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FISBA(フィスバ)のカーペットで魅せる、ロイヤルブルーのインテリア


リビング・ダイニングに隣接する「応接エリア」のフロアに、「FISBA(フィスバ)」の高級メリノウールカーペットをご採用いただき、敷き詰めを思わせる独自の「置敷き工法」で納品させていただきました。
「ロイヤルブルー」のウールカーペットで
応接エリアのフロア・リニューアル。

リフォーム前の応接間のフロアは、大理石タイルに手織り絨毯をコーディネートした設え。
既に装飾性の高い「家具」や「照明」、「窓周品」との相性も素晴らしい、「応接エリア」が出来あがっていましたが、お客様からのご要望は、美しい発色と、温かく足触りの良い「ウールカーペット」でフロアをまとめあげたいというもの。
色の指定としては、「ロイヤルブルー」もしくはそれに近い色調のウールがペットを探して欲しいというご要望でした。
「ロイヤルブルー」の色調は、イギリス王室の公式カラーの場合であれば「濃い鮮やかな青」をさしますが、ヨーロッパ全体の歴史を遡ると、古代ローマ帝政の時代から高貴な地位の象徴とされた「紫みの濃い青」を指す場合があります。

お客様の持っているカラー・イメージは前者寄りのでしたが、国内製品にはこのイメージに見合う色調と質感を持つカーペットはないため、今回も 『FISBA(フィスバ)』の「ラグ&カーペット」コレクションより、128色のカラーバリエーションとニュージーランド産・高級メリノウールをふんだんに使った『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』 をご紹介させていただきましたところ、「Colour:071」がイメージに近いとのことで、オーダーメードで製作することになりました。


「今回も・・・」と書いたのは、実は一昨年にも、音楽室の「音響(反響音吸音)対策」に『EN VOGUE PREMIUM』の「Colour:062」をご採用いただいている経緯があり、吸音性はもとより、その踏み心地の良さとレッドカーペットの発色がとても素晴らしく評判が良いとのことで、応接エリアでもこのカーペットを採用したいということになりました。
※事例詳細⇒ https://mitsuwa-i.com/blog/2016/08/13
FISBAの「ラグ&カーペット」。
用途とサイズに応じた様々な展開。


『FISBA(フィスバ)』の愛称で知られる、スイス・「クリスチャン・フィッシュバッハ」社は、200 年近い歴史を誇る、世界最高峰のテキスタイル・ブランドとして知られています。
フッァブリックにコーディネートできる最高級の「ラグ&カーペット」コレクションも展開しており、ウールであれば、ニュージーランド産の「高級メリノウール・100%」を、ハンドタフテッドの技術を駆使して高密度に仕立てた、128色展開の 『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』 をご用意しています。


製品は、「単色(無地)」製作でも、112,000円/㎡・税別~という高級品ですが、最少製作面積:1㎡以上の「ラグ」サイズからオーダーできるため、128の展開色との組み合わせで、FISBAがコレクションしている個性的なパターンをオーダーサイズで製作できる「ラグ」は、インテリアコーディネートの現場での引き合いが多く、同社の売れ筋商品となっています(※受注製作納期:8週間)。

こちらは、当社でご用意している『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』特製カラーパレット・ラグで、65cm × 130cmサイズの商談用サイズです。
この「色見本ラグ」は、実際に現地で「触れて」「踏んで」いただきながら、製品の魅力を直に感じていただくことを目的に製作されたもので、メーカーのコンセプトにもとづいています。
全128色のカラーパレットは、約8cm角のカラーを、熟練の職人が一つひとつフックガンで丁寧に打ち込んで仕上げています。豊富な色展開に加え、高品質な素材とハンドタフテッドならではの風合いを凝縮した、非売品の特製サンプルです。
素材には、衣料用ウールとしても高く評価されている「メリノウール」の中でも、特に品質の高い「ニュージーランド産メリノウール(100%)」を使用しています。
一般的なパイルカーペットに使われるウール繊維の太さは38〜40ミクロン程度(1ミクロン=1000分の1ミリ)といわれていますが、『EN VOGUE PREMIUM』では、23ミクロン以下の「ファインメリノ」からなる繊維を使い、ハンドタフテッド製法で超高密度に織り上げています。
そのため、繊維の柔らかさや、ふわりと弾むような踏み心地を、実際に体感していただけます。
FISBA・『EN VOGUE PREMIUM』を
カーペットサイズで採用。


カーペット工事での使用の際は、カーペットのロール幅と搬入経路に気を付ける必要があります。
今回の施工で必要なフロアサイズは幅4m☓長さ6mでしたが、FISBAの『EN VOGUE PREMIUM』は、最大60㎡(6m☓10m)のカーペットサイズまで製作対応ができるため、1枚もののカーペットで敷き詰めることができました。
製品は、成田空港からのチャーター便で指定日の朝に到着。
室内への搬入経路も確保されているため、スムースに作業が開始できました。
余談ですが、日本の国産カーペットは、運送費やトラック輸送に関わる制約を考慮して製品化されているため、ロール幅が382cmを超える製品がありません。
そういう意味では、建物内での搬入経路さえ確保されていれば幅4mを超えるカーペットが調達できる海外輸入品は魅力的ですが、大型製品の荷揚げや搬入ができない場合は分割してオーダーする必要があることが長尺カーペットを取り扱ううえでの注意点となります。


8週間のオーダー製作で到着した、『EN VOGUE PREMIUM』の「Colour:071」。
「ラグ加工」のバッキングには、ダークグレイのフェルトを使った仕上げになっていますが、現場施工が必要なカーペットの場合は、バッキングなしでオーダーすることもできます。
ウール「ラグ&カーペット」は、全製品「防炎認定」済みで「床暖房対応」となっていますので、一般住宅から商業施設まで広くお使いいただけます。



施工は、Wall to Wallの敷き詰め工法をアレンジした特殊な「置き敷き」工法で行っているため大理石のフロアを傷めません。

応接エリア側に1段ある円弧状の階段は、現地で型を取って一度持ち帰り、手前側に縁かがりの「オーバーロック加工」を施して後日納品しています。
「ロイヤルブルー」の応接エリアと
インテリア ギャラリー。

リビング・ダイニング側から見た「応接エリア」と、『EN VOGUE PREMIUM』の「Colour:071」の納まり。
家具が入ることによりフロアの陰影が深まり、「ロイヤルブルー」としての魅力が強まりました。


「音楽室」で採用している、「Colour:062」のレッドカーペットとは違った、豪華さと気品を醸し出すことができ、お客様からも大変満足をいただきました。




インテリアの構成色であるゴールド、レッド、アイボリーが持っている豪華さをより引き出すベースとなりました。
特に、淡いブルーが含まれるソファとの相性も良く、美しいロイヤルブルーの導線が浮かび上がりました。



そしてカーペットを敷き詰めることにより、応接エリアの足元が暖かく優しい足触りになりました。
以上、本日は、こだわりぬいた家具とクラシックスタイルのインテリアに引けを取らない個性と演出効果を持つ最上級のメリノウールカーペットとして知られる、フィスバの『EN VOGUE PREMIUM』の納品事例をご紹介させていただきました。