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カーテンボックスを活用した「装飾バランス」の効果的演出事例。

2019年08月06日

 スワッグ&テール 装飾バランス マンション 事例

本日は、既存カーテンボックスの外周に仕立てた「装飾バランス」の納品事例をご紹介させていただきます。

天井まわりに設けられているカーテンボックスには、天井内にカーテンレールを収納するためのボックスを掘り込みで用意しているタイプと、天井面に設置しているカーテンレールを造作ボックスで覆っているタイプがありますが、今回の事例は後者でしたので、ボックス形状と窓サイズのプロポーションに配慮しながらデザインを考えることになりました。

 

「スワッグ&テール」バランスのデザイン。

スワッグ&テール 装飾バランス

こちらの窓の基礎データとお客様の要望は以下のとおり。


①  カーテンボックスの幅: 3.5m

②  天井から床までの高さ:2.4m

③  サッシ高が2mでその上0.4mが小壁

④ 要望: 小壁の余白を装飾バランスで埋めることで窓辺のまとまりを高め、眺望豊かな大開口窓の額縁となる演出をしたい


この場合、美しい「懸垂曲線を描くスワッグバランスの装飾効果を高めるためには、窓の幅と高さのバランス比を考えるのですが、日本語で言う「バランス」を英語で正確に使い分けると、

V: 「Valance(上飾り)」 を意味するヴァランス」。

B: 「Balance(比率)」 を意味するランス」。 

の2つの意味の使い分けになります。

 

上飾りの構成比は縦横比だけでなく、デザイン構成にも及びまして、前後に重なり合うスワッグの大きさを変えたり、前後の生地を使い分けたりといった調整を踏まえつつ描きます。

 

装飾バランス スワッグ 曲線

スワッグバランス バイアス

今回は、均等5分割に分けたスワッグを重ね合わせながら、両サイドにテールを当てるシンプルスタイルで納めました。

ちなみに、スワッグ部分をバイアス(斜め)使いの生地取りで仕立てることでご覧の様な滑らかな円弧が描けますが、テールと同じ直角使いで仕立てると角張った円弧になってしまいますのでご注意ください。

その様な理由もあって、スワッグ&テールバランスを考える場合は、ストライプ生地など偏った方向性を持つ柄物を避けて、縦横に広がりのある柄や無地を使うことでスワッグ&テールバランス全体の調和を図ることが一般的です。

 

スワッグバランス マンション ブログ

美しい刺繍レース越しに、緑豊かな眺望を楽しむ素敵な窓辺が出来上がりました。

以上、本日は「装飾バランス」が持つフレーム効果を活かした窓辺の演出事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る
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