本日ご紹介をいたします事例は、やはりこの時期が旬となる「苺」を題材にした作品、ウィリアム・モリスの『いちご泥棒』納品事例です。
私も苺は大好きで、この時期は毎朝食べていますが、苺が好きなお客様に季節にかかわらず愛すべき作品の様です。
ご来店時のお打合せと現地採寸。
当社では、マナトレーディングが取扱う、英国・サンダーソン社の「プリント」生地の『イチゴドロボウ』と、川島織物セルコンがサンダーソンのライセンスを得て「織物」として販売している『いちご泥棒』の2種類を縫製品でご用意しています。
店頭での商談だけでなく、出張採寸時などには、コーディネート用のレースやレール、アクセサリーなどと一緒に実際のお住まいでご覧いただくサービスも行っており、色柄の比較とインテリアとの相性を比べ安いと好評です。
レースは日中の自然光を入れながら見ると良いですが、カーテンは、夜間に見る方がイメージしやすい場合もあります。
今回ご採用いただいた生地は、川島織物セルコンの織物版『イチゴドロボウ』(全3配色)より、赤みを含むインテリアとの相性の良い、FF4502(DV・ダークバイオレット)です。
生地の背景色は、一見すると「ダークブラウン(DB)」の様に感じられますが、少し紫の成分が含まれているため、メーカーの色調表記では(DV)となっています。
「ヘレケ」のシルク絨毯にコーディネート。
比較対象となる、コットンプリント生地の背景色は「焦げ茶(DV)」ですので、織物との微妙な色調の違いがありましたが、今回はお手持ちの額装『ヘレケ手織りシルク絨毯』と相性の良い、「織物」バージョンをご採用いただきました。
世界最高峰の絨毯の1つである 手織り ヘレケ シルク絨毯は、 壁掛け サイズであっても非常に高級なものですので、その緻密な織物に寄り添うカーテンのコーディネートが決まるとインテリアの全体像がぐっと引き立ってきました。
「キッチン」のリフォームを契機に
窓辺の模様替え。
今回のカーテン・レースの掛け替えとなった契機は、築15年になるご自宅のキッチンのリフォームでした。
キッチンとLDをセパレートしていた、壁を取り払う居室のオープン化により、広々とした生活動線が出来上がりましたが、これによりキッチンから見る「R形状」の窓辺もより見応えのある存在になりました。
窓辺のリニューアル前は、テラコッタ・タイルのフロアに無地(アイボリー)のカーテンを掛けていたので、大胆な窓辺のリニューアルではありましたが、調度品やインテリアディスプレイのセンスがそれを違和感なく受け入れる状態ででしたので、結果としてお客様のご希望に叶う模様替えとなりました。
リニューアル後のLDのインテリア。
もともと、ソファにはプリント版の『イチゴドロボウ』のクッションを色違いで3個愛用されていたので、カーテンが加わりコーディネートの統一感が高まりました。
コーディネートのレースには、ややアイボリーがかったフランス製の「ボイル」をシンプルにあわせています。
『ヘレケ』の手織り絨毯を挟んで、『いちご泥棒』の織物カーテンが美しく豪華におさまりました。
いちご泥棒・英題『Strawberry Thief』は、ウィリアム・モリスの描いた1883年のデザインとして、日本国内でも広く知られるようになってきました。
作画当時、モリスは、「ケルムスコット・マナー」での生活で苺を栽培していましたが、収穫期に次々と食いしん坊の鳥たちに食べられていました。
作品では、複数の鳥の中から、愛らしい「ツグミ」をデザインし、 小鳥、苺、花、といったメインの図柄の背景に、森の佇まいを組み合わせて、モリス独特のユートピアを作品に描いています。
◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm
◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm
◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/
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- ウィリアム・モリスの『いちご泥棒』で、LDの窓をイメージチェンジ。(横浜市泉区) はコメントを受け付けていません
- at 7:48 PM
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