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ウィリアム・モリス『いちご泥棒』のカーテンで、LDの窓をイメージチェンジ。
本日ご紹介する事例は、この時期が旬となる「苺」を題材にした作品、ウィリアム・モリスの『いちご泥棒』納品事例です。
私も苺は大好きで、この時期は毎朝食べていますが、苺が好きなお客様に季節にかかわらず愛すべき作品の様です。
ご来店時のお打合せと現地採寸

当社では、マナトレーディングが取り扱う英国「MORRIS & Co.」のプリント生地『イチゴドロボウ』と、
川島織物セルコンが「MORRIS & Co.」のライセンスを受けて織物として販売している『いちご泥棒』の、
2種類の生地を縫製品としてご用意しています。
当社では、店頭でのご相談はもちろん、出張採寸の際にも、コーディネート用のレースやレール、アクセサリーなどをお持ちして、実際のお部屋でご覧いただけるサービスを行っています。
ご自宅の照明や壁紙との相性をその場で確認できるため、色柄の比較がしやすく、レースは日中の自然光で、カーテンは夜の照明の下で見ていただくと、より仕上がりのイメージがしやすくなります。

今回ご採用いただいた生地は、川島織物セルコンの織物版『イチゴドロボウ』(全3配色)より、赤みを含むインテリアとの相性の良い、MM3109(DV・ダークバイオレット)です。
生地の背景色は、一見すると「ダークブラウン(DB)」の様に感じられますが、少し紫の成分が含まれているため、メーカーの色調表記では(DV)となっています。
「ヘレケ」のシルク絨毯にコーディネート
今回はお手持ちの額装『ヘレケ手織りシルク絨毯』と相性の良い、「織物」バージョンをご採用いただきました。
世界最高峰の絨毯のひとつである手織りのヘレケ・シルク絨毯は、壁掛けサイズであっても非常に高価で貴重な逸品です。
その緻密な織りの美しさに寄り添うカーテンのコーディネートが決まったことで、インテリア全体の印象がぐっと引き立ちました。
「キッチン」のリフォームを契機に
窓辺の模様替え
今回のカーテンとレースの掛け替えは、築15年のお住まいで行われたキッチンリフォームがきっかけでした。
キッチンとリビング・ダイニングを仕切っていた壁を取り払い、空間をひとつにつなげたことで、広がりのある動線が生まれ、キッチンから見えるR形状の窓辺がより印象的で心地よい景色になりました。
リニューアル前の窓辺は、テラコッタタイルの床にアイボリーの無地カーテンという落ち着いた組み合わせでした。
今回は大胆なイメージチェンジとなりましたが、もともとの調度品やインテリアのセンスが新しいデザインを自然に受け入れ、結果的にお客様の理想にぴったり寄り添う模様替えとなりました。
豪華で落ち着きのあるLDの設え
リニューアル後のLDのインテリア。
もともと、ソファにはプリント版の『イチゴドロボウ』のクッションを色違いで3個愛用されていたので、カーテンが加わりコーディネートの統一感が高まりました。
コーディネートのレースには、ややアイボリーがかったフランス製の「ボイル」をシンプルにあわせています。
『ヘレケ』の手織り絨毯を挟んで、『いちご泥棒』の織物カーテンが美しく豪華におさまりました。
いちご泥棒・英題『Strawberry Thief』は、ウィリアム・モリスの描いた1883年のデザインとして、日本国内でも広く知られるようになってきました。
作画当時、モリスは、「ケルムスコット・マナー」での生活で苺を栽培していましたが、収穫期に次々と食いしん坊の鳥たちに食べられていました。
作品では、複数の鳥の中から、愛らしい「ツグミ」をデザインし、 小鳥、苺、花、といったメインの図柄の背景に、森の佇まいを組み合わせて、モリス独特のユートピアを作品に描いています。











