本日のブログでは、昨日ご紹介いたしました、『リビング・ダイニング』編に引き続き、マンション引渡し後に「壁装と建具」仕上げを実施した、「インテリア・カスタマイズ」事例の後編、『玄関・廊下』、『主寝室・書斎』、『その他の居室』編をご紹介させていただきます。
『玄関・廊下』エリアの「Before~After」。
まず、最初に「カスタマイズ・リフォーム」完了後の「玄関・廊下」エリアの内装の様子をご紹介させていただきます。
「マンション・内覧会」時の状態では、「洗面所」と「子供部屋」の内装については標準仕様にて仕上げられておりましたが、「カスタマイズ・リフォーム」を実施するエリアに関しては、仕上げを行わずに、下地までの仕上げでの内見となっておりましたので、引き渡し後のリフォームに向けて、各居室で個別の仕上げ材の選定とコーディネートの打合せを行い、最終的な施工にあたりました。
(1)『塗装下地』専用壁紙の選定。
『玄関・廊下』と『主寝室(書斎側)』の壁装では、『LD』同様に、フラットタイプのさらりとしたテクスチュアと強靭な繊維質の組成により、従来型の、「石膏ボード」の上に直接塗装をして仕上げる『ドライ・ウォール』工法を上回る仕上がり強度と演出効果を発揮する、『塗装仕上げ専用・フリース壁紙』を、インテリア・ペイント仕上げの下地用壁紙としてご採用いただきました。
この「フリース繊維」の壁紙に塗料が浸透することにより、壁面の「クラック(ヒビ割れ)」を予防する強靭な壁装面を作ることができます。
(2)『インテリア・ペイント』の選定。
「玄関・廊下」の壁面及び、「主寝室」と間仕切壁でセミ・セパレートされた「書斎エリア」の壁装仕上げには、LDと同じ作業工程にて『インテリア・ペイント』による仕上げをご採用いただきました。
今回、「玄関・廊下」と「書斎エリア」でご採用いただきました仕上げ材の『インテリア・ペイント』には、『Serwin Williams(シャーウィン・ウィリアムズ)』の1268色のカラーラインナップの中から、「SW6244(Naval)」と名付けられたカラーをご採用いただきました。
「Naval」は、「Navy」の形容詞で、「navy blue」は、濃混色を意味します。
(3)『装飾モールディング』の選定。
「玄関・廊下」エリアにでご採用いただきましたのは、75mm×35mmサイズの「アユース材」・装飾モールディングです。
ちなみに、今回、「玄関・廊下」の天井と壁面の境界にご採用をいただきました『装飾モールディング』は、天井高が高く間取りの広い「リビング・ダイニング」でご採用いただきました、150mm×150mm・「4段形状」の大ぶりなサイズのデザインより、居室の特性に合わせてダウンサイジングしたものをご提案させていただいております。
具体的には、「3段形状」で通常仕様の形状サイズが「75mm×30mm」のモールディングを反転させて、「横使い(30mm×75mm)」で設置したアレンジ施工となっています。
LDより天井高の低い「玄関・廊下」エリアの構造上の問題と、天井と近接している開口ドアとのクリアランスの関係を考慮したうえで、全体のまとまりを意識したコーディネートを心掛けました。
この様に、一般的に、集合住宅の廊下や洗面所、トイレなどは、通常の居室よりも天井高が低く設計されていますので、モールディングの選定の際は、間取りの大きさと天井高に配慮して材料を選定する必要がございます。
こうした工夫の結果、ご覧の様に、天井高の低いエリアでも、LDとの調和を図って、ステップ・デザインの装飾モールディングをコーディネートすることができました。
(4)「主寝室」に『ウール・カーペット』の施工
「主寝室」は、日常の疲れを癒し心身のリラックスを図る大切な空間です。
こちらの施工事例では、フローリングを傷めず、部屋全体にカーペットを敷きつめる、当社オリジナルの「置き敷き」施工により、将来的にフローリングへの原状回復が手軽に出来つつ、現時点でご要望のラグジュアリー感の味わえるフロアリニューアルを行いました。
足触りが良く、四季を通じての適度な調湿機能を持つウール・カーペット敷きは、ソフト・フロアを愛用されるお客様からご要望の多い、マンション・リフォームの中のリクエスト施工です。
「主寝室」の置き敷きカーペットには、アスワンの『アスベルク』・色番:(BER05)をご採用いただきました。
全厚:9mmのループタイプで、パイル長:7mm・6mm・5.5mmの3段階の「ハイ&ロー」ループが特徴のウールカーペットで、耐久性もあり、ホテルの客室など土足歩行をされるインテリアシーンにも使用可能な高品質カーペットです。
『ウールカーペット』、『インテリア・ペイント』、『装飾モールディング』でコーディネートされた、『主寝室(間仕切壁を挟んで奥に「書斎」があります)』完成後の様子です。
(5) 「書斎エリア」の小窓は、『ウッド・シヤッター』で演出。
こちらは、ご入居後の「書斎エリア」にある小窓の様子です。
「間仕切壁」によって、『寝室』側と通路でセパレートされた「書斎エリア」の壁装は、廊下と同じ濃紺色の『インテリア・ペイント』で仕上げました。
上の写真は、ウッドシャッター設置前の、既存の窓枠下側「化粧枠」が張り出している、標準仕様の仕上げ過程の様子です。
ダイニングの小窓でも同じ仕上げを行いましたが、窓枠下側「化粧枠」の張り出し厚に合わせて、ウッドシャッターを設置するための「四方枠」下地を調整した様子です。
そして、「真鍮製」の「丁番と取手」を組み合わせて、オーダーメイドの『ウッドシャッター』を小窓に設置いたしました。
『ウッドシャッター』の調光は、中央のバーの上げ下げで調節いたします。
『ウッドシャッター』は、調光以外にも、「開閉」・「換気」などを自由に行う事ができます。
こうして、お客様の居心地の良い、『ウッドシャッター』と「ネイビー・ブルー」の壁装が調和した、洒脱な『書斎』のインテリア・シーンを設えました。
(6) 『室内ドア』の製作。
室内ドアの「丁番」には、「掘商店」の『オリーブナックル丁番(BF)真鍮色』を採用して、ドアの「レバーハンドル」は全体的な馴染みの良いアイテムを合わせました。
また、「LD」と「キッチン」の境界にある、大理石廊下側の外開きドアには、、、
これまたこだわりの感じられる、「掘商店」の真鍮製・スプリング式 ドアストッパーをご採用いただきました。
(7) 収納『クローゼット・ドア』の製作。
「主寝室」とは、反対側にある廊下の突き当たりに位置する、「LD」右側の廊下部分は、2つの「子供部屋」のエントランスとなるデザインホールがあり、ホール入口の右側に『収納・クローゼット』用のスペースが割り当てられていました。
こちらが、「子供部屋」のホール手前にある、収納「クローゼット・ドア」の設置の『Before~After』の様子です。
左側が「出隅」コーナーとなっている「クローゼット・ドア」の上を走る装飾モールディングが、意匠性の良い上品な「上飾り」となっています。
(8) 「洗面・脱衣所」の洗濯機置場を覆う『ルーバー折戸』。
こちらは、「洗面・脱衣所」入口ドアの「Befire~After」の様子です。
中に入ると、洗面台と鏡の背後に「洗濯機」の配置スペースがありましたので、意匠性と機能性を考慮して、換気に配慮した『ルーバー・ドア』を製作いたしました。
以上、昨日ご紹介致しました、『リビング・ダイニング』のカスタマイズ編に続き、本日は、マンション引き渡し後にカスタマイズ製作を行いました、『玄関・廊下』、『主寝室』、『洗面所』、『子供部屋』における、こだわりの「内装」と「造作建具」の新設施工事例をご紹介させていただきました。
当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm
当社・「モールディング」の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/sub7tokushu-14.htm
当社・「インテリアペイントによるリフォーム」の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/farrow&ball.htm
ミツワインテリア:
https://www.mitsuwa-i.com/
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