Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 電動製品

ルーセントホーム『シェルシェード』の「電動リモコンタイプ(電池式)」採用事例。

2018年03月30日

ルーセントホーム シェルシェード 電動リモコンタイプ 電池式

ハニカムスクリーン 電動

眺望の素晴らしい「高層マンション」上層階の大開口窓に、ルーセントホーム『シェルシェード』の「電動リモコンタイプ(電池式)」を4分割で納品させていただきました。

遮熱性、断熱性に優れたハニカムシェードの採光タイプ(セミ・オパーク)は、眩しい陽射しを緩和させる機能性を持ちながら、セルの持つ美しい発色と陰影で空間の雰囲気を和らげることができる魅力を持っています。

また、適度な採光を入れながら室内のプライバシーも効率的に守りたい生活シーンだご要望の多い製品です。

 

 

カウンター付のFIX出窓。
窓周りの魅力を損なわない配置で。

 

こちらは、内覧会での現地お打合せの様子。

幅6mを超える、6枚サッシからなるFIX出窓は、カウンター付の立派な意匠で、中央が少し屈折しているため、よりパノラマ度の高い眺望を楽しめる形状になっていました。

事前のお打ち合わせでお客様より、「ハニカムシェード(ハニカムスクリーン)」単体の設置希望であるた、製品の設置位置と分割案について現地で相談したいというご要望をいただいていたため、マンション内覧会時には、窓と「カーテンボックス」の位置関係を確認させていただきました。

 

マンションの基本プランでは、カウンター手前の浅い「カーテンボックス」にカーテンとレースの2重吊りをする納めを想定したセッティングになっていました。

カーテンとレースの組合せであれば特に問題ないのですが、同じ位置にハニカムシェードを設置してしまうと、せっかくのカウンター付出窓の魅力が失われてしまいます。

 

そこで着目したのが、カーテンボックス背後にあるカウンター幅と同じ形状を持つフラットな天井エリア。

近年のタワー型マンションでは、窓周りに対する多用なニーズに配慮して、この様な形状のカーテンボックスの背面には、「ロールスクリーン」、「各種ブラインド」、「ローマンシェード」などに代表される昇降型製品が設置できるスペースと下地が用意されているケースが多く、お客様に事前確認をいただいたところ、やはり設置用の下地が用意されていることが判りました。

内覧会での調査でも取付用の下地が確認できたため、窓際に製品を設置して、カウンターを無駄なく使うご提案をさせていだくことになりました。

 

こちらは、『シェルシェード』製品取付前に行った製品配置の確認。

窓際に無駄なく昇降型の製品を設置する場合はこれだけ窓周りが広く感じられます。

 

 

オプションの 『後防炎加工』を加えて。
「セル」タイプと「カラー」を選ぶ。

 

インテリアイメージに影響を与える「セル」カラー選びでは、事前に数色のカラーサンプルをご用意して現地での最終確認で決めています。

色数の多い採光タイプ(セミ・オパーク)より、シックな雰囲気を持つ「ロイヤルグレー」38mmセルとの組合せでご採用いただきました。
生地に防炎加工が必要とされる高層マンションでの採用のため、オプションの「後防炎加工」を付けてします。
 
 
 

ルーセントホーム シェルシェード 防炎

カウンター付窓に隣接する、ダイニング側窓には『シェルシェード』コードレスタイプをご採用。

こちらの窓は、カウンターの様な障害物がないことと、窓枠の上部が手の届く位置であったことから電動とは独立させて、手軽な手動昇降ができるコードレス操作をお選びいただいています。

「カーテンボックス」を使用せず、取付下地の用意されている窓枠内にすっきりと製品を納めることができました。

 

 

『シェルシェード』の電動シリーズ。
コンセント不要の「電池式」を採用。

 

シェルシェード 電池式

今回ご採用いただいた製品モデルは、周辺に複数のコンセント電源が用意できない環境で採用される、「バッテリー(電池式)」タイプ

電源は、「AC/DCアダプター」タイプ「バッテリー(電池式)」タイプの2種類からお選びいただくことができますが、製品台数分のコンセントの用意が困難な状況であることと、配線を見せないコンパクトな意匠を希望されていたため、内臓式の「バッテリー(電池式)」タイプを使いたいというのが、お客様から最初にご相談いただいたご要望でした。

『シェルシェード』の場合、複数製品の電源を分配・中継して1つの電源コードに一本化できるモデルがまだ展開されていないのが惜しいところで、今後の課題となっているようです。

 

 

シェルシェード 電動タイプ プラグ

『シェルシェード』の電動シリーズは、海外でも販売されているため、電源の仕様が全世界対応型(入力:100~240V)の「AC/DCアダプター」になっています。

変換器(アダプター)付属の電源プラグであるため、一般的な電源プラグと形状が異なり大ぶりになっています。

 

 


ルーセントホーム シェルシェード 電源 コンセント
『シェルシェード』のAC/DCアダプターをコンセントに挿し込んだときの納まり(イメージ)の一例。

 

 

高所 ハニカムスクリーン 電源プラグ

 
一部メーカーの「スクリーン」や「ブラインド」など、海外輸出を想定していない製品であれば、電源をコンパクトに納められるものもありますが、ハニカムシェードの電動を日本国内のみで完結しているメーカーは現時点ではありませんので、ご検討時にあたっては、電源部の形状と大きさ、それに対応するコンセントの配置などの確認をおすすめします。
 
 
 
電動 ハニカムスクリーン ハニカムシェード 電源プラグ 大きさ
ハンターダグラス デュエットシェード 電源プラグ 大きさ
 
参考までに、ルーセントホームの『シェルシェード』以外で、電動ハニカムシェードを扱っている、ハンターダグラス・『デュエットシェード』で使用する「AC/DCアダプター」は更に大きいのですが、こちらの製品は複数製品の電源を分配・中継して1つの電源コードに一本化できるというメリットを持っています。
 

 

余談が長くなりましたが、話題を「バッテリー(電池式)」タイプに戻します。

「AC/DCアダプター」電源の代わりとなる乾電池を使用した「バッテリー(電池式)」タイプにも2種類あって、1つ目に、電源を外付け「バッテリー(電池式)」として独立させた仕様があります。

外付け「バッテリー(電池式)」タイプは、電気供給の無い地域や停電などの多い海外で需要の多い製品で、コンセント電源が使用できない非常時に「バッテリー(電池式)」に差替えて使うことができます。
ハンターダグラスの電動タイプでは、電池式(バッテリーワンド)が標準仕様で、DC18Vコンセント電源がオプション品となっていたりと、海外では意外にも電池式の需要が高いのだそうです。

 

 

今回の事例では、製品台数分、AC/DCアダプター電源や外付用バッテリーパックの設置スペースを用意して、インテリアの美観を損ないたくないというお客様のご要望のもと、シェード本体ををブラケットから取り外さずに電池交換をがてきる内臓「バッテリー(電池式)」タイプをご採用いただくことになりました。
製作製品幅がW840mm以上であれば、内臓バッテリータイプを選ぶ事ができます。

注意点として、バッテリー内臓タイプは電池交換時の煩雑さが外付用よりも高いため、製品の特長と注意事項を事前説明をさせていただきご採用いただく製品であると当社では認識してします。

内覧時の打合せでも展示品を持参して採用の可否を判断いただきました。

 

『シェルシェード』の「内臓バッテリー(電池式)」タイプの場合、ヘッドボックス内にバッテリーBOXが収納されるモデルをお選びいただくと、製造時に製品本体の左右ご希望の位置にバッテリーパックが内臓されて製作さます。

バッテリー内臓タイプの場合、電池交換時に製品を固定する取付ブラケット下の樹脂ボタンを押すと、ヘッドボックスが90°手前に開いて電池交換をサポートする仕掛けになっています。
製品1台には8本の単三アルカリ乾電池が必要で、これをバッテリーパックに補充します。

電池交換のタイミングは、製品の引上げ動作が遅くなり始めた時に行います。
シェードが降りた状態で電池が切れると電池交換が難しくなるため、余力のあるうちに一度完全に引き上げてから電池交換を行います。
参考までに、メーカー試験で使用した乾電池は「maxell(日立)」製のアルカリ乾電池とのことで、製品サイズ(=重量)と使用頻度によって異なりますが、1日・2回の使用で約半年使用できるとのことです。

製品には試供用の乾電池は用意されていませんので、パワーと長寿命が特徴のアルカリ乾電池を当社で用意しました。
アルカリ乾電池は 大きな電流を必要とする機器に向いているため、昇降操作が基本のこちらの製品での推奨です。
余談ですが、マンガン乾電池は休み休み使うと、電圧が復回復する特徴があり、 小さな電流で間歇的に使う機器(TVやエアコン用のリモコン等)の操作に向いています。

 

 

製品の分割プラン。
日照条件と周辺プライバシーに配慮して。

 

6枚サッシからなるFIX窓での分割については、効果的な「西日」対策やその他諸々のご検討いただき、結果的に左右に幅広の製品を配置させる4分割案をご採用いただきました。

プランニングの中では、各製品に内臓されるバッテリーパックの位置(左右)もご指定いただき、電池交換時の使い勝手の確認も行います。

 

 

『シェルシェード』の電動シリーズ。
設定と昇降操作について。

 

ルーセントホームの『シェルシェード』で展開されている電動シリーズは、「5chリモコン」対応。

同じ空間にある複数台のシェードをリモコン操作で、最大5台まで、「一斉操作」「個別操作」が可能です。

製品の昇降順など、操作上の設定は、製造時に工場で設定を済ませているため、納品時の設定は、時間と曜日の設定を行ってから、動作確認を行いました。

 

引上げ収納時の様子。

コンパクトに納められ眺望を邪魔しません。

 

ハニカムシェード 電動

「一斉操作」と「個別操作」の組合せで様々な昇降設定が行えます。

 

「一斉操作」と「個別操作」の簡単なデモンストレーション動画もご覧いただけます。

 

ルーセントホーム シェルシェード 販売店

以上、本日は、ルーセントホーム「シェルシェード(電動リモコンタイプ)」の納品事例をご紹介させていただきました。 

 



***電動ハニカムスクリーンの当社展示品について***

 

当社では、ルーセントホームハンターダグラスノーマンニチベイの電動ハニカムスクリーンを展示品でご用意しています。
標準の電源プラグを使用しているタイプ、ACアダプターを使用する電源プラグタイプと、単三乾電池を電源とする「電池式」の見本もあり、店内またはお打ち合わせ先でもリモコン操作を体験いただけます。 

詳細はお気軽にご相談ください。

 

◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

 
 
***編集追記①***
 
ハンターダグラス デュエットシェード 電池式 パワービュー 事例ブログ 
 
ハンターダグラス ハニカムシェード 電池式 展示
 
ルーセントホームホームの『シェルシェード』以外で電池式の電動ハニカムスクリーン(シェード)を扱うメーカーとしてはもう1社、ハンターダグラス『デュエットシェード』がございます。
こちらの製品についても⇒事例紹介がございますので併せてご参考下さい。
 
 

 

***編集追記②***

ルーセントホーム シェルシェード コンセントタイプ

ルーセントホームホーム『シェルシェード』の電動タイプでは、ACアダプターを使用したコンセントタイプもご用意しております。
こちらの製品についても⇒事例紹介がございますので併せてご参考下さい。
 
 
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ルーセントホームの「電動リモコン」タイプほか、新着展示品のご案内。

2018年01月23日

昨日は、東京・神奈川でも数年ぶりに20cmを超える降雪がありました。

昨夜一時間、今朝1時間半、駐車場や店舗前の雪掻きをしましたが、降雪の多い地域にお住いの皆様方の労を考えると、冬場でも比較的温暖な環境に感謝しなくてはいけないなと思った次第です。

以下、本日の本題です。

 

『ハニカムスクリーン(シェード)』で窓辺の断熱対策

 

ルーセントホーム シェルシェード ドラムタイプ

こちらは、カラーバリエーションが豊富なルーセントホームの『シェルシェード』より、「スノウ・ホワイト」色をご採用いただいた納品事例。

冬場の冷気対策としての断熱効果も大きいですが、こちらの掃出窓は西日が強く、特に冬場は低い陽射しで入り込むため、快適な日照調整も重視しています。

 


ルーセントホーム シェルシェード オパーク スノウ・ホワイト

1間半の掃出窓は、ドラム(ループコード)操作のハニカムシェードを2分割で設置して、ベランダへの手軽な出入りを考慮しました。

その他、3箇所ある小窓は、窓の高さが低いため、スッキリ意匠の「コードレスタイプ」をご採用。

 

ハニカムスクリーン 窓枠内 2分割

納品当日は小雨模様の天候でしたが、シェードを通した光が柔らかく部屋に拡散し、落ち着いた雰囲気を醸し出して、天井・壁ともに塗り壁で仕上げたマットな内装を引き立てるコーディネートとなりました。

 


 

納品事例に続き、当社展示品の新着情報をご案内いたします。

 

『ハニカムスクリーン(シェード)』
店内デモンストレーション動画( 窓際にて)。

 

当社の店内には、実に15種類の「ハニカムスクリーン(シェード)」の展示品がございまして、「掃出窓」、「腰高窓」、「小窓」それぞれをイメージした展示品の他に、打合せ先でもご覧いただける小型のサンプルを多数ご用意しています。

生地も一般的な採光タイプから、遮光、シースルーとの組合せまで多彩な組合せでご用意していますが、本日は新作3点を動画で取り上げました。

 

店内の窓際で行った、

① ハンターダグラス 「デュエットシェード(トップダウン・ボトムアップ型)」

② ルーセントホーム「シェルシェード(コードレス・トップオープン)」

③ ルーセントホーム「シェルシェード(電動リモコンタイプ)」

の操作実演イメージがそれで、2分24秒の動画では、調光イメージの確認だけでなく、プライバシーコントロールのイメージ確認のデモンストレーションをしています。

 

写真イメージでご紹介すると、

ハンターダグラス デュエットシェード 3層ハニカム アーキテラ

ハンターダグラス  デュエットシェード トップダウン・ボトムアップ型

断熱性の高い「3層ハニカム」として知られる『アーキテラ』生地でご用意した、ハンターダグラス 「デュエットシェード(トップダウン・ボトムアップ型)」のウルトラグライド操作実演を含めたご紹介から始まり、

 

ルーセントホーム コードレス トップオープン

ルーセントホーム「シェルシェード(コードレス・トップオープン)」の昇降・開閉実演に続き、

 

ルーセントホーム シェルシェード 電動リモコン タイプ

ルーセントホーム シェルシェード 電池式

ルーセントホーム「シェルシェード(電動リモコンタイプ)」の簡単な説明をお伝えしています。

ルーセントホームの「電動リモコン」タイプについては、ACアダプターを使用するコンセント電源を使うタイプと、単三乾電池☓8個を電源とする「電池式」も用意しておりまして、どちらも5チャンネル対応の専用リモコンで個別または一斉操作が可能です。

出張先でのデモンストレーション実演にも対応するサンプルです。

 

ハニカムシェード 電池式

動画では詳細まで触れていませんが、電池式は、本体と離れた場所で電源ボックスを外付けする仕様以外にも、大き目のサイズであれば、本体ヘッドボックスの中に電池ボックスを内臓させる製作仕様にも対応しています。

電池内蔵型の場合、専用のブラケットを使用することにより、プッシュボタン操作でヘッドボックスが手前に傾斜して電池交換がし易くなる設計となっているため、脚立などを使って電池交換ができる窓などで採用が可能です。

参考までに、電池式における電池交換の目安は、1日・2回使用(昇降)した場合で、使用するアルカリ乾電池の性能、製品の大きさや、操作台数にもよりますが、6ヶ月程度とされていますので、昇降頻度の多い窓で採用される場合は、外付電源式をお勧めいたします。

 

ハニカムスクリーン 電動

後日行った、実際の納品事例の動画と、その時の取材レポート(ブログ)もございます。

 

 

『ハニカムスクリーン(シェード)』
店内デモンストレーション動画( 照明を当てて)。

 

最後に、店内で行った、『ハニカムスクリーン(シェード)』の製品比較と操作実演の様子(PARTⅡ)。

こちらの什器では、SEIKI(セイキ)の『ハニカムサーモスクリーン』の「ツーウェイタイプ(断熱レール仕様)」の操作実演に続いて、先ほどご紹介した3製品が、枠内に設置した高輝度LEDライトが放つ光を遮るデモンストレーション形式でご紹介しています。

 

この様に、小型展示品レベルにおいては出張お打ち合わせ時に現地デモンストレーション形式で対応することもできますので、ご興味のあるお客様はご相談くださいませ。
カタログだけでは解らないイメージ確認にお役立ていただけます。

 

◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

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ナニック「電動ウッドブラインド」納品事例と製品特長解説。

2017年11月22日

***2025年1月・更新情報***

 

上のインテリアを演出する
ナニックの電動ウッドブラインド。

ナニック 電動ウッドブラインド 特徴

 

ナニック 電動ウッドブラインド SF型 事例

ナニックの「電動ウッドブラインド(SF型)」を、ダイナミックなL字窓に7連窓の分割で納品させていただきました。

 

今回の電動ウッドブラインドでご採用いただいたスラット色は、「507 (グレーアッシュ)」

73色のカラーバリエーションを持つナニック「プレミアムシリーズ(標準73色)」は、窓枠、建具、暖炉といったインテリア構成色はもちろん、建築物の外観色を意識したカラーコーディネートも容易です。

木目を活かした薄塗り低光沢仕上げのスラットが自然光の反射を柔らかくおさえ、濃色で染め上げた落ち着きのある窓辺になりました。

 

 

ナニック・ウッドブラインド 「電動シリーズ」。
15チャンネルRFリモコン操作の『SF』型 をご採用。

 

ナニックのウッドブラインドは、展開する全シリーズの製品で「電動タイプ」に対応しています。

ボタン操作で、手軽に複数の窓や、手の届かない高所窓の操作ができるため、一般住宅はもちろん商業施設などで導入されており、用途に応じて電動タイプの仕様も異なります。

今回ご採用いただいた製品モデルは、『SF型』横型電動ウッドブラインドというモデルで、手動タイプの本体価格に、+60,000円/台(リモコン別途)のオプションで製作可能な、手軽さが好評です。

『SF型』とは、シンプル ファンクションの略で、製品本体に内蔵された小型モーターでブラインドの昇降と調光を手軽にコントロールできる、一般住宅での採用実績の多い製品モデル。

コンセント電源に接続した電動ブラインドを、電波を使った「15チャンネルRFリモコン」操作で操作します。

 

 


横型の『SF型』電動ブラインドで使用するブラケットは、手動タイプと同じですが、ヘッドボックスの形状とブラケットをはめる位置が若干異なり、手動製品のD:67mmより5mm厚い、D:72mmが製品ヘッドボックス部の厚みとなります。

 

 

ブラインドの割付とコンセントの配備。
細心の注意を払って。

 

製品付属のコンセントは、必ず製品の右側に配置されるため、設計・建築段階で分割設置する位置ごとに必要台数分の電源を用意することが必須です。

 

電動 ウッドブラインド 電源

電源への接続は、コンセントを天井や壁内に隠す圧着結線での現地施工も可能ですが、今回の物件では、「L字窓」の正面側窓(4分割)のコンセント電源位置がブラインドボックスの室内側、側面窓(3分割)のコンセント電源位置がブラインドボックスの屋外側に設けられていたので、電源スペースも考慮に入れて、ウッドブラインドの製作幅を決めました。

 

 電動ウッドブラインド コンセント

「L字」形状のブラインドボックスの場合、電源のクリアランスを考慮した製品幅の割付が非常に難しいので、実際に設置されている電源の状況を確認しながら、厳密な採寸と細かな打合せをする必要がありました。

 

コーナー窓 ウッドブラインド 勝ち 負け

採寸の段階では、「L字」コーナーが含まれる場合、ブラインドの「勝ち」「負け」を決める必要もあります。

「勝ち」側のブラインドの正面が「負け」側のブラインドの側面を覆う設置方法のことで、これにより屋内外から見る印象や、光の遮り方が変わってきますので、窓周辺の環境や、方位、日照条件を勘案して「勝ち」と「負け」を決めます。

コーナーに関わる製品幅がその他の製品幅に影響するため、採寸で一番肝心な箇所となるため、実物のサンプルと模型を使いながら理想的な位置を決定しました。

 

ウッドブラインド L字窓

ウッドブラインド コーナー窓

納品後のコーナー窓のとりあい。

希望通りの位置に納めることができました。

 

 

『SF』型・電動ウッドブラインドの分割プラン。
「一斉操作」・「個別操作」・「グループ操作」とは。


 

 

L字窓の長辺側(4分割)が幅9.5m、短辺側(3分割)が幅3.7m、計:W13.2m ☓ H2.6m の大開口窓。

圧倒的な開口が魅力の窓辺では、昇降ループの無い美しい意匠と、昇降・調光の利便性を兼ね備える「電動ウッドブラインド」の魅力が発揮されます。

7台のブラインドに分割した今回の事例では、「15チャンネルRFリモコン」の設定も日常の使い易さを考慮して決めています。

具体的には、「0」チャンネルを、ALLを意味する「一斉操作」として設定しました。

続いて、右側の暖炉側からコーナーに向かって、1~4チャンネルを、コーナーから左端までの分割箇所に5~7チャンネルを割り当てる「個別操作」の設定を行いました。

そして最後に、右側の暖炉側からコーナーまでの4台を「8」チャンネル、コーナーから左端までの3台を「9」チャンネルに設定する「グループ操作」を、製造段階で工場にプログラム依頼して現地納品いたしました。

 

『SF型』電動ウッドブラインドの設置が完了した時点では、製品が上部に畳み上がっています。

 

 

リモコン操作と注意点。

 

「0」チャンネル(=ALL)「一斉操作」ボタンを押すと、7分割された製品が一斉に降下してゆきます。

ナニック 電動ウッドブラインド 一斉操作

ナニック ウッドブラインド 軽井沢

こちらは、「一斉操作」で7台すべてを降下させた様子。

注意点として、  製品内臓の小型モーターRF電波を使用したSF型・「15チャンネルRFリモコン」での「一斉操作」「グループ操作」は、基本的に一斉に引き上げきることと、一斉に引き降ろしきることを目的とした操作用途となります。

SF型・「15チャンネルRFリモコン」を使って昇降途中で停止する場合は、製作高や製作面積(重量)、操作場所に応じた電波の感度差により、各ブラインドの昇降速度と反応感度、途中停止位置に差異が生じます。

途中停止時点で生じた停止位置の微調整は、「個別操作」で行う必要があり、これは事前ご了承事項となります。

カタログで記載されていませんが、「簡易電動型製品」リモコンタイプを扱うほぼ全ての製品の共通注意事項ですので、ご参考ください。

 

 

軽井沢 ナニック ウッドブラインド 
 
ナニック 電動ウッドブラインド グループ操作
 

調光操作も「0」チャンネルの一斉操作やグループ操作でまとめてコントロールできます。

 

こちらは、「8」チャンネルを割り当てて登録した右側・4分割窓を「グループ操作」で降下させた様子。

 

ナニック 電動ウッドブラインド 個別操作

同様に、「9」チャンネルを割り当てて登録した左側・3分割窓を「グループ操作」で降下・調光(遮蔽)した様子。

 

 

「個別操作」は、特定の窓の昇降や調光をコントロールする際に使用します。

 

 

最後に、『SF型』電動ウッドブラインド動画のご紹介をして本日のレポートの締めくくりです

イメージ通りの納まりに、お客様からも大変ご満足をいただきました。

 

◆ ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆ 当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

 


 

***事例追記***

ナニック電動ウッドブラインドのご採用にあたっては、製品台数分の専用コンセントを製品本体の右側にご用意いただく必要がございます

設計・建築段階でナニック電動ブラインドの採用を想定されている注文戸建て、マンション・リノベーションであれば、適切な配置でコンセントをご用意いただくことで導入が容易になりますが、諸々の事情により、製品台数分のコンセントが用意されていない状況コンセントを製品本体の右側に設置できない状況もございます。

またそもそもが電動製品の導入を想定していない窓の場合は、取付位置付近にコンセントが存在しない状況も少なからずございます。

当社では、これら様々なケースに対応した納め方にも対応しており、以下が状況ごとの参考事例となります。

 

電動ブラインド コンセント 設計段階 

◆ 事例①: 設計・建築段階でコンセント配置のアドバイスを行って納品した事例。

 

リノベーション 電動ブラインド コンセント

◆ 事例②: リノベーション時に用意されたコンセントを使用して露出コンセントの増設で対応した事例。

 

◆ 事例③: 隠蔽配線で電動製品を設置した事例。

 

吹抜け 電動ブラインド コンセントない

◆ 事例④: 既設の電動製品用コンセントを使用して露出コンセントを増設で対応した事例。

 

マンション カーテンボックス 電動ブラインド

◆ 事例⑤: 電動製品の導入を想定していない窓周辺のコンセントを使用して露出コンセントの増設で対応した事例。

 


 

***編集追記***

Iot対応の新型電動モデル・展示品を入荷

ナニック 電動ウッドブラインド Iot 対応 スマートフォン操作 音声操作

ミツワインテリアでは、2021年末にモデルチェンジされ新たにIot対応機能が加わった、ナニック 電動ウッドブラインドの展示品をご用意しています。

 

電動製品本体に加えてオプションのスマートハブをご購入いただくことで、スマートフォンやタブレットからの操作が可能となります。

専用アプリをダウンロードしてWifi環境下で接続することにより、遠隔操作や音声操作も可能になりました。

◆ 製品紹介(詳細)を見る。

 

 

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『FUGA』電動タイプ納品事例。

2017年09月29日

本日のブログでは調光ロールスクリーン『FUGA』電動タイプの納品事例をご紹介させていただきます。

 

「高所・吹抜窓」にはFUGA電動タイプを。

ダイニングにある、高さ4.8Mの高所吹抜窓には、手軽なリモコン操作で調光を行う『FUGA』 電動タイプをご採用いただきました。

 

こちらは、現地打合せ時の様子。 

採寸時のチェックポイントは、高所窓の直上にある天井が「勾配天井」となっているため天井面にはFUGAが設置ではませんが、壁付けにした場合にヘッドレールの手前側が傾斜天井に干渉しない適正な納まりを調べます。

同時に壁面の取付下地の確認も行い、適切な設置位置を決めてから正式な採寸を行いました。

 

FUGA 電動タイプ 高所窓

FUGA 電動タイプ 高所窓 事例

詳細な採寸を経て、壁に正面付で設置された『FUGA』電動タイプ

生地は8色展開の「PLAIN(プレーン)」より、アイボリー(SB-02)をお選びいただきました。

 

FUGA 電動タイプ 吹抜け窓

『FUGA』電動タイプの昇降・調光過程を連続写真で見るとこの様になります。

動画でもご覧いただけます。

 

当社にもW1200☓H1600サイズの実物展示品をご用意しています。

以上、本日は、調光ロールスクリーン・『FUGA』電動タイプ納品事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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