さてゴールデンウィーク期間中は、ブログも「小休止」 ということでお休みをさせていただきましたが、これから初夏を迎え、そして暑い夏の到来にむけてブログでの提案活動を再開させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
ゴールデンウィーク明けのブログでは、この期間に納品して参りました、『インテリア・カラーの演出』と、『効果的な空調対策(冷暖房対策)』 を意識した施工事例をいくつかご紹介させていただきたいと思います。
本日は、コンパクト収納の設計でありながら、使い方によっては、窓辺だけでなく、インテリアの「アクセントカラー」にもなる、『ロールスクリーン』を使った、「空調対策」と「色彩計画」を考慮した納品事例をご紹介させていただきます。
コーディネート生地の選定。
上の写真でもお判りいただけるとおり、デザイナーズ住宅の、 LDと廊下を区画する開口部における、 「アクセントカラー・間仕切り」風の空調(冷暖房)対策・納品事例です。
味わいのある、白い漆喰の「塗り壁」のアクセントカラー になる様な、コンパクト収納の「ロールスクリーン」を設置することになりました。
選定生地は、 『シャンタン・シルク』を模した、ポリエステル製繊維です。
ちなみに、『シャンタン(shantemps)』シャンタンとは、中国山東省(シャンタン省)で昔から良く取れたシルク織物の一種で、 山東絹(さんとうぎぬ)が語源とのことです。
元々は柞蚕糸と呼ぶ中国原産の野蚕の糸を手織りにした木乍蚕(さくさん)絹を指し、縦に生糸(シルク)、横に玉糸や絹紡糸を用いた平織物を形成します。
「シャンタン・シルク」の特徴としては、 横糸の太さが均一でなくところどころ糸の太くなるスラブと呼ばれる「節(ふし)」が形成される繊維の質感と、シルクの中では控え目な光沢感と落ち着いた繊維の風合いと相まって、長く愛用されている高級なテクスチャーです。
納品後の「間仕切り」ロールスクリーンの様子。
選定色は、N6565『チョコレート ミント』で決まりました。 「シャンタン」のテクスチャーを「ターコイズ・ブルー」風に染めた風合いが素敵です。
廊下への開口部は2か所、高さがH235cmもありました。
この部分をコンパクト収納の「ロールスクリーン」で空調対策しつつ、アクセント カラーとしての楽しみを付加させた納品事例となりました。
『当社・ロールスクリーンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roll&roll.htm
文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/
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