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トップオープンの「ハニカムシェード」で楽しむオーシャンビュー。

2016年06月11日

広大な相模湾から伊豆半島までを一望できる、美しい海岸のロケーションには、カラーバリエーション豊富な『ハニカムシェード(スクリーン)』が映える。

2016.6.3.11

トップオープン,ハニカムシェード

今回の納品事例では、当社で人気の高いルーセントホームの『シェルシェード(ドラム・トップオープンタイプ)』を納品させていただきましたので、その人気の“秘密“も交えてご紹介させていただきます。

 

 

トップオープン,ハニカムスクリーン

2016.6.3.31

優れた遮熱性や保温性といった「断熱性能」による「日照調整」の自由度に優れた『ハニカムシェード(スクリーン)』は、陽射しの強い海辺の窓などで採用される事が多い製品です。


2016.6.3.30

とりわけ、本事例の様に、リビング・ダイニングの窓全体で美しく開けた「空と海」のロケーションを満喫できる設計がされた物件において、スクリーン上部が開口操作できる「トップオープンタイプ」機能を持つハニカムシェード(スクリーン)は、天候や時間帯の変化に応じた自由度の高い日照調整と眺望のコントロールを楽しめる製品として、その機能的メリットを発揮することができます。

 

『ハニカムシェード』
「トップオープンタイプ」操作タイプの選定。

2016.6.3.3

2016.6.3.4

お打合せ日の午後は、雨上がりの快晴で空気も澄み渡り、真夏の陽射しを思わせる爽やかな日和でした。
この美しい景色を見ながら、お持ちした、展示サンプルとカラーチャートを見ながらトップオープンタイプのシェード色と操作タイプの打合せが始まりました。
お客様が当初、候補としてイメージしていたシェード色は、「漆喰壁」の仕上げに合せた「白系」でしたが、最終的には日中の打合せの中で視界に入る「空と海」の魅力をスパイスとして採り入れたコーディネートとなりました。

 

お客様におすすめした、ルーセントホームの『シェルシェード』では、ご覧の3種類の操作仕様がございます。


2016.6.3.29

 

① 「コードレス」トップオープン
昇降・調光コード(ループ)のない、すっきりとした手動操作のメカニックで、上部のスクリーンの開閉部に手が届く様な窓でご採用いただくことが多い操作タイプ。


② 「コード」トップオープン

幅の広い製品が作れない「小窓」など、製品重量が軽めな窓で採用されることが多い、昇降・調光コードを使った操作タイプ。


③ 「ドラム」トップオープン

コード操作では牽引が重い比較的大きな窓で採用されることが多い、昇降・調光ループを使った操作タイプ。
開口面積の広い窓が並ぶ今回の事例では、こちらの「ドラム」トップオープンタイプをご採用いただきました。

 

 

『ハニカムシェード』
採光タイプの「セル」カラー選定。

2016.6.3.33

お打合せの際にカタログと一緒にお持ちする提案用サンプルの一例。
今回ご採用いただきましたルーセントホームの場合ですと、淡色と濃色の「採光生地」、「遮光生地」、「シースルー生地」などの見本をご用意しております。
基本的にハニカムシェード(スクリーン)の場合、どのメーカーのものでも、シースルー以外の生地に関しては、セルの裏側(屋外側)は、色染めされていない「白い不織布仕上げ」となっておりますので、白系のセルカラーのイメージを見る場合は、製品の裏側を室内側に反転させてご覧いただいております。

2016.6.3.1

今回は、青い空と海が魅力の物件でしたので、基本提案用サンプルと併せて、固定展示品より『マリンブルー』もお持ちしたのですが、最終的に、こちらのセル色の応用パターンで納品することになりましたので、その経緯を以下にご説明いたします。

 

夜間は『漆喰』色が楽しめる。
『マリンブルー』セルを反転させた応用製作。

2016.6.3.26

ここからは、先に述べたハニカムシェード(スクリーン)・「表裏色」の相違とその応用提案についての段階的なご説明を店内外の実験で説明しています。

まず、「採光生地」の場合、シェードの裏(屋外)側から光を採り入れない環境下ではご覧の様に、表面が着色された選定色、裏面が着色されていない白色が来るようになっています。
裏面を白色にする効果は、「遮光(オパーク)」生地の場合は反映されませんが、「採光(セミ・オパーク)」生地の場合は、最初に光りを透す裏面の白色生地の発光が表面の選定色を照射するため、日中においては、少し柔らか味と奥行き感のある、白味がかった立体的な採光表現となります。
本来は、これがハニカムシェード(スクリーン)のファブリック表現の意匠的魅力と言われていますが、夜間は「漆喰壁に合せた白色」を楽しみ、日中は「空と海が作り出すマリンブルー」を楽しもうとする今回のケースではセルの表裏を逆転してその要望にトライしてみることになりました。
また補足として、こちらの物件の窓に紫外線カット性能の高い「Low-E複層ガラス」を使用していることと、採用色が濃色でない「優しいマリンブルー」であることも採用の際の考慮に入れています。
これは、採用色の色褪せに対する配慮です。
表裏を逆転させて使用する場合は、窓ガラスの持っている機能(UVカット&遮熱)が高いことと、採用セル着色側が強い濃色ではなく、「低彩度(淡い)・高明度(明るい)」寄りの色である方が良いでしょう。
単層ガラスの窓環境や、濃色セルでのご検討の場合はお勧めしない提案となります。

 

2016.6.3.27

店内の入口ドアに当ててのイメージ確認。
採光によりマリンブルーは適度に薄まりますが、直射のない環境下では、大きな変化は生まれません。
しかし、直射の割合が増えてくると、着色セル面のは白みががり、白色の裏面は淡いマリンブルーに色づく様になります。

 

 

2016.6.3.25

2016.6.3.28

屋外に出て、直射日光に向かってスクリーンの表裏を当てたデモンストレーションの様子です。
ガラスをはさまない直射ですので最大限に色が薄まりますが、高機能の日傘のような断熱性と目にやさしい日照調整が確認でき、実際この体験をされたお客様はハニカムシェード(スクリーン)の性能に満足されます。

採用にあたっての幾つかの制約はありますが、日中に「マリンブルー」の要素を楽しみつつも、夜間はご希望であった「漆喰色」の白に合せたコーディネートを楽しめる。
この様な生地の反転と部品色のアラカルトを指定できる唯一の製品がルーセントホームの『シェルシェード』なのです。

余談ですが、今回の提案の原案となる過去の提案もございますので、よろしければ以下をクリックして参考事例をご覧ください。
⇒ こちらの事例」や「⇒ こちらの事例」です。

 

ダイニングでの「トップオープン」の使用例。
天候や時間帯に応じた「日照調整」。

2016.6.3.2

そして、現地でのルーセントホーム・『シェルシェード(38mmセル)』納品の様子。
ご覧いただいているのは開梱前の製品(デザイナーズコレクション)の表裏です。
今回は、室内側で使用する色に合わせて「オフホワイト」の部品色で製作いたしましたが、マリンブルーを室内側に選ばれた場合は当社展示品の様にセル同系色にて部品色もコーディネートされます。

2016.6.3.11

まずは、ダイニングエリアの窓で、トップオープンタイプのシェルシェードを上部に畳み上げて屋外の眺望を満喫する状態。
白色系に圧縮された製品が漆喰壁になじみスッキリと納まっています。

トップオープン,シェルシェード

次に、陽が高い時間帯に、「空と海」の景色を楽しみながら、セルの色にもほのかに自然の色を採り入れた、「トップオープン」タイプ、アラカルト製作の実際です。
青だけでなく自然の緑とも調和する瑞々しいブルーが出てきました。

 

ルーセントホーム,シェルシェード,トップオープン

夕方になると、右側窓の上方から眩しい西日が入るので、この様な配置にしてグレア調整をしながら眺望を楽しむこともできます。

 

ルーセントホーム,シェルシェード

「西日対策」の時間帯は、シェードのトップを徐々にクローズさせてゆきます。

 

ハニカムシェード,逆生地

「西日対策」と、冷暖房効率を高める「断熱対策」モードはこちら。

外出時や就寝時などの不在時にもお勧めの使用例となります。

 

リビングでの「トップオープン」の使用例。
TV鑑賞やお昼寝に配慮した「日照調整」。

2016.6.3.7

こちらも、ご主人こだわりのリビングとベランダ。

ベランダには南国リゾート気分を味わえる、「籐(ラタン)のソファ」が置かれ、室内の「皮(レザー)のソファ」横には「暖炉」が据えられているという本格的な寛ぎの空間。
静かに流れる時間のなか、心地良くお昼寝ができるような設えです。

 

トップオープン,ハニカムスクリーン

2016.6.3.18

ハニカムシェードが室内外のパーテーションの様な役割を果たしています。

 

2016.6.3.20

リビング、TV,ハニカムシェード

可動式オーニングのあるベランダから望むオーシャンビューも素敵ですが、シェードを閉めてTVを観ても海の気配を感じられる窓辺にになりました。

 

「夜間はシェードの青みが消えて窓辺が漆喰と馴染むのですよ」とお客様からもご満足をいただきました。

以上、本日は「トップオープン」スタイルで楽しむハニカムシェード(スクリーン)の応用提案事例をご紹介させていただきました。

 

 

◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 


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