Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: ロール・スクリーン

上質なナチュラル・モダンを演出する、FUGA・調光ロールスクリーン他 納品事例。

2017年12月24日

FUGA 調光ロールスクリーン 2分割

リビングエリアのフロアを挟んで正対している2つの横長窓に、2種類の「ロールスクリーン」を設置させていただいた事例紹介です。

淡いブルーグリーンの壁装で囲まれた横長窓には、調光ロールスクリーン『FUGA』のホワイト(ベーシック)色を、ウッドデッキに面した白い壁装仕上げの掃出窓には、青磁色のロールスクリーンを組合わせて、上質なナチュラル・モダンのインテリアシーンを引き立たせました。

 

プライバシー対策が必要な窓には
『FUGA』調光ロールスクリーンを。

 

屋外駐車場に面した窓には、昇降過程での自由度の高い調光と、一日を通してのプライバシー調整に優れる『FUGA』調光ロールスクリーンを2分割設置で採用いただきました。

 
前後2枚のシースルー生地を通して、透明感あふれる日中の眺望を楽しむ、水平調光時の窓辺。

 

そして、不透明スラットでシースルーを閉じたプライバシーモードでは、駐車場側からの光りを抑えつつ、ウッドデッキ側の窓から注がれる木の温もりがブレンドされた光の影響を受けて、時折、「秘色(ひそく)」さながらの緑味がかった表情が生み出されました。
秘色とは、「青磁」の世界では貴重とされる冬空の透明感をもった水色です。

 

 

ウッドデッキ側の窓には
『青磁色』のロールスクリーンを。

 

続いて、リビングより広い大解放ウッドデッキに面した出入口窓。

ウッドフェンスもあり、外部からのプライバシーが余り気にならない窓のため、一番コンパクトな窓周り品をコーディネートしたいというお客様のご要望。

全開できるダイナミックな4枚折戸の意匠と機能を邪魔せず手軽な出入りを可能とする製品として、チェーン式操作の「ロールスクリーン」をご提案させていただきました。

 

ご採用いただいた生地は、今年6月にトーソーからニューリリースされた、『ルノファブ(全20色)』より、TR-3278(セージブルー)

白い壁に組み合わせたセージ(青磁)ブルーのロールスクリーンは、対面する壁と窓の関係をバランスよく反転させる視覚効果があります。

 

『ルノファブ』は、近年のトレンドとなる生地の質感と色合いを徹底研究して、上質なナチュラル・モダンにターゲットを絞った、メーカーの自信作で、既に業界内でも高い評価を得ています。
ルノとはフィンランド語で『詩』を意味することば。
心地良い窓辺とインテリア演出を通して、日々の暮らしにそっと寄り添いたという作り手の思いが込められ、ざっくりとした質感の中に、カーテンを思わせる柔らかな手触りを感じていただける、新しいファブリックとなっています。

 

『ルノファブ』は、スモーキーな「グレー」を絶妙な割合でブレンドしたカラーバリエーションが特徴。
大開口窓でも、主張を抑えた透明な空気感も感じていただけるよう、淡めの色使いでニュアンスカラーを作り上げています。

上質と洗練に重きを置いたファブリックは、小窓はもちろん、広幅の窓でも上品さを失いません。

ウッドデッキ側の窓は、開口5㎡の大開口でしたが、この生地なら、「アクセントウォール」の様な役割を果たしてくれそうです。

 

 

5cmの窓枠にどう設置するか?
「スクリーン逆巻き」仕様で障害物を回避。

 

W2500☓H2000の大開口窓の窓枠の奥行きは、僅か5cmでした。

左右にスライドして納める「プリーツ網戸」に窓枠の半分を使われているため、残り5cmのスペースにロールスクリーンを設置する必要があります。

 

 

ロールスクリーンを窓枠内に天付で標準設置する場合、生地の「巻き径」部分が、網戸の開閉に干渉しないことと、生地を完全に巻き上げた際に、スクリーンのボトムバー(筒状ポール)も網戸に干渉せずに製品の真後ろに納まるスペースを考慮する必要があるのですが、それを考えると、最低でもD:80mm以上の奥行きが必要となります。

 

 

トーソー ロールスクリーン スクリーン逆巻き仕様

そこで、今回の納めでは、トーソーがオプションでの用意を始めた『スクリーン逆巻き仕様』を採用して、ボトムバーが室内側のヘッドレールとスクリーンの巻径の隙間に埋まって納まる設置方法をご提案させていただきました。

 

スクリーン逆巻き 仕様 TOSO

『スクリーン逆巻き仕様』の場合、スクリーンを完全に降ろした状態では、当然ですが巻径が細くなっています。

つまり、スクリーンの位置が細くなった分量だけ窓側に寄って納まってくれるメリットが利用できます。

 

FUGA 調光ロールスクリーン 湘南

こうして、仕上げられた2つの窓と壁面の組合せは、配色が反転していますが、分量のバランスも良くお客様にもご満足をいただくことができました。

 

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

 
◆ 当社・『ロールスクリーンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/roll&roll.htm
 
 

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ロールスクリーンを使った、「間仕切り」の工夫と「断熱・空調」対策の裏技。

2017年12月03日

窓周りだけにとどまらず、空間の手軽な「間仕切り」や「断熱対策」として活用されることも多い『ロールスクリーン』

ロールスクリーンをこうした用途で使用する場合、「生地の表裏」や「生地の巻き上げ側(前後)」を特注製作することにより、より実用的で美しい納めができる場合があります。
 
当社ではカーテンやブラインドなど、メインとなる工事に併せてご相談をいただくことか多い作業メニューですが、設置希望場所が特殊な状況である場合が多いため、調査時のチェックポイントが多い作業メニューとなります。
 
過去のブログでも何度かご紹介しておりますが、お客様から好評のサービスのため、ごく最近の事例を、2例ご紹介させていただきます。
 
 
 

採用事例 ①
「ロールスクリーン」の『逆巻き仕様』。
「収納スペース」の間仕切りとして。

 

こちらは、調光ロールスクリーン『FUGA』をメインにご採用いただいた、物件での追加ご相談事例。

階段ホールに造作された、開口収納は、「書棚」、「衣類収納」を組み合わせた造りでしたが、開口部分の手前側をロールスクリーンで間仕切りができないかというご相談でした。

 

天井下地を探したところ、収納枠から前方5~9cmのエリアにビス止め可能な下地が入っていることが判りました。

赤丸で囲っている部分には、既にボード固定用のビスが打たれていることも調査用磁石の反応で判りましたので、この部分を避けてビス止めすれば、取付金具を設置できます。

 

今回講じた工夫の1点目。

天井下地のあるライン上に「取付補助金具」を使用して、「衣類」収納の張り出しを避けられる位置まで、製品付属の取付金具を前方に持ち出すアシストをしました。

オレンジの付箋の位置にロールスクリーンの生地が持ち出せれば、「衣類」収納にも対応した間仕切りとして成立しますが、その為には、第2の工夫が必要となります。

 

 

工夫の2点目。

ニチベイ製品の場合では、『逆巻き仕様』と呼ばれている、ロールスクリーン生地の「巻方向」「生地の表裏」を逆にした製作仕様をオプション指定することができます。

上の写真イメージの様に、小窓などの下に配備されている「開閉ハンドル」など、窓枠内で干渉している障害物を避けてスクリーンを降ろしたい場合などでこの『逆巻き仕様』を用います。

製品が取付位置のほぼ真下に降下する「ブラインド」などと異なり、巻径となるロールの後方から生地が降りる構造の「ロールスクリーン」では、その差異により障害物に干渉しやすくなりますが、『逆巻仕様』を採用することにより形勢逆転して、逆に障害物干渉しにくい状態に納められる可能性があるのです。

 

「取付補助金具」による持出しと、スクリーンの「逆巻き仕様」の組合せにより、2段階の持出しを行った設置後の様子。

ロールスクリーンを巻き上げている状態では、開口収納の機能性を阻害しない納めとなりました。

 

ロールスクリーン 収納 間仕切り

正面から見た、段階的な「間仕切り」の様子。

 

ロールスクリーン 衣類収納 間仕切り

既存下地位置からの2段階の持出しにより、最も張り出しの大きい衣類まで間仕切ることができました。

 

間仕切りにご採用いただいた生地は、綿(コットン)を意識した素材感が人気のロングセラー生地、『フェスタⅡ』より、N7489(ミルキーホワイト)をです。

 


 

採用事例 ②
「ロールスクリーン」の『逆巻き仕様』。
「階段」周辺の断熱と空調効率に配慮して。

 

こちらは、1階・ダイニングテーブルの背後にある階段から降りてくる「冷気」の遮断と、「暖房熱」を2階に逃がさないために講じた「ロールスクリーン」による断熱・空調対策です。

 

ロールスクリーン 階段 天井 間仕切り

意図的に設計されていたわけではありませんが、天井には程良い感じにロールスクリーンが設置できる取付下地が確認できたため、こちらでも、生地の「巻取り側」と「表裏」を逆にした仕様で製作することになりました。

採用された生地はタチカワブラインドのものですので、オーダーの際には、メーカーが定義している『逆巻使い(天井付)』という正式名称を使いす。

 

「側板」のある階段では、天井よりもフロア側の幅が狭くなっているため、この内寸に、ロールスクリーンの生地が通過する寸法を割り出してオーダーします。

 

参考までに、ロールスクリーンのオーダー幅は、上部ヘッドレールの幅が基準ですが、スクリーンの幅はそれより狭くできていますので、階段の採寸にあたっては、一番幅が狭い場所の特定と、選んだ製品の操作仕様に対応するスクリーン幅を製品ガイドブックで都度確認する必要があります。

 

階段の間仕切り「ロールスクリーン」も、生地の巻取り側を逆に指定することにより、「手摺り」「階段の最下段」に干渉することなく、最大限の空調対策を達成することができました。

 


ロールスクリーン 階段 おすすめ
間近に手摺りがある場合、操作チェーンを手摺内に収納するように納めると使い易いようです。

 

ロールスクリーン 階段 クチコミ

納品後に早速スクリーンを降ろすと、階段からくる冷気が効果的に軽減されました。

ご採用いただいた生地は、服飾デザイナーの監修のもと作られた、手触りの良い織地に全50色のトレンドカラーを組み合わせた、人気ファブリック『エブリ』収録の、RS-7133(ビスキュイ)

内装や家具とコーディネートしてお客様のご希望色で納品させていただきました。

断熱・空調対策用のロールスクリーンは「夏」「冬」など、必要とする季節にだけ設置して、それ以外の既設は本体のみ取り外して保管しても良いでしょう。

 

以上、本日は、「間仕切り」効果「断熱・空調」対策としての機能性をもっている「ロールスクリーン」の応用製作仕様を事例紹介を含めてご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『ロールスクリーンの特集ページ』を見る。
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『FUGA』調光ロールスクリーンを使った、応用施工事例。

2017年12月02日

当社で納品実績の多い、調光ロールスクリーン 『FUGA』を、築25年超の中古戸建住宅のご入居前に納品させていただきました。

両翼の幅が狭い『出窓』での部分設置と、『内開き網戸』のある窓でどう製品を納めるかがご提案のポイントとなる事例です。

 

両翼の幅が狭い『出窓』は、
他の製品との組み合わせでご提案。

 

お打ち合わせ当初のご相談は、出窓用カーテンレールが設置されている「3連出窓」に『調光ロールスクリーン』を3分割で設置したいというものでした。

 

リビング側に4連で並ぶ縦長窓に調光ロールスクリーンを設置することが決まっていたため、出窓もカーテンレールを撤去して、『FUGA』を設置したいというご要望です。

『FUGA』は、最少製作幅:W150mmから製作可能なため、「スリット窓」などでも検討しやすい製品ですが、出窓内の寸法を計測したところ、両翼コーナー窓の開口がW150mm未満になることと、設置個所の天板が窓枠より30mm上がった段差形状になっていたため、3連装で設置することがができないことがわかりました。

 

ちなみに、出窓の両翼が広く、フラットな天板で仕上げられている状況であれば、調光ロールスクリーンの両端角を窓枠外に出すことも可能ですが、これは奥行きの浅い特殊な出窓に限ります。
今回はこういった納めが出来ない出窓でしたので他の製品を組み合わせた折衷案をご提案させていただきました。

 

具体的には、出窓の両翼に、FUGAのご採用色に近い「アルミブラインドを組み合わせるといったご提案です。

アルミブラインドであれば、ヘッドレールの厚みがFUGAの半分以下となるため、組合わせの工夫により、すっきりと納められる状況でした。

 

実際の納品。

両翼のアルミブラインドで脇を固めてから、メインとなFUGAを正面から設置して全体を整えました。

 

FUGA 出窓 調光ロールスクリーン

両翼幅が狭さにより、「アルミブラインド」の主張を抑えて、「FUGAの脇役」として出窓を演出することができました。

 

FUGA オーバーサイズ 調光ロールスクリーン

また、キッチン側の縦長窓は、ご相談段階で「アルミブラインド」で決まっていたこともあり、違和感の少ないご提案となりました。

 

 

調光ロールスクリーン FUGA
「内開き網戸」の干渉を避ける応用設置

 

リビング側の4連窓は、各窓の壁面にビス下地が完全に用意されていない状況であるため、「窓枠・正面付」でまとめることになりました。

右側の2窓が「内開き網戸」仕様なっているため窓枠内付ができないのですが、かといって製品を純正部材のまま窓枠正面付で設置しても、網戸の開閉に干渉するため、「取付補助金具」を併用した設置を考えることになりました。

 

内開き網戸 ロールスクリーン

「スライド式取付補助金具」の併用により設置上の問題がクリアできました。

 

 

『FUGA』の魅力は、スラットを水平にした状態で、手動タイプであればスクリーンを120cm程度引き上げることができる使い勝手の良さにあります(※安定した昇降操作の「電動タイプ」であれば、完全巻き上げも可能)。

 

FUGA 調光ロールスクリーン 評判

日没間際に完成写真を撮らせていただいたため、画像が暗くなっていますが、日中は、スクリーンを通して、明るく柔らかい採光と調光をお楽しみいただくことができます。

 

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『FUGA』電動タイプ納品事例。

2017年09月29日

本日のブログでは調光ロールスクリーン『FUGA』電動タイプの納品事例をご紹介させていただきます。

 

「高所・吹抜窓」にはFUGA電動タイプを。

ダイニングにある、高さ4.8Mの高所吹抜窓には、手軽なリモコン操作で調光を行う『FUGA』 電動タイプをご採用いただきました。

 

こちらは、現地打合せ時の様子。 

採寸時のチェックポイントは、高所窓の直上にある天井が「勾配天井」となっているため天井面にはFUGAが設置ではませんが、壁付けにした場合にヘッドレールの手前側が傾斜天井に干渉しない適正な納まりを調べます。

同時に壁面の取付下地の確認も行い、適切な設置位置を決めてから正式な採寸を行いました。

 

FUGA 電動タイプ 高所窓

FUGA 電動タイプ 高所窓 事例

詳細な採寸を経て、壁に正面付で設置された『FUGA』電動タイプ

生地は8色展開の「PLAIN(プレーン)」より、アイボリー(SB-02)をお選びいただきました。

 

FUGA 電動タイプ 吹抜け窓

『FUGA』電動タイプの昇降・調光過程を連続写真で見るとこの様になります。

動画でもご覧いただけます。

 

当社にもW1200☓H1600サイズの実物展示品をご用意しています。

以上、本日は、調光ロールスクリーン・『FUGA』電動タイプ納品事例をご紹介させていただきました。

 

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「調光ロールスクリーン」の楽しみかた。機能性も考えたコーディネート事例。

2017年08月18日

ブラインドの様な形状のファブリックを前後の繊細なレースで包み込み、より柔らかな採光を楽しむ「調光ロールスクリーン」

使用する空間も多岐にわたり、リビングの大開口窓などはもちろん、小さ目な窓をカラフルに魅せたり、寝室の窓辺で遮光性を求めたりと、幅広くご採用いただいております。

本日は、その様な事例を2つご紹介いたします。

 

 

事例①
淡いグリーンで演出するダイニングの窓

1つ目の事例は、ダイニングテーブル側の窓辺に淡いグリーンを感じるコーディネート。

ニチベイの調光ロールスクリーン『ha・na・ri(ハナリ)』の収録色「マスカット(G1005)」は、スラット(羽根)部分のカラーがマスカット色で、その前後を繊細なボイルのヴェールがまとうことによって、より透明感のある淡色のグリーンを堪能できます。

 

ニチベイ 調光ロールスクリーン ハナリ マスカット

緑豊かな自然に包まれた朝の窓辺を思わせる、瑞々しい空気感を醸し出すことができました。

 

スラットを閉じた状態では、プライバシーの確保をしつつ、淡いマスカットカラーの採光を楽しめる、天然の照明カバーの様な窓辺となりました。

 

 

事例②
「寝室」の窓でスタイリッシュな調光を楽しむ。

寝室の窓では、昇降途中でも生地を閉じずに採光ができる唯一の調光ロールスクリーンとして知られる、『FUGA』より、遮光生地のアイボリー(FA-190)アイボリー)を、ニチベイの遮光バーチカルブラインドとの組合せでご採用いただきました。

 

バーチカルブラインド アルペジオ モアラップスタイル 事例

遮光状態の様子。

 

縦型のルーバー生地で遮光を考える「バーチカルブラインド」の場合、就寝時はルーバーを倒す向きを枕元側ではなく、足元側に傾斜させることにより、枕元側から見た遮光性が向上します。
これは、光だけでなく、冷気や熱気といった気流も足元側に向ける効果があります。

さらに、ルーバーの間隔が標準仕様より25%密にセットされている、「モアラップスタイル」をオプションで選ぶことにより、遮蔽した際のルーバー同士の重なり幅が標準品の1cmから3cmにアップします。
光漏れを抑える遮光性の向上に加えて、生地が重なり合う面積が増えることにより遮光性が向上(生地が暗くなる)するため、寝室にお勧めのスタイルと言えます。

 

続いて、バーチカルブラインドの「モアラップスタイル」との組み合わせで、調光ロールスクリーン『FUGA』でも、遮光生地の採用と共に、オプション仕様(価格は同一)の「生地逆セット」指定にて納めることになりました。

調光ロールスクリーンの生地を反転させつつ、巻き取り側を手前(室内側)に設定して組み立てることにより、スクリーンを降ろした際に横型スラット(羽根)が、窓側に傾斜して上方からの光を遮光しやすくできる裏技です(注文時・要指定)。

 

FUGA  調光ロールスクリーン 生地 逆

標準仕様と、「生地逆セット」の比較イメージ。

窓より下にある枕元でのアイラインが基準となる寝室では、ご要望に応じてこの様なオーダーをする場合がございます。

 

調光ロールスクリーン 遮光

こうして出来上がった、枕元から見て、光の直射を抑えた窓辺。
ちょっとした使い方の工夫で、遮光性と断熱性が向上しました。

 

FUGA  調光ロールスクリーン 展示

ミツワインテリアでは、ハンターダグラス『シルエットシェード』、ニチベイ『ha・na・ri(ハナリ)』、トーソー『ラクーシュ』の展示品と並べて、『FUGA』を展示しております。

実際に手に取って「調光ロールスクリーン」を比較いただければ幸いです。

 

 

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「スマートコード式」のロールスクリーンで、すっきりとした階段の「西日対策」。

2017年08月08日

階段 窓 遮熱対策

こちらは、強い西日が差し込む階段の採光窓での「ロールスクリーン」納品事例です。

西日が、ダイニングにストレートで射し込むレイアウトになっていたため、適度な遮熱性と、使い易さ、階段まわりの意匠性を考慮したご提案をさせていだきました。

 

ニチベイのロールスクリーン
「スマートコード式」について。

階段 窓 ロールスクリーン おすすめ

今回、ご提案させていただいたロールスクリーンは、ニチベイが特許を取得している、「スマートコード式」の操作仕様。

オプションの操作仕様となっていて、標準品価格+1,500円/台の価格設定となっています。

製作対応の注意点として、製品幅:W31cm以上、製品の横縦比率が、1:3以内の範囲であれば採用可能です。

 

 

「スマートコード式」のロールスクリーンは、伸縮タイプの昇降コードを引いて操作する機構が特徴で、チャイルドセーフティなど安全性の観点からご採用いただくことも多いロールスクリーンの操作タイプです。

個人的な感想として、一般的な「チェーン式」よりは繊細な操作機構ですので、掃出窓など、大開口の窓よりは、牽引負荷の軽い小窓などでお勧めの製品だと感じています。

 

スマートコード式 とは

階段途中の採光窓の様に、操作自体が難しい位置にある場合でも、すっきりと目立たないスマートコードを下に引く事により、ロールスクリーンの昇降が容易にできます(巻き上げはワンタッチ操作でOK)。

スマートコードの長さは自由に決められる(要指定)ため、極端な高所窓を除く、手が届きにくい窓での操作性に優れています。

 

 

「遮熱レース」を組み合わせて。

階段 窓 ロールスクリーン 遮熱

製品との組み合わせでご採用いただいた生地は、「遮熱レース」の『スクレ遮熱』より、N7258(カーキブラウン)。

『スクレ遮熱』は、一般的なシースルーレースよりも太い糸を使用し、編み組織を調整することで、透け感を保ちながら遮熱性を高めたレースです。

 

また、落ち着いた素材感ながらも、太陽光を反射することで室内が見えにくくなる効果を持っているので、日中のプライバシーを保ちたい窓などにもおすすめの生地です。

 

スマートコード式 ロールスクリーン ニチベイ

実際に、ロールスクリーンを降ろすと、西日の暑さ、眩しさが緩和されました。

 

 

ご興味のある方は、「スマートコード式」のイメージ動画をご覧ください。

また、当社にも展示品がございますので、実際にご体験いただけます。

 

 

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『FUGA』調光ロールスクリーン。「オーバーサイズ」仕様・納品事例。

2017年06月01日

FUGA 調光ロールスクリーン

本日は、スクリーンの降途中での採光が可能なロールスクリーンとして人気の高い『FUGA』調光ロールスクリーンの納品事例を、調光の仕組み、ヘッドボックスサイズの違いと併せてご紹介させていただきます。

 

開閉昇降式・調光ロールスクリーンの
調光特性と注意点

前後のシースルーに挟まれた不透明スラットを開閉することで立体的な意匠となるのが開閉昇降式・調光ロールスクリーンの特徴。

ヘッドボックスに収納されているスクリーンを引き降ろすと、スラット全閉の状態で最下部付近まで降り、続いてスラットが開き始める調光状態スラット全開状態を経て停止します。

 

FUGA以外でこの様な特性を持つ製品として、ハンターダグラス「シルエットシェード」、ニチベイ「ハナリ」、トーソー「ラクーシュ」などが知られていますが、どの製品もスラット調光状態の際にスクリーンが最も長くなります。

これをFUGAの図説を例にあげて説明すると、

① スクリーンを引き降ろして最長位置(※図b)の15mm手前までが「スクリーン全閉状態」(※図a)の領域。

② 「スクリーン全閉状態」(※図a)から全開位置(※図c)までの調光過程にa.cよりもスクリーンが15mm下がる最長位置(※図b)がある。

③ 最長位置(※図b)から更にループコードを引き続けて15mm引き上がった状態が全開位置(※図c)。

といった、調光領域でスクリーンの長さが15mm程度上下する特性がありますので、ここを踏まえながら製品高の打合せを行います。

 

実際の調光イメージがこちら

① スクリーン最長位置の15mm上方までが「全閉状態」。

 

FUGA 調光ロールスクリーン 事例

② スクリーン「最長位置」での調光イメージ

 

調光ロールスクリーン とは

③ スクリーン最長位置から15mm引き上げた状態で迎える「全開位置」

 

(※追記) 動画で説明するとこの様になります。

動画の様に調光領域の目線が床にある掃出窓の場合であれば最長位置でボトムレールが床に触れない様に納めることが一般的ですが、調光領域の目線が高めにある腰高窓などでは、最長位置でボトムレールが窓枠に触れてもいいから、なるべく全閉位置を窓枠ギリギリにしたいという希望をいただくこともあるため、製品高については都度お客様との打合せで決定します。

 

意匠性の重視と昇降操作に配慮したFUGA。
2種類の「
ヘッドボックス」について

『FUGA』調光ロールスクリーンの製作対応幅は、W150mmの小窓からW2700mmの大型窓まで広範囲に対応します。

小窓ではコンパクト設計を追求した標準仕様(スモールサイズ)のヘッドボックスを採用する一方、製作幅:W2000mm超える大型窓、製作高:H2400mm超える大型窓での生地収納性に考慮して用意された、「オーバーサイズ」仕様のヘッドレールを用意しています。

 

 

標準仕様(スモールサイズ)とラージサイズ(オーバーサイズ)ヘッドボックスの寸法差は高さ11mm、奥行き12mm。

1つの居室で複数のFUGAを設置する場合、大小の窓で規格の異なるヘッドボックスを使い分ける場合もありますが、横並びの連窓で使用する場合においてヘッドレールの仕様をラージサイズに統一することも可能です。

 

FUGA 調光ロールスクリーン メリット

こちらはFUGA独自の調光モード。

採用生地は遮熱性とプライバシー性の高いBASIC」のホワイト(FG-5513)です。

さきほど調光ロールスクリーンの仕組みを簡単にご説明いたしましたが、FUGAではご覧の様にスラット「全開状態」を維持しながら一定量のスクリーンをヘッドボックスの手前側へ引き上げることができます

全開状態でヘッドボックス手前側へ引き上げ可能なスクリーンの分量は「スモールサイズ」のヘッドボックスの場合で約120cm

腰高窓であれば全開状態でほぼスクリーンの巻き上げが可能、掃出窓であっても窓の下側半分を開放できるため、庭、ウッドデッキ、ベランダがある窓では調光しながら屋外の雰囲気を効果的に室内に取り込むことができます。

 

更に今回ご採用いただいた「ラージサイズ」のヘッドボックスであれば、ヘッドボックス手前側のクリアランスがスモールより約8mm広く取られているため、結果としてスモールサイズ以上にスクリーンを引き上げることができます

 

(※追記1) ラージサイズのヘッドボックスを使用して、プライバシーを遮りながら屋外の景色と、ベランダ側への空間の広がりを確保した事例。
https://mitsuwa-i.com/blog/2018/06/02

 

 

(※追記2) ラージサイズのヘッドボックスを使用して、全開状態で170cm生地を引き上げているイメージ。ラージサイズのヘッドボックスが持つ特性を活かした実例です。
https://mitsuwa-i.com/blog/2020/07/03

この事例の様にできるだけ全開状態の生地を上方へ引き上げたいという場合であればスモールサイズ適応の窓であっても敢えてラージサイズのヘッドレールを採用しても良いかもしれません。

 

「ロールスクリーン」を組合せたコーディネート。

FUGA 調光ロールスクリーン ブログ

「オペレーター(ジャロジー)ハンドル」が障害物となっている4連の横長窓には、よりコンパクトに納まる小型タイプのロールスクリーンをナチュラルなインテリアに合せて、コットン(綿)ライクの生地を合わせました。

以上、本日は、すっきりと美しく、繊細な調光・プライバシーコントロール性に優れた『FUGA』調光ロールスクリーンの納品事例を調光モードの解説、ヘッドボックス特性と併せてご紹介させていただきました。

 


 

fuga 調光ロールスクリーン 取扱店 東京 神奈川 横浜

fuga 調光ロールスクリーン 取扱店

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出張打合せ時にお持ちする事もできますので、詳細はお気軽にご相談ください。

 
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