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「掃出窓」で採用された、JBS・ウッドブラインド『クラシックタイプ』の味わい。(東京都 東久留米市)

2013年06月14日

本日のブログでは、

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JBS・ウッドブラインドの中での一番製品である、「ウエスタンレッドシダー」スラット(45mmスラット・色番:NC302)の中から、一般的には『腰高窓』で採用される『クラシックタイプ』を、打合せを経て『掃出窓』に納品させていただきました事例での打合せの内容と、施工後の様子をご案内させていただきます。

 

現地での採寸・お打合せ時の様子。

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まず、内装壁装天井材の仕上げで採用されていたものが、「塗装仕上げ専用壁紙」の上に低光沢のインテリア・ペイントを塗り込んで、光沢を抑えた強靭な仕上がりとなる内装材でした。

この内装仕上げの場合は、日中の「自然光」や、夜間の「間接照明」の映える空間演出に適している、低光沢(低反射)の塗装仕上げですので、JBS・ウッドブラインドの「ウエスタンレッドシダー」スラットの特性と非常に相性の良いものとなることが直感的に理解できました。

また、窓の外には『ウッドデッキ』も設置されていましたので、室内と屋外のイメージも合致して、お部屋に外部からの視覚的な広がりを取り込むことができる設計となっておりました。

 

「カーテンBOX」の形状とオプション「バランス」の関係。

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今回設計されていた、「掘込型・ブラインドボックス」は、一般的な「カーテンボックス」と異なり、ボックスの深さを十分に取りつつも、「奥行き(D)寸法」は、11~12cm程度と、通常のカーテンボックス( カーテン&レース)で一般的に採用されている、15~18cmの奥行きよりは狭く設計されていました。

こうすることにより、ブラインドのヘッドレールがしっかり隠れて、意匠(デザイン)性に優れたものとなるのですが、将来的にカーテン&レースのスタイルも視野に入れられている方は、「カーテンボックス」の規格で設計される場合もあるようです。

今回の場合は、純正の「ブラインドボックス」の仕様でしたので、ヘッドレール部分を、幅90mmのオプション内付用バランス付で覆うことなく納品させていただきました。

 

『クラシックタイプ』の操作仕様の特徴と注意点。

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今回の場合、通常は「腰高窓」での採用が多い、JBS・『クラシックタイプ』のウッドブラインドを、『掃出窓』でご採用されるにあたっての、「メリット」と「デメリット」、そして確認事項をご説明しながら、お客様熟慮のうえ、クラシックタイプ特有の「ビジュアル」重視というこで製品仕様が決まりました。

 

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『クラシックタイプ』の操作仕様は、「昇降コード」と「調光コード」が、それぞれ独立して製作されています。

まず、2本のコードの上下操作でスラットの開閉を調節する「調光コード」は、スラット水平時には、同寸法で下部の木製グリップの位置が揃っていますが、開閉調光操作の過程で、「シーソー」の要領で、標準設定のの位置から、片側のコードが最大20cm上昇して、もう一方のコードが20cm加工することによってお好みの調光が出来る操作メカニズムとなっています。

次に、1本のコードで上下の昇降操作でを行う「昇降コード」は、スラット水平時には、「調光コード」と同寸法に指定することもできますが、スラットの引き上げ作業の際に、引き上げた分量だけ、ヘッドレールに内蔵されている「昇降コードが」加工してくるため、窓のサイズや、製作サイズ、設置状況によっては、引き下ろしたコードが床方向に垂れる特性があることをご説明させていただきました。

その様な理由のため、『クラシックタイプ』のウッドブラインドの場合は、「昇降」の利便性よりも「調光」操作のみを重視される方や、『クラシックタイプ』特有のデザインに魅了されて、主に『腰高窓』にご採用される方が多いモデルとなっています。

 

今回の納品事例での確認事項。

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今回は、『クラシックタイプ』特有のデザインに魅了されて、敢えて『掃出窓』にご採用されていという、特殊なリクエストをいただいておりましたので、JBS・『クラシックタイプ』・ウッドブラインド『掃出窓』に希望される方のために提案画像を作成したしました。

 

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最終的に、お客様にご希望いただきました、「調光コード」の長さは、床から約130cm程度、「昇降コード」は床から約120cm程度の位置に標準設定される仕様となりました。
また納品後に、スラットを引き上げた際に伸長したコードは、本物件のサッシの特徴であった、引き戸の大型「レバー」に柔らかくまとめるご提案をさせていただきました。

 

「スラット開閉」バリエーションのイメージ。

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室内側に、スラットを完全に傾斜させた様子です。
日中及び夜間での生活中に好んで用いられる、ウッドブラインドのルーバーの立体感や、光の陰影を楽しみたいときに採用されるスラットの向きです。

 

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室外側に、スラットを完全に傾斜させた様子です。
上方からの強い陽射しを遮る時や、寝室での就寝時に採用されるスラットの向きです。

 

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「室内側」と「室外側」それぞれにスラットを傾斜させた比較イメージです。
この併用パターンは、日中における「TV鑑賞時」のモニターのグレア(光の反射)防止の際に、室内の方位やモニターの位置に応じて任意に調整されるケースがあるようです。

 

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日中、スラットを適度に室内側に傾斜させて、屋外の柔らかい陽射しを採り入れている、調節の様子です。

 

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スラットをほぼ水平にして、屋外の十分な採光と、眺望を楽しまれるときのスラットの調節の様子です。

『ウッドデッキ』と調和している景色がとても印象的です。
 以上本日は、注文住宅のLD「掃出窓」における、JBS・ウッドブラインドの『クラシックタイプ』納品の様子をご案内させていただきました。

 

関連ページ「JBS ウッドブラインド」特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/jbs.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/


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