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ナニック「FRシリーズ」防炎木製ウッドブラインドの魅力と納品事例。
神奈川県相模原市で開園以来、70年の歴史をもつ、”愛の園ふちのべこども園” 様のランチルームに、ナニックの『FRシリーズ』・防炎木製ウッドブラインドを特注色にて納品させていただきました。

”愛の園ふちのべこども園”様は、 幼保連携型認定こども園(幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ単一の施設)として今年県の認定を受け、今後ますます地元の期待と注目を集める存在となっています。
子どもの自分発信の興味、好奇心を大切にする「プロジェクト型」の保育と、「就学準備型」ではない「生活基盤型」教育に園の理念を置き、『明日こども園に行ったら、何があるんだろう』というわくわくとした期待と希望を予感させる環境の整備に注力されている様子が施設内外の雰囲気から伝わってきます。
テーマパークの様なこども園と賞賛されるように、園内の環境は素晴らしく、大人の我々でも子供であればここに通いたいと感じる魅力に溢れていました。
暖炉やオブジェのあるランチルームに
「防炎木製ウッドブラインド」を採用
園児用「ランチルーム」の食卓には、左側には暖炉、パーテーションを挟んで右側には大木のオブジェがそびえています。
木や煉瓦がふんだんに使われている内装に合せて、3間の窓が2つ、2間の窓が1つと、大開口窓から屋外を見晴らせる窓辺に、「防炎製品」認定を受けたウッドブラインドを付けることになりました。
「防炎製品」のウッドブラインドは、一般住宅ではいまだ馴染みのうすい製品かもしれません。
その理由は、防炎加工を施していない一般的な木製ブラインドでも、消防法が規定する「防炎物品」の規制対象外製品に該当しているため、「防炎製品認定ラベル」は付与されませんが、法律上は防炎製品の使用が義務づけられている高層マンションなどでも一応は使用可能なためです。
それに対して、日本防炎協会の「防炎製品認定ラベル」が付与されるウッドブラインドであれば、どのような状況でも大手を振って採用いただけるのですが、素材と意匠性が天然木より劣る製品が多いのが実情です。
ナニック「FRシリーズ」ウッドブラインド
こだわりの特注色で製作

ナニックが展開している、「FRシリーズ」ウッドブラインドは、軽量素材の「桐材」に防炎剤を含侵させたスラット(羽根)を用い、防炎製品の認定を受けたウッドブラインドで、現在は8色展開のカラーからお選びいただけます。
ちなみに、国内主要ブラインドメーカーのタチカワ、ニチベイ、トーソーが販売する防炎木製ブラインドは、天然木ではない合成樹脂を使った木製風ブラインドとなり、スラットの比重が木製より3割程度重く、製品を支えるラダーコードの本数も多くなるなどの意匠性低下がありますが、木製ブラインドにこだわるナニックは、唯一、防炎製品でも天然木へこだわり、製品の軽量化、意匠性を追求し続けています。
ナニック「FRシリーズ」ウッドブラインドは魅力的な防炎製品ではありますが、標準展開色が4色というのはやはり選択肢が少ないと迷われる方も多いでしょう。

ただし、1色あたり@38,000円のオプションとして、バスウッドで展開している73色の塗料を使用した特注色対応もご用意していて、1回の受注であれば同額で複数台の製作にも対応するため、まとまった数を製作する場合は使ってみたいオプションです(⇒詳細)。
ちなみに、⇒ こちらはナニックのウッドバーチカルブラインドでの特注色採用事例の様子。
特注を2色採用したためオプション価格も倍になりましたが、こだわられるお客様にとっては魅力的なオプションであるとご満足いただけるようです。
事例では特注色採用にあたっての流れを詳しく述べておりますので、ご興味のある方はご一読ください。

本題にもどり、今回の調色依頼を経て、正式にご採用いただいたのが、73色シリーズ収録、茶系展開色の1つである「クリゲ(085)」です。
採用にあたって2回まで依頼できる調色の中で、最初に試した「カメル(03)」より深み増したこちらの色が選定色となりました。
納品後の様子
納品後の様子。
まずは、暖炉側エリアで、ブラインドの羽根を閉じたイメージです。
日中の陽射しをコントロール調光の様子。
バスウッドより木目のでかたは控えめですが、ふくよかな肌感のある桐材独特の素材感を味わうことができます。
最後に大木オブジェのあるエリアの様子。
よりウッディーな空間になりました。
スラット越の木漏れ日も美しい窓辺になり大変ご満足をいただくことができ何よりでした。
以上、本日はナニック・「FRシリーズ」ウッドブラインドの魅力を更に引き出すことができる特注色での納品事例をご紹介させていただきました。