新築マンションご入居前に導入いただきました、遮音効果の高い「床暖房対応・ウールカーペット」の施工事例のご紹介です。
施工は、将来的に原状回復ができる、「床暖房対応」のカーペットを特殊な吸盤(粘着性のない)テープでフローリングとカーペットを吸着させる施工法で仕上げました。
カーペットの採寸と『遮音カーペット』の選定。
施工前の現地採寸の様子。
マンションの間取りは、複数の居室がつながっている変形サイズのため、採寸においては非常に神経を使います。
玄関からLDの奥まで伸びる廊下や、左右の居室などの寸法をmm単位で丁寧に行い、オーダー図面のを作成します。
「置き敷き施工」にあたっては、正確な採寸もさることながら、居室ごとに複数枚のカーペットをつなぎ合せる必要があるため、採用するカーペットが「寸法安定性」の良いものであること、メーカー工場での裁断や「オーバーロック(縁かがり)」の製作精度が優れていることは必須です。
選定商材は「間取り」や「床暖房の有無」、その他、お客様のご要望や現場環境も考慮して考えます。
今回ご採用いただきました遮音カーペットは、「床暖房対応・遮音カーペット」の中で国内最高品質との呼び声が高いアスワンの『アドニス』。
オーストラリア産の高級メリノウール(75%)とファーストラム(25%)を紡績して作り上げた、カットタイプのカーペットです。
柔らかさとしなやかさを併せ持つ高密度ウールに、クッション性に富むフェルトバックの基布を組み合わせたこちらのカーペットは、高い遮音性能誇るロングセラー製品です。
『アドニス』を発売しているアスワンでは、『遮音等級』と『生活実感の目安(日本建築学会)』の基準を参考として、製品ごとに目安としてのデータ表記を示しています。
製品データ表記にあたっては、従来の「LL-35」などの『推定L等級』に加え、新しい遮音等級の表記である、『Δ(デルタ)L等級』を並べて表記。
同じカーペットを敷いた場合でも、現場の状況により、住まう人の生活音実感は異なるため、より客観的な判断的な判断基準も加味して算出したのが『ΔL等級』で、併記の内容は、上の図表の通りです。
今回ご採用の遮音カーペット『アドニス』の場合、推定L等級「LL-35」、ΔL等級「ΔLL(I)-6」をクリアしています。
『ウール・カーペット』敷きによる、
優れた「保温性」と「断熱性」による『省エネ』効果。
「ウールカーペット」は、「弾性回復力」に富んだ繊維です。
良質な製品選ばれた場合は、長期的な遮音効果に加えて、優れた「断熱性」、「吸湿性」、「防汚性」など心地良さが得られます。
こちらは、「玄関」・「LD」・「洋室」にかけてのエリアを置き敷き施工で納めた様子。
遮音カーペットの採用によって、フロアのクッション性も増し、階下への遮音効果も高まりました。
今回ご採用の「ウール・カーペット」は、高品質ウールをふんだんに使用しておりますので、比較的冬場の室温が高いとされる集合住宅(※2階以上)では、冬場の足元が温かく、床暖房に極力頼らず生活ができるかもしれません。
以上、本日のブログでは、しっかりとした「遮音対策」を講じながら、「冷え症」の緩和や、「ソフトフロア」の特徴を活かした快適性が得られる、オーダーカーペットの魅力についてレポートさせていただきました。
◆ 当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm
◆ 当社・『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm
ミツワインテリア:
https://www.mitsuwa-i.com/
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