」機能が付加されています(「電動タイプ」は完全逆巻取りも可能)。

スクリーンのスラットをいちいち閉めずに窓の部分開閉が出来るといった使い勝手の良さが特徴です。

 

2016-9-9-18-27

「眺望」を楽しむバリエーションを広げる「逆巻取り操作」機能のメリットは、掃出窓の下側をオープンにして「庭の景色」を楽しみながら、上部からの日照・眺望・プライバシーの調整をしたい窓などには最適です。

 

2016-9-9-18-1

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また、今回の納品事例の様に、ベランダに「塀」が設けられている窓辺では、塀とFUGAのコラボレーションにより、窓下側のプライバシー確保も期待できます。

こうした使い方は、外部の視線が気になる住宅地にお住まいのユーザーの支持を得ています。

 


「FUGA」の模型で現地打合せ。

現地での打合せにも使用している、『FUGA』・BASICシリーズの生地模型を使った、機能と特徴のご説明です。
 
写真左側は、スクリーン全体を手前側に傾斜させて内部の生地スラットを閉じた状態で、この状態は、ヘッドボックス内に巻き取られているスクリーンの昇降の際の状態です。

写真右側
は、通常はスクリーンが完全に降りた位置でのみ切り替えができる、スラットを水平方向に切り替えられる機能を働かせた状態です。
 
 
 
「BASIC」シリーズの生地を採用。
 
 
「BASIC」シリーズの生地バリエーションは、ホワイト(FG-5513)とベージュ(FG-5523)の2色展開。

今回の納品では、「漆喰壁」との相性の良いホワイト(FG-5513)をご採用いただきました。
 
 

「BASIC」シリーズの生地は、製品前後のシースルー素材を微妙に変えることにより、光の屈折を変えているため、同一生地を使っている「PLAIN」シリーズよりも割高ではありますが、より柔らかい光を室内採りこむことができる意匠性に富んでいます。

余談ですが、ハンターダグラス「シルエットシェード」や、ニチベイ「ha・na・ri(ハナリ)」といった類似製品の生地も、生地の細かな質感は違いますが、基本的にこの原理を使った製品です。

生地の薄さと美しさは、ハンターダグラスが一番で、ニチベイ「ha・na・ri(ハナリ)」も繊細な生地です。
FUGA「BASIC」シリーズの生地は、2社に較べてキメが粗いですが、プライバシー性と生地の耐久性、価格面に配慮した設計になっています。

 

 

「BASIC」シリーズで、
調光と眺望のコントロール。

2016-9-9-18-3

『FUGA』・ベーシック生地のスラットを閉じて使用した「調光状態 (Aパターン)」 では、「布製ブラインド」を思わせる不透明スラットを閉じた状態での採光を楽しめます。

平面的な無地の「ロールスクリーン」と違い、スラットの重なりが醸し出す自然な陰影美しいため、設計士の方からも愛用されています。
納品日当日は、雨上りの快晴でしたが、TVに入り込む陽射しのグレアも気になりませんでした。

 

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『FUGA』・ベーシック生地を傾斜させた状態で使用する「調光状態 (Bパターン)」 では、「布製ブラインド」の様な採光を楽しむことができます。

「布製ブラインド」との違いは、スラットの前後に薄いレースの生地が配置される立体構造のため、外の眺望を楽しみながらも、日光の直射を和らげることが出来る点です。

陽射しがさほど強くない時間帯は、このちらの調光モードでもTVを見る事ができます。

 

「FUGA」の『逆巻取り操作』で調光。

FUGA 調光ロールスクリーン SG-5513 ホワイト

FUGA 調光ロールスクリーン 特徴

最後に、『FUGA』・ベーシック生地の「調光状態 (Bパターン)」 のポジションのまま、上方に最大120cm(窓サイズに関係なく一定)まで引き上げられる、「調光状態 (Cパターン)」のイメージです。

この「調光状態 (Cパターン)」がFUGA独自の画期的機能となります。

ベランダ「塀」との併用で、より開放的な「日照調整とプライバシー調整の両立」が実現します。

 

 

「クリップ」タイプの『テンション・ウェイト』が追加。

2016-9-9-18-10

2016年9月から新たにリリースされた、 「クリップ」タイプの『テンション・ウェイト』は、チャイルドセーフティなどに配慮した、使いやすい安全設計です。

『テンション・ウェイト』
のタイプは、ご希望により、従来品の壁面固定「カセット型」や、クリップを要しない「デザインタイプ」などに指定することもできますので、詳細は当社またはメーカーにお尋ねください。

 
『FUGA』標準タイプは、最少幅:15cmから、最大幅:200cmまでオーダー可能です。
また、製作幅:2001~2700mmについては、ヘッドボックスが大きくなりますが「オーバーサイズ」仕様での製作にも対応しています。
開口部の取り合いによっては、スマートな「スリット窓」から「大型窓」までの組合せを楽しむことが出来るでしょう。
 
 
 FUGA 調光ロールスクリーン メリット

以上、本日のブログでは、厚手とレースの生地を一体で織り上げた、ユニークな調光ロールスクリーン『FUGA(フーガ)』ベーシックタイプの納品事例をご紹介させていただきました。

 

外部からの視線を遮りながら個性的な採光性と景観の再現性を求める窓回りの演出に是非ご検討ください。

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
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ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

 

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柔らかな陽射しと眺望を楽しむ「シースルー」のハニカムシェード。

2016年07月29日

本日のブログでは、柔らかな陽射しと眺望が楽しめる、シースルータイプの「ハニカムシェード」納品事例をご紹介させていただきます。

2016.7.17.5

2016.7.17.20

今回は、手軽なコードレス操作が魅力の、ルーセントホーム「シェルシェード」シースルー生地(CS360-001・コットン)に選び、様々な取付け方法の工夫を加えて、無事に追加設置することができました。

 

「ロールスクリーン」とのコンビネーションで
「ハニカムシェード」のレース生地を併用。

2016.7.17.7

ご入居当初の納品では、注文住宅の傾斜天井に隠れるように設計されているスクリーンボックス内に、ロールスクリーンを窓全体を1枚で覆う仕様でご注文いただきました。

 

2016.7.17.10

ロールスクリーンの1枚使いは、採用は設計段階から決まっていた仕様で、スクリーンを引き上げるとボックスの中に収納され、庇の深いベランダで日除けしながら外の眺望を優雅に得られましたが、生活する中で、やはり日中のレース越しの採光や、ほのかに見える景色なども楽しめるシチュエーションも追加で作れないかとのご相談をいただきました。

レース越しの採光で日射を和らげながらテレビをみたり、ダイニングで食事をしたいといった新たなご要望です。

 

 

「取付下地」の調査と
ハニカムシェードの納め方

2016.7.17.11

「シースルー」を使った製品がボックス内で併設できるかどうかの調査と設置シュミレーションの様子。

ボックス内の設置スペースは、奥行き14cm深さ16cm
この寸法は、ロールスクリーンを単一で付けるには十分なスペースですが、複数の「メカニック製品」を前後に設置するには奥行寸法が十分取られていないため、使用する製品とその設置方法の工夫が必要でした。

ちなみに、既設のロールスクリーンは、引戸を開閉するレバーハンドルの干渉を避けるために、スクリーンの正面が室内側に向く「逆巻き」仕様で設置しています。
今回の事例では、ボックスの室内側に約5cm程度のスペースが空いていましたので、このエリアに着目した製品のご提案を考えました。

 

2016.7.17.3

ボックス天付に必要な奥行きは残っていませんでしたが、幸いなことにボックス内の室内側にも、取付用の木下地が確保されていましたので、変則的ですが、ロールスクリーンの巻取り位置より少し下がった室内側のボックス面に、「折り畳み」昇降タイプの「ハニカムシェード」を逆向きで設置するプランが実施できました。

 

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「ハニカムシェード」の長所として、昇降コードがセルの中を通っているため、製品を室内とは逆向きに設置しても、スクリーン表面の意匠が保たれるという点にあります。

加えて、「ルーセントホーム」の『シェルシェード』に限っていえば、スクリーンを逆向きにセッティングするオーダーにも対応しているため、シースルー以外の採光や遮光生地の場合でも、この様な設置方法を検討することができます。


2016.7.17.14

また、展示品の様に、レースと採光、遮光生地を上下任意に組み合わせる「ダブルタイプ」であれば、変則的ですが場所を取らずコンパクトに使うことができます。

 

「障害物」を避けた昇降事例

2016.7.17.1

2段階設置した、ロールスクリーンとハニカムシェードの位置関係がこちら。
スクリーンボックスの舞台裏で、製品の持つ特性を活かした納めができました。

2016.7.17.2

また、ハニカムスクリーンとドアハンドルの間をロールスクリーンのボトムレールが通る配慮も達成された「フロントレース」スタイルで納めることができました。

 

『シェルシェード(シースルー)』
納品後の様子と楽しみ方。

2016.7.17.6

では、本日のまとめです。

こちらは、シースルーの「シェルシェード」でテレビ側の陽射しを和らげる際に使用する昇降スタイル。
中央2分割で設置しているので、左右の昇降の調節も自由であることと、ベランダへの出入りにも配慮しています。

 

2016.7.17.5

日照条件や、その他、生活上のお好みにより、窓辺全体の陽射しを和らげることもできます。
シースルーレースと「漆喰壁」との馴染みも良く、柔らかいインテリア演出が出来るようになりました。

シャッターの様な操作性を持つ「コードレスタイプ」・ハニカムシェードの特徴として、製品の側面に昇降ループコードが付きませんので、製作サイズの工夫により、後幕のロールスクリーンの昇降チェーンを隠す様な使い方もできます。

今回の事例では、頻繁にレースを使用しないということと、操作ループの数を極力減らしたいとのご要望があったため、お客様がごく小さな踏み台(脚立)を用意してコードレスタイプを操作するスタイルで納めています。


注文住宅ならではのこだわりポイントです。

 

2016.7.17.13

2016.7.17.24

また、レースを降ろした状態から、背後のロールスクリーンをお好みで降ろすような使い方もできます。

 

2016.7.17.9

ロールスクリーンの手前をシースルーが柔らかに覆う「フロントレース」スタイルも綺麗でした。
シースルーとはいえ、ハニカムスクリーンが手前にくるわけですので、窓辺の断熱効果も上がります。

 

以上、本日のブログでは、柔らかな陽射しと眺望が楽しめる、「シースルー」タイプの、『ハニカムシェード』の応用仕様事例をご紹介させていただきました。
設置スペースと下地があればこの様な使い方も可能です

 

◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

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FUGA・調光ロールスクリーンの魅力と事例紹介。

2016年07月21日

***情報更新(2024年11月)***

FUGA フーガ 調光ロールスクリーン 取扱店

調光ロールスクリーン FUGA 評判の展示品

近年、インテリア専門店やハウジングメーカーでの採用実績が増えている調光ロールスクリーン・『FUGA(フーガ)』の製品紹介を、当社展示品の紹介と事例を交えて特集でご紹介させていただきます。

 

2024年11月更新現在、ミツワインテリアでは、

◆ ハンターダグラス 『シルエットシェード』
① 2インチ(イージーライズ操作)
② 2インチ(電動・パワービュー操作)
③ 3インチ(イージーライズ操作)
④ 3インチ(電動・パワーライズ操作)
⑤ 4インチ(イージーライズ操作)


◆ ニチベイ『hanari(ハナリ)』
⑥ 標準タイプ (ループコード式)
⑦ カバーレスタイプ(サイレント電動式・マルチIR仕様)

 

◆ タチカワブラインド『ルミエ』
⑧ カバータイプ(チェーン式) 「シャリエ」、「ウェール遮光」
⑨  電動・ホームタコス「ルミエ」、「ウェール」

 

◆ トーソー『ラクーシュ』
⑩ カバータイプ(チェーン式)

 

◆NORMAN(ノーマン)『パーフェクトシアーシェード』
⑪ ループコードタイプ(採光・遮光)
⑫ 電動タイプ(採光)

 

◆ WIS 『FUGA』

⑬ 「PLAIN(プレーン)」
⑭ 「ADVANCED COLLECTION(クリア)」
⑮ 「ADVANCED COLLECTION(ミスティ)」
⑯ 「HEAT PROTECTION(遮熱)」
 「BLACK OUT(遮光)」
⑱ 「電動カバーレスタイプ」
⑲ 「エコリモ(電動充電式)」・Iot対応モデル
⑳ 「エコリモ(AC電動式)」・Iot対応モデル

といった、主要メーカーの展示品を大小30台以上ご用意しております。


自然光を透した窓辺でも製品を比較検討いただける展示をしており、また展示品の多くは現地打合せなどの出張時にお持ちする事もできるため、製品の特長が判りやすいと
お客様から好評をいただいていますが、全社製品の特長を比較した特集をご覧になりたい場合はこちらのページをご覧ください。

なお『FUGA』の展開生地については、 「PLIN(プレーン)」「Advanced Collection(アドバンス・コレクション)」「Black Out(遮光)の大小展示品をご用意しており、以下の製品解説で特徴と機能の解説をご案内させていただきます。

 


 

調光ロールスクリーン 『FUGA』 とは。

2016.6.30.36
 
株式会社WISが2013年11月より製造販売を始めた、開閉機能付の調光ロールスクリーン『FUGA(フーガ)』は、発売以来10年以上の実績を持ち、当初からの基本機能を継承しつつも時代の先端を意識したバージョンアップを続けている人気製品です。
 
 
調光ロールスクリーン 開閉式 回転昇降式 違い

調光ロールスクリーンの製品タイプを大別すると「開閉式」「回転調光式」の2種類があり、FUGAは前者の開閉式・調光ロールスクリーンに属します。
 
前後のシースルー生地と、開閉調光用の不透明生地(スラット)からなる3層立体構造を称して、同社では「3D 調光ロールスクリーン」という別名を付けており、2024年9月現在・14色(採光・ 遮光)のカラー展開があります。

3層構造となったスクリーンは特殊技術により1台の織機で高密度に織り上げられた1枚の「織物」で、ブラインドの機能性とカーテン・レースの持つやわらかな表情を併せ持っています。

加えて、電動モデル防炎品防汚加工品などのオプションも充実しており、一般住宅や高層マンションだけにとどまらず、商業施設を始めとした個性的なインテリアシーンでも採用されています。
 
 
 -------------------
 
FUGA独自の機能
「調光(全開)モード」でスクリーンの昇降が可能。
 
FUGA  調光ロールスクリーン 途中で調光
 
『FUGA』では、昇降操作の補助機能として、スクリーン最下部でスラットが水平に開いた調光状態を維持しながら、スモールヘッドレール採用時で120cm程度スクリーンを上方に巻き上げて採光ができる「逆側巻き上げ」機能が付加されています(※ラージヘッドレールやカバーレスタイプを採用することでより上方へ巻き上げることが可能)。
 
開閉式の他社ブランド品にはその機能がなく、最下部より生地を引き上げと必ずスラットが閉じてしまうため、これは『FUGA』独自の機能と言われています。

 
FUGA  調光ロールスクリーン 特徴
 
ここからは当社での事例紹介ですが、ベランダのあるマンションや庭付き戸建て住宅の窓など、窓の下側を解放させつつ、上部で調光をさせたいというお客様ニーズに応えたおすすめの機能です。
 
 
FUGA コーナー窓 事例
 
入隅・出隅コーナーが組み合わさったマンションの大開口窓でも、開放感のある眺望をお楽しみいただけます⇒ 事例詳細②
 
 
調光ロールスクリーン fuga カバーレス
 
オフション仕様の「カバーレス」タイプは深さのあるカーテンボックスでの設置におすすめ。
ヘッドレール手前のカバーが無いため逆巻き上げ機能が向上します。

⇒ 事例詳細③
 
 

 
 
『FUGA』の生地ラインナップ
 
 
① 採光生地・「PLAIN」
 
FUGA 調光ロールスクリーン プレーン PLAIN 事例
 

PLAIN プレーン カラー FUGA 調光ロールスクリーン

 
「PLAIN」シリーズの生地バリエーションは、現在4色展開で、コットンライクでナチュラルな風合いの厚地と透け感のあるレースとの組合せが特徴です。
 
 
 
「PLAIN」は生地前後のシースルー素材を同一にした設計で、製品価格もFUGAの中で最もリーズナブルです。
光の屈折率が変わらない2枚のレースを使用するため、生地表面に「モアレ(縞状)」柄が出やすい特徴がありますが、
生地の質感は細やかで、シースルー越しに屋外の眺望を楽しみたい窓におすすめです。
 
 
FUGA 調光ロールスクリーン 藤沢市

「PLAIN」シリーズよりホワイト(SB-01)を採用した納品事例。
⇒事例詳細 ①
 
 
FUGA 調光ロールスクリーン SB-02 アイボリー 事例
 
「PLAIN」シリーズよりアイボリー(SB-02)を採用した納品事例はこちら。
⇒ 事例詳細 ②

 


 
 
ADVANCE COLECTION (アドバンスコレクション)
 
③ 「CLEAR(クリア)
④ 「MISTY(ミスティ)
⑤ 「HEAT PROTECTION(遮熱)
 
FUGA アドバンスコレクション 展示取扱店
 
 

 
 
「アドバンスコレクション」ADVANCED COLLECTION)の展開色は透明感のあるレースを使用したAC-1303(オフホワイト)、AC-1302(シャンパン)AC-1711(グレージュ)の採光生地に加え、高密度レースでプライバシー性を高めたMYSTY・AC-3033(オフホワイト)、遮熱性を高めた織りのAC-2303(シルバーホワイトを加えた全5配色で、従来生地である「PLAIN」、「BASIC」、「BLACKOUT」との比較と主な特徴は以下のとおりです。

① スラット(羽根)幅が従来生地よりも5mm広くなりました(※従来生地:55mm →  AC生地: 60mm)。

② 熱溶着生地の採用により前側レース端部に出来やすい糸ほつれの問題が解消されました。
 
③ MYSTYにいては、写像性(プライバシー)と西日の眩しさを抑えるLow-グレア性を強化しました。

④ 遮熱(AC-2303)
においてはスラット全閉状態での重なり幅を増やすことでダイレクトな光の侵入を抑え、遮光・遮熱性能を向上させることができました。
 
 
 
アドバンスコレクション fuga オフホワイト AC-1303 事例
 
 
FUGA アドバンスコレクション AC-1302 シャンパン champane
FUGA アドバンスコレクション AC-1711 グレージュ
 
 
 
ACコレクション fuga  新遮熱 シルバーホワイト AC-2303 事例
FUGA 調光ロールスクリーン 遮熱性 比較
 
 
 
 

 
 
⑥ 遮光生地・「BLACKOUT」
 
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 FUGA 調光ロールスクリーン 遮光 BLACKOUT
 
 
 「BLACKOUT(遮光)」シリーズのシースルーでは、採光タイプより繊細なボイルを使用しています。
それにより、レースの透明感とスラットを閉じた際の遮光性(閉まりの良さ)を高めています。 
 
 
FUGA 調光ロールスクリーン 遮光 おすすめ


FUGA 調光ロールスクリーン 遮光 評判

こちらは、LDの西側に面した窓にFUGA『BLACKOUT(遮光)』を採用した事例。
採用生地はFA-190(アイボリー)で、当社にも展示サンプルがございます。

⇒ 「BLACK OUT(遮光)」採用事例 ①

 

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遮光生地限定のオプション機能
「スクリーン逆巻き」仕様で遮光性UP 

FUGAでは、BLACK OUT(遮光)限定のオプション機能として、「スクリーン逆巻き仕様」のご用意があります。

 

FUGA スクリーン逆巻き仕様

調光ロールスクリーン FUGA 逆巻き仕様

こちらは当社店内で高窓用の展示品を用いたデモンストレーションの様子。

 

調光ロールスクリーン 逆巻き仕様 使い方

「スクリーン逆巻き」仕様とは、製作段階で調光ロールスクリーンの表裏を逆にセットする特殊指定のことで、他社類似製品にこの機能はなく、FUGAでも遮光生地のみで対応可能している無料オプション(※要ご指定)です。

「スクリーン逆巻き」により生地の巻取り側が室内側にくる様にセッティングされますが、調光ロールスクリーンの場合、レースに挟まれたスラットの向きが反転して上方からの陽射しや視線をより遮れる構造になるため、寝室の高窓や陽射しの強い吹抜け窓での採用が効果的です。

 

 

また、スクリーン逆巻きにより、生地とボトムレールの昇降位置も「室内側」にシフトしますので、フレームの無い入隅コーナー窓で生じる生地の隙間を少なくしたい場合などにも効果的です。
 

 

FUGA・調光ロールスクリーン,遮光,スラット逆向き

こちらは、FUGA『BLACKOUT(遮光)』、2分割設置の様子。
 
ベッドや和室での布団敷など、目線が日常生活よりも床に近く天井を向く就寝時には、FUGA・遮光生地の巻取り配置を「スラット逆向き」仕様指定にすることで、下方に差し込む朝日をより遮らせることもができます。

遮光生地であれば上方から射し込む光に対しての遮光性の向上、採光生地であれば日中の強い陽射しの軽減に効果があります。
 
 
 

 

***編集追記① ***

FUGA・「エコリモ」IOT対応モデル
各種展示品をご用意

FUGA 調光ロールスクリーン エコリモ AC電源モデル DCモデル(充電式) 比較

2019年の発売以来、日本全国の様々な生活・商業シーンで採用されている電動『Eco Rimo(エコリモ)』は、現在は【エコリモ シリーズ】として
 

・「電動ロールスクリーン」Ecorimo Flat(エコリモ フラット)
・「電動ローマンシェード」Ecorimo Wave(エコリモ ウェイブ)
・「電動カーテンレール」Ecorimo Line(エコリモ ライン)

を新たなラインナップに加え、異なる製品同士を共通のリモコン、IOTアプリを使用した一元的な操作に対応できる様になりました。

⇒ 「エコリモ」Iot対応最新モデル(特集)

『Eco Rimo(エコリモ)』では、100Vコンセントを使用する「AC電源モデル」と、窓周りに専用コンセントの無い環境でも使用できる「DCモデル(充電式)」の2種類をご用意しています。

「AC電源モデル」は1つの電源(コンセント)から複数台の製品を個別・一斉操作できる連結使用にも対応。
充電式の「DC電源モデル」は、手動タイプと同一のヘッドボックスを採用したヘッドレールの互換性を利用しているため、現在ご使用中の手動製品をDC電源モデルにバージョンアップすることも可能です。

 

◆ FUGA「電動・エコリモ」AC電源モデル、DCモデル(充電式)展示品動画。

 

◆ FUGA「電動・エコリモ」AC電源モデル、採用事例・動画。

 

◆ FUGA「電動・エコリモ」DCモデル(充電式) 採用事例・動画。

 


 

***編集追記 ② ***

『FUGA』のオプション加工。
帯電防止(防汚)・消臭・抗菌・抗ウイルス機能を強化。

エコキメラ・ユニ FUGA 帯電防止 防汚

最後に、『FUGA』オプション加工のご紹介です。

⇒ 『エコキメラ』 という、人や動物の健康に害のない物質「リン酸チタニア」を主原料にした無機溶剤の効力を使った「空気触媒」加工の『エコキメラ・ユニ』をオプションでご用意しています。

 
 
 
 
エコキメラ・ユニ 抗菌 SEK 認証

 

オプション加工『エコキメラ・ユニ』で得られる帯電防止(防汚)、消臭、抗菌、抗ウイルス効果は、3種類のSEKマーク認証を取得しており、お手入れのしにくい調光ロールスクリーンのメンテナンス性向上や、ペット共生住宅などでの消臭効果として期待いただけます。

 

FUGA 調光ロールスクリーン エコキメラ・ユニ 評判

⇒ 「エコキメラ」採用事例 ①
生地:PLAIN(ホワイト)

FUGA 調光ロールスクリーン エコキメラ・ユニ ブログ

⇒ 「エコキメラ」採用事例 ②
生地: PLAIN(アイボリー)

 

 

 

***関連製品***

『FUGA』とのコーディネートにおすすめ。
バーチカルシェード・『Suave(スアベ)』が新登場。

株式会社WIS Suave スアベ

バーチカル シェード スアベ FUGA ACコレクション コーディネート事例

横型製品である『FUGA』と相性の良い、バーチカルシェード・『Suave(スアベ)』が新登場。

掃出窓などでおすすめの、バーチカルブラインドを更に優美な印象にした縦型調光&開閉製品です。

⇒ 『Suave(スアベ)』採用事例
生地: オフホワイト

 



調光ロールスクリーンの展示品を多数ご用意。

出張ご相談もお気軽に。

FUGA 調光ロールスクリーン 大型展示品

調光ロールスクリーン 電動 各社 メーカー 比較 展示

ミツワインテリアでは、WIS『FUGA』を始め、ハンターダグラス『シルエットシェード』、ニチベイ『ha・na・ri(ハナリ)』、タチカワブラインド『ルミエ』、トーソー『ラクーシュ』、ノーマン『パーフェクトシアーシェード』といった国内外ブランドの調光ロールスクリーン(立体生地構造)を、手動製品から電動製品まで多数、展示品でご用意しています。

展示サイズも大小取り揃えてご用意しておりますので、様々なシチュエーションを想定しながら、実際に目で見て、手に取って比較いただければ幸いです。

 

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

 

ミツワインテリア:
https://www.mitsuwa-i.com/

 

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「大正ロマン」風・おもてなしのインテリアでオフィス リフォーム。

2016年07月14日

大正ロマン インテリア オフィス リフォーム

IT系事業をされるお客様のオフィスを、移転(入居)前に改装させていただきました。
移転直前の緊急工事であったため、今回はオフィス内・間仕切り(水回り部)部のコーディネートはひとまず後回しとして、まずはエントランスの窓回りとオフィス内のリフォームを先行して実施させていただきました。

改装にあたり、お客様が持たれていたインテリア・コンセプトは、「大正ロマン」風
畳に襖、障子といった伝統的な和風建築に、西洋の家具や絨毯などの要素を組み合わせた特異なインテリアを指して「大正ロマン」スタイルと呼ばれることが多く、和洋折衷の重厚感と独特の懐古的な雰囲気は、「和モダン」の先駆けとも言われ、普遍的な人気を築いてます。

 

リフォーム・コンセプトと、
「移転前」のオフィス環境

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「IT」と「大正ロマン」。
2つの言葉には時代の隔たりがありますが、職場に脈々と継続する歴史の流れと、古き良き日本の懐古的な落ち着きと格調の高さを持たせたいとのご要望でした。

また、職場を好みのインテリアに設える意義は、「独創的なアイデア」を産み出しやすいお客様好みの職場環境を整備するという目的と共に、オフィスでのクライアント様との打合せに、昔の日本人が好んだ「応接間(室)」でもてなすという雰囲気を盛り込みたいという趣旨があるとのことでした。

「おもてなし」という言葉が、日本の魅力として国際的に評価されている現代の潮流から考えれば、決して古臭くないない発想でむしろ現実的すらあります。

インテリアの世界では、「ビンテージ」、「アンティーク」、「レトロ」、「エイジング」といった時代を感じさせながらも良質な素材美を賛美する表現が定着していますので、そういう雰囲気で日常業務と応接を行うという着想は粋なはからいになるのだと思いました。

 

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貸テナントの内装は、デザインに凝ったビルの外観と比較すると、やや高級感に欠ける印象を受けました。

ということは、ここである程度、内装に手を入れることにより、お客様好みのインテリアになるだけでなく、ビルの外観を味方に付けるオフィスイメージに引き上げることも可能なわけです。


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前オーナーが残していかれた「造作収納」は、色味がナチュラルでモダンな印象でした。
造作としての作りは悪くないため、扉を新調して、箱体をクラシック色で塗りかえれば「大正ロマン」スタイルにリニューアルできそうです。

 

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オフィス全体の壁装は、シンプルで一本調子なため、長所である高い天井にも着目したコーディネートを考えることになりました。
フロアも、ビンテージ調の「木目調」フロアに貼り替えれば、オフィス全体の雰囲気がガラリと変わります。

「浪漫」性には欠けるオフィス内の現況に、手仕事の味わいを加えた造作と、素材感豊かなインテリア・アイテムの組合せで魅力に設えるリフォームを模索することになりました。

 

 

リフォームの方針とコーディネート・アイテム

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エントランス横に据え付けられていた既存の「造作収納」は、『大正ロマン』風に仕立てるために、扉を新たなデザインで新調しました。

箱体の収納部分は扉に合せて塗装を塗り替えています。

 

造作家具 リフォーム 大正ロマン

また、下段の扉にラインを合わせて、オフィス全体に「腰壁」を作り、造作収納が持つ存在感を引き上げることにしました。

 

ウィリアム・モリス 壁紙 天井

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「天井の設え」も、作業効率を重視した蛍光灯(電球色)を使用していますが、レトロな内装に映える照明器具を選び、造作収納や腰壁とのまとまりの良い、板貼り風の内装を組み合わせたデザインで納めています。

 

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Morris & Co Wallpaper Volume V Morris Rose DMOWMO103

オフィスの内装に使ったのは、「モリス商会」がデザインした壁紙。

ウィリアム・モリスは、19世紀に活躍した、デザイナーであるだけでなく、思想家、作家、詩人としても著名な英国人として知られています。
産業革命で進む機械化と大量生産による工業製品の粗悪に警鐘を鳴らし、「有用の美」としての優れた手仕事の重要性を強調したアーツ・アンド・クラフツ運動の流れは、世界的に影響を与え、20世紀のモダンデザインの潮流を作りました。
日本においては、大正期の民藝運動を起こした思想家「柳 宗悦」など、モリスに影響を受けた人物も少なくなく、インテリアの歴史の中でも密接な関係を持っていると言われています。

そこで、天井の一部とオフィス内の壁装全体には、ウィリアム・モリスの弟子であった、ジョン・ヘンリー・ダールが描いた『Golden Lily』の2配色を使い分けています。

洗面所には、英国・サンダーソン社が、モリスの作風を現代風にアレンジしつつ継承しているデザインより、『Morris Rose 』を貼り上げて、ダウンライトとの馴染みの良い小空間を演出するアクセントとしました。

 

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オフィス内に多数ある「スイッチプレート」や「コンセントカバー」は、無垢の真鍮ボディを古色で仕上げたカバーに交換。

高級感のある縁取りと、柔らかで立体的な曲線が特徴のアクセントは、頻繁に使う照明スイッチ部などで使用すると高い視覚効果が得られます。
また、大きなインテリアの中に、微細に凝った小粋なアクセントを散りばめることにより、アンティーク表現を目指すオフィスの雰囲気にこだわりをもたらし、全体の雰囲気が引き立たせます。

 

FUGA ギャラクシー 事例

調光ロールスクリーン FUGA GALAXY 価格

「総ガラス」張りのエントランスを美しく飾る「ウィンドゥアイテム」については、次回、特集にて紹介いたしますが、意匠性の高い複層構造の『調光ロールスクリーン(FUGA)』より、格子状の市松柄レトロにも映える「GALAXY」のブラック色をご採用いただきました。

「市松模様(いちまつもよう)」とは、二色の正方形(または長方形)を交互に配した格子模様の一種で、英語ではチェック(チェッカー)と表現される模様ですが、『大正ロマン』風インテリアの演出においてもぴったりとはまりました。

 

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手洗いやミニキッチンの開口部は、「暖簾(のれん)」や、「ファブリックを使った間仕切り」が後付けできる状態に仕上げました。

 

 

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『イチゴドロボウ』,間仕切り,カーテン

https://mitsuwa-i.com/blog/2015/09/01

以前、納品させていただきました、「大正ロマン風」のカフェ・バーでも好評でしたが、レトロ感を醸し出しながら、活動的なオフィスのでも自由度の高い使い方が出来るファブリックの間仕切りは、デザイン性の高いファブリックを選ぶことにより高い演出効果も期待できます。

 

FUGA GALAXY ブラック 評判

最後に、調光開閉式ロールスクリーン・『FUGA』を屋外から見た様子。

意匠性はもちろん、調光コントロールによるプライバシー性にも配慮することができました。

 

移転前の緊急リフォームが終わり、さっさく営業を始められたお客様からも喜びのお言葉を頂戴いたしました。

「やはり、慌てて居抜きで入らなくて良かったです。早速いらっしゃったクライアント様も、まず迫力ある天井や個性的なエントランスの窓に注目されます。造作を含めた大正ロマン風の内装もとても好評で、商業空間としてのオフィスの格が上がりました。新しいオフィスで、上々のスタートが切れました。」

我々の仕事冥利に尽きる有難いお言葉でございます。
お客様の今後益々のご活躍と事業の末永い発展を心より願っております。

 

 

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『調光ロールスクリーンの特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

◆ 当社・『輸入カーテン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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トーソー・調光ロールスクリーン『ビジックライト』納品事例。

2015年09月12日

 本日のブログでは、TOSO(トーソー)の「調光ロールスクリーン」より、前後に配置された生地の回転操作(ターンアップ)により調光をコントロールする『ビジックライト』 の採用事例をご紹介させていただきます。 

調光ロールスクリーン トーソー

こちらはマンション、リノベーション後の2つの「掃出窓」に設置した、TOSOの調光ロールスクリーン・『ビジックライト』納品後の様子で、採用生地は、『ノブレス(5配色)』より、ナチュラルテイストのインテリアとの相性の良いTR-2725(アップルグリーン)

 

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手前(右側)の「ダイニング窓」には、「ブラインドボックス」が設けられていましたが、左側「リビング」の窓は、ベランダ側に奥まった間取りになっているため、構造梁下に「ブラインドボックス」下地が無く、窓枠正面付けで製品を設置する必要があります。

そこで今回は、「天井付」「正面付」という異なる設置方法で調光ロールスクリーンを2つの窓に設置することになりました。

 

『調光ロールスクリーン』の2つの仕様。
「開閉式」と「回転式」について。

ここ数年、シンプルな機能性と美しいインテリア性が話題となり、国内メーカーでも相次いでリリースされている『調光ロールスクリーン』
その構造的特徴には、大別して2種類(回転式と開閉式)の仕様がありますので、その相違点を簡単にご説明させていただきます。

 

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1つ目にご紹介するのは「開閉式」タイプです。

開閉式タイプの調光ロールスクリーンは、ブラインドの羽根(スラット)形状の不透明生地の前後を、レース生地で支えている構造となっており、スクリーンの昇降操作時は生地が閉じて遮蔽されますが、降下の最下点ではスラットを水平(最大90°)まで傾けて調光することができます。

 

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このタイプは、昇降操作の途中での調光ができないことと、スラットの傾斜可動域が手前側90°までに限られるところがデメリットではありますが、調光時には、不透明生地が水平に倒れることにより、前後のシースルー生地を透して屋外の眺望を楽しめるというメリットがあり、調光ロールスクリーンにおいては、こちらのタイプの方が高級スペックとなります。

 

開閉式 調光ロールスクリーン

代表的なブランドとしては、ハンターダグラス社の『シルエットシェード』が有名で、類似製品として、ニチベイの『ha・na・ri(ハナリ)』、トーソーの『ラクーシュ』、タチカワブラインドの『ルミエ』、WISの『FUGA(フーガ)』あり、当社でも比較用の展示品をご用意しております。

 

2015.10.7.17

トーソー ビジックライト, 展示品

そして2つ目の仕様が今回の納品事例となる、『ターンアップ タイプ(回転式)』と呼ばれる調光ロールスクリーンです。

当社でも、トーソー『ビジック』、タチカワブラインド『デュオレ』、ニチベイ『レユール』といった、回転式・調光ロールスクリーンの展示品をご用意しています。

 

TOSO, ビジックライト, 施工事例

 『ターンアップ』 タイプのセールスポイントは、横ストライプ形状の「不透明生地」と「透明生地」の組合せで構成されているスクリーンが、昇降操作により、前後にローテーション(回転)して、重なり合うスクリーンの度合いの変化により調光コントロールできることです。

 

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ただし、ターンアップ式の『調光ロールスクリーン』ご採用の場合には以下2点の採寸注意点がございます。

1点目は、調光の際に不透明生地が水平に倒れませんので、ストライプ表現の採光システムを前提とした調光がターンアップ式の調光ロールスクリーンの特性であることと、製作寸法高の設定がスクリーンが完全に降りきったポジションであるため、上の写真の様に「腰高窓」などの全体を正面付けで覆う様に設置する場合は、窓枠下側までの高さに加えて採光時に引き上がるシースルー生地の幅以上のゆとり寸法を加えて製作高を決める必要があります。

 

トーソー ビジックライト, ノブレス

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2点目の注意事項は、ターンアップ式の調光ロールスクリーンを「掃出窓」などでご採用いただく場合、製品の製作寸法が、前後の不透明生地が重なり合う遮蔽時となっているため、「調光」操作時には、シースルー生地をスライドさせた分だけ生地が引きあがる特性を持っていること前提としして採寸する必要があることです。

 

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2015.10.7.10

採寸時には、スクリーンの製作高をフロアまでの設置高より短めに設定します。

設置高より長く作りすぎると、フロアギリギリまで引き降ろした際に前後の不透明生地が床面でたわんだり、綺麗に重ならない場合があります。

一般的なロールスクリーンであれば、フロアに多少設置しても問題ないのですが、調光を目的とした「ターンアップ」式のロールスクリーンを「掃出窓」または「窓枠内」に設置する場合、この仕組みを充分理解して製作サイズを決めることが原則となります。

 

2015.10.7.9

 今回の納品事例では、スクリーンの背後に窓枠内に後付されたインナーサッシのフレームがあり光を遮っていましたが、遮るものがなく日光が入りやすい「掃出窓」や「腰高窓」の窓枠内にターンアップ式の調光ロールスクリーンを設置する場合は上記特徴を理解いただいた上でご採用されることをおすすめいたします。

 

 

 『天付け』と『正面付』。
異なる設置方法の納まりと注意点。

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こちらは、「ダイニング」側窓の『ブラインドボックス内に天付け』で設置した、ターンアップ式調光ロールスクリーンの設置イメージです。

一般的に「カーテンボックス」であればボックス内に15~18cm程度の奥行き寸法が必要とされていますが、ロールスクリーンを含めた「ブラインドボックス」の場合は、11~12cm程度の奥行き寸法で仕上げられているケースが多く、製品選定と設置の際には、このサイズの把握が大切となります。

ターンアップ式のロールスクリーンの場合、スクリーンを完全に引き上げた際に、「ウエイト(ボトム)レール」が製品の背後にくる納まりとなっていますので、サッシ枠、窓枠などに引っ掛からない様な適度の距離感を取りつつ、設置する事が肝要です。

 

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次に、「リビング」側窓の『窓枠に正面付け』で設置した、ターンアップ式調光ロールスクリーンの設置イメージです。

 

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窓枠の直上に「構造梁(はり)」などがあるなどの環境により、「カーテンボックス」などが設けられない窓では、窓枠に直接・『正面付』で調光ロールスクリーンを設置することになります。

正面付の場合、ターンアップ式のロールスクリーンの「ウエイト(ボトム)レール」の納まりは「天付」の場合とは異なる位置にきますが、「正面付」は窓枠に密着した設置方法となるため、必要に応じて『ブラケットスペーサー』という、窓枠との適度の距離感を取るための補助部材を併用する場合もございます。

ターンアップ式のロールスクリーンの場合、基本的にフロアに「ウエイト(ボトム)レール」が接地しない寸法で製品を作りますので、それにより換気の際の風圧の揺れで「ウエイト(ボトム)レール」が窓枠に当たる音が生じにくくなっています。

 

調光ロールスクリーン オーダー

こうして、LDの2つの窓に、ターンアップ式の『調光ロールスクリーン』がスッキリと設置されました。

ちなみに、今回ご採用いただいた生地は、『ノブレス(5色)』より、ナチュラルテイストのインテリアとの相性の良いTR-2725(アップルグリーン)です。

 

トーソー ビジックライト, TR-2725

 

太陽の光が心地よい日中には、光をたっぷり採り込むシースルーのスクリーンを。
プライベートタイムには、視線を遮るミディアムタイプのスクリーンを。
新しいターンアップスクリーン、トーソー『ビジックライト』は、そんなニーズに1台で応える、今までにないウィンドウトリートメントです。

 

 

 ◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の専門ページ

http://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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