インテリアペイントとモールディングの魅力・事例(3)

モールディング・腰壁に合わせた配色

ヴィンテージやアンティークを意識したインテリア

欧米のヴィンテージアパートのリノベ写真や映像に惹かれ、「アンティークな雰囲気で暮らしたい」というお客様のご要望から計画が始まりました。
イメージの具現化に向けて、アンティーク調のフローリング貼り替え、造作家具の製作、腰壁・モールディングを施工。
仕上げに塗装仕上げ用のフラット下地壁紙を張り、FARROW & BALLのペイントで天井と壁を塗装し、アンティークテイストの空間を完成させました。

2段階に分けてインテリアカラーを検討

モールディング、フレーミングのカラー
リビング ダイニング 腰壁 アンティーク
第1段階でのペイントカラー

リビングダイニングに隣接する和室を改修して間取りの拡張を行いました。

天井と壁は FARROW & BALL「JAMES WHITE(2010)」で統一しましたが、モールディング、チェアレール、クローゼットドア、腰壁のフレーミングの配色に迷いがあったため、第1段階ではフレームカラーにのみ「OXFORD STONE(264)」を採用し、上品なコントラストで仕上げました。

和室の改修工事 腰壁 事例
腰壁、建具のカラーリング
最終的に決定したペイントカラー

『最終・完成段階』における、インテリア・ペイントのカラーバランスがこちら。
「腰壁」全体の仕上げ色もフレームの『OXFORD STONE(264)』で合わせることにより、上下の壁のコントラストにメリハリを持たせました。
洋風収納折戸も、腰壁エリアと配色が一体化することによって、「家具調」の存在感が強く表現されました。

寝室 子供部屋でのインテリアペイント 事例
「主寝室」・「子供部屋」のインテリアカラー

北向きの主寝室は採光が控えめで、住まいの中でも最も暗い印象がありました。
そこで、寒色でも冷たく見えにくいソフトトーンのブルーであるFARROW & BALL「BLUE GROUND(210)」を採用し、室内を明るく爽やかに演出。

子供部屋では、お嬢様の好きな「ピンク」を壁に使って可愛らしいイメージの壁装仕上げとしました。
木製の家具や、アンティークブラウンのフローリングとの調和も良く、全体として甘すぎない雰囲気を出すことができました。
「アクセサリー」としての要素の、「モールディング」や、フェミニンな印象の照明のコーディネートも、ゆったりとした優しい雰囲気の子供部屋を引き立てています。