Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 「カーペット」施工事例

「シンプル系・インテリア」から、「ドラマチック系・インテリア」へのリフォーム事例。(東京 渋谷区)

2013年04月25日

本日のブログでは、

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都内の築25年ほどのマンションにおける、無垢の「カリン材」のフローリングや「石張り」のフロアに合わせた、アメリカ製・「輸入壁紙」と「カーペット」の張替え工事の事例をご紹介させていただきます。

 

「リビング・ダイニング」リフォーム前 (Before)

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しかしながら、布製の「織物壁紙」の場合は、経年劣化の進行が早く、一般のビニール壁紙や紙壁紙などに比べると、「色褪せ」や「黄ばみ」などの劣化症状がが出やすくなり、特に太陽光の当たる窓辺などでは顕著です。 実際にこちらの物件でもそうでした。

 

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当初は、若干の光沢もある「柄物」の織物壁紙でしたが、リフォームの折には、壁面全体的に「色焼け」が生じておりましたので、今回は、「織物壁紙」に変わる、別の意味で高級感の演出ができる壁紙にしたいとのご相談のもと、現地での内見と、リフォーム後のディスプレイや家具の配置換えを含めたインテリア計画をお聴きしながら、『クラシカル・モダン』タイプの壁紙を「リビング・ダイニング」にご採用いただきました。

 

『輸入壁紙』へのリフォーム の際の下地処理の重要性。

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ところで、築年数の長い物件などでは、定期的な模様替えや、オーナーの変更等の理由により、壁紙が複数回リフォームされる事が多いですが、通常、2度目以降のリフォームにおいては、壁紙の下地の傷みをリフォーム時に選定する「壁紙の肉厚」で補う(隠す)施工が主流(標準)となっています。

その場合、壁紙の傷みにたいして、調整不十分なまま貼り替えられる事が一般的で、厚手の「ビニール壁紙」であればさほど目立たず下地の劣化(凹凸)の予防ができると説明されます。
一般的なリフォーム、特に工事コストの節約が前面に打ち出されるリフォームにおいては、お客様側も内装に対して強いこだわりや希望がなければその提案はある意味「妥当」であると言えます。

しかしながら、『輸入壁紙』に代表される、高額で薄手の壁紙の場合、お客様のインテリアに対するこだわりが強いため、前述の説明のまま室内の全面施工を行えば、必ず「劣化した下地の表出」というカタチで問題が発生してしまいます。

この問題を解決して、室内全体を美しく『輸入壁紙』に貼り替えるには、下地のボードを交換するか、丁寧な下地処理による施工によらなければ、現実問題として、『輸入壁紙』の美しい仕上がりを期待することは]難しいため、結果として根気が必要な、難易度の高い下地補修作業が必要となります。

 

「リビング・ダイニング」リフォーム後 (After)

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その様な、手間のかかる「下地調整」作業を経て、完成した、リフォーム後の『ダイニング』エリアの様子です。

大粒のクリスタルのシャンデリアやリフォームの際に新しく購入された赤いクラシカルチェアのとも相性も良く、ややグレイッシュの要素を含んだ優しい「ピンク」の壁紙のパターンのがクラシックでありながら、女性的なフェミニンな印象を醸し出すことができました。

『モダン・クラシック』な印象的な「ダイニング」大変身です。

 

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また、マンションに特有の構造梁(はり)なども、美しく部屋を区画し、シンプルなカーテンとのコントラストも良く、特に「上部の梁」は、カーテンの「上飾り」の様な演出効果を醸し出しています。
インテリア照明、ソファ等などとの調和も一段と引き立つ「リビング・エリア」にリニューアルされました。

 

玄関・廊下』のカーペットの張替え。

また、今回は、「リビング・ダイニング」以外にも、「玄関・廊下」の生活導線エリアのリフォームの際には、『輸入壁紙』 への貼り替えと併わせて、『カーペット』 の張り替えも行いました。

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こちらは、「リフォーム」 前の様子です。
「廊下」は『S字型・クランク』が複数のある形状の廊下でした。

 

S字型・クランク廊下のカーペット張り替え作業。

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『S字型・クランク』のある廊下のカーペット張替えの場合は、クランクの前後で、「シーミングテープ」と「専用アイロン工具」を使用した、カーペットのジョイント溶接作業が必須となります。
こちらの画像は、ジョイント部分のカーペットの下部に、「シーミングテープ」を配置して、「アイロン溶接」の準備をしている様子です。

 

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「アイロン溶接」部分の「柄合わせ」を確認している様子です。

 

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この様な、狭く入り組んだ「S字型・クランク廊下」において、細かい柄物のカーペットの張り替えを行う場合は、長い廊下であれば、今回の様に、適宜、材料の幅や間取りを考慮しながら、途中で 「カーペットの溶接・ジョイント」作業を丁寧に行いながら仕上げていかなければなりません。

 

「アイロン溶接」後の仕上げ作業。

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カーペットの、「アイロン溶接」によるジョイント作業が終わり、「クランク廊下」を敷き詰めるカーペットの型が取れたところで、専用工具を用いて最後の仕上げ作業を行います。

 

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現場では、ジョイント部分の「目合わせの裁断」、「丁寧な溶接」、「S字型・クランク廊下」の作業中の柄のズレ防止など注意しながら慎重な作業を行う必要がございますので、特に熟練の技術が必要となります。

 

「カーペット」・リフォーム後 (After)

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「S字クランク」と取り合いの処理を終えて、完成した、カーペット張り替え後の様子です。

 

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「輸入壁紙」の貼り替えも終えて、ゴージャス感のあるクラシックスタイルの「玄関・廊下」へとリニューアルされました。

この様に、当社では、住宅の魅力を引き上げる、「付加価値リフォーム」を当社は得意分野としています。
インテリアコーディネート、カラーコディネートを含めたトータルインテリアのご相談も承っております。

お客様の住み心地の良い日常生活の舞台作りのお手伝いができれば幸いです。

 

東京都 渋谷区 マンション リフォーム事例。

 

当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

当社・『輸入壁紙の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

カーペットの「リフォーム(敷き詰め工事)」の流れを一例でご紹介します。

2013年03月30日

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こちらは、新年度前の春休みの教育保育施設施設におけるカーペットの張り替え工事後の様子です。
以下にリフォームにおける作業手順と納まりの様子をご説明させていただきます。

 

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まず、春休み前に現地での打合せをさせていただいた時の様子です。
遊戯室でしたので、カーペットの張り替え工事の際に、「遊具」などはあらかた廊下に移動いただいておりましたが、非常に重量のある木製の「すべり台」があり、分解ができないように室内で固定されていたため、専用の家具移動工具を使用してリフォームをすることになりました。

 

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なお、今回のリフォームでの変更点として、遊戯室から屋外に出る際の、靴脱ぎ場の形状の納めが変形で、使い勝手が悪かったため、長方形の見切り形状に変更することになりました。

 

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また、「肋木(ろくぼく)」と呼ばれる「梯子」状の遊具の裏の納まりを強化する施工を実施することにもなりました。

 

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そして、いよいよカーペットのリフォームの開始の日が来ました。
まず、既存のカーペット及び、「アンダーフェルト」と呼ばれる下地の「クッション材」を撤去して、きれいに清掃をいたしました。

 

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厚さ8mmのウレタンチップ製の下地用「クッション材」を固定しなが敷き詰めます。 クッション性が劇的に向上し、転倒時の衝撃緩和に効果的です。

 

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遮音性能効果も高い、カーペットの下地材が張り上げられた様子です。

 

耐久性に優れた工事用カーペットの選定。

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ご選定いただいたカーペットは、毛足が短いのに土足での歩行(重歩行)にも対応する強度のある高耐久ナイロン繊維を使用。キャスター付の椅子の使用頻度の高い、ホームオフィスや書斎などでもフローリングを傷めず安心してご使用いただける強度のある繊維が特徴です。
そのため、カーペットの全厚6mmは業界トップレベルの極薄を誇り、室内ドア下の隙間が狭い場合でも、置き敷き施工が出来る可能性が高まりましたが、長くご愛用いただける耐久性を誇ります。  
また、 遊び毛が出にくい、お手入れ簡単のメンテナンス性や、「光消臭」機能により、優れた抗菌、消臭機能を発揮します。
 適度な遮音性と、もしもの時に安心な防炎機能付きなどの優れた機能が人気のロングセラーカーペットです。

当社・『ニューアスシャリオ』の施工事例集
http://www.mitsuwa-i.com/aswan-c.htm

 

『ニューアスシャリオ』(カラーバリエーション)

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次にカーペットの「敷き詰め施工」になりますが、カーペットは以下の製品のカラーバリエーションの中から、明るい「ピンク」色をご選定いただきました。

 

カーペットの本格施工の様子。

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幅、7.2mの部屋でしたので、2枚の長尺カーペットを「アイロン溶接ジョイント」工法で、強固に接合して丁寧に仕上げていきます。

 

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2枚の長尺カーペットの「アイロン溶接ジョイント」箇所の継ぎ目を綺麗に仕上げるための「目通し」を行っている様子です。
作業は専用の鋏と工具を使用して行います。
これにより、長い距離でもカーペットの「アイロン溶接ジョイント」作業が美しく進行されます

 

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幅10cmの溶接用の「シーミングテープ」をカーペットの接合部の真下に中央分割になる様に敷設して、『アイロン溶接』作業を開始している様子です。

 

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シーミングテープとカーペットを溶接するための専用のアイロンを使用しながら、熱によりテープの飴の様な硬いボンドを、一時的に適度な高熱で溶かして、ジョイントの隙間を寄せながら丁寧に溶接を進めています。

 

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長さ約13.5mの2枚のカーペットの縦ラインの溶接が完了した様子です。

 

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続いて、「靴脱ぎ場」部分の小面積部分のジョイント仕上げます。
カーペットの使用面積を節約する場合に良く実施されます。

 

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変形部分のリニューアルも行い、きれいに溶接が完了しました。

 

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次に、「肋木(ろくぼく)」と呼ばれる「梯子」状の遊具の裏のジョイントです。

 

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ここでは、当社がいつも一緒に作業をお願いしている、「カーペットマイスター」の称号を業界からいただいている、ベテランの一級技能士の先生オリジナルのジョイント部材を使用して納めさせていただきました。

 

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両面テープに加えて、布用の速乾性ボンドを塗布して、溶接用アイロンの入らない狭小なスペースも強固に接合していただきました。

 

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重量のある鉄製のカーペット工具を置いて固着させている様子です。

 

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この様にして、「急所」部分の納めも丁寧に行います。

 

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そして、最終段階のカーペットの「太鼓張り」作業です。室内の外周方向に均一にテンションを掛けながら カーペットの敷き詰め作業を行いつつ壁際等の納めを丁寧に行っていきます。

 

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カーペットのテンションは、通常「ニーキッカー」と呼ばれる、膝でカーペットの起毛を引っかけながら蹴り込むことによって伸長させる工具を使用しますが、大部屋やニーキッカーの使用できない、狭い部位では、特殊な「ストレッチャー」と呼ばれる、レバー伸長式の外来製の工具を併用することもあります。

 

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この様な工程を踏まえながら、美しいカーペットの「敷き詰め工事」は行われております。

 

当社・『カーペットの張り替え工事』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

『カーペット』の持つ、優れた機能を効果的に活用して、「室内空気環境」を改善。

2013年03月19日

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■日本カーペット工業組合のホームページ
 http://www.carpet.or.jp/

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本日は、当社が定期購読しております(記事の内容は購読紙とは別内容ですが、無料配信の情報サイトです)・2013年3月16日配信より、

■「カーペットで室内空気環境を改善 PM2.5に一定の効果も」
http://online.ibnewsnet.com/news/file_n/gy2013/gy130316-04.html

との見出しの記事がございましたので、普段なかなか深い知識を取集しにくい、「カーペットの持つ生活に役立つ基礎知識」についての情報提供を、上記の「日本カーペット工業組合のホームページ」と併せて、引用特集としてご案内させていただきます。

 

 ——- 『インテリア ビジネスニュース』オンライン版(2013年3月16日配信)引用記事 ——

日本カーペット工業組合では、現在、カーペットによる室内空気環境の改善効果についての実証実験に取り組んでいるが、このほど歩行時のハウスダスト(粒径5~10μm)の舞い上がり量がフローリングの最大1/20という結果が出たと発表した。  これはカーペットのダストポケット効果(糸部分でハウスダストを取り込む)が大きく寄与したもので、カーペットの室内空気環境の改善効果を裏付ける結果といえる。また、現在社会問題化しているPM2.5の大きさに近い粒径(1~3μm)についても、優れた舞い上がり抑制効果を得たとしている。現時点で、カーペットがPM2.5対策になるとの確証はないが、室内に侵入して床に落ちたPM2.5の舞い上がり抑制には一定の効果はありそうだ。  なおPM2.5に関する実証実験については、現在実施中とのこと。

 

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又、カーペットの優れた機能性を科学的に実証」している冊子、

■『新・カーペットしすばらしい』
http://www.carpet.or.jp/carpet_pdf/syousassi_3.pdf

の導入部分のコラムを一部、PDF形式でWeb閲覧できるページも見つけましたので、カーペットのご購入並びにリフォームなど、ご興味のある方はこの最新情報をご一読いただき、今後のご参考とされて下さい。

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なお、当社も「オーダー カーペット」の施工は、新築、リフォーム物件を問わず、良質な提案・施工を行っておりますので、以下の特集ページをご覧いただき、ご用命の際はお気軽にご相談下さい。

 

当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

当社・『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

川島織物セルコンの機能性タイルカーペット・『ユニット ラグ』施工事例。(横浜市 港北区)

2013年01月29日

今回の施工事例は、横浜市 港北区の集合住宅(マンション)における、「遮音」と「保温」対策を目的とした、LDKエリアのフロアリフォームの完成後の様子です。

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ご採用いただいたフロア材は、川島織物セルコンの『ユニットラグ』シリーズです。

『ユニットラグ』シリーズは、ラグジュアリーな印象を強く商品コンセプトに打ち出した、ハイグレード仕様のタイルカーペットですが、今回のフロア・リフォームでは、このシリーズの中から、ナチュラルなストライプ調のの繊維の流れを、ボリューム感あふれるテクスチャーで表現した、「カジュアルライン」シリーズをご採用いただきました。

メーカー:川島織物セルコン
製品: 『ユニットラグ』・「カジュアルライン(KD820-2)」

ご覧の様に、モダンスタイルの生活シーンにもマッチした質感とデザインが魅力です。

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製品は、「和」・「モダン」・「カジュアル」・「クラシック」と、様々な生活シーンを魅力的に下支えするフロア・テキスタイルの魅力を持つラインナップとなっています。

下の写真は、2012年に、東京ビッグサイトでの「第31回ジャパンテックス(インテリアトレンドショー)」における企業ブースでのディスプレイ展示の模様を撮影したものです。

 

川島織物セルコン・『ユニットラグ』の優れた特徴。

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(1)『ユニットラグ』シリーズの優れた特徴としては、まず、製品の裏面に発砲吸着加工を施しているため、糊を使わずに置くだけでも優れた固定力を発揮する施工性の良さがあげられます。

(2)『ユニットラグ』は防滑性と程よいクッション性、遮音性にも優れているため、ペットや子供、ご老人の日常生活のサポートとなります。床暖房式のフローリングの上にも置き敷きが可能です。

(3)『ユニットラグ』シリーズ全体において、繊維に独自の撥水・撥油加工が施させていますが、特に 、「カジュアルライン」シリーズにおいては、繊維自体が撥水・撥油性を持っているので、ご自宅での手洗いでの洗濯に効果的です。

 

是非、こだわりのあるご自宅のフロアインテリアに、『ユニットラグ』シリーズをご検討下さい。

横浜市 港北区 マンション「遮音&保温」対策・LDKリフォーム施工事例。

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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