本日は築30年超、戸建てリノベーション物件でご採用いただきました「スワッグ&テール」スタイルの装飾バランス納品事例をご紹介させていただきます。
装飾バランス用・レールの取付け
装飾バランス(上飾り)を採用したスタイルカーテンのご提案で最初に確認するのが取付場所の状況です。
今回の事例は壁面に取付下地が用意されている木造住宅の壁面でしたので、直角コーナータイプのバランス専用レールをカーテンレールの直上に設置いたしました。
一般的な壁面付では、カーテンレールを装飾バランスで「コの字」状に覆う様に設置するため、専用のバランスレールが必要となり、この場合、左右のリターン(※奥行き)を155mm程度で想定します。
参考までに、造作カーテンボックスがすでに用意されている場合であれば、ボックス自体をバランスレールに見立てて、マジックテープで貼りつける納めも可能です。
同様にマンションのカーテンボックスなどでもボックス側の壁面を利用して装飾バランスを設置する場合があります。
「スワッグ&テール」バランスの組立て工程
続いてバランス専用レールに「スワッグ&テール」バランスを組み立てる工程がこちら。
製品は「cm単位」のオーダーメイドで仕立てますが、「スワッグ&テールバランス」の場合、「ストレートバランス」や「ギャザーバランス」の様に1枚ものではなく、スワッグとテールがパーツごとに分離された状態で製作されますので現地で組み立てを行います。
小さい方の窓は奇数個の3スワッグと両端のテールからなる5つのパーツで構成されており、マジックテープで連結しながら全体を整えます。
手順としては最初にバランスレールのセンターラインに合せて中央スワッグのセンターを装着し、続いて両端のテール部を固定、最後に中間を埋めるスワッグをバランス良く配置して完成させます。
1間半サイズの掃出窓は5スワッグと両端のテール、合計7つのパーツで構成されていますが、組立の手順としては、中心→両端を決めてから残りのパーツを均等に取付けました。
納品後の様子。
バランスの設置後にダイニングテーブルをシャンデリアの下に配置させて納品完了です。
実生活ではお気に入りの絵画や調度品をディスプレイされるとのことで、今後の楽しみが広がる土台ができあがりました。
今回、カーテン地には柄物を選ばず貴金属を想わせるシルク調の無地を採用しましたが、代わりに絵羽柄の刺繍レースで豪華な足元を演出しています。
タッセルは腰壁のチェアレールと調和する様にトリム付の共布タッセルで納めました。
以上、本日は「スワッグ&テールバランス」の納品事例をご紹介させていただきました。
装飾バランスは選定する生地の特性、スワッグの数や大きさ、テールの長さ、裏地の有無、装飾材の併用など、組合せ条件の変化で完成品の表情が大きく変わります。
窓辺の印象とインテリア全体の雰囲気に影響いたしますので、ご提案あたりましてはお客様とのヒアリングを大切にして潜在的なご要望を引き出せるように努めております。
◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/balance.htm
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com
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- at 8:33 PM
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