昨日のブログでは、集合住宅(マンション)の「大型・掃出窓」に、『滑走性に優れた、機能性カーテンレール』および、『開閉効率を高めるカーテンバトン』にリニューアルした場合の効用についてご説明をさせていただきましたが、本日のブログでは機能性以外の、
豊かな生活感性を高める窓辺のカラーコーディネートの側面から、
『レース』の配色を変えることによる、「春夏秋冬」・四季を通じて、屋外の自然とも調和する「窓辺」のインテリアのカラーコーディネートの醍醐味を、「レースの衣替え」を事例としてご案内させていただきます。
本日は、先日納品させていただきました、「グリーン」配色の柄物「輸入レース」を大変お気に召していただきましたお客様より、輸入生地は、廃柄になるサイクルが早いため、気に入ったパターンの生地を長く愛用するために、「春夏秋冬」の四季に応じて、「春夏」用の配色と、「秋冬」用の配色のレースを洗濯しながら、ローテーションで使い続ければ、レース全体の寿命が2倍に伸びるということから、今回、「秋冬」用のオレンジ色のレースを追加で納品させていただきました。
『フロントカット レース』のこだわりの製造法とその魅力。
トルコ製の『フロント・カット』という手の込んだ技法で作られた2配色のレースのイメージです。
『フロント・カット』レースとは、レースの織りの過程で、ベース生地にパターンとして織り込まれている部分と、仕上げの段階で、パターンの縁に、「微細な房のフレームライン」がアクセントとしてを少し残る様に、織り込まれていない(浮いた)糸を、丁寧に切り落として仕立てられたレースの事を言います。
『フロントカット レース』のこだわり技法と生地の魅力を、当社展示品を使ってご覧下さい。
『フロントカットレース』の製法と魅力について。
レースの世界的な産地である「トルコ」では得意としている技術ですが、日本国内ではほとんど導入されていない設備と技法のため、『フロント・カット』レースのほとんどは輸入生地となっています。
「フロント カット」を施す前段階では、今回ご紹介させていただいている、グリーンとオレンジの2配色のレースの表面は全面、パターンとして織り込まれている糸と、カットされるために、浮いた状態に仕上げられている糸で覆われている状態にあります。
その状態から専用の機械によって、「フロント カット(切り落とす)」する部分だけの糸が取り除かれて最終的なテキスタイルが仕上がるという、大変手の込んだ製造技法となっています。
それでは、以下お客様ご自慢のギャラリーとしての窓辺をご紹介させていただきます。 四季の移ろいが生活に密接に繋がった窓辺となっております。
(1)「春夏」用・「グリーン」の『フロント・カット』レース
(2)「春夏」用・「グリーン」の『ローマンシェード』。
(3)「秋冬」用・「オレンジ」の『フロント・カット』レース。
(4)「秋冬」用・「オレンジ」の『ローマンシェード』。
「春夏秋冬」、室内から見ても屋外から見ても美しい我が家。
海外では、インテリアとしての窓辺だけでなく、外観の美しさにこだわりを見せる考え方も多いと聴きます。その様な、意識のもと、魅力的な『輸入レース』生地が多く作られている側面もあるのだと思われます。
参考資料:当社『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html
当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm
当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html
文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/
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- at 7:03 PM
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